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「業種別職種別ユニオン運動」研究会

2018年11月 7日 (水)

「関生型運動論の分析――要宏輝」のページをUP。

「業種別職種別ユニオン運動」研究会のHPにリンクする形で、新ページでUPした。

 

連帯・関西生コン支部機関紙「くさり」に要宏輝さんが連載――「関生型運動」考察と「労働運動要論」①~⑬――したモノ。

 

現在、戦後最大級の刑事弾圧=国家的不当弾圧と闘っている渦中の連帯・関西生コン支部。その闘いの現代史的意義、日本の労働組合運動のたたかう労働組合づくりへのメッセージ。

「要宏輝の関生型運動論」のページ

http://e-union.sakura.ne.jp/kaname/index.html



 ◇主な目次

 1 「刑事弾圧との闘い」

 2 協同組合論――協同組合実践と「関生型運動」 

 3 現代企業別労働組合批判と関生型労働運動

 4 連帯の金字塔、長澤運輸、ハマキョウレックスの労契法20条裁判闘争の社会的インパクト

 《連帯・関西生コン支部。その機関紙「くさり」に連載の要宏輝のコラム》より。

 https://www.kannama.com/kusari/index-2.html


 

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 ぜひ目を通していただきたい点は、「連帯・関西生コン支部が事業協同組合を生コン業界、バラ業界、圧送業界」ごとに形成し(その内部ごとに業種別職種別労働組合運動を擁立)、大手セメント資本およびゼネコンへ、バリアを貼りめぐらし、中小企業主とそれぞれの業界傘下の労働者の賃上げ、労働日の規制を勝ち取っていることが、分析されている。

 

 その労働側陣営の成果は、生コン業界では「年収800万円台、年間休日150日の就労状態(ドイツの紹介――「ドイツ人はなぜ 1年に150日 休んでも仕事が回るのか」、在独ジャーナリスト 熊谷 徹(20161013日・ミュンヘン)。)」を勝ち取り、圧送業界では「この10年間で350万円台の年収を600万円台に引き上げてきた」事実がある。

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 春闘を抑圧してきた財界から見たら、“目の上のたん瘤“どころではない、その秘密は「企業の外につくった産業別労働組合の威力、業種別職種別ユニオンの現代的意義」が見えてきたし、世間に広まるのを恐れているのが、今の攻撃だ。

 労働組合・ユニオンは「企業の外」(地域)につくることが常識になったら、どうなるか。

 だれでも参加できるし、日本の労働組合運動は変わる!

 

 kanameさんのブログ 要宏輝の正義の労働運動

http://kanamehiroaki.com/?q=blog/1

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2018年10月19日 (金)

「関西生コン労組と協同組合運動」を開きます。

20181027日(土)(午後13時から17時まで)に渋谷区立勤労福祉会館にて、以下の講座が開かれる。

 http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/181027coophe-tuda.html

 

◆「関西生コン労組と協同組合運動――第3回、生コン関連業種別ユニオン連続講座」

Ⅰ部 「資本主義社会を超える経済体制と実現の戦略ー『関生』運動を基礎にー」

  報告者 津田直則(桃山学院大学名誉教授)

  質問者 木下武男(元昭和女子大学教授)

Ⅱ部 事業協同組合と経営活動

報告者 久貝博司((株)京都生コン代表取締役)

小田 要(元大阪兵庫生コン経営者会会長)

  質問者 鈴木和幸(NPO法人クリーニングカスタマーズサポート)

 

 津田先生の当日、話されるパワーポイントをいただき、読んでみてびっくり。

【1】系列下で搾取されている中小企業も事業協同組合設立により社会的連帯経済に入るべきである

4)社会的連帯経済の課題(新パラダイムの創造)

⇒これは、これまでの「労働者協同組合法の推進に当たって、中小企業等事業協同組合法を批判してきた」という認識だったが、それを「社会連帯経済の側に引き寄せ、大企業支配への抵抗主体」としている関西生コン支部運動の成果としている。

 確かに狭い範囲の「協同組合推進」論だけでは、現在の社会変革にとって必要十分条件にはならない。

 

これは広範な建設、運輸、福祉、医療などの中小企業陣営へのテーマとして訴求力をもたらし、さまざまな労働分野に適応できる。

 ここにも、関西生コン支部型労働組合運動は大資本には脅威になっている、事実が浮かび上がっている。

 

 この研究会を通じて、労働組合運動・ユニオン運動の横に「産業別・業種別分析ができるNPOの存在意義が見えてきた」ことにつづく、研究会のヒットだ。

 

  ▽(追記:2018.11.1

 

  木下武男さん(元昭和女子大学教授)は、20114月に出版された本ですでに以下のように書いてあった

 

 ●労組と事業協同組合との共同

 

 第三は、事業協同組合と労働組合との関係についてである。日本的土壌の上にユニオニズムを移植するためにはこの問題が十分に理解されなければならない。重層的下請構造や背景資本による個別企業の支配などによって、大企業の中小企業に対する収奪構造が存在する。また安易な新規参入によって過当競争が引き起こされ、そのなかで中小企業の経営基盤は極めて脆弱である。このような経営環境のもとで中小企業労働者の大幅な労働条件の向上をはかるためにはどのような方法があるのか、という問題である。

 

 実は、今回の関西生コン支部のストライキは、直接的には、生コン企業に対する賃上げを要求してなされたものではない。生コン企業がゼネコン各社に販売する価格をめぐってである。関西生コン支部は、生コンの一リユーベ (立方メートル)当たりの価格の引き上げを要求した。なぜ、このような要求でなされたのだろうか。

 

 生コンは、セメントと砂、砂利、水を撹押して製品ができる。その原料であるセメントは、大手セメント・メーカーが高値を押しつけてくる。また、製品の多くの販売先であるゼネコンは、生コンを買いたたく。大企業に挟撃される形の生コン業界が生き残るには、中小企業が結束する以外にはない。その方法が中小企業協同組合である。関西の生コン企業は、協同組合をつくって「共同受注」と「共同販売」を追求してきた。ゼネコンからの生コンの受注は協同組合が共同して受ける。そして、協同組合が販売価格を設定して、ゼネコンに「共同販売」をする。これは独占禁止法に違反しない。

 

 生コン業界の中小企業協同組合は全国に存在する。しかし、労働組合と共同し、大企業と対抗する協同組合が関西でつくり出されたのは、関西生コン支部の激しい産業別統一闘争によってである。生コン支部は経営者に、生コンの安値販売を阻止するには、協同組合という方式によって「企業間競争の規制」を実現する以外にはないことを闘争と説得によって理解させてきた。この経営基盤の安定によって賃上げの原資を確保することができる。その結果が、今日の関西地方における生コン労働者の労働条件と社会的地位の向上をもたらしたのである。今回も、ストライキの後に支部は五〇〇〇円の賃上げを実現した。

 

 ◇出所:《建設独占を揺がした139日―関西生コン労組のストライキが切り開いた地平 : 労働運動の現段階と業種別・職種別運動、木下武男、20114月、木下武男、丸山茂樹、変革のアソシエ》 

 

 

 

http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/180929bara-assou-kansainamakon.html

 

 

 

 

 「関西生コン労組と協同組合運動のページ」をUPしました。

 http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/181027coophe-tuda.html

 

 

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 Ⅰ部 「資本主義社会を超える経済体制と実現の戦略ー『関生』運動を基礎にー」、報告者 津田直則(桃山学院大学名誉教授)全ページ一挙に「パワーポイント」で見られます。

 

 TOPページから

 http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/

 

 ▽参考論文――

 津田直則「モンドラゴン協同組合――連帯が築くもう一つの経済体制」『世界』201211月号

 「イタリア連帯思想並びに社会的協同思想とその実践――資本主義を超える新たな経済体制論-」『いのちとくらし』62号、20183月参照

 搾取と闘う社会変革の闘士たち(2018910日 追加・更新)  

「社会的連帯経済―ネットワークでめざす新たな社会構想――津田直則のホームページです」にUPされました。 

 

 【参考】仕事と雇用確保を実現する連帯労組の戦略――大企業支配に対抗し「社会的連帯経済」の発展による社会変革を求めて、関西派遣団(報告者:弘田孝明)、「2018CSEF ビルバオ大会」への参加に向けて、ソウル宣言の会。

https://www.seoulsengen.jp/blank-3

 

 

2018年10月 3日 (水)

関西生コン・関連業種別ユニオンの研究《その2》――バラセメント・コンクリート圧送

 関西生コンの武委員長の講演から始まった「関西生コンの研究」の《その2》が下記のように開催された。

 

   「関西生コンの研究」の《その2

 

 研究会の発信案内には、「生コンとバラセメントの輸送運賃の引き上げを求めて1212日から関連の業種別ユニオンがストライキ闘争に入りました。今回の生コン関連のゼネストで生コンのミキサー車の1000台、バラ輸送車の500台がストの対象となりました。1週間の闘争をへて大きな成果を勝ち取り、妥結しました。2010年につぐ大ストライキの貴重な経験を、東京でも共有したいと思い、緊急の研究会を企画しました」と書かれている。 

 

 

  ▽追記(2018.10.06

 

 関西生コン支部労働組合運動の重要性

 

 ◇事業協同組合、バラ・圧送・生コン業界と職種別労働組合の意義――木下武男研 究会代表が「分析・解明」してきた事実

 

 http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/180929bara-assou-kansainamakon.html#jigyoukyoudou181006

 

  ◆30名の参加で、「生コン関連業種別ユニオン連続講座」の第2回目を開催。

 

 ◆第2回目は2018929日(土)午後13時~17時、都内:港区麻布台の大阪経済法科大学アジア太平洋センターセミナーハウス2F大研修室(土)、営団地下鉄神谷町下車5分、で開催された。

 開会の前に武建一連帯労組関西生コン支部委員長および20名もの一般組合員の「不当逮捕」に抗議して、西山直洋さん(全日建連帯労組関西生コン支部)から『何故、彼らは「闘う労働組合」つぶしに狂奔するのか――利権集団、差別集団、裏切り労組、警察権力が一体となった連帯攻撃が意味するもの、その狙い』が表明され、この間の反動的な攻撃にたいして、断固たる闘いをすすめるとアッピールされた。

 

 つづいて研究会にうつり、今日のテーマ:「生コン関連業種別ユニオンの発展」として――Ⅰ部:バラセメント業界について、西山直洋さん(全日建連帯労組近畿セメント支部近畿地本書記長)/Ⅱ部:コンクリート圧送業界とその労働について、阪口充さん(近畿コンクリート圧送労働組合副委員長)と梶山義雄さん(近畿コンクリート圧送労働組合書記長)からレジュメに基づいて話された。

 

 当日の報告は、バラセメント輸送(セメント材料を運送するバラ車)⇒生コン製造・運送(ミキサー車)⇒コンクリート圧送車プラス打設工事、そしてそれぞれの業界とその相互関連が解きほぐされ、産業政策に基づく協同組合・「業種別ユニオン」づくりのプロセスが解明された。


 2010年の「139日のゼネラルストライキ」の成功は、「生コン⇒バラセメント輸送⇒コンクリート圧送」方式の「三位一体ストライキ」が実現して、要求が勝ちとられたことも力説された。

 今回の攻撃は、この関生方式が、近畿全体に、そして建設労働現場をはじめ全業界に広範囲に広がることを恐れた攻撃であることがよくわかった。

 

 

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 ◇バラ車とは:粉末の袋詰されていないセメント(バラセメント)を運搬する車。 セメント工場からコンクリートプラントまでのバラセメントの運搬に使用している。 セメントローリー、粉粒体運搬車とも呼ぶ。

 

 ◇コンクリート圧送労働とは:ゼネコンなどのビル・マンション建設現場で、基礎などコンクリートで作られる部分の型枠に、コンクリートを流し込む事。公共事業現場には、「コンクリート圧送施工技能士」などの資格が必要とのこと。

 

「種別職種別ユニオン運動」研究会

  http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/

 

さらに武委員長をはじめ組合員多数の逮捕にかかわらず多様なメッセージがだされているが、第3回の講師をしていただく方のホームページでも連帯のメッセージが発信されている。

搾取と闘う社会変革の闘士たち2018910日 追加・更新)

 

関西生コンの研究」のページへ転載

「社会的連帯経済―ネットワークでめざす新たな社会構想――津田直則(桃山学院大学

名誉教授)のホームページです」にUPされた。

http://www.socialeconomy.biz/index.html

 

「日本資本主義の縮図ともいうべき物語があります。それは第二次大戦後生まれた建設業界の中の生コンクリート業界において、大企業に搾取されている中小企業経営者とそこで働く労働者たちが搾取と闘ってきた50年以上にわたる物語です。しかもこの物語は、資本主義の矛盾を克服していく労働組合戦略を生み出した戦士とそのリーダー武建一の物語でもあります。しかし正義のために命をかけて闘ってきた彼の生き方は真実を知らない多くの人たちから誤解を受けてきました。彼の闘いは、搾取の根源である大企業資本との闘いだけではなく、それと一体となった検察、暴力団その他の右翼、更には彼を裏切った共産党等との闘いでもあります。以下では彼の聡明な頭脳とそこから生み出された日本の未来を切り開く戦略について説明いたします。彼の支持者は全国に広がってきています。」

2018年8月26日 (日)

30数年ぶりに関西生コンの名物委員長・武建一さんの話を聞いた

◆「生コン関連業種別ユニオン連続講座」の第1回目(2018825日(土)午後13時~17時、都内:連合会館にて)は、武建一関西生コン支部委員長から「関西生コン55年の到達点から見た今」など実践的な講演があり参加者は80人を超えました。

 第2部では呼びかけ人の「後藤道夫」(都留文科大学名誉教授)さんの5つのポイントにしぼった深めてほしいテーマと「総合サポ―トユニオン」「サントリー・ジャパンビバレッジの組合つぶしと闘っている青年」「首都圏青年ユニオン」「反レイシズム情報センター(ARIC)」などの若手などの労働組合運動家・市民活動家も参加した「クエスチョン・タイム」もあり、武委員長は一つひとつ丁寧に答えてくれました。

「種別職種別ユニオン運動」研究会

http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/

 

 

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【「生コン関連業種別ユニオン連続講座」の第1回目ページ】

◇講演レジュメ―――講師の武建一関西生コン支部委員長さん(未up)

http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/180627kansainamakon.html#kannama55

◇武委員長報告へのお願い(木下武男)メモ

http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/180627kansainamakon.html#kinosita180825

 

 

総合サポ―トユニオン

http://sougou-u.jp/

サントリー・ジャパンビバレッジの組合つぶしと闘っている青年

http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/180430japan-Beverage.html

首都圏青年ユニオン

http://www.seinen-u.org/

反レイシズム情報センター(ARIC | Anti Racism Information Center

https://antiracism-info.com/

 

武委員長のprofile

1942 120日 徳之島に生まれ

現在  全日本建設運輸連帯労働組合関西生コン支部委員長      

「茨の道を踏み越えて――志ある者達を救い出そう」(出版 KU会)

https://www.kannama.com/danatutokusyu/ibaranomiti.htm

2018年7月 5日 (木)

「関西生コンの研究のページ」をUPしました。

 日本で唯一、産業別地域別労働組合運動を展開し、業種別職種別ユニオンの典型を作り出し、連合系・全労連系・中立などとともに「産業別集団交渉」を実現している(現在:分断中。2018年7月)「全日本建設運輸連帯労働組合 関西地区生コン支部」について、「業種別職種別ユニオン運動」研究会の「生コン関連業種別ユニオン連続講座」が開かれる。

1回目は、825日(金)午後13時から17時まで、連合会館(御茶ノ水駅聖橋口下車5分)で武建一関西生コン支部委員長の講演と、若手などの労働組合運動家も参加した「クエスチョン・タイム」もあります。

http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/#kansainamakon180825

 

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研究会として[◆「関西生コン関連ユニオン連続講座」に関する分析・研究文献のご案内ページ]を研究会運営委員長の木下武男さん(労働社会学者・元昭和女子大学教授)がこれまで「分析・研究」した論文を編集してUPした。

 

  http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/180627kansainamakon.html

 

◇木下武男著:『日本人の賃金』(平凡社、199908月)における分析

◇木下武男著:『格差社会にいどむユニオン』(花伝社、200709月)における分析

 

◇さまざまな労働関係誌面で「関西生コン」を分析――木下武男 業種別職種別ユニオンの構想◆特集Ⅲ 労働運動の新展開―ユニオン運動の模索―、木下武男、315号、20167月発行、日本労働弁護団の機関誌。

関生労組の歴史と日本労働運動の未来(上)/木下武男(元昭和女子大教授)、『コモンズ』(2016417日)。◇全文はPDF版へ。     http://com21.jp/archives/12351
関生労組の歴史と日本労働運動の未来(下)/木下武男(元昭和女子大教授)、『コモンズ』(201659日)。

『関西地区生コン支部 労働運動50年――その闘いの軌跡 (共生・協同を求めて1965-2015)』、◆「関西地区生コン支部50年誌」編纂委員会、第2部 関生型労働運動の社会的意義

 「産業別労働運動」を日本で切り開いた連帯労組関西生コン支部、木下武男、20151017 日。  

 

 編集子は、1980年代初頭に今崎暁巳さん(故人。ドキュメンタリー作家)が『めしと団結』(労働旬報社、1971年)の続編を、関西生コンを舞台に描きたいと企画して、生コン本部に同行した。

 その単行本企画の一環として、武建一委員長のインタビューを行っている。

 

「関西生コン労働組合運動の歴史と到達点――業種別支部型労働組合運動が切り開いたもの  新しい労働組合運動の模索―2、他人の痛みはわが痛み」、武 建一 、『賃金と社会保障』 (847号、p8-2319820810日号)

 

同ページに、「関西生コン関連の単行本」と「武建一関西地区生コン支部委員長の主な著作・論文他」(Cinii調べより)を収録した。

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http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/180627kansainamakon.html#kansainamakon180705

 

2017年11月24日 (金)

職能別ユニオンの現代的課題を追求――佐藤一晴さんの想い

 

音楽家ユニオンを創出した佐藤一晴さん(前日本音楽家ユニオン事務局長、19332002)が追求した「職能別ユニオンの現代的課題」をUP。 

 

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/sorezorenoroudou-3.htm#satou2017-11-24

 

 

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 佐藤さんが書き残した以下の文章は、今でも重い。

 

 

 

 「しかし、この分野でも妥協せず、個人加盟原則を貫きました。企業内組合の場合でもそこへの加盟は基本的に個人単位ですし、先輩であるヨーロッパのユニオンを見てもこの原則は貫かれています。  

 音楽ユニオン(音楽家ユニオンの前身の組織)が結成されたのは一九七二年です。その前にいくつかのオーケストラでは、企業別単組が組織されていました。当時の、つまり一九六〇年代後半の個人加盟労組運動の停滞と既成企業内労組批判のいささかのゆきすぎの反動として、企業内組合の階級的強化論が力を得てきていた頃ですが、主流的見解は、そのまま企業別単組の連合体をつくる方向をとるべきだ、ということでした。
 しかし、私たちは断固として、企業内労働組合の解散と各個人のユニオンヘの再登録という道をとりました。この過程で非組合員が増えたところも一、二ありましたが、その後何年かの経過のなかで、結局は吸収されました。またその後続々誕生したオーケストラの組織は、いずれも楽団員個々が個人加盟ユニオンの一員となり、各オーケストラ単位の職場組織をつくるのが当然ということになっています。
 日本の労働組合の「常識」の影響を受けて、企業単位のものの考え方が根強く残っていますが、ユニオン全体の決定や統一的政策を優先させることは自ら当然という態度が習慣となっており、この組織原則を貫いたことは全く正しかったと考えています。」

 

 

 

 ▽2017.11.25

 

 職能的結集を見直しつつ――私たちの組織的課題《現代労働組合における組織的課題》、「労働法律旬報」、旬報社、1185号、1988210日号。 2017.11.06

 

 「職能ユニオンの可能性――開かれた労働市場と「企業社会」の乗り超え」、佐藤一晴、初出:「賃金と社会保障」(労働旬報社、199611月上旬号)。追悼・遺稿集刊行委員会編『一晴の夢、歩んだ世界』(20021116日発行)所収。

 

13/08/26

 

佐藤一晴さんのHPと「統一」論

 

 日本的風土に『統一』の思想をどう実らせるか、「佐藤一晴さんのHP」(日本音楽家ユニオン、東京争議団事務局長、正路喜社労組、東京労働争議研究会、19322002年)

 

 

 

『一晴の夢・歩んだ世界 佐藤一晴 追悼・遺稿集』(目次)

 

http://issey211.miraiserver.net/IR-00.htm

 

 

 ▽佐藤一晴さんのHPがオープンされています

 

  http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-a806.html

 

 

 

2017年11月11日 (土)

木下武男さんの「労働組合「自己改革」期論」について

2017114日(土)に開催された第2回「業種別職種別ユニオン運動」研究会で提出された木下武男さんのコメント(「労働組合「自己改革」期における出版労連の先駆性」)を読みながら、私が「現代労働組合研究会のページ」で編集してきた人たちが、「4.労働運動「自己改革」の運動家」として紹介されているのには、びっくりした。

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/111210roudou-index.htm

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/union-top.html

 

 

先生とは、分野が違う編集者として飯を食った時期が多く、いくつかの飲み会で会うぐらいだった。それにしても注目していた人は同じだった。

 

「木下武男のページ」より。

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/kinoshita/index.html

http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/171104dai2kaireikai.html#kinoshita171110

 

 そのお名前と注釈は、以下の通り。URLをクリックしてもらうと、当該のページにリンクしている。

 

1)改革の運動家(そして改革の研究者)

  ◇小川善作(元全造船機械調査部長)→「第一組合主義者」

      「いずれ職場の多数派になるといっても、それは百年河清をまつに等しい」

     「造船産業における少数派運動」、造船問題研究家・小川善作、『労働法律旬報』(1186)、1988225

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/140215sosikiron.pdf

      (1970年石川島播磨 7500 vs 2900 → 30

 

 ◇石垣辰男(元電機労連調査部長)→「産業別活動家集団論」

      「栴檀は双葉より香し」

     「わが国労働組合の組織問題」、『現代の労働と生活Ⅲ 労働組合の民主的変革』、深井龍雄(黒川俊雄編、19853月、労働旬報社)

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/sorezorenoroudou-3.htm#ishigaki

 

  ◇佐藤一晴[「佐藤一晴遺稿集」のページ ](元日本音楽家ユニオン事務局長)→「職能ユニオン論」

  「法律と役人と警察がいて労働者の利益が守れるならば、この世に労働組合は要らない。」

  「職能ユニオンの可能性――開かれた労働市場と「企業社会」の乗り超え」、佐藤一晴、初出:「賃金と社会保障」(労働旬報社、199611月上旬号)。

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/sorezorenoroudou-3.htm#satou2017-11

  「音楽家ユニオンの供給事業」『労働法律旬報』19852月下旬号

  

 2)改革の波の退潮(1990年代-2000年代)

      ◇関西生コン支部の分裂・脱退(1983年)

      ◇ナショナル・センターの発足(1989年)

 

 

 

 ▽以下は「当日のレジュメ」より

Ⅰ.労働運動「自己改革」の議論

 

   ◇出版労連の組織改革は、労働運動「自己改革」の時期になされた。

   ◇「業種別職種別ユニオン運動」研究会は「自己革新」の波の退潮のなかで再登場した。

  1.『講座 労働組合運動の理論』(全7巻)……分岐 (大月書店刊、1969年)

  (1)批判→労働組合組織論の提起

   ◇資本蓄積→労働組合の発展の条件:①社会的貧困、②労働者の数の増大

        ―→ 「労働者をいかに思想的に強化するか」

   ◇「労働者の組織化の形態の問題」や「企業別組織の問題について、十分に考慮しない傾向」

      ―→中林賢二郎『現代労働組合組織論』(労働旬報社、1979年)

  (2)企業別組合で「あるべき論」と反論

   ◇宮本顕治「労働組合」は「私どもはある職場、ここでは一組合であるべきである」(1980年)

   ◇戸木田嘉久「企業別組合」、「それは組織形態上は資本と賃労働に対峠する直接的な場を基礎にした、『一企業・一組合』の組織原則にかなった組織」

    「日本における『企業別組合』の評価と展望」、『巨大企業における労働組合』、大月書店、(1976年)

   ◇中林賢二郎「工場のなかに一つの企業別組合をつくるという意味ではなく、一工場の労働者を一つの産業別組合の地域組織に結集する意味であった」(1979年)

   ★一組合で「あるべき論」 →企業別組合擁護 →個人加盟組織の否定論

  

  *労働組合組織論のスケッチと提言――運輸・建設部門労組の組織合同を機に、浅見和彦、賃金と社会保障、1183号、19968月上旬号

  2.『日本の労働組合運動』(全7巻) (大月書店、1985年)

   第5巻の課題と構成(中林賢二郎)

    「企業別組合」と現代労働組合運動の組織的課題 (中林賢二郎)

   ◇「一般労働組合」方式の提起と実践

    ・1973年「建設一般」、1978年「運輸一般」、1978年「化学一般」

        運輸一般一関西生コン支部

    ・イギリス運輸一般の紹介文献

   ◇業種別職種別ユニオンの提唱

    「企業横断的組合運動の発展と業種別、職種別団結の今日的意義」(加藤佑治)

   (「未組織労働者の組織化は戦略的課題」木下武男/三瀬勝司)

     第5巻「労働組合組織論」

  3.『労働問題実践シリーズ 1から8巻』(大月書店、1990年)「自己改革」の事例研究:頂点

  (1)民間大企業における少数派運動

   『労働問題実践シリーズ6 組合運動の新展開』(大月書店、1990年)

   ◇「4組合分裂・組織破壊とインフォーマル組織」

     〔事例1〕インフォーマル組織の攻撃

          雪印食品のばあい(「インフォーマル組織の過去・未来」、現代労働組合研究会のページ)

     ◇「5 民間大企業における労働者支配への挑戦」

       〔事例1〕日本鋼管鶴見造船「希望の会」/〔事例2〕地銀連と全銀連絡会/〔事例 3〕全造船機械・三菱重工支部

  (2)職能ユニオンの運動

    『労働問題実践シリーズ1 就職・転職・失職』(大月書店、1990年)

     ◇「10 専門的技能労働者の雇用」

        〔事例1〕出版産業での取り組み

       〔事例2〕業界にも影響を与える観光労連の取り組み

    『労働問題実践シリーズ5 労働組合を創る』(大月書店、1990年)

     ◇「3 産業別・職能別組織化のめざましい発展」

      〔事例1〕プロ野球労組 /〔事例2〕音楽家ユニオン /〔事例3〕東京土建

      〔事例1〕出版労連 / 〔事例2〕電算機関連労働組合協議会(電算労)

第2回「業種別職種別ユニオン運動」研究会が開かれた

 

本年、6月に発足シンポを開いた「業種別職種別ユニオン運動」研究会が第2回の例会を開いた[2017114日(土)]。当日のスケジュールは、以下の通り。

参加者は30数名で、若い人の参加が多いのが特徴。

 

 

2回例会「業種別職種別ユニオン運動」研究会のページ

http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/171104dai2kaireikai.html




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 1980
年代末の「出版ネッツ」の創設期にサポート・メンバーの一人としてかかわって来たものとして、組織を持続している後輩たちに感慨を覚えた。報告者の北健一さんは、ルポライターで出版労連の副書記長を担っている。

住田さんの報告を含めて、20数年ぶりに「出版労連の現状」を聞いた。

 

 当時、大手出版社の脱退問題があり、同時期にサポート・メンバーをしていたIさんはどうしたのだろうか、ふと記憶がよみがえった。ここにも「スモール全造船石川島のもぐりこみと同様なテーマ」(2016710 ()、『あたりまえの労働組合へ』・全造船石川島――議論は続く。)があったはずだ。

 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-7f4c.html

 

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2部>「個別指導塾業界の構造とユニオン運動のテーマと報告者は、新鮮すぎてびっくりした。

これまでの2回とも、報告者が30歳代で新鮮に受け止めてきたが、今回は「私が経験した個別指導塾業界の労働実態」として発言した方」は、21歳の大学3年生の現役の人。

 理路整然と「コマ給問題」「辞める辞められない」「予習、授業開始前の打ち合わせ夕礼、報告書づくりの非労働時間の実情」など問題の所在を明確に報告した。

 
 参加者から「あなたはどのようにして、参加したのか、迷いは」という質問に、「朝日新聞の報道を見て、私もやらなければと思ったこと。そのあとは同じ教室指導員の仲間に、いまこのようなことをやっている、と話した」と何も臆せず答えていた。

 

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 その前に報告した「個別指導塾ユニオンの取り組みについて 渡辺寛人(個別指導塾ユニオン代表)さん」は、現在29歳で、大学院で「社会福祉」を専攻しながら、ブラックバイト・ユニオン運動などに邁進している。

 

 コメンテーターとして登場していただいた市橋弁護士も、同世代だ。

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 時代は変わっている。全国各地でこのようの人材を労働組合運動・新しいユニオン運動の中核に据えて切り開く時代が、そこまで来ているのではないか。「労働運動のルネッサンス」をまだまだあきらめるわけにはいかない。


 

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◇・と き 2017114日(土) 午後1時~5  

 ・ところ 渋谷勤労福祉会館(第2洋室)(渋谷区)

 

◆当日のプログラム

 <1部>  出版産業における個人加盟ユニオンの現状と支援体制(13時~)

  

  1 「出版産業における個人加盟ユニオンの現状と支援体制――出版情報関連ユニオン(出版ユニオン)の運営」

         住田治人(出版労連 組織・争議対策部副部長、出版情報関連ユニオン書記長)

  2 「出版ネッツの歩んだ道――出版ネッツからの報告」

         北 健一(出版労連書記次長・出版ネッツ元委員長)

  ◇コメンテーター 木下武男(元昭和女子大学教授)

 

 2部>  個別指導塾業界の構造とユニオン運動(15時~)

  

  1 個別指導塾ユニオンの取り組みについて

        渡辺寛人(個別指導塾ユニオン代表)

  2 私が経験した個別指導塾業界の労働実態

        佐藤 悠(元個別指導塾講師)

  ◇ コメンテーター 「個別指導塾ユニオン」の取り組みについて 市橋耕太(弁護士・東京合同法律事務所)

2017年10月12日 (木)

「業種別職種別ユニオン運動」研究会第2回例会のご案内

・と き 114日(土) 午後1時~5

 

・会 場 渋谷勤労福祉会館(第2洋室)

住所:神南 1-19-8 (郵便番号:150-0041 電話:03-3462-2511

 

   ◆詳しくはメールでお問い合わせください:

ikedaikkei3アット<アットを@に>gmail.com

 

・参加費 研究会員は無料です。

 

 http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/#dai2kai

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・事例報告

 

《1部》出版産業における個人加盟ユニオンの現状と支援体制 

 

 ◆出版ネッツとは 北健一(出版労連書記次長・出版ネッツ)

 

出版ネッツは出版関連産業で働くクリエイターの個人加盟組合で、出版労連に加盟しています。仕事おこし、共済、スキルアップ(職能向上)、レクリエーションなどの交流、トラブル相談・解決に力を入れています。組合員は約200人で東京圏と大阪圏が中心です。

 

  【参考】「フリーランスを組織化して問題を解決 出版ネッツ――特集 非正規労働者の組織化と処遇改善」、月刊誌『ビジネス・レイバー・トレンド』、独立行政法人労働政策研究・研修機構、2012225

 

  ◆出版労連・出版情報関連ユニオンの取り組みの紹介  住田治人(出版情報関連ユニオン書記長)

 

   ◇コメンテーター 木下武男(元昭和女子大学教授) 

 

 

 

 《2部》 個別指導塾業界の構造とユニオン運動

 

◆個別指導塾業界の労働実態  佐藤 悠(元個別指導塾講師)

 

◆個別指導塾業界の構造とユニオン運動  渡辺寛人(個別指導塾ユニオン代表)

 

  ◇コメンテーター 市橋耕太(東京合同法律事務所・弁護士) 

 ▽追記(2017.10.14)

 個別指導塾ユニオン」のご案内をUP。――学生アルバイトの労働組合が発足 塾講師が中心、「日本経済新聞」、2015年6月4日。「若者の怒りに応えてない」ブラックバイトユニオン代表に聞いた"日本のリベラル"、泉谷由梨子 、The Huffington Post.

 

 http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/

 

2017年9月 3日 (日)

第1回「業種別職種別ユニオン運動」研究会が開かれた

  ▽追記(2017.09.07 

 ・労働界の名物ブログ・シジフォスで紹介されています――「業種別職種別ユニオン運動」研究会は面白かった(作成日時 : 2017/09/05 06:37  

   http://53317837.at.webry.info/201709/article_3.html

 

 1回例会「業種別職種別ユニオン運動」研究会の報告者・コメンターの登壇写真・報告レジュメ・資料等を一挙にUPしました。 

http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/170902dai1kaireikai.html

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「弁護士ドットコムニュース」20170911 1643分)

    https://www.bengo4.com/c_5/n_6651/

 

 

青木耕太郎さんのtwitter

   https://twitter.com/kotaro_aoki

 

 

第1回「業種別職種別ユニオン運動」研究会のページにUP。

http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/170902dai1kaireikai.html#tbc






  ▽ここより本文。
  第1回「業種別職種別ユニオン運動」研究会が、港区麻布台の大阪経済法科大学アジア太平洋センターで

30人が参加し、開催されました――詳細は編集中。

http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/

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 「業種別職種別ユニオン運動」研究会代表の木下武男氏

 

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 NPO法人クリーニングカスタマーズサポート代表理事:鈴木和幸

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 指宿昭一弁護士

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 総合サポートユニオン・エステユニオンの青木耕太郎氏

 

研究会に参加している間、若い世代のエステ・ユニオンによる労働組合組織化の話を聞きながら、昔、東京労働争議研究会の事務局の一端にいて、報告をまとめる編集に参加した経験があるが、東京争議団が「秘密裡」に結成された事実を思い起こしていた。

 

 『上を向いて歩こう』(本の泉社、20087月)を書いた小林雅之さんの引用から。

『東京争議団物語』(1965年8月)で描かれた、争議団共闘会議発足の状況を書いた「フレンチ・パラドクス」でも引用している――あのとき、非常勤警備員の組合結成の場にいた私は、ふと東京争議団が結成された当時の話を思い出していた。

  “「倒産した新宿自動車教習所の狭い畳部屋。ぼんやり光を放つ裸電球の下で、数人の労働者たちが、争議団共闘会議の結成をひっそりと宣言したのである。総評や産別組織の誰にも知られないように、密かに『非正規部隊』東京争議団は生まれた」

  悲壮な彼らの決意は見事に結実する。七〇年代に入ってからの労働運動は、いわゆる「総行動方式」をうみ出し、独占企業や官庁を社会的に包囲しながら攻略していくという、戦後の労働運動の一大画期をなす高揚期を切り開いていった。その先導部隊に何時もいたのが争議団であった。こうして争議運動は「非正規」という一部分から労働運動全体の存在となったのだ。”

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/sorezorenoroudou-3.htm#kobayashi

 

 「総評や産別組織の誰にも知られないように」と書かれているが、それよりも「左翼政党の先党思想グループに察知されてつぶされないように」という警戒心をもって、組織化を進めたと、後年、知った。

 

社会党・新左翼グループの人たちは、「地区労」に依拠して行動をしていた。

 

 いま青年たちは、戦前以来の風習をひき継いだ「悪しき思考」を、民主主義の深化によって、変えているのだ。

  

 上記のページに書いた文章を以下に転載しておく。


 なんと私の疑問を、30年たった現在、総合サポートユニオンのエステ・ユニオン、介護・保育ユニオン、個別指導塾ユニオン、ブラックバイト・ユニオンや首都圏青年ユニオンなどの青年たちが乗りこえて、自主的に組織化をしている。

 

  「東京労働争議研究会」は、10人近い人たちが運営委員会を弁護士事務所や全造船会館などで開き、毎月に近い例会報告を組織していた。編集子はその速記録を『労働法律旬報』に掲載するため、当番みたいな編集をになわされていた。その後、K編集長のもとで引き継がれ、2002年の研究会報告は52回を重ねている(いつまで掲載されているのか未取材)。

 

 その時代、一番不思議だったのは、争議解決から労働組合組織化へ発展したのは、音楽家ユニオン、電算労、コンピュータ・ユニオンなど少数の経験(職能労働組合・ユニオン)しか生まれてこなかった(それ自体貴重な成果だと思っているが)。

  若い時代だったので、「争議を起こさせない労働者の組織化をテーマにしないのか」と大先輩の労働組合運動家に聞いて回っていたが、応えてくれたのは佐藤一晴さんの「フランス風ニュアンス」での会話だけだった。

  フランス風から日本風の実践で生かされ、21世紀を前にした1990年代の東京に生まれたのが「東京公務公共一般労働組合」だ。

  この経過は「佐藤一晴さんのホームページがオープンされています」を参照。

http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-a806.html