新しい労働組合運動を

2020年7月30日 (木)

「他人の痛みを己の痛みとする」関生労組のページをUP。

   関西生コン・武委員長から、自筆の手紙が届く。
 「これからという時、弾圧です。過去の歴史もそうです。今回の弾圧で組織は大打撃を受けましたが、敵の内部矛盾 は拡大しています。数年の間に再建の見通しも立っています。安心下さい。(2020年7月16日) 武 建一」

  http://e-union.sakura.ne.jp/kansainamakon/index.html

 保釈後、インタビューで語る。
 月刊『コモンズ』(142号、2020年7月20日号)――資本主義の根幹揺るがす関生産別労働運動・戦後最大の大弾圧に屈せず反転攻勢へ決意

   http://com21.jp/archives/35826

 

 

  200726takesancomons

 1.「国策弾圧」の本質はどこに
  強い権力意思を感じた弾圧の異様さ
  なぜ、企業別でなく産別労組か
  産業横断的政策闘争の発展を恐れて
  「関生支部の闘争は資本主義の根幹を揺るがす運動だ 箱根の山を超えさせるな」
  ――今も続く総資本の本音
 2.今回の弾圧の特徴
  ――差別排外主義集団まで動員した大阪広域協幹部
  差別者集団・マスコミを動員し、暴対法適用、共謀罪視野に
  権力の先兵役、マスコミの大罪
  暴対法適用、共謀罪視野に民主主義の根幹への攻撃
  弾圧は友を呼び、関生の闘いを全国に拡げた
 3.反転攻勢へ 
  主体強化、揺るがぬ戦略 戦術は「水の如く」
  失地回復へ、「一点突破」で
  自己犠牲いとわず闘う 幹部・組合員行動部隊を
  敵資本は利権での結びつき、内部で矛盾発生
  コロナ・パンデミック禍…時代が共生・協同の世界求める
  今後の闘いへの決意

 「関西生コンの研究」に1本化してUP

 ◇関西生コンの研究・TOP-「業種別職種別ユニオン運動」研究会

   http://e-union.sakura.ne.jp/kansainamakon/index.html

  関西生コン・武委員長の講演-「業種別職種別ユニオン運動」研究会

   http://e-union.sakura.ne.jp/kansainamakon/200730kannama-1.html

  関西生コン-バラセメント・圧送業界-「業種別職種別ユニオン運動」研究会

   http://e-union.sakura.ne.jp/kansainamakon/200730bara-kannama-2.html

  関西生コン労組と協同組合運動-「業種別職種別ユニオン運動」研究会

   http://e-union.sakura.ne.jp/kansainamakon/200730tuda-kannama-3.html

 

  ▽追記:2018年8月26日 (日)・30数年ぶりに関西生コンの名物委員長・武建一さんの話を聞いた
    
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/30-7866.html



 

2020年7月27日 (月)

(株)大日本印刷の非正規労働者たちが労働組合を立ち上げた

 埼玉県久喜市にある「(株)大日本印刷の非正規労働者たちの複数の人」(「週刊新潮などの製本現場も含む」、1万人に近い)が、自らの労働組合をたちあげたというニュースを伝えたい。

 「22日、久喜駅で朝宣伝で使用するもので、他への紹介もお願いいたします。原稿も合同支部機関紙に書いたものであり、問題ありません」と書かれたいるので、UPしておく。

 先年亡くなった、《寺間誠治さんが書いた労働運動における「戦略的陥没地帯」をどうするのか》(「ある編集者のブログ」に書いた)の問題提起に答える動きだ。
   http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-a5a324.html

 そこで寺間さんは、「組織的空白地帯 1.製造大企業構内の広大な非正規労働者(戦略的陥没地帯)」として書いている。 

  200724dainihon1

 

 ▽Yさんから
 非正規労働者だけの労働組合わずか8名の少数ですが、同社1万人の非正規労働者の労働条件に責任を負っているだけでなく、経産省発注の持続化給付金事業での「税金ゆすりたかり」への批判。それに大日本も入っている、世論は批判一色で、評判悪いと追及。
 また紙印刷製本は縮小で厳しい、との会社の言い分に「内部留保1兆円もあるのを賃上げに回せ」と発言できることは画期的。経団連前、トヨタ本社前でビラを配り、申し入れはできても、大企業に団交の場で直接内部留保を賃上げに回せといえる組合は、全労連内でも数少ない。      大日本印刷分会  M・Y


 7月22日、久喜駅で朝宣伝で使用するもので、他への紹介もお願いいたします。原稿も合同支部機関紙に書いたものであり、問題ありません。

 

2020年5月 5日 (火)

寺間誠治さんが書いた労働運動における「戦略的陥没地帯」をどうするのか

 寺間誠治さん(2019年2月2日にご逝去。享年70歳) が亡くなって久しいが、ご本人とは「業種別職種別ユニオン運動」研究会で同席した者で、編集子は同時代を別の所で生きてきた。

 寺間さんの「労働組合運動への期待」について、過去に書いてきたものだが、全労連系やそれ以外の組合運動家にもこのようなテーマをどうしていくのか、考えていただきたく再UPした。

 

 ▽私が紹介した「全労連の研究」(2012.07.08)

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/zenrouren.htm

 

 産業別労組づくりのビジョンを提示――全労連の現勢と組織拡大戦略(残念ながら元のデータが削除されて読めない)

 二つ目は、寺間誠治さん(全労連組織局長 寺間誠治・労働者教育協会副会長)の「この社会を変える展望新しい労働運動とナショナルセンターの役割」(第117 期基礎教室第11 回(最終)講義 <社会を変える力はどこにあるのか> 2010 年7 月3 日)。この当時の肩書で、現在は政策総合局長。

http://homepage3.nifty.com/roudou-gakkou/117-11terama_resume_data07.03.pdf

 

 冒頭に掲げられている3つの柱は、以下の通り。

 ① 労働組合こそ使用者と対等に渡り合えるツール。社会的連帯がユニオン運動を通じて実現している

 ② ナショナルセンターとは何か。 一国の労働者の労働条件の水準は、その力量に規定される

 ③ 情勢は激変。未来を拓くために、個人を尊重した労働運動の再構築へ

 講義録のレジュメだが、全労連がどのような分野に力を注いでいるかが分かる。

 第一に、「社会的正義の実現~非正規に向かうユニオン」と、「新しいユニオン運動前進の背景」を示している。

 ①製造大企業における違法派遣の急増と法的・社会的責任放棄に対する批判

 ②労働力流動化と賃金・労働条件決定システムの変化 

 ③企業別組合の閉鎖性への批判と社会的労働運動への支持と共感

 ④ローカルユニオンの自主性・多様性の魅力

 ⑤青年労働者の意識変化

 

 その次に、寺間さんが掲げている柱が大事だ。

 ②組織的空白地帯

 1.製造大企業構内の広大な非正規労働者(戦略的陥没地帯)

 2.流通・サービス産業(小売10.2、サービス4.6%)

 3.中小零細企業(99人以下1.1%)

 

 「戦略的陥没地帯」と書かれている、大企業製造業における「労働オルグ」の組織配置が、今後の全労連のゆくえ・未来の戦略を決定するのではないか。

 アメリカ映画ではないが、工場・大規模店舗の外から「女性オルグが組織化を行う」ルポルタージュが書かれる時代だ。

そのために、「合同労組の研究」を示しながら、以下のような「産別組織の紹介と改革方向」を示している。

 

 ▼日本型産別組合~産別交渉権を持つ単産

 全国港湾、海員組合、私鉄総連、プロ野球選手会、建交労(ダンプ、生コン)、UIゼンセン(NCCU)

 

 産別組織の改革方向

 1.産別労使関係機構の確立=産別団交と産別協約締結にむけた戦略構想

 2.産別ユニオン(個人加盟一般般労組)の確立=企業横断的機能の強化

 3.ローカルユニオンと産別ユニオンの地域的連帯強化

 →組織改革への模索:映演労連、生協労連、金融労連、全建総連…。

 ▼組織改革の戦略的方向、必要な検討課題

  1.理念:未組織の組織化は日本労働運動の改革

  2.運動論:地域運動と教育学習を通じた企業別組合の内部改革への努力

  3.組織論:地域ユニオンの構築と産別ユニオンによる企業別組合改革

 ▼おわりに~新自由主義改革ではなく新たな福祉国家へ

  新たな福祉国家へ~全労連「雇用の安定を求める研究会」発足

  憲法13条 「団結強制」ではなく、個人を尊重した運動の再構築へ

  連帯の絆に包まれた個人は、他人への攻撃(不正)を自己のものとして行動

 『若者よ、マルクスを読もう』(内田樹「共産党宣言」より)

 

 全労連における「産別組織」づくりでは、旧運輸一般、建設一般全日自労などの「産業別・地域別一般組織づくりの経験(失敗も含めて)」を再考してほしい。その周りに、金融や電機、食品、印刷、航空などの新しい「一般労組」づくりと全労協・連合の単組と「共同」する度量が欲しい。

 首都圏ユニオンを生みだした、公共一般労組などの経験も、身近にあるのではないだろうか。

【参考】寺間誠治さん「労働運動と社会的連帯のチカラ」(東京労働学校115 期基礎教室 第7 回講義(2009/4/25)レジュメ)

http://homepage3.nifty.com/roudou-gakkou/115-terama-resume4.25.pdf

  

  ▽追記(2005.05.05)

 この二つの原文をお持ちの方がいたら、下記にお寄せください。「現代労働組合研究会のページ」にUPしたいので。

  sin_ryo11731アットyahoo.co.jp(アットを@に変えて)

2019年12月25日 (水)

広がる「大人食堂」

   [1] twitterで12月31日の状況が発信された(2019年12月31日)。

  191231otonasyokudou_20200104232601

 

  [2]twitterで2020年1月4日の状況が発信された(2020年1月4日)。

  200104otonasyokudou

   11月に勉強会に参加した沖電気OAKの会(本庄地域)では、毎月、地元の野菜を定年した仲間たちに呼び掛けて持ってきてもらい、非正規労働者や派遣労働者たちを囲んだ「鍋の会」を開いている。#沖電気

  http://oakhp02.chottu.net/

   20016nabenokai

 文京区労協からは、つぎのような発信がある。

 12月19日(木)付「しんぶん赤旗」日刊紙・首都圏版に今月14日(土)に行われました、個人加盟労働組合のコミュニティユニオン(CU)東京文京支部主催の第2回目「わかもの食堂」について素晴らしい内容での取材記事が掲載されております。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=516782189184943&set=a.107039666825866&type=3&theater

 191225bunkyokuroukyo

 宮城では「大人食堂」が開かれている。

 反貧困みやぎネットワーク @hanhinkonmiyagi

https://twitter.com/hanhinkonmiyagi

 仙台で始まった大人食堂の取り組みが広がり、東京で「年越し大人食堂」が開催されることになりました! 無料で食事が食べられ、労働相談や生活相談も受けられるようです。お近くの方は、ぜひご参加ください! #年越し大人食堂

 191225miyagiotonasyokudou

 そして反貧困運動のネットワークからは、「年越し版大人食堂」が発信されている。

 稲葉剛 @inabatsuyoshi

https://twitter.com/inabatsuyoshi

 

 【拡散希望】「無事に年が越せる」安心をすべての人に〜「年越し大人食堂」開催へ - 稲葉剛|論座 - 朝日新聞社の言論サイト

https://webronza.asahi.com/national/articles/2019122200002.html

 #アンブレラ年越し2020 #年越し大人食堂

 この年末年始はさらに一歩進めた取り組みを行います。ぜひご注目ください!

 

 この動きの特徴は「新しいユニオン運動」」と既存の労働組合運動が「地域を基軸」に力を発揮しはじめている事実だ。こどもの社会的疎外を克服する一助としての「子ども食堂」とともに広がることを願う。やっと労働組合運動や生協運動に、ボトムアップ型運動が出てきたのでは。

  「年越し大人食堂」では、パルコープさんが食材などで協同しています。

 

 

 

2019年11月 3日 (日)

沖電気に働くすべての仲間に「電子ビラ(twitter)」を‼

【追記】2020.01.24

twitterのページに「#沖電気」で検索ページが出来ている。

#沖電気 hashtag on Twitter

On 5 Mar 2017
@responsejp tweeted: "
丸紅と沖電気、国土交通省からETC2.0車両運行管理支援サービスの社会実験を受託.." - read
what others are saying and ...
沖 電気に働くすべての仲間に「電子ビラ(twitter)」を ‼ #沖電気 AOK 1123日(土)に ...

https://twitter.com/hashtag/%E6%B2%96%E9%9B%BB%E6%B0%97

 ▽ここから本文。

 11月23日(土)に予定されている「沖電気を明るくする会」(OAK)の例会で、以下のような報告をする。そのレジュメと「powerpoint」のTOP を紹介したい。

   http://oakhp02.chottu.net/

   http://e-union.sakura.ne.jp/okidenkisougi/index.html

 

 191103powertop

 

 あなたも「つぶやいてみませんか」――アベやめろ、労働者に分配を、憲法9条を守れ。そして、沖電気の働く仲間に「幸福を」。

 

              インターネット事業団・飯島信吾

                    2019.10.31

 

 

 

1 なにを「つぶやく」のか(それぞれの実例)(powerpoint参照)

 「Twitter」の実例。

 

  ⇒なんと「沖電気」というキーワードで多数の発信が拾える。

 

「Facebook」の実例

  

2 みんなで「つぶやこう」

 【1】「鍋の会」からの発信――参加者個々からの発信(なんでもいい)

    当事者が中心になって(3人から5人)

    #沖電気(ハッシュドタグという。今は検索キーワードだけで、プラットフォームができる)

    なぜやっているのか

    いくらで

    どんな食事で

    参加してよかったこと

    沖電気での仕事のこと

    さまざまな格差のこと――派遣・「非正規」労働者のこと

    沖電気のみなさんへ 

    

   

 【2】 ここも「#沖電気 OAK」

   職場新聞・「あすなろ」の個人的記事を基軸に 

    地域の社会のこと

    家族のこと

    読んだ本

    観た映画・劇など

    好きな音楽

    身の回りの生きづらさを見つめて

    アベやめろ!

9条守れ

    介護のこと

    電機産業全体への視野(25周年出版の現在版づくり)

 

 

【参考1】 新聞を読まない青年層の登場(「情報通信白書」、総務省2019年)

【参考2】 吉本芸人の「SNSのフォロワーは4000万人(twitter1600万人(Instagram)」(日経新聞、2017/2/27 16:10)

 

⇒ボトムアップ戦略にもとづき、暮らし・仕事・格差の事実を発信していく。

 「1万6000人を超える沖電気に働くすべてのに共鳴をメッセージする」

  「私たちは生きている」という事実を。

 

⇒この「集合知」をOAKのHPにUPしていく。その主張と「リンク」して、「共鳴の輪」を広げる。

⇒「あらゆる職場」と「卒業生の地域から」発信して、「プラットホームづくり」をめざす。 

 その陣地は「HP」だ!

 

3 SNSの解説――何種類もあるSNSとは(PCの設定の仕方)

  1. SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)には、下記のような種類があります。

1400字でつぶやく、Twitter(ツイッター):

 PCで設定――アドレス:sin_ryo✖✖✖✖✖@yahoo.co.jp

パスワード:1821✖✖✖✖-5

⇒スマホ、タブレット設定へ

何字でも書いていい、Facebook(フェイスブック)

  PCで設定――アドレス:sin✖✖✖✖✖@gmail.com

パスワード:1821✖✖✖✖-5

⇒スマホ、タブレット設定

▽以下のモノがある。

LINE(ライン)に代表されるような、会員同士がメッセージ(チャット)をやり取りできる「メッセージ系SNS」。

Instagram(インスタグラム)では、写真の撮影・編集・公開を一度に行なうことができ、特に編集・加工機能が優れているため、素人でも簡単に「プロが撮影したような完成度の高い写真」を撮影することができます。

「YouTube(ユーチューブ)」とは、2005年2月に設立された米ネットベンチャーYouTube社(現在はgoogle社傘下)が運営する、動画コンテンツ共有サイトです。会員登録をすることによって、誰でも動画ファイルをアップロードし公開することができます。

 

4 HPとの違い

  HPは自己発信スタイルのページで、受動型ツールで、「読み手」を待機している。

  ブログも同じで、読み手のニーズにマッチングしないと、アクセスがない。

  YahooGoogle検索などで、最近は、SNS→ブログ→HPなどの順番で、告知される。

 

 

5 SNSが変えた「社会・政治」現象

 

  1 台風15号の千葉被害の実際を発信!

 

  「鋸南町の一女性のTwitterから、被害状況が告知された」

   マスコミが伝えない「真実」の告知➡拡散➡社会化

  2 「モリ・カケ事件」(森友・加計問題)の社会化

 

#モリ・カケ(#:ハッシュタグをつけて発信)

hashtag on Twitter

 

 

  3 参議院選挙における「れいわ新撰組」の飛躍的闘い

 

  4億円のカンパ

  駅頭大演説会の告知・結集

  マスコミの無死を超えた200万票を超える集票

  ➡「市民連合」の成立、協定などもtwitterで広がった。

 

 4 「1500円最賃要求のスタンダード化」

 

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◇神奈川労連の「1000円最賃」を一挙に変えた。

    「下山房雄のページ」(九州大学名誉教授)で「2011.12.15から神奈川最賃千円裁判傍聴記(二五)かながわ総研所報『研究と資料』 201612月号」までHPで紹介。

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/simoyama/161010kanagawa-saitin.html#saitin25

 

AEQUITAS(エキタス)」(首都圏青年ユニオン系)のtwitterでの発信。

◇「AEQUITAS(エキタス)」というグループが20151017日に新宿で行った「上げろ最低賃金デモ」が出発点。

2015年3月の「新宿一般労働組合」による最低賃金デモ、同年415日の「ファストフード世界同時アクション」などがその主なものである。ただ、3.11以降の「路上の運動」との連続性を意識した動きとしては、やはりエキタスに画期性がある。(「エキタス」の挑戦―最低賃金を引き上げよ!

 

「労働組合になじみのなかった人々を引きつけ、「プラットフォーム」を目指す」、森原康仁 三重大学人文学部准教授(経済学)論座、RONZA)

 https://webronza.asahi.com/politics/articles/2017041300001.html

 

3.11以降の運動は様々な市民や団体が共同するプラットフォームにもなっている。この力とプラットフォームを貧困・労働・経済問題にも広げていかなければならない。」(原田首都圏青年ユニオン委員長)

 →共産党から、自民党へ(1500円全国最賃制案の協議)

  

 5 「実質賃金の低下」 統計問題

 

 ソノタノミクス 衆)予算委 中央公聴会 不正統計問題を糾弾 詳しくは、わたしの著書を参考にしてくださいと言って意見陳述を終えた。『アベノミクスによろしく』 (インターナショナル新書) 新書 – 2017/10/6 明石 順平(弁護士法人鳳法律事務所・浦和)

 >モノシリンの3分でまとめるモノシリ話(明石順平 2019.7.6

http://blog.monoshirin.com/entry/2019/07/06/002215

 今さらながらではあるが,ダイジェストを書く。この本は,要するに,安倍政権による統計「かさ上げ」の実態を暴いたものである。国会の議事録を多く引用しているので,前2作と異なり,人物がたくさん出てくるドキュメンタリー要素があるのが一つの特徴である。

第1章 「賃金21年ぶりの伸び率」という大ウソ

第2章 隠れたかさ上げ

第3章 隠される真の実質賃金伸び率

第4章 かさ上げの真の要因

第5章 誰が数字をいじらせた

第6章 「ソノタノミクス」でGDPかさ上げ

第7章 安倍総理の自慢を徹底的に論破する

 

6 SNSを使った社会的労働運動の進化を求めて

 

 1 神奈川労働弁護団の「SNSの活用講座」

   SNSを労働組合活動に活かしてみませんか? ~SNS・インターネット活用講座のご案内~. 2017年5月23日

   http://roudou-bengodan.org/topics/4752/

  神奈川県内において、労働組合活動の中心を担っておられる皆様の献身的な取組には、心から敬意を表します。

 

近年、SNSやインターネットが社会に広く普及し、コミュニケーションのあり方や情報拡散の手段が大きく変化していく中、新しい手法を活動の中に取り込んでいかなくては、労働組合の発展や争議の解決を実現することは困難です。

 

現に、SNSやインターネットを活用することで、労働組合の発展や高い水準での争議の解決を実現した事例が多数報告されています。そして、そのような先駆的な取組には、大いに学ぶべきところがあります。

 

そこで、NPO法人POSSEの坂倉昇平さん、首都圏青年ユニオン前執行委員長の神部紅さん、日本労働弁護団事務局長の嶋﨑量弁護士の3名を講師としてお招きし、下記の日時・場所で、SNS・インターネット活用講座を企画しました。当日は、講師の方々に、担当した事件でのSNS・インターネットの活用を報告していただいた上で、質疑応答にも十分な時間を割いて、議論を深めていくことを予定しています。

 

 2 全労連の「SNSのすすめ」

  「労働組合活動におけるSNS活用のススメ」を活用してください

  https://twitter.com/zenroren/status/1083263997921521664

  191103power3

 

 

 3 若い世代が作った「自販機産業ユニオンづくり」の経験

   http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/190310jihanki-union.html

  twitter(800万回も見た)とfacebookYahooブログで発信。

  それをHPで集積している。

   担い手は「ブラック企業ユニオン、総合サポートユニオン」の若いメンバー。プラス「POSSE」(NPO、雑誌発行)。

   仙台から「美容師ユニオン(タカノグループ他)」や「保育士ユニオン」づくり。

   地域で毎月、「大人食堂」を開催。⇒facebook で発信。

 

 4 労働組合組織化の主な経験

   全労連系

    東京都内でのCUセンターづくりとSNSの活用

     文京区労協と毎月の統一行動(「わかもの食堂」づくり)

   

   全国一般東部労組

    日本一の労働相談センター「NPO法人労働相談センター」

   【参考3】全国一般福岡地本

    NPO労働センター+「就労支援事業所」の併存

   

 5 「NPO障害者の職場参加をすすめる会」の経験

  「すいごごCafeの取り組み」  

   毎週、水曜日、2時間ほど、これまで出会った「春日部、越谷、草加」(そして埼玉まで広げて)の障害者当事者、家族、障害者運動家、行政マン、ワーカーズコープ、ワーカーズコレクティブ、中小企業家、平和活動している人の「自分史」を聞く会がある。

 事務局長の山下浩志さんが、毎回、facebook・ブログで紹介。それを「世一緒・すいごごCafeのページ」にリンクしている。大好評のページになっている。

  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/syokubasanka/suigogo-2.html

 

【補論:検討課題】

 1 産業別NPOの設立(労働組合運動の横に)と研究者の力添え

   沖電気資本の戦略と経営分析

 2 職場分析の視角(どのようなものがいいのか)

   幹部社員層

   中間層

   非正規労働者(派遣労働者など)

   女性層の力

 3 地域コミュニティーの分析 

2019年7月17日 (水)

全国「どこでも生計費は同じ」という訴え

   国公労連の教宣活動をけん引している井上伸さんが、「生計費は全国どこでも同じ」と、全労連新聞を引用してfacebookで訴えている。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=2962604250479605&set=a.209005322506192&type=3&theater

190717saitinsei

 「地方は物価が安いから生活費がかからない」―こうした「常識」を覆し社会的影響を大きく広げているのが、全労連が進める最低生計費試算調査。最低賃金は全国一律が望ましく、1500円以上を必要としていることを改めて明らかにした。最賃引き上げは参院選の一大争点に浮上している(全労連新聞7/15
https://twitter.com/inoueshin0/status/1151065507899953152

 

 

 最賃に張り付いた非正規労働者の賃金が社会問題になりにくいのは、ユニオンに入っていない人が多いからだが、去年、東武スカイツリー線の車内で「最賃があがって少し賃金が上がるの」と話していた高齢の女性たちがいた。

 身近な話題にどんどんなれば、「私もなにかしたい」と思い始めるのではないでしょうか。青年も、若い女性も、「就労継続支援A型事業所で働く人」も。

 そして、町場の小売業・中小の企業への支援も合わせて、「分配社会」をつくりだす契機になる。

1%対99%社会」を止めさせるために。

 

 大昔、黒川俊雄さん(故人・慶応大学名誉教授)が執筆した『新版 最低賃金制入門』(19753月)を編集したが、「全国一律最賃性実現」は総評レベルでも中小企業を組織した全国金属などにやっと入った記憶がある。

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/kurokawa/kurokawa-ronkou.htm

 しかし「最賃おじさん」とみんなで話していた、印刷労働者が「これがわしの夢」だと毎月のように、買い求めに来たこと(「区労協レベルで広げている」とのこと)を覚えている。

 

 最近出版された本の中で、木下武男さんがナショナルミニ型最賃制の実現は「職種別賃金の確立」にとって、キーポイントになっていることを、「貧困・低賃金を克服し、日本的雇用関係の終焉」を論じた「年功賃金から職種別賃金・最賃制システムへの転換――新しい賃金運動をめざして」(木下武男稿、『闘わなければ社会は壊れる』、今野晴貴・藤田孝典編、岩波書店、20196月)で書かれているので、これは参考になる。

https://www.iwanami.co.jp/book/b454642.html

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 数年前、「1500円最賃」を要求した「AEQUITAS(エキタス)」グループの青年たちが新宿を起点にデモンストレーションを敢行して、その輪を広げ、野党まで突き動かし、いまや自民党内で「全国最賃制の勉強会」が行われている情報がSNSなどで流れている。

 みんなで声を上げれば、国会でも議論できる。

2018年5月23日 (水)

《ジャパンビバレッジの闘い》が示していること

▽追記(18.07.11)

http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/180430japan-Beverage.html


   ジャパンビバレッジの件、リーダーのAさんの懲戒解雇、回避できました。
 POSSEの青木さんより。

 
  三日間の出社停止となりましたが、勝利と言ってよいと思います。
 皆さまのご支援・共闘のおかげです。本当にありがとうございます。
 以下、当該のAさんからメッセージを転送します。

 いつもお世話になっております。
 本日、懲戒処分の内容が決定しました。

 7月11日より3日間の出勤停止

 皆さまのお陰で懲戒解雇を回避することが出来ました。
 ありがとうございます。

 会社がいくら不当な事をやって来ても
 戦えば勝てるという事を社会に発信していきたいです。

 まだまだ戦いは続きますが、今後とも宜しくお願いします。

 仮名:A

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  △サラリーマンに安全な食を、たのみます。友人になりたいと願っています。
   働く人に公正な労働条件を。 (編集子)

▽ここから本文。

5月のメーデー以降に立ち上げた《ジャパンビバレッジの闘いは今――サントリーグループの「ジャパンビバレッジ」の組合つぶしと闘う「ブラック企業ユニオン」(総合サポートユニオンブラック企業支部)![業種別職種別ユニオン運動]研究会]のページ》は、たちまちのうちに350人以上の単独アクセスと、1000ほどのビューアがある。

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http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/180430japan-Beverage.html

 

この総合サポートユニオンは、木下武男さん他が提案している[業種別職種別ユニオン運動]研究会]に参加しているメンバーで、エステ業界の女性ワーカーズの声にこたえて「ホワイト労働協約」を制定する活動に成功している新種のユニオン。

http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/170902dai1kaireikai.html

 

なぜ新種かというと、企業の枠の中の労使関係づくりではなく、企業の外側に陣地を作り、その業界の賃金・労働時間・労働諸条件を規制する運動を広めて、まず個人であってもユニオンに参加を呼びかけ、少なからずの青年・女性たちの共感を得ていること。

 http://bkunion.blog.fc2.com/blog-entry-35.html

 《「ブラック企業ユニオン説明会ウィーク ~ゼロから始める労働組合~」を開催します!》

http://e-union.sakura.ne.jp/

 

またこれまでのような「党派」には関係なく(これは編集子の見方)、自主的に労働組合運動をおこし始めた青年たちだ。もしかしたら木下先生が好きな「ユニオニスト」が誕生しているのかもしれない。

http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/

 

 文春オンライン・ブログで今野晴貴さんNPO法人「POSSE」代表理事)が書いているが、ジャパンビバレッジの闘いを書いたSNSは、「800万ほどのアクセスがあった」と書かれており、1975年に行ったスト権スト(国労などが中心になった)以来の「スト迷惑論」をのりこえ、市民・利用者の共感を得たと報じている。


 青年ワーカーズのストなど、この生きづらい世の中でなかなか起こらない事態と思っていた状況が広がっている中で、起こったわけだ。

《東京駅の自販機ストライキは、なぜ「共感」を得たのか》、20180520 0700分 文春オンライン、今野晴貴(POSSE代表)。

 https://news.nifty.com/article/economy/economyall/12113-030698/

 

 

 ▽今野さんは書く――たたかった側について。

働く若者たちにとって、もはや特定の会社に期待するのではなく、どこの会社で働いていようとも、労働組合で闘うことによって、法律を守らせ、賃金を上げ、残業時間を短くして、普通に生きられることを求める労働者の姿が、共感を得る理由だったのではないだろうか。

(中略)

「ストライキは、労働者の『伝家の宝刀』と言われているらしいじゃないですか。強い思いを持った仲間が集まれば、会社や社会を変えることができるんだと実感しています」(Aさん)

以上の指摘は、正規だろうと非正規であろうと、一人ひとりの青年・女性への貴重なメッセージではないか。

 

2018年5月 7日 (月)

公務公共一般労組づくりと職種別労働組合運動の構築へ

 以前、本ブログで以下のような紹介文を書いてきた。

 ▽14/02/27、小林雅之著――東京争議団運動のDNAたっぷりの労働組合組織づくりを描く――『上を向いて歩こう』(本の泉社、20087月)

 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/post-a6ac.html

 

 「現代労働組合研究会のページ――東京労働争議研究会のことなど」 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/sorezorenoroudou-3.htm#kobayashi

 

その小林さんから、『私が歩んだ労働組合運動――品川・目黒の活動家の聞き取り報告 第三集』(同編集委員会刊行、目黒労協内[目黒区鷹番311 石田ビル302]、2017111日発行)と『季刊 セオリスト』(2018年春号、010号、編集・発行 東京公務公共一般労働組合、201841日、〒1700005、東京都豊島区南大塚23310、500円)を寄贈された。

 さっそく読んでみたが、前者は「青春とロマンの時代 品川地域運動を原点として」、編者まえがきでは“今回は、東京公務公共一般労組の現役役員の小林雅之さんの聞き取りと、市川平八さんを中心に地区労での活動の「まとめ」を作成しました。小林氏は、本文にもあるように品川の金属の職場でさまざまな経験を積み、東京争議団共闘の事務局長、都の非正規社員を組織する活動を進めています“と書かれている。

 

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 小林さんは、1960年代半ば以降の高度成長期に多数の労働組合活動家が登場した「黄金期」の一員で、カコストロボの「従業員組合」を変え、「女性工員が果敢にたたかった姿」を語り、品川労協の地域労働組合運動の影響を受け(発刊の意図)、日立資本の系列支配攻撃(乗っ取り)とたたかい、全国金属へも加盟し、「企業再建闘争」をたたかった。

 この争議のなかで「東京争議団」運動の一員として、「ド根性路線から脱却して運動路線をつくり、自らの争議解決をめざし東京総行動方式の一員として」事務局長を担った。

 後者の『季刊 セオリスト』は、“『私が歩んだ労働組合運動』編集委員会は、東京品川・目黒地域の(元)活動家への聞き取りをこれまで6人について行ない、報告集として3回発行されています。そのなかで公共一般現副委員長で公共一般創立以来のオルグでもある小林雅之氏に聞きとりした第三集(2017111発行)から、公共一般創立に関わるお話について、今回セオリストに転載することになりました。その後セオリスト編集部から追補的な聞き取りもして、加筆修正しました。”と。

 

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 ほぼ、『私が歩んだ労働組合運動』の後半で展開されている流れ通りなのだが、最初に持ってきている話は、「協同組合か労働組合か」と中西五洲さんから「一緒にやらんか」と勧誘された葛藤が出ている。「ちょっと身近すぎて、そうだったのか」と編集子も思わざる得ない事実が描かれている。

 「インタビュー 公共一般の組織と戦略構想はどのように準備されたのか――『季刊 セオリスト』」では、「ご本人が徹底した妨害に遭った」こと(労戦がらみの困った話)や公務員組合にはオルグという姿がいなかったこと、そして、自治体関連労組協議会の結成、都区一般(現・公共一般)の組織化、独立してまたたくまに2,000人の組織へ。

 組織の神髄は、「徹底的な単一・個人加盟」とし、「独立組織」を志向し、「公務職場だけでなく民間職場まで」視野にいれた組織づくりをたたかい取ってきて、「公務公共一般」という組織になったこと。

 今後の課題として、「職種別で市場横断的な組織を構築中」としている以下の点(少し長い)が、重要なポンインとではないか。 

 ■職種別にも最低賃金闘争を追求中

 いま保育ユニオンは500人いますが、公立園、民間園どこで働いても最低時給2000円で働かせろと要求し、エキタスと一緒に毎年数回デモを実施し、自治体に向けて学校栄養士たちと一緒にストライキも打って闘っています。

現場の非正規保育士は、全都自治体当局と保育労働者に向けて膨大なアンケートをとり、最低時給2,000円の理論構築をしてきました。既に時給1,500円を越えた保育士がどんどん増えている状況下での闘いです。

 昨年2,000円突破目指してストを打った板橋区の学校非常勤栄養士は時給1,50円を突破しました。

 200以上ある分会には、保育士分会、栄養士分会、図書館司書分会、非常勤講師分会など、そもそも職種別にくくられた組織が多数存在しています。これを雇い主が知事や区長、市長だからということで行政縦割りにくくっていたのですが、ここには企業内運動の限界がみえている。非常勤職員という一くくりで当局は賃金を決めてしまうが、本来は職種・職能別に賃金を引き上げていかないとだめだと考えてきました。

 そこで職種職能別に全都を横断的に組織編成していく取り組みをしてきました。すでに6つの職種別ユニオンがあり、2,200人がいます。これからの賃金闘争にこの職種別闘争が、ナショナルセンターそして産別闘争においても決定的な変革をもたらすだろうと展望しての、取り組みが始まっています。


 さらに注目されている点は「青年ユニオン」が果たす役割、「労働協約の拡張適用をめざす」こと、「NPOづくりと労働者供給事業」、「地域活動の重視」を打ち出している。

 編集子が、1978年の沖電気の大量指名解雇争議、1980年代初頭の雪印食品争議などのインフォーマル組織とのたたかい、日本航空などの民間第一組合の争議を見てきたものとして、「労働組合運動における組織化」をめざす話は、禁句だった、と思う。

 70年代の争議を終えた「日本製紙」争議団のメンバーが、「労働問題研究所」を名乗り組織化をめざしたが、進路・成長への道筋は不可能な状況だった。

 そのなかで、3000名を超える組織化を進めた、小林さんと「都職労統一派」(小林さんの命名)のご苦労は、全国の青年・女性たちが学ぶ点が多いと思う。

 

 ▽追記1:一緒に送られてきた『季刊 セオリスト』(009号、2018年冬季号、201811日号では、「木下武男、業種別職種別ユニオンの展望――日本労働運動の再生構想」を取り上げている。

 「業種別職種別ユニオン運動」研究会のページ参照。

 http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/

 

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 ▽追記2:研究者の東洋志さんが書かれている論文も参照してほしい。

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/sorezorenoroudou-3.htm#azuma-2

 ●20170305日:公共一般から何を学ぶか――個人加盟ユニオンの到達と可能性、東洋志、「季刊 Theorist」、東京公務公共一般労働組合、2017年冬季号、05号 (PDF版) 

 ●20160806日:産業別個人加盟ユニオンの到達点と課題――自治労連の実践から、東洋志、特集●労働運動の再生と産業別組織の課題、「労働総研クォータリー」、2015年夏号(20157月発行)(PDF版)

 

 ▽追記3:[20161224日 (土)]

 「首都東京における地域労働組合運動:新宿区労連と全労連・新宿一般労組の組織、運動」を紹介する。

 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-25ac.html

 

 

2018年3月31日 (土)

「人間を取り戻せ! 大久保製壜闘争の記録上映・講演会」を越谷市で開催

 ▽追記(2018.04.22長崎さんはご自分のtwitterでも発信されています。

 

 長崎 広‏ @nagasakihiroshi · 420 

 

 昨日420日越谷市「大久保製壜闘争の記録」上映・講演会の様子です。主催「NPO障害者の職場参加をすすめる会」が車イスの障害者や40名程の参加者の熱心さに、僕はかつてなく緊張しました。心暖まる本当に良い集会でした。

 

 https://twitter.com/nagasakihiroshi

 

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 越谷市にある「NPO障害者の職場参加をすすめる会」が主催して、上記のようなテーマの上映・講演会を開く。

 

  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/syokubasanka/180317ookuboseibin.html

 

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 この会は、「世一緒」として越谷市障害者就労支援センターを数年前まで受託し運営していたが、今は「ワークオフィス 世一緒」(障害者就労支援事業所)を42日にオープンする。

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/syokubasanka/yoisyo.html#180828sengendaiyoisyo

 

 世一緒運営委員会で開催のきっかけをつくった者として、いくつかの想いを書いておきたい。

 

 1 世一緒を含む「わらじの会」が(事務局長の山下浩志さんのブログの文章を読んでいて)、大久保製壜闘争の地域デモに参加していたこと。

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/syokubasanka/yoisyo.html

 

 その当時は自治労越谷市職労などが呼びかけをしていたという。これは労働組合運動としては、大事な歴史だ。

 http://yellow-room.at.webry.info/201712/article_3.html

 

 2 1970年代から始まった大久保製壜闘争は、「36名の労働者・障害者がキリスト教会で籠城闘争に入って」マスコミで大きく紹介されていた。そして編集子がインフォーマル組織の追及を雪印食品争議の出版物などでやり始めた1980年代には、大久保製壜の会社側管理職などが同じ職業的労務屋といわれているグループに教育され、職場に持ち込んで組合活動家などに攻撃をかけていたこと。

 

 会社を破壊した雪印食品DEC――インフォーマル組織物語Ⅳ[2012919日 (水)]

 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-a4a6.html

 

 残念ながら、編集子はその当時、会社に出版企画を提出できなかったこと。

 

 3 現在、「業種別職種別ユニオン運動研究会のホームページ」の編集に参加しているが、ここで出会ったPOSSEや首都圏青年ユニオンなどの「30代のユニオン・労働組合活動家」の新鮮な問題関心の感性に勇気づけられて、いまこそ「障害者運動と労働組合運動」を担う、若い世代が出てくるのではないかと、“沸沸(ふつふつ)”
と心から湧き上がってきたので、チャレンジした。

 http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/

 

4 「大久保製壜闘争」をになった全国一般東京東部労組は、これまでも「現代労働組合研究会のページ」とこのブログでも紹介し注目してきた。


  2012
0707日:ユニオン・ショップと労働組合――全国一般東京東部労組 

 

  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/120112yunionsyopu.htm

  20180209日(日):『労働組合で社会を変える』石川源嗣著(世界書院、201410月)・書評 ―松本耕三(全港湾委員長)

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/111224book-ronten.htm

 

非正規労働者の12時間労働反対のストライキ――全国一般東部労組大久保製壜支部[2015512 ()]

 

http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/12-c03a.html

 

全国一般東部労組大久保製壜支部のたたかいの意味―「8時間労働制の実現」をめざしたのが、メーデーの起源だ[20156 3 ()

http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-575b.html

 

  5 昨年[日時: 2017617日(土)]、▼「明治学院 学内社会学会」が主催した上映『人間を取り戻せ !-大久保製壜闘争の記録-』の時の「長崎 広」さん(明学福祉学科卒業生 東部労組副委員長・大久保製壜支部副委員長)の講演をyoutubeで観ていた時、学生時代の恩師のことばとして「キリスト教と社会主義思想は併存する」と教えられたという発言に、編集子は共鳴した。

 

私は、学生時代からロバート・オウエン、サン・シモン、フーリエの存在を「空想的社会主義」と切って捨て去る各党派の「正統派史観」には、「そうではないでしょう」と思い続けていたこと。

 

当日に講演する「長崎広さんのfacebook」[2018328 11:59 ]で以下のように発信している。

 

東部労組委員長の菅野です。

この度、420日越谷市で、以下のように「人間を取り戻せ! 大久保製壜闘争の記録(制作=ビデオプレス40分)上映・講演会が開催されます。

 主催は、「NPO障害者の職場参加をすすめる会」です。

詳細は以下のホームページをご覧ください。

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/syokuba…/180317ookuboseibin.html

 

私たち東京東部労組は、今年の12月で結成50年を迎えます。50年間のうち、219ヶ月が大久保製壜闘争でした。大久保製壜闘争は、実に多くの地域・全国の仲間に支えられ続け、職場の障害者・労働者も次々と立ち上がり果敢な闘いを繰り広げました。

「NPO障害者の職場参加をすすめる会」のホームページによりますと、かつて越谷市職労や越谷地域の障害者の仲間たちが、はるばる墨田の地の大久保製壜闘争の集会と路地から路地デモに駆け付けて下さっていることが記載されています。

是非、多くのみなさんの参加を願っています。また、越谷方面の友人・知人・ご家族にお知らせくだされれば幸いです。よろしくお願いします。

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《障害者虐待差別と闘ったドキュメント「人間を取り戻せ!大久保製壜闘争の記録(制作=ビデオプレス40分)

 上映・講演会のお知らせ》

  ●日時 420日金曜日 午後630分~(開会は午後6時)

  ●場所 越谷市中央市民会館(越谷市越ケ谷411 東武スカイツリーライン越谷駅東口徒歩7分)

  ●講演者 長崎広さん(全国一般東京東部労組副委員長・大久保製壜支部副委員長)

  ●参加費無料

  主催「NPO障害者の職場参加をすすめる会」

   〒344-0023 越谷市東越谷1-1-7 須賀ビル101  電話048-964-1819

 *************************************************** 

 

  ▽追記(2018.3.31「レイバーネット」で紹介・告知しています――「人間を取り戻せ!大久保製壜闘争の記録」上映会、東部労組委員長の菅野です。

 

2018年2月22日 (木)

若者の労働運動の世界で、追いつきつつある男性労働者群――ある若手研究者・ユニオンリーダーの分析

 

 最近、私から複数の研究メーリングや地元、越谷市のNPO関係者に宣伝していることの一つは、“POSSE首都圏青年ユニオンの若い世代が参加している「業種別職種別ユニオン運動」研究会のページをどうぞ! ご一覧ください”、というメッセージだ。

 

 「業種別職種別ユニオン運動」研究会のページ 

 

 この研究会で出会った「青木耕太郎さんtwitter」に以下のような文書が出ていた。

 https://twitter.com/kotaro_aoki

 ▽twitter での自己紹介:1989年千葉県生まれ。311以降仙台市で被災者支援・就労支援に従事したのち、総合サポートユニオンの執行委員となる。東京大学大学院博士課程在籍。労使関係論・労働組合論の研究にも従事。

 

今の多様化し、自己実現を目指す若者の労働者の「女性」と「男性」の姿が描かれている。

 

 男性は“転職による「解決」という幻想を抱き続けているため、闘うことに時間を使うことを躊躇していた“

 「ブラック企業と闘うことに積極的だった」女性たちと対比して、「やや消極的だった」男性の姿があったようだ。

 

 それが「追いつきつつある」と描いている。その事実のつづきも待ちたい(210日の研究会後の懇談会で、複数の若者が発言していたが)。

すべては途中経過だが、「労働運動のルネッサンス」はここから始まる。

 

 旧来の重厚長大産業(自動車や鉄鋼業・セメント・非鉄金属・造船・化学工業、これに関連する装置産業)における「若者女性労働者と男性労働者」の人間的連帯とはどこから始まるのであろうか。

 いまも確実に労働問題が存在する旧公労協関係、自治体、教育、流通・トラック、建設、サービス産業、IT産業などの姿は。

時代に切り込む現代若者労働者のルポルタージュは出ないのか。

下記の最後の文を、追い越す男性労働者もいると思うし、「若者女性労働者と男性労働者」の両者を待ち望む。

>たぶん、追い越さない。

 

 

青木耕太郎‏ @kotaro_aoki 1月172018年)

数年前まで、ブラック企業で働く若者のうち、女性の相談者の方が男性の相談者よりも、闘うことに積極的だった。中心的に闘った女性のほとんどは、単身もしくは、夫が非正規やブラック企業で低収入で、闘う以外に道はないと感じていた。

 

ところが、男性の相談者の多くは、転職による「解決」という幻想を抱き続けているため、闘うことに時間を使うことを躊躇していた。

 

要するに、女性は、自分とパートナーの「下部構造」(非年功型の労働市場に組み込まれていること)を客観的に認識したが、男性は「妻子を養う」という主観が強く、「下部構造」を客観的に認識せず、闘う以外に道はないことを認識しなかった。傾向的に。

 

最近、その傾向が変わりつつある。若者男性労働者の間でも闘う動きが出てきた。彼らは、何度転職しても、必ずブラックという現実を経験してきた。結婚を目前に控えて、あるいは結婚を機に、一念発起して超真剣に転職活動をしても、またブラックにぶち当たり、憤りを覚えたという人を何人も知っている。

 

労働運動の主体が変容しつつある。数年前の「たかの友梨」の争議の際に、「若い女性」が立ちあがったことに驚きの声が上がったが、ようやく「若い男性」が追いつき、「若い男女」がブラック企業と闘う労働運動の主体として登場しつつあるように思える。

 

興味深いのは、結婚を目前として、あるいは結婚を機に、相談に訪れて闘う人が多数いること。結婚・家族が「保守化要因」から「闘う要因」に変化しつつある。家族のことを思って会社と闘うことに躊躇した従来の日本の正社員男性に対し、今の若者は結婚して子どもを持つには、会社と闘う以外に道はない。

 

ここ数年の間に、転職による「解決」は「何度転職してもブラック」という実体験を通じて否定された。男性の「妻子を養う」という強固なイデオロギーも、ブラック企業ばかりという現実と実体験を通じて、揺らぎつつある。イデオロギーが現実に対応するものに変わりつつある。闘って変えるしかないのだ。

 

若い男性が若い女性に比べて、5年くらいブラック企業との闘いの主体になるのが遅れてきた理由は「妻子を養う」というイデオロギーに固執し、「転職幻想」を抱き続けたからだと思われる。しかし、「ブラック企業ばかり」という現実はイデオロギーと幻想を打ち砕く。意識が現実に追いつきつつある。

 

誤解のないように付け加えておくと、男性が労働運動の主役となりつつあると言っているのではない。ブラック企業との闘い、若者の労働運動の世界では、女性が先進的な役割を担ってきていて、ようやく男性が遅ればせながらも、追いつきつつあるということ。そして、たぶん、追い越さない。

 (ご本人の了解を得たので、以上、転載させていただいた)

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