新しい労働組合運動を

2019年12月 1日 (日)

『斗う労働者のど根性』、『東京争議団物語』から学ぶ《PART Ⅰ》

  「東京争議団物語」、そしてその後

   東京争議団共闘会議が生まれて50年余。『斗う労働者のど根性』(労働旬報社)、『東京争議団物語』(東京地方争議団共闘会議編、労働旬報社)の両者が発刊されたのは、1960年代半ば。「東京争議団共闘の15年一ほんものの労働組合をつくるたたかい」(市毛良昌・佐藤一晴, 労働旬報社)は1970年代半ば。この論文は、中林賢二郎先生(法政大学社会学部教授)が編集していた『危機における労働運動,、労働運動史研究58号』(1976年 労働旬報社)に所収したもの。

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http://e-union.sakura.ne.jp/tokyo-sougidan/index.html

 

 当時を担った実践家、編集者はすでに多くが鬼籍に入っている。

 私は、労働旬報社で1960年代末から数年アルバイトをしていたが(その後編集部へ)、港区芝西久保巴町に会った社屋の中で、編集アシスタンをやりながら「本棚の中に会った『斗う労働者のど根性』、と3号雑誌と言われた『労働世界』(A5判、60pぐらい)を発見し、机にもっていって、読んで感動した思い出がある。

 その当時、法政大学を中心とした「どうどうめぐり研究会」で「労働組合運動史研究の分析視角の研究・指導」をしていただいたのが中賢さん(愛称)だ。そのメソッドを応用して「東京争議団運動の意義とその課題」をまとめたのが、「東京争議団共闘の15年一ほんものの労働組合をつくるたたかい」だった。

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 そのなかの「東京争議団共闘会議の結成」の場面では、どんなに労働者の運動・争議が低迷しても、必要に応じた組織運動が必ずおこる、とまとめている。

 「一九六二(昭三七)年五月十七日の夕暮、東京新宿小滝橋の新宿自動車教習所に、東京の長期争議組合の代表が三々五々、集まってきた。ここも、企業閉鎖、全員解雇の争議現場で、暴力団の乱入があったために、二階建の古い建物は組合の張った有刺鉄線で守られている。部屋の中には、すりきれた毛布が積み込まれや裸電球がプラさがっていて、頼りない光を投げかけていた。 

 定刻の六時をすこしすぎて会議がはじまり、自己紹介、簡単な規約の承認、共闘強化、交流の活発化など箇条書きの方針の採択、役員の確認で議事を終わり、畳の上に起ち上がってガンバローを三唱した。ひっそりとした、明るさも活気もない集会だったが、お互いに、もうあとにはひけないと決意していることを信じあっている連帯感が、ひしひしと感じられた。当日の出席は三○組合。役員には、金融共闘の日本信託、化学のエスエス、全印総連自立経済、全自交新宿自動車教習所、全国一般の正路喜社、東京信用金庫の各労組、及び日電栗橋守る会、地下鉄松尾守る会等が選出された。」

 その注で、執筆者の佐藤一晴さんは、「(2)こうして、本来の労働組合運動が、組織的にも運動的にも正常な機能を果たしていれば不必要な組織、歴史的にも国際的にも前代未聞の組織が生まれた。『本来は』不必要な、従って好ましくない組織でも、労働者の闘争が必要とすれば、 労働者の闘争の必要が既存の組織で満たされなければ、あらたに誕生するしかない。労働組合運動では、いつでも、最初に闘争ありき、つづいて組織が、である」とまとめている。

 21世紀に入った現代でも、労働運動史の弁証法はうまずたゆまず、その萌芽を育んでいる。

 そこで、編集子として、いま残しておかなければいけない諸文献を以下のようにPDFで読めるように整理・UPした(全部ではないが)。《このページはつづく》

 

 ◆『東京争議団共闘の15年一ほんものの労働組合をつくるたたかい』(市毛良昌・佐藤一晴、労働旬報社,1976年)。最初、中林賢二郎先生が編集していた『危機における労働運動, 労働運動史研究58号』(1976年労働旬報社)に所収したもの。1970年代から80年代にかけて、東京争議団運動の進路を激励した論文。

 ◆1960年代から始まった東京争議団――「闘う労働者のど根性」

 ◆『たたかう個人加盟労働組合 : ルポルタージュ』――(山岸一章著、太郎書店、1967年)――この本が高度成長期の日本において「産業別個人加盟労働組合組織化」を描いた初めての本。うずもれている歴史から新たな光を!

 ◆『砦にひるがえる 勝利の旗 正路喜社闘争九年の総括』――(正路喜社労働組合支援共闘会議編、19672)――のちの『東京争議団物語』を書いた佐藤一晴さんたちの奮闘記。

 ◆『東京争議団物語』(東京地方争議団共闘会議編、労働旬報社、1965年)――「闘う労働者のど根性」以後の経験を総括し、あらたな前進の武器にすることをめざして、全争議団で組合員の手記を書く運動を進め、一年ごの一九六五年夏、『東京争議団物語』が出版された。このルポルタージュも、けっして理論的に整備されているとは言えないし、混迷の跡も多く残っている。しかし、大討論集会からの一年の歳月とその間の情勢の変化、大衆的総括運動の健康な反映、執筆過程で徹底した。

 ◆「ドレイ工場 たたかう労働者の長編劇映画」で全国へ――「ドレイ工場シナリオ」(山本薩夫・武田敦監督、1968年、労働旬報社)。「ドレイ工場東京争議団物語より 戦う労働者の長編劇映画シナリオ」、(19661版、労働旬報社)

 ◆1970年代向かって、新たな青年たちの闘い――『コブだらけの勝利』(全国一般神奈川地本油研分会、今崎 暁巳著、労働旬報社、1969年)。『良心の歴史をつくりたい』(報知新聞労働組合、報知印刷労働組合、報知印刷大阪労働組合編、労働旬報社、1970年)。

 ◆1970年代~80年代へ、主な東京争議団運動関連の出版物――『争議組合物語 828日の日本製紙闘争』、『早く高く勝利を 報知闘争の記録』、『石流れ木の葉沈む日々――三菱樹脂・高野事件の記録』、『大映 ふたたび不死鳥は翔ぶ経営再建・映画復興への挑戦』、『めしと団結 大阪生コン労働者の闘争』など。

 ◆ベストセラー『どぶ川学級』(須永茂夫著)の誕生――全金日本ロールの闘いの中で。映画「どぶ川学級」で日本全国へ 。

 ◆感動を呼んだ、『友よ! 未来をうたえ 日本フィルハーモニー物語』など日本フィル闘争3部作!(今崎 暁巳著)と映画化.

 ◆争議団運動めぐる図書と研究者・運動家の発信

 「労働者の闘いの記録――神奈川の事例を中心として」(光岡博美、駒沢大学教授、駒沢大学経済学論集、第11巻第3・4号)/ 「ニチモウキグナス労資紛争史 1 :  70年代における企業合理化と労働組合運動」→23、4へ(山本興治 下関市立大学、下関市立大学論集、公開日 2010-03-03)/ 「大映研究序説 ――映画臨戦体制と大映の創設」(井上雅夫、立教経済学研究第64巻第3号、2011年)/ 造船産業合理化から地場産業を守る闘い 元全日本造船機械労働組合中央本部書記長 大河内俊雄、静岡社会文化協会 

 

2019年11月 3日 (日)

沖電気に働くすべての仲間に「電子ビラ(twitter)」を‼

 11月23日(土)に予定されている「沖電気を明るくする会」(OAK)の例会で、以下のような報告をする。そのレジュメと「powerpoint」のTOP を紹介したい。

   http://oakhp02.chottu.net/

   http://e-union.sakura.ne.jp/okidenkisougi/index.html

 

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 あなたも「つぶやいてみませんか」――アベやめろ、労働者に分配を、憲法9条を守れ。そして、沖電気の働く仲間に「幸福を」。

 

              インターネット事業団・飯島信吾

                    2019.10.31

 

 

 

1 なにを「つぶやく」のか(それぞれの実例)(powerpoint参照)

 「Twitter」の実例。

 

  ⇒なんと「沖電気」というキーワードで多数の発信が拾える。

 

「Facebook」の実例

  

2 みんなで「つぶやこう」

 【1】「鍋の会」からの発信――参加者個々からの発信(なんでもいい)

    当事者が中心になって(3人から5人)

    #沖電気(ハッシュドタグという。今は検索キーワードだけで、プラットフォームができる)

    なぜやっているのか

    いくらで

    どんな食事で

    参加してよかったこと

    沖電気での仕事のこと

    さまざまな格差のこと――派遣・「非正規」労働者のこと

    沖電気のみなさんへ 

    

   

 【2】 ここも「#沖電気 OAK」

   職場新聞・「あすなろ」の個人的記事を基軸に 

    地域の社会のこと

    家族のこと

    読んだ本

    観た映画・劇など

    好きな音楽

    身の回りの生きづらさを見つめて

    アベやめろ!

9条守れ

    介護のこと

    電機産業全体への視野(25周年出版の現在版づくり)

 

 

【参考1】 新聞を読まない青年層の登場(「情報通信白書」、総務省2019年)

【参考2】 吉本芸人の「SNSのフォロワーは4000万人(twitter1600万人(Instagram)」(日経新聞、2017/2/27 16:10)

 

⇒ボトムアップ戦略にもとづき、暮らし・仕事・格差の事実を発信していく。

 「1万6000人を超える沖電気に働くすべてのに共鳴をメッセージする」

  「私たちは生きている」という事実を。

 

⇒この「集合知」をOAKのHPにUPしていく。その主張と「リンク」して、「共鳴の輪」を広げる。

⇒「あらゆる職場」と「卒業生の地域から」発信して、「プラットホームづくり」をめざす。 

 その陣地は「HP」だ!

 

3 SNSの解説――何種類もあるSNSとは(PCの設定の仕方)

  1. SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)には、下記のような種類があります。

1400字でつぶやく、Twitter(ツイッター):

 PCで設定――アドレス:sin_ryo✖✖✖✖✖@yahoo.co.jp

パスワード:1821✖✖✖✖-5

⇒スマホ、タブレット設定へ

何字でも書いていい、Facebook(フェイスブック)

  PCで設定――アドレス:sin✖✖✖✖✖@gmail.com

パスワード:1821✖✖✖✖-5

⇒スマホ、タブレット設定

▽以下のモノがある。

LINE(ライン)に代表されるような、会員同士がメッセージ(チャット)をやり取りできる「メッセージ系SNS」。

Instagram(インスタグラム)では、写真の撮影・編集・公開を一度に行なうことができ、特に編集・加工機能が優れているため、素人でも簡単に「プロが撮影したような完成度の高い写真」を撮影することができます。

「YouTube(ユーチューブ)」とは、2005年2月に設立された米ネットベンチャーYouTube社(現在はgoogle社傘下)が運営する、動画コンテンツ共有サイトです。会員登録をすることによって、誰でも動画ファイルをアップロードし公開することができます。

 

4 HPとの違い

  HPは自己発信スタイルのページで、受動型ツールで、「読み手」を待機している。

  ブログも同じで、読み手のニーズにマッチングしないと、アクセスがない。

  YahooGoogle検索などで、最近は、SNS→ブログ→HPなどの順番で、告知される。

 

 

5 SNSが変えた「社会・政治」現象

 

  1 台風15号の千葉被害の実際を発信!

 

  「鋸南町の一女性のTwitterから、被害状況が告知された」

   マスコミが伝えない「真実」の告知➡拡散➡社会化

  2 「モリ・カケ事件」(森友・加計問題)の社会化

 

#モリ・カケ(#:ハッシュタグをつけて発信)

hashtag on Twitter

 

 

  3 参議院選挙における「れいわ新撰組」の飛躍的闘い

 

  4億円のカンパ

  駅頭大演説会の告知・結集

  マスコミの無死を超えた200万票を超える集票

  ➡「市民連合」の成立、協定などもtwitterで広がった。

 

 4 「1500円最賃要求のスタンダード化」

 

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◇神奈川労連の「1000円最賃」を一挙に変えた。

    「下山房雄のページ」(九州大学名誉教授)で「2011.12.15から神奈川最賃千円裁判傍聴記(二五)かながわ総研所報『研究と資料』 201612月号」までHPで紹介。

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/simoyama/161010kanagawa-saitin.html#saitin25

 

AEQUITAS(エキタス)」(首都圏青年ユニオン系)のtwitterでの発信。

◇「AEQUITAS(エキタス)」というグループが20151017日に新宿で行った「上げろ最低賃金デモ」が出発点。

2015年3月の「新宿一般労働組合」による最低賃金デモ、同年415日の「ファストフード世界同時アクション」などがその主なものである。ただ、3.11以降の「路上の運動」との連続性を意識した動きとしては、やはりエキタスに画期性がある。(「エキタス」の挑戦―最低賃金を引き上げよ!

 

「労働組合になじみのなかった人々を引きつけ、「プラットフォーム」を目指す」、森原康仁 三重大学人文学部准教授(経済学)論座、RONZA)

 https://webronza.asahi.com/politics/articles/2017041300001.html

 

3.11以降の運動は様々な市民や団体が共同するプラットフォームにもなっている。この力とプラットフォームを貧困・労働・経済問題にも広げていかなければならない。」(原田首都圏青年ユニオン委員長)

 →共産党から、自民党へ(1500円全国最賃制案の協議)

  

 5 「実質賃金の低下」 統計問題

 

 ソノタノミクス 衆)予算委 中央公聴会 不正統計問題を糾弾 詳しくは、わたしの著書を参考にしてくださいと言って意見陳述を終えた。『アベノミクスによろしく』 (インターナショナル新書) 新書 – 2017/10/6 明石 順平(弁護士法人鳳法律事務所・浦和)

 >モノシリンの3分でまとめるモノシリ話(明石順平 2019.7.6

http://blog.monoshirin.com/entry/2019/07/06/002215

 今さらながらではあるが,ダイジェストを書く。この本は,要するに,安倍政権による統計「かさ上げ」の実態を暴いたものである。国会の議事録を多く引用しているので,前2作と異なり,人物がたくさん出てくるドキュメンタリー要素があるのが一つの特徴である。

第1章 「賃金21年ぶりの伸び率」という大ウソ

第2章 隠れたかさ上げ

第3章 隠される真の実質賃金伸び率

第4章 かさ上げの真の要因

第5章 誰が数字をいじらせた

第6章 「ソノタノミクス」でGDPかさ上げ

第7章 安倍総理の自慢を徹底的に論破する

 

6 SNSを使った社会的労働運動の進化を求めて

 

 1 神奈川労働弁護団の「SNSの活用講座」

   SNSを労働組合活動に活かしてみませんか? ~SNS・インターネット活用講座のご案内~. 2017年5月23日

   http://roudou-bengodan.org/topics/4752/

  神奈川県内において、労働組合活動の中心を担っておられる皆様の献身的な取組には、心から敬意を表します。

 

近年、SNSやインターネットが社会に広く普及し、コミュニケーションのあり方や情報拡散の手段が大きく変化していく中、新しい手法を活動の中に取り込んでいかなくては、労働組合の発展や争議の解決を実現することは困難です。

 

現に、SNSやインターネットを活用することで、労働組合の発展や高い水準での争議の解決を実現した事例が多数報告されています。そして、そのような先駆的な取組には、大いに学ぶべきところがあります。

 

そこで、NPO法人POSSEの坂倉昇平さん、首都圏青年ユニオン前執行委員長の神部紅さん、日本労働弁護団事務局長の嶋﨑量弁護士の3名を講師としてお招きし、下記の日時・場所で、SNS・インターネット活用講座を企画しました。当日は、講師の方々に、担当した事件でのSNS・インターネットの活用を報告していただいた上で、質疑応答にも十分な時間を割いて、議論を深めていくことを予定しています。

 

 2 全労連の「SNSのすすめ」

  「労働組合活動におけるSNS活用のススメ」を活用してください

  https://twitter.com/zenroren/status/1083263997921521664

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 3 若い世代が作った「自販機産業ユニオンづくり」の経験

   http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/190310jihanki-union.html

  twitter(800万回も見た)とfacebookYahooブログで発信。

  それをHPで集積している。

   担い手は「ブラック企業ユニオン、総合サポートユニオン」の若いメンバー。プラス「POSSE」(NPO、雑誌発行)。

   仙台から「美容師ユニオン(タカノグループ他)」や「保育士ユニオン」づくり。

   地域で毎月、「大人食堂」を開催。⇒facebook で発信。

 

 4 労働組合組織化の主な経験

   全労連系

    東京都内でのCUセンターづくりとSNSの活用

     文京区労協と毎月の統一行動(「わかもの食堂」づくり)

   

   全国一般東部労組

    日本一の労働相談センター「NPO法人労働相談センター」

   【参考3】全国一般福岡地本

    NPO労働センター+「就労支援事業所」の併存

   

 5 「NPO障害者の職場参加をすすめる会」の経験

  「すいごごCafeの取り組み」  

   毎週、水曜日、2時間ほど、これまで出会った「春日部、越谷、草加」(そして埼玉まで広げて)の障害者当事者、家族、障害者運動家、行政マン、ワーカーズコープ、ワーカーズコレクティブ、中小企業家、平和活動している人の「自分史」を聞く会がある。

 事務局長の山下浩志さんが、毎回、facebook・ブログで紹介。それを「世一緒・すいごごCafeのページ」にリンクしている。大好評のページになっている。

  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/syokubasanka/suigogo-2.html

 

【補論:検討課題】

 1 産業別NPOの設立(労働組合運動の横に)と研究者の力添え

   沖電気資本の戦略と経営分析

 2 職場分析の視角(どのようなものがいいのか)

   幹部社員層

   中間層

   非正規労働者(派遣労働者など)

   女性層の力

 3 地域コミュニティーの分析 

2019年7月17日 (水)

全国「どこでも生計費は同じ」という訴え

   国公労連の教宣活動をけん引している井上伸さんが、「生計費は全国どこでも同じ」と、全労連新聞を引用してfacebookで訴えている。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=2962604250479605&set=a.209005322506192&type=3&theater

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 「地方は物価が安いから生活費がかからない」―こうした「常識」を覆し社会的影響を大きく広げているのが、全労連が進める最低生計費試算調査。最低賃金は全国一律が望ましく、1500円以上を必要としていることを改めて明らかにした。最賃引き上げは参院選の一大争点に浮上している(全労連新聞7/15
https://twitter.com/inoueshin0/status/1151065507899953152

 

 

 最賃に張り付いた非正規労働者の賃金が社会問題になりにくいのは、ユニオンに入っていない人が多いからだが、去年、東武スカイツリー線の車内で「最賃があがって少し賃金が上がるの」と話していた高齢の女性たちがいた。

 身近な話題にどんどんなれば、「私もなにかしたい」と思い始めるのではないでしょうか。青年も、若い女性も、「就労継続支援A型事業所で働く人」も。

 そして、町場の小売業・中小の企業への支援も合わせて、「分配社会」をつくりだす契機になる。

1%対99%社会」を止めさせるために。

 

 大昔、黒川俊雄さん(故人・慶応大学名誉教授)が執筆した『新版 最低賃金制入門』(19753月)を編集したが、「全国一律最賃性実現」は総評レベルでも中小企業を組織した全国金属などにやっと入った記憶がある。

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/kurokawa/kurokawa-ronkou.htm

 しかし「最賃おじさん」とみんなで話していた、印刷労働者が「これがわしの夢」だと毎月のように、買い求めに来たこと(「区労協レベルで広げている」とのこと)を覚えている。

 

 最近出版された本の中で、木下武男さんがナショナルミニ型最賃制の実現は「職種別賃金の確立」にとって、キーポイントになっていることを、「貧困・低賃金を克服し、日本的雇用関係の終焉」を論じた「年功賃金から職種別賃金・最賃制システムへの転換――新しい賃金運動をめざして」(木下武男稿、『闘わなければ社会は壊れる』、今野晴貴・藤田孝典編、岩波書店、20196月)で書かれているので、これは参考になる。

https://www.iwanami.co.jp/book/b454642.html

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 数年前、「1500円最賃」を要求した「AEQUITAS(エキタス)」グループの青年たちが新宿を起点にデモンストレーションを敢行して、その輪を広げ、野党まで突き動かし、いまや自民党内で「全国最賃制の勉強会」が行われている情報がSNSなどで流れている。

 みんなで声を上げれば、国会でも議論できる。

2018年5月23日 (水)

《ジャパンビバレッジの闘い》が示していること

▽追記(18.07.11)

http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/180430japan-Beverage.html


   ジャパンビバレッジの件、リーダーのAさんの懲戒解雇、回避できました。
 POSSEの青木さんより。

 
  三日間の出社停止となりましたが、勝利と言ってよいと思います。
 皆さまのご支援・共闘のおかげです。本当にありがとうございます。
 以下、当該のAさんからメッセージを転送します。

 いつもお世話になっております。
 本日、懲戒処分の内容が決定しました。

 7月11日より3日間の出勤停止

 皆さまのお陰で懲戒解雇を回避することが出来ました。
 ありがとうございます。

 会社がいくら不当な事をやって来ても
 戦えば勝てるという事を社会に発信していきたいです。

 まだまだ戦いは続きますが、今後とも宜しくお願いします。

 仮名:A

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  △サラリーマンに安全な食を、たのみます。友人になりたいと願っています。
   働く人に公正な労働条件を。 (編集子)

▽ここから本文。

5月のメーデー以降に立ち上げた《ジャパンビバレッジの闘いは今――サントリーグループの「ジャパンビバレッジ」の組合つぶしと闘う「ブラック企業ユニオン」(総合サポートユニオンブラック企業支部)![業種別職種別ユニオン運動]研究会]のページ》は、たちまちのうちに350人以上の単独アクセスと、1000ほどのビューアがある。

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http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/180430japan-Beverage.html

 

この総合サポートユニオンは、木下武男さん他が提案している[業種別職種別ユニオン運動]研究会]に参加しているメンバーで、エステ業界の女性ワーカーズの声にこたえて「ホワイト労働協約」を制定する活動に成功している新種のユニオン。

http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/170902dai1kaireikai.html

 

なぜ新種かというと、企業の枠の中の労使関係づくりではなく、企業の外側に陣地を作り、その業界の賃金・労働時間・労働諸条件を規制する運動を広めて、まず個人であってもユニオンに参加を呼びかけ、少なからずの青年・女性たちの共感を得ていること。

 http://bkunion.blog.fc2.com/blog-entry-35.html

 《「ブラック企業ユニオン説明会ウィーク ~ゼロから始める労働組合~」を開催します!》

http://e-union.sakura.ne.jp/

 

またこれまでのような「党派」には関係なく(これは編集子の見方)、自主的に労働組合運動をおこし始めた青年たちだ。もしかしたら木下先生が好きな「ユニオニスト」が誕生しているのかもしれない。

http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/

 

 文春オンライン・ブログで今野晴貴さんNPO法人「POSSE」代表理事)が書いているが、ジャパンビバレッジの闘いを書いたSNSは、「800万ほどのアクセスがあった」と書かれており、1975年に行ったスト権スト(国労などが中心になった)以来の「スト迷惑論」をのりこえ、市民・利用者の共感を得たと報じている。


 青年ワーカーズのストなど、この生きづらい世の中でなかなか起こらない事態と思っていた状況が広がっている中で、起こったわけだ。

《東京駅の自販機ストライキは、なぜ「共感」を得たのか》、20180520 0700分 文春オンライン、今野晴貴(POSSE代表)。

 https://news.nifty.com/article/economy/economyall/12113-030698/

 

 

 ▽今野さんは書く――たたかった側について。

働く若者たちにとって、もはや特定の会社に期待するのではなく、どこの会社で働いていようとも、労働組合で闘うことによって、法律を守らせ、賃金を上げ、残業時間を短くして、普通に生きられることを求める労働者の姿が、共感を得る理由だったのではないだろうか。

(中略)

「ストライキは、労働者の『伝家の宝刀』と言われているらしいじゃないですか。強い思いを持った仲間が集まれば、会社や社会を変えることができるんだと実感しています」(Aさん)

以上の指摘は、正規だろうと非正規であろうと、一人ひとりの青年・女性への貴重なメッセージではないか。

 

2018年5月 7日 (月)

公務公共一般労組づくりと職種別労働組合運動の構築へ

 以前、本ブログで以下のような紹介文を書いてきた。

 

 ▽14/02/27、小林雅之著――東京争議団運動のDNAたっぷりの労働組合組織づくりを描く――『上を向いて歩こう』(本の泉社、20087月)

 

 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/post-a6ac.html

 

 

 「現代労働組合研究会のページ――東京労働争議研究会のことなど」

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/sorezorenoroudou-3.htm#kobayashi

 

 

 

その小林さんから、『私が歩んだ労働組合運動――品川・目黒の活動家の聞き取り報告 第三集』(同編集委員会刊行、目黒労協内[目黒区鷹番311 石田ビル302]、2017111日発行)と『季刊 セオリスト』(2018年春号、010号、編集・発行 東京公務公共一般労働組合、201841日、〒1700005、東京都豊島区南大塚23310、500円)を寄贈された。

 

 

 さっそく読んでみたが、前者は「青春とロマンの時代 品川地域運動を原点として」、編者まえがきでは“今回は、東京公務公共一般労組の現役役員の小林雅之さんの聞き取りと、市川平八さんを中心に地区労での活動の「まとめ」を作成しました。小林氏は、本文にもあるように品川の金属の職場でさまざまな経験を積み、東京争議団共闘の事務局長、都の非正規社員を組織する活動を進めています“と書かれている。

 

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 小林さんは、1960年代半ば以降の高度成長期に多数の労働組合活動家が登場した「黄金期」の一員で、カコストロボの「従業員組合」を変え、「女性工員が果敢にたたかった姿」を語り、品川労協の地域労働組合運動の影響を受け(発刊の意図)、日立資本の系列支配攻撃(乗っ取り)とたたかい、全国金属へも加盟し、「企業再建闘争」をたたかった。

 

 この争議のなかで「東京争議団」運動の一員として、「ド根性路線から脱却して運動路線をつくり、自らの争議解決をめざし東京総行動方式の一員として」事務局長を担った。

 

 

 

 後者の『季刊 セオリスト』は、“『私が歩んだ労働組合運動』編集委員会は、東京品川・目黒地域の(元)活動家への聞き取りをこれまで6人について行ない、報告集として3回発行されています。そのなかで公共一般現副委員長で公共一般創立以来のオルグでもある小林雅之氏に聞きとりした第三集(2017111発行)から、公共一般創立に関わるお話について、今回セオリストに転載することになりました。その後セオリスト編集部から追補的な聞き取りもして、加筆修正しました。”と。

 

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 ほぼ、『私が歩んだ労働組合運動』の後半で展開されている流れ通りなのだが、最初に持ってきている話は、「協同組合か労働組合か」と中西五洲さんから「一緒にやらんか」と勧誘された葛藤が出ている。「ちょっと身近すぎて、そうだったのか」と編集子も思わざる得ない事実が描かれている。

 

 

 

 「インタビュー 公共一般の組織と戦略構想はどのように準備されたのか――『季刊 セオリスト』」では、「ご本人が徹底した妨害に遭った」こと(労戦がらみの困った話)や公務員組合にはオルグという姿がいなかったこと、そして、自治体関連労組協議会の結成、都区一般(現・公共一般)の組織化、独立してまたたくまに2,000人の組織へ。

 

 組織の神髄は、「徹底的な単一・個人加盟」とし、「独立組織」を志向し、「公務職場だけでなく民間職場まで」視野にいれた組織づくりをたたかい取ってきて、「公務公共一般」という組織になったこと。

 

 今後の課題として、「職種別で市場横断的な組織を構築中」としている以下の点(少し長い)が、重要なポンインとではないか。 

 

 ■職種別にも最低賃金闘争を追求中

 

 いま保育ユニオンは500人いますが、公立園、民間園どこで働いても最低時給2000円で働かせろと要求し、エキタスと一緒に毎年数回デモを実施し、自治体に向けて学校栄養士たちと一緒にストライキも打って闘っています。

 

現場の非正規保育士は、全都自治体当局と保育労働者に向けて膨大なアンケートをとり、最低時給2,00円の理論構築をしてきました。既に時給1,500円を越えた保育士がどんどん増えている状況下での闘いです。

 

 昨年2,00円突破目指してストを打った板橋区の学校非常勤栄養士は時給1,50円を突破しました。

 

 200以上ある分会には、保育士分会、栄養士分会、図書館司書分会、非常勤講師分会など、そもそも職種別にくくられた組織が多数存在しています。これを雇い主が知事や区長、市長だからということで行政縦割りにくくっていたのですが、ここには企業内運動の限界がみえている。非常勤職員という一くくりで当局は賃金を決めてしまうが、本来は職種・職能別に賃金を引き上げていかないとだめだと考えてきました。

 

 そこで職種職能別に全都を横断的に組織編成していく取り組みをしてきました。すでに6つの職種別ユニオンがあり、2,200人がいます。これからの賃金闘争にこの職種別闘争が、ナショナルセンターそして産別闘争においても決定的な変革をもたらすだろうと展望しての、取り組みが始まっています。

 

 

 さらに注目されている点は「青年ユニオン」が果たす役割、「労働協約の拡張適用をめざす」こと、「NPOづくりと労働者供給事業」、「地域活動の重視」を打ち出している。

 

 

 

 編集子が、1978年の沖電気の大量指名解雇争議、1980年代初頭の雪印食品争議などのインフォーマル組織とのたたかい、日本航空などの民間第一組合の争議を見てきたものとして、「労働組合運動における組織化」をめざす話は、禁句だった、と思う。

 

 70年代の争議を終えた「日本製紙」争議団のメンバーが、「労働問題研究所」を名乗り組織化をめざしたが、進路・成長への道筋は不可能な状況だった。

 

 

 そのなかで、3000名を超える組織化を進めた、小林さんと「都職労統一派」(小林さんの命名)のご苦労は、全国の青年・女性たちが学ぶ点が多いと思う。

 

 

 

 ▽追記1:一緒に送られてきた『季刊 セオリスト』(009号、2018年冬季号、201811日号では、「木下武男、業種別職種別ユニオンの展望――日本労働運動の再生構想」を取り上げている。

 

 「業種別職種別ユニオン運動」研究会のページ参照。

 http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/

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 ▽追記2:研究者の東洋志さんが書かれている論文も参照してほしい。

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/sorezorenoroudou-3.htm#azuma-2

 

 ●20170305日:公共一般から何を学ぶか――個人加盟ユニオンの到達と可能性、東洋志、「季刊 Theorist」、東京公務公共一般労働組合、2017年冬季号、05号 (PDF版) 

 

 ●20160806日:産業別個人加盟ユニオンの到達点と課題――自治労連の実践から、東洋志、特集●労働運動の再生と産業別組織の課題、「労働総研クォータリー」、2015年夏号(20157月発行) (PDF版)

 

 

  ▽追記3:[20161224日 (土)]

 「首都東京における地域労働組合運動:新宿区労連と全労連・新宿一般労組の組織、運動」を紹介する。

 

 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-25ac.html

 

 

 

2018年3月31日 (土)

「人間を取り戻せ! 大久保製壜闘争の記録上映・講演会」を越谷市で開催

 ▽追記(2018.04.22長崎さんはご自分のtwitterでも発信されています。

 

 長崎 広‏ @nagasakihiroshi · 420 

 

 昨日420日越谷市「大久保製壜闘争の記録」上映・講演会の様子です。主催「NPO障害者の職場参加をすすめる会」が車イスの障害者や40名程の参加者の熱心さに、僕はかつてなく緊張しました。心暖まる本当に良い集会でした。

 

 https://twitter.com/nagasakihiroshi

 

 180420ookuboseibin

 

 越谷市にある「NPO障害者の職場参加をすすめる会」が主催して、上記のようなテーマの上映・講演会を開く。

 

  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/syokubasanka/180317ookuboseibin.html

 

 180331ookubo_edited2

 

 この会は、「世一緒」として越谷市障害者就労支援センターを数年前まで受託し運営していたが、今は「ワークオフィス 世一緒」(障害者就労支援事業所)を42日にオープンする。

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/syokubasanka/yoisyo.html#180828sengendaiyoisyo

 

 世一緒運営委員会で開催のきっかけをつくった者として、いくつかの想いを書いておきたい。

 

 1 世一緒を含む「わらじの会」が(事務局長の山下浩志さんのブログの文章を読んでいて)、大久保製壜闘争の地域デモに参加していたこと。

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/syokubasanka/yoisyo.html

 

 その当時は自治労越谷市職労などが呼びかけをしていたという。これは労働組合運動としては、大事な歴史だ。

 http://yellow-room.at.webry.info/201712/article_3.html

 

 2 1970年代から始まった大久保製壜闘争は、「36名の労働者・障害者がキリスト教会で籠城闘争に入って」マスコミで大きく紹介されていた。そして編集子がインフォーマル組織の追及を雪印食品争議の出版物などでやり始めた1980年代には、大久保製壜の会社側管理職などが同じ職業的労務屋といわれているグループに教育され、職場に持ち込んで組合活動家などに攻撃をかけていたこと。

 

 会社を破壊した雪印食品DEC――インフォーマル組織物語Ⅳ[2012919日 (水)]

 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-a4a6.html

 

 残念ながら、編集子はその当時、会社に出版企画を提出できなかったこと。

 

 3 現在、「業種別職種別ユニオン運動研究会のホームページ」の編集に参加しているが、ここで出会ったPOSSEや首都圏青年ユニオンなどの「30代のユニオン・労働組合活動家」の新鮮な問題関心の感性に勇気づけられて、いまこそ「障害者運動と労働組合運動」を担う、若い世代が出てくるのではないかと、“沸沸(ふつふつ)”
と心から湧き上がってきたので、チャレンジした。

 http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/

 

4 「大久保製壜闘争」をになった全国一般東京東部労組は、これまでも「現代労働組合研究会のページ」とこのブログでも紹介し注目してきた。


  2012
0707日:ユニオン・ショップと労働組合――全国一般東京東部労組 

 

  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/120112yunionsyopu.htm

  20180209日(日):『労働組合で社会を変える』石川源嗣著(世界書院、201410月)・書評 ―松本耕三(全港湾委員長)

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/111224book-ronten.htm

 

非正規労働者の12時間労働反対のストライキ――全国一般東部労組大久保製壜支部[2015512 ()]

 

http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/12-c03a.html

 

全国一般東部労組大久保製壜支部のたたかいの意味―「8時間労働制の実現」をめざしたのが、メーデーの起源だ[20156 3 ()

http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-575b.html

 

  5 昨年[日時: 2017617日(土)]、▼「明治学院 学内社会学会」が主催した上映『人間を取り戻せ !-大久保製壜闘争の記録-』の時の「長崎 広」さん(明学福祉学科卒業生 東部労組副委員長・大久保製壜支部副委員長)の講演をyoutubeで観ていた時、学生時代の恩師のことばとして「キリスト教と社会主義思想は併存する」と教えられたという発言に、編集子は共鳴した。

 

私は、学生時代からロバート・オウエン、サン・シモン、フーリエの存在を「空想的社会主義」と切って捨て去る各党派の「正統派史観」には、「そうではないでしょう」と思い続けていたこと。

 

当日に講演する「長崎広さんのfacebook」[2018328 11:59 ]で以下のように発信している。

 

東部労組委員長の菅野です。

この度、420日越谷市で、以下のように「人間を取り戻せ! 大久保製壜闘争の記録(制作=ビデオプレス40分)上映・講演会が開催されます。

 主催は、「NPO障害者の職場参加をすすめる会」です。

詳細は以下のホームページをご覧ください。

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/syokuba…/180317ookuboseibin.html

 

私たち東京東部労組は、今年の12月で結成50年を迎えます。50年間のうち、219ヶ月が大久保製壜闘争でした。大久保製壜闘争は、実に多くの地域・全国の仲間に支えられ続け、職場の障害者・労働者も次々と立ち上がり果敢な闘いを繰り広げました。

「NPO障害者の職場参加をすすめる会」のホームページによりますと、かつて越谷市職労や越谷地域の障害者の仲間たちが、はるばる墨田の地の大久保製壜闘争の集会と路地から路地デモに駆け付けて下さっていることが記載されています。

是非、多くのみなさんの参加を願っています。また、越谷方面の友人・知人・ご家族にお知らせくだされれば幸いです。よろしくお願いします。

***************************************************

《障害者虐待差別と闘ったドキュメント「人間を取り戻せ!大久保製壜闘争の記録(制作=ビデオプレス40分)

 上映・講演会のお知らせ》

  ●日時 420日金曜日 午後630分~(開会は午後6時)

  ●場所 越谷市中央市民会館(越谷市越ケ谷411 東武スカイツリーライン越谷駅東口徒歩7分)

  ●講演者 長崎広さん(全国一般東京東部労組副委員長・大久保製壜支部副委員長)

  ●参加費無料

  主催「NPO障害者の職場参加をすすめる会」

   〒344-0023 越谷市東越谷1-1-7 須賀ビル101  電話048-964-1819

 *************************************************** 

 

  ▽追記(2018.3.31「レイバーネット」で紹介・告知しています――「人間を取り戻せ!大久保製壜闘争の記録」上映会、東部労組委員長の菅野です。

 

2018年2月22日 (木)

若者の労働運動の世界で、追いつきつつある男性労働者群――ある若手研究者・ユニオンリーダーの分析

 

 最近、私から複数の研究メーリングや地元、越谷市のNPO関係者に宣伝していることの一つは、“POSSE首都圏青年ユニオンの若い世代が参加している「業種別職種別ユニオン運動」研究会のページをどうぞ! ご一覧ください”、というメッセージだ。

 

 「業種別職種別ユニオン運動」研究会のページ 

 

 この研究会で出会った「青木耕太郎さんtwitter」に以下のような文書が出ていた。

 https://twitter.com/kotaro_aoki

 ▽twitter での自己紹介:1989年千葉県生まれ。311以降仙台市で被災者支援・就労支援に従事したのち、総合サポートユニオンの執行委員となる。東京大学大学院博士課程在籍。労使関係論・労働組合論の研究にも従事。

 

今の多様化し、自己実現を目指す若者の労働者の「女性」と「男性」の姿が描かれている。

 

 男性は“転職による「解決」という幻想を抱き続けているため、闘うことに時間を使うことを躊躇していた“

 「ブラック企業と闘うことに積極的だった」女性たちと対比して、「やや消極的だった」男性の姿があったようだ。

 

 それが「追いつきつつある」と描いている。その事実のつづきも待ちたい(210日の研究会後の懇談会で、複数の若者が発言していたが)。

すべては途中経過だが、「労働運動のルネッサンス」はここから始まる。

 

 旧来の重厚長大産業(自動車や鉄鋼業・セメント・非鉄金属・造船・化学工業、これに関連する装置産業)における「若者女性労働者と男性労働者」の人間的連帯とはどこから始まるのであろうか。

 いまも確実に労働問題が存在する旧公労協関係、自治体、教育、流通・トラック、建設、サービス産業、IT産業などの姿は。

時代に切り込む現代若者労働者のルポルタージュは出ないのか。

下記の最後の文を、追い越す男性労働者もいると思うし、「若者女性労働者と男性労働者」の両者を待ち望む。

>たぶん、追い越さない。

 

 

青木耕太郎‏ @kotaro_aoki 1月172018年)

数年前まで、ブラック企業で働く若者のうち、女性の相談者の方が男性の相談者よりも、闘うことに積極的だった。中心的に闘った女性のほとんどは、単身もしくは、夫が非正規やブラック企業で低収入で、闘う以外に道はないと感じていた。

 

ところが、男性の相談者の多くは、転職による「解決」という幻想を抱き続けているため、闘うことに時間を使うことを躊躇していた。

 

要するに、女性は、自分とパートナーの「下部構造」(非年功型の労働市場に組み込まれていること)を客観的に認識したが、男性は「妻子を養う」という主観が強く、「下部構造」を客観的に認識せず、闘う以外に道はないことを認識しなかった。傾向的に。

 

最近、その傾向が変わりつつある。若者男性労働者の間でも闘う動きが出てきた。彼らは、何度転職しても、必ずブラックという現実を経験してきた。結婚を目前に控えて、あるいは結婚を機に、一念発起して超真剣に転職活動をしても、またブラックにぶち当たり、憤りを覚えたという人を何人も知っている。

 

労働運動の主体が変容しつつある。数年前の「たかの友梨」の争議の際に、「若い女性」が立ちあがったことに驚きの声が上がったが、ようやく「若い男性」が追いつき、「若い男女」がブラック企業と闘う労働運動の主体として登場しつつあるように思える。

 

興味深いのは、結婚を目前として、あるいは結婚を機に、相談に訪れて闘う人が多数いること。結婚・家族が「保守化要因」から「闘う要因」に変化しつつある。家族のことを思って会社と闘うことに躊躇した従来の日本の正社員男性に対し、今の若者は結婚して子どもを持つには、会社と闘う以外に道はない。

 

ここ数年の間に、転職による「解決」は「何度転職してもブラック」という実体験を通じて否定された。男性の「妻子を養う」という強固なイデオロギーも、ブラック企業ばかりという現実と実体験を通じて、揺らぎつつある。イデオロギーが現実に対応するものに変わりつつある。闘って変えるしかないのだ。

 

若い男性が若い女性に比べて、5年くらいブラック企業との闘いの主体になるのが遅れてきた理由は「妻子を養う」というイデオロギーに固執し、「転職幻想」を抱き続けたからだと思われる。しかし、「ブラック企業ばかり」という現実はイデオロギーと幻想を打ち砕く。意識が現実に追いつきつつある。

 

誤解のないように付け加えておくと、男性が労働運動の主役となりつつあると言っているのではない。ブラック企業との闘い、若者の労働運動の世界では、女性が先進的な役割を担ってきていて、ようやく男性が遅ればせながらも、追いつきつつあるということ。そして、たぶん、追い越さない。

 (ご本人の了解を得たので、以上、転載させていただいた)

2018年1月20日 (土)

「浅見和彦のページ」をリニューアルしました。

 以下のように、見やすく・読みやすくして、再構成してリニューアルした。

 

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  TOP
ページ

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/asamikazuhiko/index.htm

新しい労働組合運動の構図 

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/asamikazuhiko/atarashii-union.htm

イギリス運輸・一般労働組合

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/asamikazuhiko/unyuippan.htm

建設産業における労働組合

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/asamikazuhiko/index.htm#kenseturoudou

主な単行本(共著など)

 

「運輸・一般労組(TGWU)の運動とその歴史」は別に紹介したい。

 

 ひとつだけ抽出したいテーマは、「人権2―調査と研究」、岡山 : おかやま人権研究センター、220号、201210月。NPO法人 おかやま人権研究センター事務局」で書かれた、「新しい時代の活動家像を考える」だ。

 

 「三つの変革観と今日の社会改革」の節で「多数者による政治変革にいたる以前に、社会の変革は開始できるし、歴史を振り返ると(中略)第三の見方が得られる」。「あえていえば。今日では政治的変革を相対視、社会改革を重視し拡大する運動観」――「労働組合や協同組合はもちろん、教育・福祉・医療の法人、NPOや社会的企業なども、そうした位置づけを与えられ、発展させられるべきものになる」――、とする。

 この第一は「政権奪取論」(戦後直後の共産党系、1980年代の社会主義協会系、新左翼系など)だ。第二は「多数者革命」で「代議制民主主義のもとでの多数派を獲得し、その後、権力によって社会や体制を変革する」「現在の主流の考え方」(1970年代から民主連合政府を提唱して活動家を総動員した共産党系の方法論、「大企業労働者の思想変革運動を強制して孤立した戦略」)とする(以上、カッコ内は編集子のとらえ方)。

 大胆に言い切っていて、賛同する。

 第三の変革観で「新しい労働組合運動」を担うことが、今問われているのだ。

 

 

 以下の文章は、「現代労働組合研究会のページ」UPした時期に書いておいたものだ。ここに再掲しておきたい。

 ▽2013.06.25

 戦後日本の労働組合の組織化戦略と活動――その経過と論点、浅見和彦、専修経済学論集、4232008 03月、A5判35

 

  はじめに

.戦後日本の組合組織化運動-3つの時期と展開形態

  1.戦後初期

  2.高度成長期

  3.ポスト高度成長期

.論点とその検討

  1.組織論上の原則

  2.未組織労働者の組織化

  3.機能論と労使関係政策

  むすびにかえて

 

 本論文は、「戦後日本における労働組合の組織化の主要な戦略と運動を取り上げる。対象とする時期は、 1945年から2000年前後までである。まず前半でその経過を跡づけて、後半でそのなかから組織論上のおもな論点をひろいあげ、若干の議論をしてみる。そうすることによって、組織化の歴史的な脈絡と、その戦略の意味、組織化運動の成果と問題点について検討するための材料を提示したい」として書かれたものである。

  編集子は、そのなかの「日本における一般労働組合」について、若い世代に伝えたいと思っている。

 

2015.03.19

「日本の労働組合運動の新しい構図」――『経済科学通信』(20128月号、No.129

 イギリスの運輸・一般労組(TGWU)研究の第一人者として長年研鑽している浅見和彦さん(専修大学教授)が、基礎経済科学研究所(京都)の『経済科学通信』(2012年8月号、No.129)に「日本の労働組合運動の新しい構図」を発表し、下記のように、労働組合組織化の方向を提案している。

  長年、労働組合衰退化の悲鳴に近い声を聞いている一人として、説得的提案をしているので、ぜひ多くのユニオンリーダー・労働組合活動家、労働問題研究者に読んでほしい。

 

 全体の柱立ては、以下のように多岐にわたって論じられている。 

 Ⅰ 労働組合運動の現段階――台頭する新しい構図

   (1)ポスト工業社会と大企業の労働者  

   (2)公務・公共部門の労働者と労働基本権   

   (3)中小企業の労働者と運動諸形態   

   (4)伸張する技能職・専門職の労働組合

   (5)非正規労働者の組織化の前進―1980年代以降

  Ⅱ 労働組合運動の改革をめぐる論点と課題

   (1)労働者の諸階層と労働組合

   (2)労働者組織の二重性―労働組合と企業内労働者組織

   (3)「産業」・「地域」・「職場」のトライアングル

  (4)企業内労働者組織の今日的な確立と改革

   (5)労使関係機構と協約による労働・社会改革

   (6)求められる<有機的連帯>の戦略的構想力

 

 著者は、以下のように労働組合組織強化の方向と展望を、提案しているが、編集子自身も「次の世代」に伝えていきたい「未来の希望をつくる労働組合像」だと確信している。

 

 労働組合組織を確立・強化するには、ナショナルセンターが指導性を発揮し、一方で、「産業・業種・職種」の線に沿って、①産業別・業種別・職種別地方組織と全国組織の強化、 ②「産業」と「地域」の“交差点”への事業所別・企業別組織の結集、③個人加盟の労働組合組織(一般労働組合の産業別・業種別・職種別の 部会・支部、産業別労働組合の地域支部、地域ユニオンなど)の拡大・新設、④これらによる産業別・業種別・職種別の団体交渉機能の形成、⑤組織合同がおこなわれなければならず、また他方で、「地方・地域」のローカルセンターを確立・強化しなければならない。「職場」は、こうした「産業」(業種・職種)と「地域」(地方)を結んだ底辺と二つの線に支えられた頂点であることが必要なのである。

 

   

  ▽既出[2013319 ()

  現代労働組合組織論を追求する浅見和彦さん――現代労働組合研究会のHP・ⅩⅥ

   http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-1929.html

 

 

2017年11月 3日 (金)

『学校で労働法・労働組合を学ぶ 札幌地域労組に聞いてみよう 労働組合ってどうすごいんですか?』を紹介したい。

川村雅則ゼミナール(北海学園大学)が発行した、PDFを「現代労働組合研究会のページ」にUPした。 

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http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/union-top.html

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/sorezorenoroudou-4.htm#kawamura2017

 

 

 川村さんのtwitterでは次のように書かれている。

 https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1389269321172124&set=a.296918970407170.61881.100002672072185&type=3&theater

 

 「労働組合・労働運動は若者には知られていない、、、と嘆く方々がおられます。そのとおりだと思います。では私たちの課題とは、労働組合とはなんであるかを、その具体的な姿・取り組みを通じて伝えることではないでしょうか。労組関係者に挑発的によく申し上げることですが、若者の組合「離れ」以前に、くっついてもいない現実をリアルに受け止め、しっかり伝えていきましょうぞ。/素晴らしい教材ができました。札幌地域労組・恵友会支部のみなさまに感謝申し上げます。」

 

 事実経過は、社会福祉法人における「労働組合組織化」の取り組みの実践的報告だが、その中で「札幌地域労組副委員長・鈴木一氏」の発言がとてもいい。

 

 3か所から引用しておきたい。

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 《その1》写真を見てもらえば分かるようにたくさんの組合員がいますよね。

 私たちの組合は「連合」系というところに所属しているのですが、私たちとは違う系統の「全労連」系の組合の人たちがたくさん来てくれたのです。

 学生のみなさんには意味があまり分からないかもしれませんが、所属の違いを超えてわざわざ応援にきてくれるという、労働界ではあまりないことで、とても嬉しかったです。

 

《その2》学生:御用組合という言葉が何度か聞かれました。労働組合にもいろいろなタイプがあるということなのでしょうか。

鈴木:みなさんの就職先にも、組合が存在する場合もあるでしょう。

 その際、ユニオンショップと言って、組合と使用者が協定を結び、労働者を組合に強制的に加入させている職場があります。そういう場合には、御用組合の可能性が高いです。

 日本の大手の企業にある組合は、多くが御用組合で、ほとんどが組合として機能していない、と言っても過言ではありません。職場でパワハラ、セクハラがおきても対処しない。長時間労働の問題にも対処しない。昨今の過労死の事件でも、組合が全く取り上げてくれない。さらには、遺族の方が裁判を起こそうとしたら妨害してくることさえ珍しくはない。

 ただ、私がみなさんに言いたいのは、そういう会社や組合に入ったからといってもあきらめる必要は全くないということです。

 私たちのような、個人加盟ができる地域の組合は、全国にたくさんあります。この組合はおかしいと思ったら、地域の組合に入ればいい。あるいは、もし頑張れるのであれば、御用組合を、みなさんが仲間と一緒に変えるという道もあります。

 

《その3》だから、世間一般の価値観に縛られることはない。それに、給料がいいからと体を壊すような働き方をしていたら元も子もありませんからね。

 もちろん、仕事はきちんとしてください。仕事をきちんとしていれば、おのずと周りにも信頼できる人間関係がつくられていく。それが人生の財産になるでしょう。

 そして、失敗することを恐れないでください。失敗や挫折を避けて行動しないよりは、当たって砕けて、失敗を重ねていくほうが充実した人生になると思います。

 

▽追記(2017.11.05

 

「管理職ユニオンの結成に見る」、老練な組織づくり熟練職人の、複合的労働組合づくりの姿。

 

《その4》管理職が労働組合を結成したことについてお話ししましょう。

 

 恵友会には、特別養護老人ホームや、グループホームなど、全部で10か所位の施設があります。各施設で一番偉いのが施設長さんです。たしか、施設長3人と、課長さんや事務長、こういう人たち合計10人位で労働組合を作りました。「管理職ユニオン」です。

 

 もしこのとき管理職ユニオンを作っていなかったら、団体交渉時には使用者側に彼らは座らされました。我々労働組合からすると敵側です。組合の対策要員として配置されたと思います。しかし、その前に管理職ユニオンを結成して「私たちも組合と一緒にたたかう」と彼らは宣言したのです。

 

管理職は組合に入れるのか?

 

 これはもう、使用者としては泣きっ面に蜂みたいなものですね。私の知る限りでは、こういう例は全国的にも少ないと思います。

 

 管理職が組合を作れるのかというのは、法的にはグレーゾーンです。

 

 労働組合法は、使用者と同じような権限を持つ人たち、これを管理監督者と言いますが、彼らは組合に入れないという規定があります。そこが拡大解釈されて、管理職――管理監督者ではありません――は、組合に入れないという誤った理解が一人歩きしています。

 

 なのでもし私が使用者側であれば「お前たちは管理職だ。しかも下っ端の管理職ではなくて、施設長という、職場の事実上のトップだ。そういう人たちが労働組合に入るのは法的には許されないんだぞ」。こう屁理屈を言うと思います。

 

▽追記(2017.11..06)

 学校で労働法・労働組合を学ぶ―高校編、発行 川村雅則研究室(北海学園大学)、201511月 (PDF)

  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/151120koukouhen.pdf



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▽追記(2017.11..07)

   なくそう!有期雇用つくろう!雇用安定社会ver 1.0
(PDF版)          

http://www.econ.hokkai-s-u.ac.jp/~masanori/17.10labour
厚生労働省 無期転換ウェブサイト(http://muki.mhlw.go.jp/ )より
川村雅則研究室(北海学園大学)、2017年10月発行

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2017年9月24日 (日)

映画「ドレイ工場」完成50周年記念上映会のご案内

映画「ドレイ工場」が完成して、来年2018年で50年が経ちます。これを記念して、下記のとおり、記念上映会を行います。多くのみなさんのご来場をお待ちしております。

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日時 20171118日(土)

     ①1030、②1345

     *あいだに主催者、出演者等のごあいさつを予定

会場 四谷区民ホール(東京メトロ新宿御苑前駅下車5分)

入場料 1000円

予約 メールをください(折り返し、予約番号をご連絡します)

 

 呼びかけ人:

        小田川義和(全労連議長)

        森田稔(東京地評議長)

        三木陵一(JMITU委員長)

        川田泰志(JMITU日本ロール支部委員長)

        生熊茂実(金属機械反合闘争委員会委員長)

        藤野戸護(共同映画株式会社代表取締役)

 

要 宏輝さんのfacebookへ。

 

この映画のシナリオ編は共同映画社と全金・労働旬報社の先輩たちが作っていました。

その後、『どぶ川学級』を書いてベストセラーになった須長茂夫さんも頑張りました。

 

映画製作責任者の佐竹五三九さん (全国金属書記長・当時)はキップのいい労働組合指導者で、1970年代の春闘高揚期に渋谷の駅から歩いて取材にいき、インタビューをしたり、原稿をいただきました。

戦後の総同盟左派・高野実さんの指導方針について、歴史的に教わった思いがあります。

 

また、単産研究会聞き取り『全国金属の研究――平沢栄一氏、山下芳男氏より』(『賃金と社会保障』19791月上旬号、No.761)で、高木郁朗・早川征一郎・永山利和さんたちの協力でつくりました。

 

以下にご連絡を。手配できると思います.

 

共同映画株式会社

所在地 〒150-0002東京都渋谷区渋谷2丁目5番12号青山アジアマンション505号

03-5466-2311 Fax03-5466-2312

 info@kyodo-eiga.co.jp

 

 ▽追記:(2017.09.30):映画「ドレイ工場」とは
 労働旬報社の原作「東京争議団物語」を、「にっぽん泥棒物語」の武田敦と、PR映画畑の小島義史、それに監督新人協会砧支部が協力してシナリオ化し、「座頭市牢破り」の山本薩夫が総監督となり、武田敦が監督した実話。撮影は劇映画初の義江道夫と、「証人の椅子」の上村竜一。この映画の製作費は資金カンパにより労働組合、民主団体、個人で構成されたドレイ工場製作上映委員会によって作られた。

 

 ◆野原さんへ(2017.11.16)

 ここは紹介のブログです。すいませんが、共同映画へ、ご連絡を。

  noharafamily@icom.home.ne.jp

 上にメールしましたが、リターンしてきました。

 

 

 

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