新しい労働組合運動を

2021年4月21日 (水)

SNSを使った双方向の労働運動を――“プラットフォーム”型の新しいユニオン(労働組合)運動づくり

 編集子は、以下のようなページをつくって現代版「日本労働組合期成会」をつくることを夢見ている人間の一人。

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 その先駆けが始まっている。それは川村雅則さん(北海学園大学教授)たちが始めた「プラットフォーム」のページで「労働情報の交流・発信のプロジェクト」は、一つの情報発信の見本です。
 http://roudou-navi.org/

 2019年末に「業種別職種別ユニオン運動」研究会の運営委員会で提案したもの(一部訂正)は以下の通り。やれるところからやり始めてもらいたい。
 ▽但し、このコンセプトを完成する「スキル」は、私にはありません。また動画などの編集は、できません。
 よって「できる人」を配置する必要になります。
 そのファンドも問われます。


SNSを使った双方向の労働運動を。――“プラットフォーム”型の新しいユニオン(労働組合)運動づくり
  あなたが入れる業種別・職種別(産業別)ユニオンへ 

◆基本的コンセプト
 1 情報集積型・複合型・地域型の労働世界の構築。
  
 2 そのツールは、SNSが基本的になる。

 3 名称は:デジタル・ユニオン・ジャパン(DUJ)(仮称)

 4 「TOPページのイメージ」はNHKの「特設サイト バス」だ。
  https://www3.nhk.or.jp/news/special/bus/index.html
 5 基本的な担い手は、青年たちで、女性たちだ。

◆どのようなページをつくるのか
 1 TOPのキャッチコピーは
  「デジタル・ユニオン・ジャパン(DUJ:仮称)に入ろう」

 2 SNSを使った、双方向ツールとして、オープン。

 3 NPO的活用としての「業界分析・仕事の分析」(今野晴貴さんの手法、ベンダー・保育など)
  
   ▽今野晴貴の記事一覧 - 個人 - Yahoo!ニュース

   https://news.yahoo.co.jp/byline/konnoharuki/

 4 青年・女性たちの「ナマの声」、発信、対談、ルポ的表現。

 5 日本全国の「労働」の発信。

 6 木下先生の「勉強のべーじ」(労働講座でのレジュメ、各種資料、媒体提供)

 7 「労働世界の歴史――読んでみよう労働の文献」


◆具体的には、

 1 SNS(twitter、Facebook、Instagram)のユニオン側の発信を見られるようにする。

 2 SNS(twitter、Facebook、Instagram)で働く現場・暮らし・お悩みを表現できる、ようにする。

 3 動画を使って、編集し発信する(藤田さんがやり始めたが)

 4 NEWをつくり出す(若い人向けに――コロナ禍の労働、保育労働、公務行政におけるワーキング・プア、バス労働における現状、建設現場、アニメ現場など)

 5 海外情報での比較(ドイツ、フィンランド、パリの年金スト)。

 

2021年3月19日 (金)

『労働組合とは何か』(岩波新書、木下武男著)、刊行されました。

  これまでの「木下武男のページ」のTOPページをリニューアルしました。
 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/kinoshita/index.html

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 最新刊:『労働組合とは何か』(木下武男著、岩波新書で発刊)、2021年3月19日、刊行。

      ▽目次へ。


 ◆主な共著・「業種別職種別ユニオン」研究会づくり。
 『闘わなければ社会は壊れる: 〈対決と創造〉の労働・福祉運動論』(岩波書店、2019年6月26日)今野晴貴、藤田孝典、渡辺寛人、宮田惟史、後藤道夫、木下武男、佐々木隆治
 ▽5 年功賃金から職種別賃金・最賃制システムへの転換――新しい賃金運動をめざして ……………木下武男
『nyx(ニュクス)』 第3号、◆特集「働き方改革」、「マルクス・エンゲルスの労働組合論」 木下武男(労働社会学者/元昭和女子大学教授)
 ◆発売  2016年11月10日発行
 ◆書店注文は堀之内出版
 『建設独占を揺がした139日―関西生コン闘争が切り拓く労働運動の新しい波』、木下武男・丸山茂樹樹著、変革のアソシエ、2011年4月
 『関西地区生コン支部労働運動50年-その闘いの軌跡 共生・協同を求めて1965~2015  他人の痛みを己の痛みとする関生労働運動 』、「産業別労働運動」を日本で切り開いた連帯労組関西生コン支部、木下武男、2015年10月17 日。出版:全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部、「関西地区生コン支部50年誌」編纂委員会編、発売:社会評論社、本体3500円+税、2015年7月
 『最低賃金 1500円がつくる仕事と暮らし』(大月書店、2018年10月15日)、後藤道夫、中澤秀一、木下武男、今野晴貴、福祉国家構想研究会 編
 ▽第3章 最低賃金の歴史と思想(日本の労働運動と最低賃金闘争/ 最低賃金制とナショナル・ミニマム論/ 政党・労組・論壇は、最低賃金をどう見ているのか?):木下武男
 『月刊社会民主』(社会民主党、2020年9月、No.784)
 ▽新型コロナ問題をめぐる労働運動の課題 木下武男
 「業種別職種別ユニオン運動」研究会 が発足しました。
 ・と き 2017年6月15日 午後6時半から
 ・ところ 台東一丁目区民館第一集会室
  ▽「業種別職種別ユニオン運動」研究会の課題と役割=木下武男(『労働法律旬報』、2017年7月下旬号、1892号、発行日 2017年7月25日、旬報社)
 『労働、社会保障政策の転換を 反貧困への提言』(岩波書店ブックレット、 2009年1月9日)、遠藤公嗣、河添誠、木下武男、後藤道夫、小谷野毅、今野晴貴、田端博邦、布川日佐史、本田由紀
 ▽進む労働破壊と貧困化のなかで,若者が置かれた厳しい現状を変革していくための具体的な政策提言。『労働ビックバン 女性の仕事・賃金』(中野麻美、森ます美、木下武男編、青木書店、1998年10月1日)
 ▽「労働運動フェミニズム」と女性の連帯組織 木下武男
 ◇「関生支部の闘いとユニオン運動」
 ◇戦後における日本型労働運動=企業別労働組合衰退の根本原因、『格差社会にいどむユニオン―21世紀労働運動原論』 (木下武男著、花伝社、2007年09月)
 ◇木下武男著『格差社会にいどむユニオン―21世紀労働運動原論』・書評の論点より。

2020年7月30日 (木)

「他人の痛みを己の痛みとする」関生労組のページをUP。

   関西生コン・武委員長から、自筆の手紙が届く。
 「これからという時、弾圧です。過去の歴史もそうです。今回の弾圧で組織は大打撃を受けましたが、敵の内部矛盾 は拡大しています。数年の間に再建の見通しも立っています。安心下さい。(2020年7月16日) 武 建一」

  http://e-union.sakura.ne.jp/kansainamakon/index.html

 保釈後、インタビューで語る。
 月刊『コモンズ』(142号、2020年7月20日号)――資本主義の根幹揺るがす関生産別労働運動・戦後最大の大弾圧に屈せず反転攻勢へ決意

   http://com21.jp/archives/35826

 

 

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 1.「国策弾圧」の本質はどこに
  強い権力意思を感じた弾圧の異様さ
  なぜ、企業別でなく産別労組か
  産業横断的政策闘争の発展を恐れて
  「関生支部の闘争は資本主義の根幹を揺るがす運動だ 箱根の山を超えさせるな」
  ――今も続く総資本の本音
 2.今回の弾圧の特徴
  ――差別排外主義集団まで動員した大阪広域協幹部
  差別者集団・マスコミを動員し、暴対法適用、共謀罪視野に
  権力の先兵役、マスコミの大罪
  暴対法適用、共謀罪視野に民主主義の根幹への攻撃
  弾圧は友を呼び、関生の闘いを全国に拡げた
 3.反転攻勢へ 
  主体強化、揺るがぬ戦略 戦術は「水の如く」
  失地回復へ、「一点突破」で
  自己犠牲いとわず闘う 幹部・組合員行動部隊を
  敵資本は利権での結びつき、内部で矛盾発生
  コロナ・パンデミック禍…時代が共生・協同の世界求める
  今後の闘いへの決意

 「関西生コンの研究」に1本化してUP

 ◇関西生コンの研究・TOP-「業種別職種別ユニオン運動」研究会

   http://e-union.sakura.ne.jp/kansainamakon/index.html

  関西生コン・武委員長の講演-「業種別職種別ユニオン運動」研究会

   http://e-union.sakura.ne.jp/kansainamakon/200730kannama-1.html

  関西生コン-バラセメント・圧送業界-「業種別職種別ユニオン運動」研究会

   http://e-union.sakura.ne.jp/kansainamakon/200730bara-kannama-2.html

  関西生コン労組と協同組合運動-「業種別職種別ユニオン運動」研究会

   http://e-union.sakura.ne.jp/kansainamakon/200730tuda-kannama-3.html

 

  ▽追記:2018年8月26日 (日)・30数年ぶりに関西生コンの名物委員長・武建一さんの話を聞いた
    
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/30-7866.html



 

2020年7月27日 (月)

(株)大日本印刷の非正規労働者たちが労働組合を立ち上げた

【追記】(2021年2月28日)

 全印総連、情報印刷関連合同支部の宇都宮線久喜駅ビラまき宣伝

  https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=542210616743500&id=100028637002383

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 ▽ここから本文

 埼玉県久喜市にある「(株)大日本印刷の非正規労働者たちの複数の人」(「週刊新潮などの製本現場も含む」、1万人に近い)が、自らの労働組合をたちあげたというニュースを伝えたい。

 「22日、久喜駅で朝宣伝で使用するもので、他への紹介もお願いいたします。原稿も合同支部機関紙に書いたものであり、問題ありません」と書かれたいるので、UPしておく。

 先年亡くなった、《寺間誠治さんが書いた労働運動における「戦略的陥没地帯」をどうするのか》(「ある編集者のブログ」に書いた)の問題提起に答える動きだ。
   http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-a5a324.html

 そこで寺間さんは、「組織的空白地帯 1.製造大企業構内の広大な非正規労働者(戦略的陥没地帯)」として書いている。 

  200724dainihon1

 

 ▽Yさんから
 非正規労働者だけの労働組合わずか8名の少数ですが、同社1万人の非正規労働者の労働条件に責任を負っているだけでなく、経産省発注の持続化給付金事業での「税金ゆすりたかり」への批判。それに大日本も入っている、世論は批判一色で、評判悪いと追及。
 また紙印刷製本は縮小で厳しい、との会社の言い分に「内部留保1兆円もあるのを賃上げに回せ」と発言できることは画期的。経団連前、トヨタ本社前でビラを配り、申し入れはできても、大企業に団交の場で直接内部留保を賃上げに回せといえる組合は、全労連内でも数少ない。      大日本印刷分会  M・Y


 7月22日、久喜駅で朝宣伝で使用するもので、他への紹介もお願いいたします。原稿も合同支部機関紙に書いたものであり、問題ありません。

 

2020年5月 5日 (火)

寺間誠治さんが書いた労働運動における「戦略的陥没地帯」をどうするのか

 寺間誠治さん(2019年2月2日にご逝去。享年70歳) が亡くなって久しいが、ご本人とは「業種別職種別ユニオン運動」研究会で同席した者で、編集子は同時代を別の所で生きてきた。

 寺間さんの「労働組合運動への期待」について、過去に書いてきたものだが、全労連系やそれ以外の組合運動家にもこのようなテーマをどうしていくのか、考えていただきたく再UPした。

 

 ▽私が紹介した「全労連の研究」(2012.07.08)

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/zenrouren.htm

 

 産業別労組づくりのビジョンを提示――全労連の現勢と組織拡大戦略(残念ながら元のデータが削除されて読めない)

 二つ目は、寺間誠治さん(全労連組織局長 寺間誠治・労働者教育協会副会長)の「この社会を変える展望新しい労働運動とナショナルセンターの役割」(第117 期基礎教室第11 回(最終)講義 <社会を変える力はどこにあるのか> 2010 年7 月3 日)。この当時の肩書で、現在は政策総合局長。

http://homepage3.nifty.com/roudou-gakkou/117-11terama_resume_data07.03.pdf

 

 冒頭に掲げられている3つの柱は、以下の通り。

 ① 労働組合こそ使用者と対等に渡り合えるツール。社会的連帯がユニオン運動を通じて実現している

 ② ナショナルセンターとは何か。 一国の労働者の労働条件の水準は、その力量に規定される

 ③ 情勢は激変。未来を拓くために、個人を尊重した労働運動の再構築へ

 講義録のレジュメだが、全労連がどのような分野に力を注いでいるかが分かる。

 第一に、「社会的正義の実現~非正規に向かうユニオン」と、「新しいユニオン運動前進の背景」を示している。

 ①製造大企業における違法派遣の急増と法的・社会的責任放棄に対する批判

 ②労働力流動化と賃金・労働条件決定システムの変化 

 ③企業別組合の閉鎖性への批判と社会的労働運動への支持と共感

 ④ローカルユニオンの自主性・多様性の魅力

 ⑤青年労働者の意識変化

 

 その次に、寺間さんが掲げている柱が大事だ。

 ②組織的空白地帯

 1.製造大企業構内の広大な非正規労働者(戦略的陥没地帯)

 2.流通・サービス産業(小売10.2、サービス4.6%)

 3.中小零細企業(99人以下1.1%)

 

 「戦略的陥没地帯」と書かれている、大企業製造業における「労働オルグ」の組織配置が、今後の全労連のゆくえ・未来の戦略を決定するのではないか。

 アメリカ映画ではないが、工場・大規模店舗の外から「女性オルグが組織化を行う」ルポルタージュが書かれる時代だ。

そのために、「合同労組の研究」を示しながら、以下のような「産別組織の紹介と改革方向」を示している。

 

 ▼日本型産別組合~産別交渉権を持つ単産

 全国港湾、海員組合、私鉄総連、プロ野球選手会、建交労(ダンプ、生コン)、UIゼンセン(NCCU)

 

 産別組織の改革方向

 1.産別労使関係機構の確立=産別団交と産別協約締結にむけた戦略構想

 2.産別ユニオン(個人加盟一般般労組)の確立=企業横断的機能の強化

 3.ローカルユニオンと産別ユニオンの地域的連帯強化

 →組織改革への模索:映演労連、生協労連、金融労連、全建総連…。

 ▼組織改革の戦略的方向、必要な検討課題

  1.理念:未組織の組織化は日本労働運動の改革

  2.運動論:地域運動と教育学習を通じた企業別組合の内部改革への努力

  3.組織論:地域ユニオンの構築と産別ユニオンによる企業別組合改革

 ▼おわりに~新自由主義改革ではなく新たな福祉国家へ

  新たな福祉国家へ~全労連「雇用の安定を求める研究会」発足

  憲法13条 「団結強制」ではなく、個人を尊重した運動の再構築へ

  連帯の絆に包まれた個人は、他人への攻撃(不正)を自己のものとして行動

 『若者よ、マルクスを読もう』(内田樹「共産党宣言」より)

 

 全労連における「産別組織」づくりでは、旧運輸一般、建設一般全日自労などの「産業別・地域別一般組織づくりの経験(失敗も含めて)」を再考してほしい。その周りに、金融や電機、食品、印刷、航空などの新しい「一般労組」づくりと全労協・連合の単組と「共同」する度量が欲しい。

 首都圏ユニオンを生みだした、公共一般労組などの経験も、身近にあるのではないだろうか。

【参考】寺間誠治さん「労働運動と社会的連帯のチカラ」(東京労働学校115 期基礎教室 第7 回講義(2009/4/25)レジュメ)

http://homepage3.nifty.com/roudou-gakkou/115-terama-resume4.25.pdf

  

  ▽追記(2005.05.05)

 この二つの原文をお持ちの方がいたら、下記にお寄せください。「現代労働組合研究会のページ」にUPしたいので。

  sin_ryo11731アットyahoo.co.jp(アットを@に変えて)

2019年12月25日 (水)

広がる「大人食堂」

   [1] twitterで12月31日の状況が発信された(2019年12月31日)。

  191231otonasyokudou_20200104232601

 

  [2]twitterで2020年1月4日の状況が発信された(2020年1月4日)。

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   11月に勉強会に参加した沖電気OAKの会(本庄地域)では、毎月、地元の野菜を定年した仲間たちに呼び掛けて持ってきてもらい、非正規労働者や派遣労働者たちを囲んだ「鍋の会」を開いている。#沖電気

  http://oakhp02.chottu.net/

   20016nabenokai

 文京区労協からは、つぎのような発信がある。

 12月19日(木)付「しんぶん赤旗」日刊紙・首都圏版に今月14日(土)に行われました、個人加盟労働組合のコミュニティユニオン(CU)東京文京支部主催の第2回目「わかもの食堂」について素晴らしい内容での取材記事が掲載されております。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=516782189184943&set=a.107039666825866&type=3&theater

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 宮城では「大人食堂」が開かれている。

 反貧困みやぎネットワーク @hanhinkonmiyagi

https://twitter.com/hanhinkonmiyagi

 仙台で始まった大人食堂の取り組みが広がり、東京で「年越し大人食堂」が開催されることになりました! 無料で食事が食べられ、労働相談や生活相談も受けられるようです。お近くの方は、ぜひご参加ください! #年越し大人食堂

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 そして反貧困運動のネットワークからは、「年越し版大人食堂」が発信されている。

 稲葉剛 @inabatsuyoshi

https://twitter.com/inabatsuyoshi

 

 【拡散希望】「無事に年が越せる」安心をすべての人に〜「年越し大人食堂」開催へ - 稲葉剛|論座 - 朝日新聞社の言論サイト

https://webronza.asahi.com/national/articles/2019122200002.html

 #アンブレラ年越し2020 #年越し大人食堂

 この年末年始はさらに一歩進めた取り組みを行います。ぜひご注目ください!

 

 この動きの特徴は「新しいユニオン運動」」と既存の労働組合運動が「地域を基軸」に力を発揮しはじめている事実だ。こどもの社会的疎外を克服する一助としての「子ども食堂」とともに広がることを願う。やっと労働組合運動や生協運動に、ボトムアップ型運動が出てきたのでは。

  「年越し大人食堂」では、パルコープさんが食材などで協同しています。

 

 

 

2019年11月 3日 (日)

沖電気に働くすべての仲間に「電子ビラ(twitter)」を‼

【追記】2020.01.24

twitterのページに「#沖電気」で検索ページが出来ている。

#沖電気 hashtag on Twitter

On 5 Mar 2017
@responsejp tweeted: "
丸紅と沖電気、国土交通省からETC2.0車両運行管理支援サービスの社会実験を受託.." - read
what others are saying and ...
沖 電気に働くすべての仲間に「電子ビラ(twitter)」を ‼ #沖電気 AOK 1123日(土)に ...

https://twitter.com/hashtag/%E6%B2%96%E9%9B%BB%E6%B0%97

 ▽ここから本文。

 11月23日(土)に予定されている「沖電気を明るくする会」(OAK)の例会で、以下のような報告をする。そのレジュメと「powerpoint」のTOP を紹介したい。

   http://oakhp02.chottu.net/

   http://e-union.sakura.ne.jp/okidenkisougi/index.html

 

 191103powertop

 

 あなたも「つぶやいてみませんか」‼――アベやめろ、労働者に分配を、憲法9条を守れ。そして、沖電気の働く仲間に「幸福を」。

 

              インターネット事業団・飯島信吾

                    2019.10.31

 

 

 

1 なにを「つぶやく」のか(それぞれの実例)(powerpoint参照)

 「Twitter」の実例。

 

  ⇒なんと「沖電気」というキーワードで多数の発信が拾える。

 

「Facebook」の実例

  

2 みんなで「つぶやこう」

 【1】「鍋の会」からの発信――参加者個々からの発信(なんでもいい)

    当事者が中心になって(3人から5人)

    #沖電気(ハッシュドタグという。今は検索キーワードだけで、プラットフォームができる)

    なぜやっているのか

    いくらで

    どんな食事で

    参加してよかったこと

    沖電気での仕事のこと

    さまざまな格差のこと――派遣・「非正規」労働者のこと

    沖電気のみなさんへ 

    

   

 【2】 ここも「#沖電気 OAK」

   職場新聞・「あすなろ」の個人的記事を基軸に 

    地域の社会のこと

    家族のこと

    読んだ本

    観た映画・劇など

    好きな音楽

    身の回りの生きづらさを見つめて

    アベやめろ!

      9条守れ

    介護のこと

    電機産業全体への視野(25周年出版の現在版づくり)

 

 

【参考1】 新聞を読まない青年層の登場(「情報通信白書」、総務省2019年)

【参考2】 吉本芸人の「SNSのフォロワーは4000万人(twitter)1600万人(Instagram)」(日経新聞、2017/2/27 16:10)

 

 ⇒ボトムアップ戦略にもとづき、暮らし・仕事・格差の事実を発信していく。

 「1万6000人を超える沖電気に働くすべての“友”に共鳴をメッセージする」

  「私たちは生きている」という事実を。

 

 ⇒この「集合知」をOAKのHPにUPしていく。その主張と「リンク」して、「共鳴の輪」を広げる。

 ⇒「あらゆる職場」と「卒業生の地域から」発信して、「プラットホームづくり」をめざす。 

 その陣地は「HP」だ!

 

3 SNSの解説――何種類もあるSNSとは(PCの設定の仕方)

  1. SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)には、下記のような種類があります。

1400字でつぶやく、Twitter(ツイッター):

 PCで設定――アドレス:sin_ryo✖✖✖✖✖@yahoo.co.jp

パスワード:1821✖✖✖✖-5

⇒スマホ、タブレット設定へ

何字でも書いていい、Facebook(フェイスブック)

  PCで設定――アドレス:sin✖✖✖✖✖@gmail.com

パスワード:1821✖✖✖✖-5

⇒スマホ、タブレット設定

▽以下のモノがある。

LINE(ライン)に代表されるような、会員同士がメッセージ(チャット)をやり取りできる「メッセージ系SNS」。

Instagram(インスタグラム)では、写真の撮影・編集・公開を一度に行なうことができ、特に編集・加工機能が優れているため、素人でも簡単に「プロが撮影したような完成度の高い写真」を撮影することができます。

「YouTube(ユーチューブ)」とは、2005年2月に設立された米ネットベンチャーYouTube社(現在はgoogle社傘下)が運営する、動画コンテンツ共有サイトです。会員登録をすることによって、誰でも動画ファイルをアップロードし公開することができます。

 

4 HPとの違い

  HPは自己発信スタイルのページで、受動型ツールで、「読み手」を待機している。

  ブログも同じで、読み手のニーズにマッチングしないと、アクセスがない。

  Yahoo、Google検索などで、最近は、SNS→ブログ→HPなどの順番で、告知される。

 

 

5 SNSが変えた「社会・政治」現象

 

  1 台風15号の千葉被害の実際を発信!

 

  「鋸南町の一女性のTwitterから、被害状況が告知された」

   マスコミが伝えない「真実」の告知➡拡散➡社会化

  2 「モリ・カケ事件」(森友・加計問題)の社会化

 

#モリ・カケ(#:ハッシュタグをつけて発信)

hashtag on Twitter

 

 

  3 参議院選挙における「れいわ新撰組」の飛躍的闘い

 

  4億円のカンパ

  駅頭大演説会の告知・結集

  マスコミの無視を超えた200万票を超える集票

  ➡「市民連合」の成立、協定などもtwitterで広がった。

 

 4 「1500円最賃要求のスタンダード化」

 

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◇神奈川労連の「1000円最賃」を一挙に変えた。

    「下山房雄のページ」(九州大学名誉教授)で「2011.12.15から神奈川最賃千円裁判傍聴記(二五)かながわ総研所報『研究と資料』 2016年12月号」までHPで紹介。

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/simoyama/161010kanagawa-saitin.html#saitin25

 

「AEQUITAS(エキタス)」(首都圏青年ユニオン系)のtwitterでの発信。

◇「AEQUITAS(エキタス)」というグループが2015年10月17日に新宿で行った「上げろ最低賃金デモ」が出発点。

2015年3月の「新宿一般労働組合」による最低賃金デモ、同年4月15日の「ファストフード世界同時アクション」などがその主なものである。ただ、3.11以降の「路上の運動」との連続性を意識した動きとしては、やはりエキタスに画期性がある。(「エキタス」の挑戦―最低賃金を引き上げよ!

 

「労働組合になじみのなかった人々を引きつけ、「プラットフォーム」を目指す」、森原康仁 三重大学人文学部准教授(経済学)論座、RONZA)

 https://webronza.asahi.com/politics/articles/2017041300001.html

 

「3.11以降の運動は様々な市民や団体が共同するプラットフォームにもなっている。この力とプラットフォームを貧困・労働・経済問題にも広げていかなければならない。」(原田首都圏青年ユニオン委員長)

 →共産党から、自民党へ(1500円全国最賃制案の協議)

  

 5 「実質賃金の低下」 統計問題

 

 ソノタノミクス 衆)予算委 中央公聴会 不正統計問題を糾弾 詳しくは、わたしの著書を参考にしてくださいと言って意見陳述を終えた。『アベノミクスによろしく』 (インターナショナル新書) 新書 – 2017/10/6 明石 順平(弁護士法人鳳法律事務所・浦和)

 >モノシリンの3分でまとめるモノシリ話(明石順平 2019.7.6)

http://blog.monoshirin.com/entry/2019/07/06/002215

 今さらながらではあるが,ダイジェストを書く。この本は,要するに,安倍政権による統計「かさ上げ」の実態を暴いたものである。国会の議事録を多く引用しているので,前2作と異なり,人物がたくさん出てくるドキュメンタリー要素があるのが一つの特徴である。

第1章 「賃金21年ぶりの伸び率」という大ウソ

第2章 隠れたかさ上げ

第3章 隠される真の実質賃金伸び率

第4章 かさ上げの真の要因

第5章 誰が数字をいじらせた

第6章 「ソノタノミクス」でGDPかさ上げ

第7章 安倍総理の自慢を徹底的に論破する

 

6 SNSを使った社会的労働運動の進化を求めて

 

 1 神奈川労働弁護団の「SNSの活用講座」

   SNSを労働組合活動に活かしてみませんか? ~SNS・インターネット活用講座のご案内~. 2017年5月23日

   http://roudou-bengodan.org/topics/4752/

  神奈川県内において、労働組合活動の中心を担っておられる皆様の献身的な取組には、心から敬意を表します。

 

近年、SNSやインターネットが社会に広く普及し、コミュニケーションのあり方や情報拡散の手段が大きく変化していく中、新しい手法を活動の中に取り込んでいかなくては、労働組合の発展や争議の解決を実現することは困難です。

 

現に、SNSやインターネットを活用することで、労働組合の発展や高い水準での争議の解決を実現した事例が多数報告されています。そして、そのような先駆的な取組には、大いに学ぶべきところがあります。

 

そこで、NPO法人POSSEの坂倉昇平さん、首都圏青年ユニオン前執行委員長の神部紅さん、日本労働弁護団事務局長の嶋﨑量弁護士の3名を講師としてお招きし、下記の日時・場所で、SNS・インターネット活用講座を企画しました。当日は、講師の方々に、担当した事件でのSNS・インターネットの活用を報告していただいた上で、質疑応答にも十分な時間を割いて、議論を深めていくことを予定しています。

 

 2 全労連の「SNSのすすめ」

  「労働組合活動におけるSNS活用のススメ」を活用してください

  https://twitter.com/zenroren/status/1083263997921521664

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 3 若い世代が作った「自販機産業ユニオンづくり」の経験

   http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/190310jihanki-union.html

  twitter(800万回も見た)とfacebook、Yahooブログで発信。

  ⇒それをHPで集積している。

   担い手は「ブラック企業ユニオン、総合サポートユニオン」の若いメンバー。プラス「POSSE」(NPO、雑誌発行)。

   仙台から「美容師ユニオン(タカノグループ他)」や「保育士ユニオン」づくり。

   地域で毎月、「大人食堂」を開催。⇒facebook で発信。

 

 4 労働組合組織化の主な経験

   全労連系

    東京都内でのCUセンターづくりとSNSの活用

     文京区労協と毎月の統一行動(「わかもの食堂」づくり)

   

   全国一般東部労組

    日本一の労働相談センター「NPO法人労働相談センター」

   【参考3】全国一般福岡地本

    NPO労働センター+「就労支援事業所」の併存

   

 5 「NPO障害者の職場参加をすすめる会」の経験

  ⇒「すいごごCafeの取り組み」  

   毎週、水曜日、2時間ほど、これまで出会った「春日部、越谷、草加」(そして埼玉まで広げて)の障害者当事者、家族、障害者運動家、行政マン、「子ども食堂を担う人」、クラブ生協の女性たち、ワーカーズコープ、ワーカーズコレクティブ、中小企業家、平和活動している人の「自分史」を聞く会がある。

 事務局長の山下浩志さんが、毎回、facebook・ブログで紹介。それを「世一緒・すいごごCafeのページ」にリンクしている。大好評のページになっている。

  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/syokubasanka/suigogo-5.html

 

【補論:検討課題】

 1 産業別NPOの設立(労働組合運動の横に)と研究者の力添え

   沖電気資本の戦略と経営分析

 2 職場分析の視角(どのようなものがいいのか)

   幹部社員層

   中間層

   非正規労働者(派遣労働者など)

   女性層の力

 3 地域コミュニティーの分析 

2019年7月17日 (水)

全国「どこでも生計費は同じ」という訴え

   国公労連の教宣活動をけん引している井上伸さんが、「生計費は全国どこでも同じ」と、全労連新聞を引用してfacebookで訴えている。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=2962604250479605&set=a.209005322506192&type=3&theater

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 「地方は物価が安いから生活費がかからない」―こうした「常識」を覆し社会的影響を大きく広げているのが、全労連が進める最低生計費試算調査。最低賃金は全国一律が望ましく、1500円以上を必要としていることを改めて明らかにした。最賃引き上げは参院選の一大争点に浮上している(全労連新聞7/15
https://twitter.com/inoueshin0/status/1151065507899953152

 

 

 最賃に張り付いた非正規労働者の賃金が社会問題になりにくいのは、ユニオンに入っていない人が多いからだが、去年、東武スカイツリー線の車内で「最賃があがって少し賃金が上がるの」と話していた高齢の女性たちがいた。

 身近な話題にどんどんなれば、「私もなにかしたい」と思い始めるのではないでしょうか。青年も、若い女性も、「就労継続支援A型事業所で働く人」も。

 そして、町場の小売業・中小の企業への支援も合わせて、「分配社会」をつくりだす契機になる。

1%対99%社会」を止めさせるために。

 

 大昔、黒川俊雄さん(故人・慶応大学名誉教授)が執筆した『新版 最低賃金制入門』(19753月)を編集したが、「全国一律最賃性実現」は総評レベルでも中小企業を組織した全国金属などにやっと入った記憶がある。

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/kurokawa/kurokawa-ronkou.htm

 しかし「最賃おじさん」とみんなで話していた、印刷労働者が「これがわしの夢」だと毎月のように、買い求めに来たこと(「区労協レベルで広げている」とのこと)を覚えている。

 

 最近出版された本の中で、木下武男さんがナショナルミニ型最賃制の実現は「職種別賃金の確立」にとって、キーポイントになっていることを、「貧困・低賃金を克服し、日本的雇用関係の終焉」を論じた「年功賃金から職種別賃金・最賃制システムへの転換――新しい賃金運動をめざして」(木下武男稿、『闘わなければ社会は壊れる』、今野晴貴・藤田孝典編、岩波書店、20196月)で書かれているので、これは参考になる。

https://www.iwanami.co.jp/book/b454642.html

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 数年前、「1500円最賃」を要求した「AEQUITAS(エキタス)」グループの青年たちが新宿を起点にデモンストレーションを敢行して、その輪を広げ、野党まで突き動かし、いまや自民党内で「全国最賃制の勉強会」が行われている情報がSNSなどで流れている。

 みんなで声を上げれば、国会でも議論できる。

2018年5月23日 (水)

《ジャパンビバレッジの闘い》が示していること

▽追記(18.07.11)

http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/180430japan-Beverage.html


   ジャパンビバレッジの件、リーダーのAさんの懲戒解雇、回避できました。
 POSSEの青木さんより。

 
  三日間の出社停止となりましたが、勝利と言ってよいと思います。
 皆さまのご支援・共闘のおかげです。本当にありがとうございます。
 以下、当該のAさんからメッセージを転送します。

 いつもお世話になっております。
 本日、懲戒処分の内容が決定しました。

 7月11日より3日間の出勤停止

 皆さまのお陰で懲戒解雇を回避することが出来ました。
 ありがとうございます。

 会社がいくら不当な事をやって来ても
 戦えば勝てるという事を社会に発信していきたいです。

 まだまだ戦いは続きますが、今後とも宜しくお願いします。

 仮名:A

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  △サラリーマンに安全な食を、たのみます。友人になりたいと願っています。
   働く人に公正な労働条件を。 (編集子)

▽ここから本文。

5月のメーデー以降に立ち上げた《ジャパンビバレッジの闘いは今――サントリーグループの「ジャパンビバレッジ」の組合つぶしと闘う「ブラック企業ユニオン」(総合サポートユニオンブラック企業支部)![業種別職種別ユニオン運動]研究会]のページ》は、たちまちのうちに350人以上の単独アクセスと、1000ほどのビューアがある。

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http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/180430japan-Beverage.html

 

この総合サポートユニオンは、木下武男さん他が提案している[業種別職種別ユニオン運動]研究会]に参加しているメンバーで、エステ業界の女性ワーカーズの声にこたえて「ホワイト労働協約」を制定する活動に成功している新種のユニオン。

http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/170902dai1kaireikai.html

 

なぜ新種かというと、企業の枠の中の労使関係づくりではなく、企業の外側に陣地を作り、その業界の賃金・労働時間・労働諸条件を規制する運動を広めて、まず個人であってもユニオンに参加を呼びかけ、少なからずの青年・女性たちの共感を得ていること。

 http://bkunion.blog.fc2.com/blog-entry-35.html

 《「ブラック企業ユニオン説明会ウィーク ~ゼロから始める労働組合~」を開催します!》

http://e-union.sakura.ne.jp/

 

またこれまでのような「党派」には関係なく(これは編集子の見方)、自主的に労働組合運動をおこし始めた青年たちだ。もしかしたら木下先生が好きな「ユニオニスト」が誕生しているのかもしれない。

http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/

 

 文春オンライン・ブログで今野晴貴さんNPO法人「POSSE」代表理事)が書いているが、ジャパンビバレッジの闘いを書いたSNSは、「800万ほどのアクセスがあった」と書かれており、1975年に行ったスト権スト(国労などが中心になった)以来の「スト迷惑論」をのりこえ、市民・利用者の共感を得たと報じている。


 青年ワーカーズのストなど、この生きづらい世の中でなかなか起こらない事態と思っていた状況が広がっている中で、起こったわけだ。

《東京駅の自販機ストライキは、なぜ「共感」を得たのか》、20180520 0700分 文春オンライン、今野晴貴(POSSE代表)。

 https://news.nifty.com/article/economy/economyall/12113-030698/

 

 

 ▽今野さんは書く――たたかった側について。

働く若者たちにとって、もはや特定の会社に期待するのではなく、どこの会社で働いていようとも、労働組合で闘うことによって、法律を守らせ、賃金を上げ、残業時間を短くして、普通に生きられることを求める労働者の姿が、共感を得る理由だったのではないだろうか。

(中略)

「ストライキは、労働者の『伝家の宝刀』と言われているらしいじゃないですか。強い思いを持った仲間が集まれば、会社や社会を変えることができるんだと実感しています」(Aさん)

以上の指摘は、正規だろうと非正規であろうと、一人ひとりの青年・女性への貴重なメッセージではないか。

 

2018年5月 7日 (月)

公務公共一般労組づくりと職種別労働組合運動の構築へ

 以前、本ブログで以下のような紹介文を書いてきた。

 ▽14/02/27、小林雅之著――東京争議団運動のDNAたっぷりの労働組合組織づくりを描く――『上を向いて歩こう』(本の泉社、20087月)

 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/post-a6ac.html

 

 「現代労働組合研究会のページ――東京労働争議研究会のことなど」 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/sorezorenoroudou-3.htm#kobayashi

 

その小林さんから、『私が歩んだ労働組合運動――品川・目黒の活動家の聞き取り報告 第三集』(同編集委員会刊行、目黒労協内[目黒区鷹番311 石田ビル302]、2017111日発行)と『季刊 セオリスト』(2018年春号、010号、編集・発行 東京公務公共一般労働組合、201841日、〒1700005、東京都豊島区南大塚23310、500円)を寄贈された。

 さっそく読んでみたが、前者は「青春とロマンの時代 品川地域運動を原点として」、編者まえがきでは“今回は、東京公務公共一般労組の現役役員の小林雅之さんの聞き取りと、市川平八さんを中心に地区労での活動の「まとめ」を作成しました。小林氏は、本文にもあるように品川の金属の職場でさまざまな経験を積み、東京争議団共闘の事務局長、都の非正規社員を組織する活動を進めています“と書かれている。

 

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 小林さんは、1960年代半ば以降の高度成長期に多数の労働組合活動家が登場した「黄金期」の一員で、カコストロボの「従業員組合」を変え、「女性工員が果敢にたたかった姿」を語り、品川労協の地域労働組合運動の影響を受け(発刊の意図)、日立資本の系列支配攻撃(乗っ取り)とたたかい、全国金属へも加盟し、「企業再建闘争」をたたかった。

 この争議のなかで「東京争議団」運動の一員として、「ド根性路線から脱却して運動路線をつくり、自らの争議解決をめざし東京総行動方式の一員として」事務局長を担った。

 後者の『季刊 セオリスト』は、“『私が歩んだ労働組合運動』編集委員会は、東京品川・目黒地域の(元)活動家への聞き取りをこれまで6人について行ない、報告集として3回発行されています。そのなかで公共一般現副委員長で公共一般創立以来のオルグでもある小林雅之氏に聞きとりした第三集(2017111発行)から、公共一般創立に関わるお話について、今回セオリストに転載することになりました。その後セオリスト編集部から追補的な聞き取りもして、加筆修正しました。”と。

 

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 ほぼ、『私が歩んだ労働組合運動』の後半で展開されている流れ通りなのだが、最初に持ってきている話は、「協同組合か労働組合か」と中西五洲さんから「一緒にやらんか」と勧誘された葛藤が出ている。「ちょっと身近すぎて、そうだったのか」と編集子も思わざる得ない事実が描かれている。

 「インタビュー 公共一般の組織と戦略構想はどのように準備されたのか――『季刊 セオリスト』」では、「ご本人が徹底した妨害に遭った」こと(労戦がらみの困った話)や公務員組合にはオルグという姿がいなかったこと、そして、自治体関連労組協議会の結成、都区一般(現・公共一般)の組織化、独立してまたたくまに2,000人の組織へ。

 組織の神髄は、「徹底的な単一・個人加盟」とし、「独立組織」を志向し、「公務職場だけでなく民間職場まで」視野にいれた組織づくりをたたかい取ってきて、「公務公共一般」という組織になったこと。

 今後の課題として、「職種別で市場横断的な組織を構築中」としている以下の点(少し長い)が、重要なポンインとではないか。 

 ■職種別にも最低賃金闘争を追求中

 いま保育ユニオンは500人いますが、公立園、民間園どこで働いても最低時給2000円で働かせろと要求し、エキタスと一緒に毎年数回デモを実施し、自治体に向けて学校栄養士たちと一緒にストライキも打って闘っています。

現場の非正規保育士は、全都自治体当局と保育労働者に向けて膨大なアンケートをとり、最低時給2,000円の理論構築をしてきました。既に時給1,500円を越えた保育士がどんどん増えている状況下での闘いです。

 昨年2,000円突破目指してストを打った板橋区の学校非常勤栄養士は時給1,500円を突破しました。

 200以上ある分会には、保育士分会、栄養士分会、図書館司書分会、非常勤講師分会など、そもそも職種別にくくられた組織が多数存在しています。これを雇い主が知事や区長、市長だからということで行政縦割りにくくっていたのですが、ここには企業内運動の限界がみえている。非常勤職員という一くくりで当局は賃金を決めてしまうが、本来は職種・職能別に賃金を引き上げていかないとだめだと考えてきました。

 そこで職種職能別に全都を横断的に組織編成していく取り組みをしてきました。すでに6つの職種別ユニオンがあり、2,200人がいます。これからの賃金闘争にこの職種別闘争が、ナショナルセンターそして産別闘争においても決定的な変革をもたらすだろうと展望しての、取り組みが始まっています。


 さらに注目されている点は「青年ユニオン」が果たす役割、「労働協約の拡張適用をめざす」こと、「NPOづくりと労働者供給事業」、「地域活動の重視」を打ち出している。

 編集子が、1978年の沖電気の大量指名解雇争議、1980年代初頭の雪印食品争議などのインフォーマル組織とのたたかい、日本航空などの民間第一組合の争議を見てきたものとして、「労働組合運動における組織化」をめざす話は、禁句だった、と思う。

 70年代の争議を終えた「日本製紙」争議団のメンバーが、「労働問題研究所」を名乗り組織化をめざしたが、進路・成長への道筋は不可能な状況だった。

 そのなかで、3000名を超える組織化を進めた、小林さんと「都職労統一派」(小林さんの命名)のご苦労は、全国の青年・女性たちが学ぶ点が多いと思う。

 

 ▽追記1:一緒に送られてきた『季刊 セオリスト』(009号、2018年冬季号、201811日号では、「木下武男、業種別職種別ユニオンの展望――日本労働運動の再生構想」を取り上げている。

 「業種別職種別ユニオン運動」研究会のページ参照。

 http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/

 

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 ▽追記2:研究者の東洋志さんが書かれている論文も参照してほしい。

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/sorezorenoroudou-3.htm#azuma-2

 ●20170305日:公共一般から何を学ぶか――個人加盟ユニオンの到達と可能性、東洋志、「季刊 Theorist」、東京公務公共一般労働組合、2017年冬季号、05号 (PDF版) 

 ●20160806日:産業別個人加盟ユニオンの到達点と課題――自治労連の実践から、東洋志、特集●労働運動の再生と産業別組織の課題、「労働総研クォータリー」、2015年夏号(20157月発行)(PDF版)

 

 ▽追記3:[20161224日 (土)]

 「首都東京における地域労働組合運動:新宿区労連と全労連・新宿一般労組の組織、運動」を紹介する。

 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-25ac.html

 

 

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