新しい労働組合運動を

2025年5月19日 (月)

「非正規春闘2025の闘いの到達点」

「非正規春闘2025の闘いの到達点」――「あたり前の労働組合を」のページにUPしました(現代労働組合研究会より)。
 
 http://www.e-union.sakura.ne.jp/union/union-atarimae.html
2025年05月09日
▽非正規春闘実行委員会が実施したアンケート調査の内容が毎日新聞で紹介されました。――総合サポートユニオン共同代表・青木耕太郎 @非正規春闘実行委員会。
2025年05月09日
▽“非正規春闘” 要求した134社の半数以上で賃上げ回答 実行委、2025年5月8日 16時46分 ――NHKNEWS:
2025年05月09日
▽春闘の「大幅賃上げ」は中小企業や非正規雇用で働く人へ本当に届いているのか? #エキスパートトピ――Yahoo!Japan ニュース、今野晴貴(雇用・労働政策研究者)、5/9(金) 9:43。
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2025年3月22日 (土)

手島繁一さん(元は法政大学講師)が1990年ごろから執筆した論文・エッセイ一覧

 故・手島繁一さんが1990年ごろから大月書店や協同総合研究所、労働旬報社、シーアンドシー出版などで書いた来た論文・エッセイを「手島繁一のページ」にUPしました。

 http://www.e-kyodo.sakura.ne.jp/tejima/index.html

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『労働組合を創る』、『組合運動の新展開』で書いたこと
―労働問題実践シリーズ(大月書店、1990年9月、12月)
『5 労働組合を創る』
6「地域を職場とする」労働者のための組織化の経験
7官公労における組織拡大
8 管理職の組織化がはじまった
10 組合づくりと結成前後の取り組み
『6 組合運動の新展開』
1 職場を基礎にした労働組合運動の展開
3 労働組合の地域共闘

2025年3月22日

▽日本労協連編:労働旬報社・1993年5月発行。
『ワーカーズコープの挑戦 先進資本主義国の労働者協同組合』

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巻頭論文:労働者協同組合=ワーカーズ・コープの意義と可能性     手島繁一  
EC統合に立ち向かうレガの新戦略 手島繁一

2025年3月5日

協同総合研究所時代の執筆一覧:      

協同総合研究所常勤理事時代に書いてきたこと――1992年11月~
「大分のケアワークタクシーと地域おこしを訪ねる旅」――『協同の發見』2000年8月 第9号
ホームページの開発・GICR・ORG通信――2001年2月~(協同総合研究所のWEB開発)
ヘルパー養成講座で新段階を切り開く静岡市民共済センター――『仕事の発見』(1998年9月号 NO.29、発行:日本労協連、編集:シーアンドシー出版)

2025年3月19日 (水)

非正規労働者が主体の大日本印刷分会・2025春闘の闘い

2024年01月(固定):新ページ:「印刷ユニオン(全印総連) 大日本印刷分会」に参加しませんか。️――労働組合は1人でも作ることができる。4人で分会結成。!!!
非正規労働者が、大日本印刷久喜工場で
労働組合を結成し大きな成果 !!!

http://www.e-union.sakura.ne.jp/dainihon/index.html


2025
年3月19日:2025春闘を闘う印刷ユニオン・全印総連における回答速報。大日本印刷分会の回答団交が3月18日、久喜市三高サロンで開催。
1時間定期昇給10円、ベースアップ90円、計100円、1日8時間月20日間働き16000円。8,4%。組合員は1380円になるが、1500円にまだまだ足りません。
――全印総連印刷ユニオン
٠大日本印刷分会」

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2025年3月10日:3月6日、18時30分から久喜三高サロンで大日本印刷に25春闘要求書を提出し、趣旨説明団体交渉を開催。
印刷関連ユニオン·大日本印刷分会から時給350円引上げ、夏一時金40万円、インフレ手当月1万円支給等計10項目の要求書を提出しました。
――全印総連印刷ユニオン
٠大日本印刷分会

2025年3月10日:団体交渉は腕章、缶バッチ着用で臨むことにする。――全印総連印刷ユニオン٠大日本印刷分会

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2025年3月6日:25春闘勝利、めざす3・6中央総決起行動・日比谷野外音楽堂️――全印総連印刷ユニオン٠大日本印刷分会

2025年2月22日:民放労連フジテレビ労組の報告と元全港湾中央執行委員長の伊藤彰信さん、音楽ユニオン代表委員の土屋学さんが講演を行いました。️――MIC(日本マスコミ文化情報労組会議)が、25春闘決起集会を開催した。

2024年12月27日:大日本印刷は5月発表の連結決算で売上高1兆4248億円、対前年比3、8%増、営業利益754億円23%増の増収増益。絶好調です‼️――全印総連印刷ユニオン٠大日本印刷分会

2024年11月29日:◇今日は月1度の定例久喜駅宣伝でした。大日本印刷は印刷業を代表する大企業ですが、冬一時金の回答は僅か95、000円‼️――MIC、千代田区春闘共闘会議の千代田「神保町デモ」。

 

2025年2月 7日 (金)

非正規春闘2025の闘い――「あたり前の労働組合を」のページ(現代労働組合研究会)にUPしました。

2024年12月30日

▽25年非正規春闘の闘いの出発点!
非正規労働者について10%以上の賃上げ要求!
――総合サポートユニオン共同代表・青木耕太郎 @非正規春闘実行委員会、今野 晴貴さん 非正規春闘実行委員会のHP

2025年02月06日

▽2月5日(水)、非正規春闘の開始を宣言する記者会見、経団連行動、ヤマト運輸への春闘要求提出行動、賃上げ相談ホットライン、非正規春闘交流会、を開催しました。――行動には、首都圏青年ユニオン、東京東部労組、東ゼン労組、総合サポートユニオン、建交労軽貨物ユニオン、生協労連、郵政ユニオン浦安支部、出版情報関連ユニオン、東京公務公共一般労働組合、都市銀行関連労組、全労連全国一般神奈川地本、回転寿司ユニオン、CU東京、東京地評、全労連から参加がありました。

▽関西では、なかまユニオンも非正規春闘に参加しています。

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2025年02月05日

▽「非正規春闘」が始まりました!午前中は経団連前で街宣行動を行いました。――総合サポートユニオン @sougou_u、東京公務公共一般労働組合 @koukyouippan、回転寿司ユニオン(労働組合)@sushi_union。

2025年02月05日

▽宮城非正規春闘の記者会見と街宣行動を実施しました。――みやぎ青年ユニオン、回転寿司ユニオン、仙台けやきユニオンの3労組。総合サポートユニオン共同代表・青木耕太郎 @非正規春闘実行委員会。

2025年01月23日

▽2月5日13時から 非正規春闘開始行動及び記者会見――* <2/5(水)13時~@厚生労働記者会>
*非正規春闘の開始について~25春闘の概要、当事者発言、経団連要請行動、春闘相談ホットライン~。非正規春闘実行委員会

2024年06月30日

▽コールセンター大手のアルティウスリンク株式会社に対し、非正規雇用労働者の10%以上の賃上げを求める春闘申入れをしました。――総合サポートユニオン共同代表・青木耕太郎 @非正規春闘実行委員会

2025年01月12日

いよいよ25春闘の本格始動です!――春闘要求書をスシロー会社に送付しました。――『回転寿司ユニオン』のサイトご案内。
回転寿司ユニオン(労働組合)

 

 

 

2025年1月 3日 (金)

ユニオン・ショップ、労働組合の選択の自由、連合内「閉じこもり論」、連合内「階級的民主的強化の担い手論」をめぐって

 

 ユニオン・ショップ制を超える

 現段階の労働組合の衰退の一つに、1980年代に解決が求められた「ユ二オン・ショップ制」をめぐる労働組合陣営の側に戸惑いがあったことは歴史が証明したのではないか。 

 ユニオン・ショップ制は、総評の解散において、日本型労働組合主義をめざした人たちが根本方針を出せなかった、「大理屈」だった。

 総評系の官公労系で全労協に参加する郵政労働者ユニオンを選択した長崎の中島さんは、その苦渋のプロセスを下記のように書いている(「郵政労働者ユニオンのめざすもの」、月刊「地域と労働運動」、No.109号、〈2009年10月5日〉)。

 “公然と団体などの機関誌で批判も浴び、はみ出し者、独りよがり、組織分裂主義者などとされた。いわゆる左翼小児病批判である。社会主義革命路線のテーゼとして言われるレーニンの組織論である。「労働者はどんなに腐敗した組織であろうとも、組織内にとどまり、大衆とともに歩め」という立場である。私たち郵政全労協は、仲間であるはずの労働情報の誌上ですら、左翼小児病の典型的な労組と笑われた。そのくらい少数だったということだが、全労協再編の当時では問題外の泡沫労組だったのである”。

 しかし、昔から東京の下町(葛飾区)で奮闘している「全国一般東京東部労組」は、“ユニオン・ショップと労働組合ユニオンショップ協定や「名ばかり労働組合(御用組合)」で困っている仲間へ”という文書を社会に発表して、ユニオン・ショップ制の誤謬について、全面的なたたかいに挑んでいることが分かる。

 この文書では、“「企業内に複数の労働組合が存在し、別組合に加盟した場合、または新たに企業内に労働組合を設立した場合、ないしは社外の労働組合に加入した場合、多数組合が締結したユニオンショップ協定の効力は、判例においては、「労働者には、自らの団結権を行使するため労働組合を選択する自由」があるから、「ユニオン・ショップ協定のうち、締結組合以外の他の労働組合に加入している者及び締結組合から脱退し又は除名されたが、他の労働組合に加入し又は新たな労働組合を結成した者について使用者の解雇義務を定める部分は、右の観点からして、民法90条の規定により、これを無効と解すべきである」としています(三井倉庫港運ショップ制解雇事件・最高裁判決 平元・12・14)”、と労働者の「不安除去」のために判例を引用して呼び掛けている。

一方、「全労連」系の人で、このテーマに関する当事者の発言が少ないことが分かって残念だ。

WEB上で全労連の「21世紀の新しい労働組合づくりをめざして」や「行動綱領」など方針は読めるが、「階級的ナショナルセンターとしての全労連の今後の方向とユニオン・ショップ制」、「大企業労働者への基本方針について」、非正規労働者の組織化については、もちろんすすめているが、「本工労働者・ホワイトカラーたちの複数労働組合への参加は容認するのか」、「連合や全労協系の労組・ユニオンとの連携・統一行動の方針」など、知りたいことはいっぱいあるが…。

日本における「ユニオン・ショップ制」の意味を彼らなりに分析をしていた『サスコミ』(インフォーマル組織の機関誌)がいま手元にないが、そこでは「日本の企業内組合は、51パーセント条項で勝ちとれば、反対勢力(「情報の共有化グループ」から疎外した部分)は絶対、反抗してこない」と書いていたことを記憶している。

 政党政治の前に「労働組合・ユニオン」を基本にする人びとの複合的なネットワークがつくられることが、現在の衰退を超える力を生みだすはずだ。

1980年代に解決が求められていた基本問題  2017.10.10

  •                              (下線はリンク先に飛びます)

 

2024年12月27日 (金)

株式会社DNP出版プロダクツ久喜工場((埼玉、名称変更前・旧大日本印刷久喜工場)における印刷ユニオン(全印総連)大日本印刷分会の闘い(2024年12月)

 

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2024年01月(固定)❖新ページ:「印刷ユニオン(全印総連) 大日本印刷分会」に参加しませんか。️――労働組合は1人でも作ることができる。4人で分会結成。!!!
非正規労働者が、大日本印刷久喜工場で
労働組合を結成し大きな成果 !!!
不合理な格差是正を求めて、社員並みの労働条件は当然 !!!!
ブラック企業でも組合に加入し声を上げれば、
会社は変えられる !!!!
労基法違反の数々、不利益変更、組合員差別、
不当労働行為等と闘い続けて !!!

 

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2024年12月27日 大日本印刷は5月発表の連結決算で売上高1兆4248億円、対前年比3、8%増、営業利益754億円23%増の増収増益。絶好調です‼️

2024年11月29日 ◇今日は月1度の定例久喜駅宣伝でした。大日本印刷は印刷業を代表する大企業ですが、冬一時金の回答は僅か95、000円‼️――MIC、千代田区春闘共闘会議の千代田「神保町デモ」。
労働基準関係法制研究会が、14回目の会議を開催するのに合わせ厚労省前で包囲
٠宣伝行動に参加‼️

2024年11月07日 秋年末闘争全印総連統一行動第1弾は、大日本印刷本社がある市ヶ谷駅で宣伝しまし❗

2024年11月03日 印刷関連ユニオン٠大日本印刷分会は、月1度の定例久喜駅宣伝を実施しました‼️

2024年11月03日 出版労連と全印総連共同の「2024年秋の集い。BBQパーティ」が10月27日辰巳の森緑道公園で開かれました❗️

2024年10月25日 全印総連は10月23日全国一斉に秋年末闘争要求書を提出しました❗️

2024年10月12日 10月5日全印総連٠東京地連は秋年末闘争討論集会を開催しました❗️️

2024年10月01日 中央労働委員会第38期、労働委員候補の推薦書共同提出が厚労省会議室で行われた‼️

2024年10月01日 ビラ配布❖「仕事、職場を守るため、久喜工場で働き続けましょう‼️」。大日本印刷は事業再編の情報開示しろ

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2024年9月26日 「仕事、職場を守るため、久喜工場で働き続けましょう‼️」
月1度の定例宣伝は久喜工場前で行いました‼️印刷関連ユニオン٠大日本印刷分会の宣伝です‼️

2024年9月19日 出版٠印刷事業を子会社の「DNP出版プロダクツ」に再編する。DNPメディアアートは出版プロダクツに吸収され会社消滅‼️

2024年9月19日 「東京ビル整美」分会長への退職勧奨など、組織破壊を跳ね返す‼️

2024年9月19日 ❖新ページ――「2024年2月1日」から2024年7月11日」は、ここをクリックして下さい。

2023年12月31日

❖新ページ――「2023年8月31日」から2023年12月26日」は、ここをクリックして下さい。

2022年12月02日 ◇ブログ:「ある編集者のブログ」で書いてきたこと。 ◇(株)大日本印刷の非正規労働者たちが労働組合を立ち上げた(▽2020年7月27日 (月))
◇寺間誠治さんが書いた労働運動における「戦略的陥没地帯」をどうするのか
(▽2020年5月5日(火))
    

 

2024年12月 3日 (火)

25年非正規春闘の闘いの出発点! 非正規春闘実行委員会の記者会見

「あたり前の労働組合を―労働組合とは」(現代労働組合研究会のページ)にUP。

 http://www.e-union.sakura.ne.jp/union/union-atarimae.html

 

25年非正規春闘の闘いの出発点!

非正規労働者について10%以上の賃上げ要求!

公務・民間とわず、勤務先と賃上げ交渉したい非正規労働者からの相談を受け付けます。

◇青木耕太郎(facebookで発信、総合サポートユニオン)

 

来春の非正規春闘で、非正規労働者について10%以上の賃上げ要求を方針とすることを、本日、厚生労働省で発表し、NHKやテレビ朝日などで報道されました。

来春闘では、民間非正規に加えて公務非正規の賃上げ要求・交渉に取り組むことも発表しました。

非正規春闘実行委員会では、明日3日(火)17時〜21時で春闘賃上げホットライン(0120-333-774)も開催し、公務・民間とわず、勤務先と賃上げ交渉したい非正規労働者からの相談を受け付けます。

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◇今野 晴貴さん(NPO法人POSSE代表。雇用・労働政策研究者)。

http://www.e-union.sakura.ne.jp/union/union-atarimae.html#konno241203-3

◇Yahooニュース、エキスパートへ

 

❖非正規春闘実行委員会のHP

  http://www.e-union.sakura.ne.jp/union/union-atarimae.html#hiseiki-hp241203

❖非正規春闘実行委員会のHP

呼びかけ団体(五十音順)

東ゼン労組

全国一般 東京東部労組

総合サポートユニオン

首都圏青年ユニオン

参加団体(所在地で北から順)

さっぽろ青年ユニオン

札幌ローカルユニオン「結」

仙台けやきユニオン

みやぎ青年ユニオン

レインボーユニオン(新潟)

飲食店ユニオン

軽貨物ユニオン

私学教員ユニオン

出版情報関連ユニオン

首都圏学生ユニオン

生協労連

東京公務公共一般労働組合

都市銀行関連労働組合

日本労働組合評議会

ブラックバイトユニオン

全労連・全国一般労働組合神奈川地方本部

名古屋ふれあいユニオン

北大阪ユニオン

なかまユニオン

ユニオン大阪

連帯労組関西ゼネラル支部

福岡地域労組きずな

うまんちゅユニオン(沖縄)

 

 

2024年11月26日 (火)

『未明の砦』(太田愛(おおた あい)、KADOKAWA、2023年7月31日、46判、p614)・「◇主な参考文献一覧」の凄さ。

 7月19日(金)に、「松元ヒロ」(テレビでは会えない芸人)さんのソロライブを蕨会場(蕨市民ホールくるる)で、本書を紹介しながら一人芝居で演じたのを観た驚きが強く印象に残っている。

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 https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid0wQKhw94xHm9d1a7b4zx22xpkGs1Nani16F7fD6u4VZuULrdiezp7KN52ApdokY4Yl&id=100013342181734


 文芸書として女性作家が「自動車産業における非正規労働者の生きざま」を、リアルに描いている。

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 しかしここで取り上げる意図は、本のあとがき風の「◇主な参考文献一覧」には驚愕した。「労働問題、社会政策、労働経済」を専攻している研究者でも読み切れない参考文献群があることだ(「現代労働組合研究会・BOOKの紹介ページ」)。


 http://www.e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/111224book-ronten.htm#mimeinotoride241127


 闘う労働者の皆さんにも、目を通してほしい。

 ◇巨大自動車企業に対抗して立ち上がった「共に闘う人間の砦 労働組合」=「ともとり労組」

 ▽ある読者の紹介文
 派遣や期間工など労働問題。悪しき政治。日本の戦後からの歴史。民主主義。公安。警察。週刊誌。冤罪。4人の無知だった若者が知識を得ることで巨悪に立ち向かっていく。ぜひ映像化してほしい。 ウチの会社の労働組合も御用組合で失われた30年の先頭にいる我々はこの世の中を諦めている。でもこれではダメだ、変えなくてはと感じることができた。素晴らしい本。
   https://bookmeter.com/books/21380623

 「いい労働者になろう」と立ち上がった4人は何をしたのか。

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【参考:2024.12.15】「大企業職場にあたり前の労働組合を 現代労働組合研究会のページ」。

  http://www.e-union.sakura.ne.jp/union/union-atarimae-2.html#231105zousen-toyota

日本的労使関係と大企業の労働組合――1 戦後日本の労働組合運動と組織の概観

 2 ある大企業での実践 石川島播磨とトヨタ自動車(関連企業)にの事例(桜井善行稿)

『労働運動の新たな地平 労働者・労働組合の組織化』(中村浩爾・寺間誠治編、かもがわ出版 2015年08月)

2024年11月 7日 (木)

『ザイム真理教 それは8000万人の巨大カルト』(森永卓郎、発行所:三五館シンシャ、発売:フォレスト出版株式会社、2023年6月1日)を読む。

 最近、読んだ『ザイム真理教 それは8000万人の巨大カルト』(森永卓郎、発行所:三五館シンシャ、発売:フォレスト出版株式会社、2023年6月1日)で次のように、著者は「消費税」は企業負担を減らす道として、大企業社会に内蔵される「埋蔵金」(内部留保)の増やし方のシステムになっていることを、明らかにしている(同書の90ページ)。

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 「企業社会」における会社負担を外していく道を、日本の正社員の労働組合は、片棒を担いでいるのだ。いいのですか!
 >また、そもそも社会保障を消費税でまかなうということ自体が間違いだと私は考えている。
 財務省は、社会保障財源として消費税を充てる理由を、①税収が景気や人口構成の変化に左右されにくく安定している、②特定の世代に負担が集中せず、経済的に中立的だからだとしている。
しかし、税収が景讐人口に左右されないというのは、どんなに生活が苦しくても、強制的に徴収するということだし、特定の世代(つまり働く世代)に負担が集中しないというのは、現役を引退した高齢者からも金を巻き上げ続けるということだ。財務省は重要な視点を隠している。
 そをも日本の社会保障制度は、社会保険制度が支えてきたということだ。その制度は労使がともに支えるというのが基本だ。たとえば、厚生年金にしろ、健康保険にしろ、負担は労使折半だ。保険料の半分を企業が負担しているのだ。ところが、消費税は全額を消薯が負担する。高齢化が進むなかで、社会保障の負担が大きくなってきていることは事実だ。だからこそ、皆で社会保障を支えないといけない。ところが、消費税を社会保障財源にするということ自体が、企業が社会保障負担から逃れることを意味してしまうのだ。
 それに急かわらず、なぜザイム真理教が消費税増税にこだわるのか。その理由は、次章以降で詳しく検討することにしよう。

2024年11月 6日 (水)

『ルポ 低賃金』(東海林智著、地平社、2024年4月23日発売)を読んでみた。

  『ルポ 低賃金』(東海林智著、地平社、2024年4月23日発売)を読んでみた。

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 私が関心をもったのは、一貫して底が抜けた日本社会のリアル:「現代に現れた非正規労働者の姿」を、労働記者として、事実として私たちの眼前に、提起していること。
 本の扉には、以下のように表記されている。
 >本書は、1995年の「新時代の『日本的経常』」を起点に急増した非正規労働者、そして結果として増大した低賃金で働く人々の現場を歩いたルポルタージュだ。
 昔ながらの工場労働者もいれば、漂泊を余儀なくされる若者たちもいる。
 そして、シングルマザーや農民、個人請負の宅配ドライバー……。働く人々の現場から、この安い国ニッポンのありように迫っていく。(本書「序章」より)

 

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   発足時(1989年)の連合、全労連、全労協の組織加盟人員の減少だけが問題ではなく、新しい労働者の誕生を祝いあう関係が、現在では成立していない時代なのだ。
 1960年代末に労働現場に歩みを入れた日本型組合活動家と呼ばれた各地のメンバーは、企業別組合であっても、日常的に接した日教組・自治労、全日自労、地区労・県評などの地域の組合や国労・全逓・全電通などの3公社5現業、全国金属・全国一般・全自運・全自交などの闘う労働組合、新聞労連・民放労連・出版労連(当時は出版労協)、全印総連などのマスコミ関連労組を含めて、春闘を一緒にたたかった総評・中立労連があり、1970年代の国民春闘、スト権ストの時代に向かっていた時代とは違う。

 それを前提に考えて、今、何から「塊(かい)を進めるか」をルポルタージュから提起している。
 本書の目次を先にに添付したが、よくわかる提起で、共鳴する。
 「闇バイト」→「漂流」→「61年ぶりのストライキ」→「非正規春闘」→「声を上げ、時給アップを獲得」→「非正規公務員」など。
 さて、非正規労働者2000万人の中からどう出てくるか。さらに正規労働者から社会連帯労働者が生まれてこないのか。
 本書を読んで、若い世代が、まず自ら考えて、共鳴できるか、ご判断を。

 ◆著者:1964年、山形県生まれ。現在、毎日新聞社編集局社会部記者。一貫して労働と貧困・格差の現場を取材している。元新聞労連委員長、元MIC(日本マスコミ情報文化労組会議)議長。2008年12月31日から2009年1月5日まで開設された年越し派遣村の実行委貞を務めた。
 著書に『15歳からの労働組合入門』(毎日新聞社、2013年)、『貧困の現場』同、2008年)など。新聞報道で反貧困ャーナリズム賞、著作で日本労働ペンクラブ賞などを受賞。

 

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