「現代と協同」研究会

2024年7月26日 (金)

『WEB版:労働者協同組合への招待(1992年版)』をUPしました。

 私は編集者として、若い時代からテーマとして企画・編集していたのが次のBOOKでした。
 『WEB版:労働者協同組合への招待(1992年版)』
 2020年12月に日本において全政党が一致して法制定した「労働者協同組合法」ができましたが、その先駆けの企画です。
 本文では、コピーとして、下記のように打ち出しています。
 是非お読みください。
  http://www.e-union.sakura.ne.jp/workes-law/240725wokers-guidebook.html


 「働くことの新しいかたちを
 みんなで考えてみませんか。
 いま、働く仲間の夢が新しく大きな一歩を踏み出そうとしています。
 ひとりひとりが資金を出し合い、
 協同の知恵とカで運営されるワーカーズ・コープ(労働者協同組合)。
 「自立・協同・愛」をテーマに、
 生活の向上と社会の希望を実現してゆく人々の集まりです。
 雇用され、管理され、賃金をもらうという従来の労働のかたちとは
 まったく違う発想の企業体として、
 ヨーロッパではすでに長い歴史があります。
 人間らしい働きかたや金銭のためだけでない仕事づくりに、
 日本でも多くの仲間たちが素晴らしい実績を重ね、
 その役割はさらに大きくなろうとしています。
 働く人すべての夢の実現のために、いま、たくさんの情熱が必要です。
 あなたとあなたの仲間の手で、大きく育てて欲しいのです。」

 『WEB版:労働者協同組合への招待(1992年版)労働者協同組合を知っていますか どのようにつくりだすか』
  240725wokershonbun4            
❖特別インタビュー「多様な価値観で生きられる社会を」 NHKアナウンサー・古屋和雄(聞き手・永戸祐三)
『朝日新聞』インタビュー 人類の五つの危機克服を 中西五洲(聞き手・岩垂弘)
◆ルポ・新労働者協同組合 対人サービスからゴミリサイクルまで
ヘルパー事業(阪神中高年)/ゴミ資源リサイクル(群馬・玉村)/公園緑化(京都)
「よい仕事」を「みんなで話し合い」1歩1歩、労働者協同組合へ 生協物流(いばらきCOOP・京都生協・他)
◆地域社会と生活のすみずみに労働者協同組合を 永戸祐三
◆WORKER’S COOPの誕生を 私は期待します
緊急提案 「高齢者協同組合」づくりの提案 高齢者が元気に生活できるまちづくりを
◆労働者協同組合へのチャンネル探し
◇ほんとうにできることをさししめすこと 学生たちとの対話から 佐藤和夫
◇「仕事おこしの経済学」からみた労働者協同組合 池上惇
労働運動の一環として
外谷富二男/小島忠夫/芹沢寿良/内山哲朗/黒川俊雄/柳沢敏勝/木下武男
◇広かり深まるヨーロッパ労働者協同組合  ヨーロッパの新しい波 菅野正純 しめされた労働者協同組合の可能性
◎海外レポート
 スペイン(中川雄一郎)/アメリカ(富沢賢治)/イタリア(手島繁-・岡田全弘)
             ◎
『労働者協同組合への招待』  定価650円(税込み)1992年l月25日初版発行
■発行・編集人:中田宗一郎 ■アートデイレククー:塩崎勝利 ■編集スタッフ:松沢常夫、飯島信吾、矢吹紀人、小倉淳、藤本とも子、鈴木啓子、五味明憲
■協同編集・発行:中高年雇用・福祉事業団(労働者協同組合)全国連合会(豊島区雑司が谷3-22一10 TEL.03-3987-5919)
 シーアンドシー出版(文京区関口2-2-8 ファミール目白坂303TEL.03-3944-0962 FAX.D3-3944-0963)
●本誌掲載の記事、写真等の無断複写・転載を禁じます。

2024年7月 2日 (火)

「西村一郎さんの偲ぶ会」は無事、開催されました。

 2024年6月29日(土)、池袋のワーカーズコープ連合会食堂にて、「西村一郎さんの偲ぶ会」が、無事開催された。
 当日の風景は、以下の写真の通りですが、献杯の挨拶をいただいた岩垂弘さん(平和・協同ジャーナリスト)・柳澤史樹さん(『増補改訂版 生協の道』第1章・柳澤明朗さんのご子息)をはじめ、農業従事者や大学生協・生協総合研究所(日本生協連)時代の友人・知人から「彼らしい活動の姿」を語っていただいた。

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   △ある人のfacebookから。

  主催したルポ研(現代ルポルタージュ研究会)の面々からも、一言ずつ思い出などを語っていただき、締めにご家族の西村和枝さんから「日常の姿や八面六臂の取材活動の事実」なども語っていただいた。
 式のフィナーレでは小川みどりさん(ルポ研)からピアノ演奏をしていただき散会した。

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西村 一郎プロフィ-ル          反核紀元77年(西暦2022年)71

連絡先  西村研究所・ 自宅  〒302-0011 茨城県取手市

      e-mail:infoアットnishimuraichirou.com  電話0297-00-0000

略歴

1949年4 29日 高知県生まれ  

 70年 国立高知高専機械工学科卒、東大生協に入協

 75年 東大生協常務理事

 77年  大学生協東京事業連合食堂部次長

 86年  全国大学生協連合会食堂部長

92年   公益財団法人生協総合研究所 研究員

2010年3月   生協総研を定年退職  その後、フリーの生協研究家、ジャーナリスト

研究テ-マ  生協    食生活  平和     

所属    日本科学者会議 現代ルポルタ-ジュ研究会 被爆ハマユウクラブ 他 

著書 「生かそう物のいのち」連合出版 1986年 、「協同組合で働くこと」(共著 芝田進午監修) 労働旬報社 87年、「学食ウオッチィング」三水社 88年、「今、学生の食は」(編著)全国大学生協連 90年、「トレンディ食ショック」芽ばえ社 91年、「お酒に乾杯」連合出版 92年、「炎の翼にのってー画業浦上正則、海外四十年の記」連合出版 93年、「子どもの孤食」岩波ブックレット 94年、「北の大地からー北海道の農業は元気ですー」コ-プ出版 94年、「ビッグ・ハグ」実教出版 95年、「みんなでつくる楽しい子どもの食生活」(共著)合同出版 96年、「平和の使者 象をください」JULA出版局 99年、「JEN 旧ユーゴと歩んだ2000日」佼成出版社 00年、「子どもが食べたいものなあに?」コ-プ出版 02年、「子どもの脳力は食べ方で決まる」三水社 03年、「エクセレントでみつけた生きがい・働きがい」コ-プ出版 03年、「知床からー地の果て観光文化のまちづくりー」連合出版 04年、「雇われないではたらくワーカーズという働き方」コ-プ出版 05年、「生協の本」(共著)コ-プ出版 07年、「生協の共済」(共著)コ-プ出版 08年、㉑「生協のいまを考える」(共著)かながわ生協労組 08年、㉒「生協のいまを考える」(共著)かながわ生協労組 10年、㉓「ギョーザ事件から生協を考える」(共著) 生協労連 10年、㉔「協同っていいかも?-南医療生協 いのち輝くまちづくり50」合同出版 11年*第18回平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞、2013年生協総研賞特別賞、㉕「悲しみを乗りこえて共に歩もうー協同の力で宮城の復興をー」合同出版 12年、㉖「なぜ、いま『魚の汚染』か」(共著)本の泉社 12年、㉗「被災地につなげる笑顔協同の力で岩手の復興をー」日本生協連出版部 12年、㉘「生協は今No.1」アマゾン Kindle版 13年、㉙「生協は今No.2」アマゾン Kindle版 13年、㉚「協同組合と私たちの食」アマゾン Kindle版 13年、㉛「311忘れない、伝える、続ける、つなげるー協同の力で避難者の支援をー」日本生協連出版部 13年、㉜「生協は今No.3」アマゾン Kindle版 13年、㉝「福島の子ども保養協同の力で避難した親子に笑顔をー」合同出版 14年、㉞「宮城・食の復興つくる、食べる、ずっとつながるー」生活文化社 14年、㉟「協同の力でいのち輝けー医療生協復興支援@地域まるごと健康づくりー」合同出版 15年、㊱「愛とヒューマンのコンサートー音楽でつながる人びとの物語」合同出版 16,㊲「広島・被爆ハマユウの祈り」同時代社 20年、㊳「生協の道 現場からのメッセージ」同時代社 20年 ㊴「あしたへつなぐおいしい東北 古今東北のチャレンジ」合同出版 21年 ㊵「沖縄恩納村・サンゴまん中の協同」同時代社 21

家族   妻(娘2人はそれぞれ結婚し孫5人 )

趣味   スケッチ  調理  

 

2024年6月 3日 (月)

「ワーカーズコープ・センター事業団の35年」(各論編)を読む。

『共につくりあげてきた 協同労働の世界』

 よい仕事・全組合員経営を掲げて
   労働者協同組合法時代を切り拓いた
  ワーカーズコープ・センター事業団の35年:各論編(2024年3月25日)

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   現在、40年前からの編集者の仕事として残った、「永戸祐三自伝」刊行を目指して、聞き取り取材をするためにワーカーズ本部に日参(名詞 編集 · 毎日寺社に参詣し、神仏を参拝ずること。ある目的を達成するため一定の場所に毎日行くこと)している。
 カッコ内の意味に近い心情なのかもしれない(毎日は行ってません)。
 労働組合運動内に企業・資本陣営によって産み落とされた「インフォーマル組織を克服できなかった」と思った1980年代。この「反社会党・反共産党を謳い」、 「自己実現論を基礎とし、企業社会の主人公づくりに」対抗していくために、民主的改革路線を主張した中西五洲さん(当時、建設一般全日自労委員長)に共鳴して、『労働組合のロマン――苦悩する労働組合運動からのレポート』(中西五洲著、労働旬報社、1986年2月)を刊行した。
 続いて民主主義的地域社会づくりを担う、新しい地域協同組合を再興するために「労働者協同組合について編集」し、チャレンジした。
  http://www.e-union.sakura.ne.jp/workes-law/index.html#210209tinginto

 その後、21世紀になっても実現しないであろうと思っていた労働者協同組合法が誕生した。

 その実現を勝ち取った原動力は、以前紹介した◆『みんなで歩んだよい仕事・協同労働への道、そしてその先へ ワーカーズコープ三五年の軌跡――日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会、2023年6月15日 A4判 286p)の出版物の世界があったからだと思う。
  http://www.e-union.sakura.ne.jp/workes-law/index.html#210818workers-nagato

 次に紹介したいのは、畏友の松澤常夫さん(前日本労協新聞編集長)が中心になって編集した以下の出版物だ。
 長文になるが、まず「あとがき」も読んでほしい。
  『共につくりあげてきた 協同労働の世界』
    よい仕事・全組合員経営を掲げて
   労働者協同組合法時代を切り拓いた
 「ワーカーズコープ・センター事業団の35年:各論編」(2024年3月25日)

 あとがき

 「労働者協同組合法時代を切り拓いたワーカーズコープ・センター事業団の35年」(35年史本編)を、23年6月に刊行した。労働者協同組合法(20年12月成立)がなぜ実現したのか、運動の原動力は何であったかと、田中羊子理事長が歴史を振り返った書で、全組合員に配布した。本書は「35年史各論編」である。
 「本編」で田中理事長は、「本書に記した歴史は、私自身の体験や実感によるところが大きく、限定的だ。仲間の実践を踏まえた『各論編』をチームを作ってまとめている」と述べたが、発刊は23年度末になってしまった。とくに、早く原稿を寄せていただいた方々、座談会に出席していただいた皆さんには、感謝するとともに、大幅な遅れをおわびしたい。              
 ただ、遅れたのは、調べれば調べるほど、あまりにも豊かで教訓に満ちた仲間たちの実践の数々を知り、それをできる限り紹介したいと願ったからでもあった。
 仕事を増やし、自分たちの「貸金」を上げ、委託の仕事を切られても、仕事おこしの歩みを続ける埼玉北部や東京東部第一。病院清掃中、患者さんから「売店はどこ」と聞かれ、「ないなら自分たちで」と、売店や移動売店を始めた東京健生病院、戸塚病院、宮崎生協病院現場などの仲間たち。さまざまな障害がある人、アルコール依存症、路上生活の人たちなども含めて、「共にはたらく」実践は枚挙にいとまがない。「所長になって初めて原価率が300%だと知った」(亘理事業所)、「累積赤字4000万を知らず、『経営改革モデル事業所』に指定されたと聞いて、『良いモデルと思った』仲間もいた」(宇都宮事業所)状態からの「経営を自分ごとにする」改革。生活介護などの事業休止を利用者に伝えるときの苦悩と、「自分たちも要望するばかりだった。もっと関わらなければいけなかった」という利用者の声(大隅ゆらおう事業所)など、事業・経営の主人公・主体者となり、協同労働を追求するが故の感動と苦闘の物語。まさに、「宝物」だ。
 私たちは「労働者が経営も担う」と主張してきたが、それでは法律がつくれず、「経営」を「意見反映」に変えることで法成立に道が開かれた。しかし、誰かに自分たちの意見を反映した運営をしてもらうのではなく、そこで働く自分たち自身が「経営」し、連帯を広げるからこそ切り拓き、創造してきた世界がここにある。
 本書では、個々の取り組みと組織全体の運動との関連がわかるようにと、労協新聞(当初は「じぎょうだん新聞」)の記事も多く紹介するようにした。
 労働者協同組合運動の歴史をまとめた本はこれまでにも何冊かある。2017年、運動を長く率いてきた永戸祐三さんの労協連理事長退任を機に、労協連が発行した、「みんなで歩んだよい仕事 協同労働への道 そしてその先へ-ワーカーズコープ三五年の軌跡」は、永戸さんの「ワーカーズコープの体験的歴史と思想」を軸とし、分野・課題別に「運動の歴史」と「政策提言集」などをまとめた。同年、センター事業団は「自ら花ひらいて」という「30年史」を発刊した。ここでは、年ごとの主な出来事について、当事者が振り返った。22年刊行の岩波ブックレット「<必要>から始める仕事おこし協同労働の可能性」(労協連編)では、コンパクトに歴史と仲間の実践を紹介した。

 「本編」「各論編」とともに、上記の本もぜひ多くの方々に読んでい共にただければと思う。

                  編纂委員 松沢常夫(労協新聞前編集長)

2024年3月20日 (水)

「故西村一郎さんの偲ぶ会と新しい本・出版の記念する会」を開こう。

  先日、「故西村一郎さんの偲ぶ会と新しい本・出版の記念する会」を開こうと事務局を担う上田裕子さんと出版社・同時代社の川上社長、そして私の3人の打ち合わせが行われ、以下のように決めた。
 1 6月29日(土)、午後14時~16時
 2 場所は、日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会食堂(東京・池袋)
 詳細とご案内は、みなさんにメール・郵送でお知らせすることにした。
 集まりの契機になったのは、昨年末に急逝された生協研究家・西村一郎さん(元生協総合研究所主任研究員)の遺稿集に近い単行本が出版された本を読み解き、みんなで語り合おう、という集いをめざしているからです。。
 ▽『増補改訂版 生協の道 西村一郎・最後のメッセージ』、同時代社、四六判・280ページ、2024/04/02、1,980円(税込)
 本書は、お亡くなる直前に、私に編集依頼があったが、ご家族と同時代社のご判断で出版にこぎつけた。
 出版社の打ち出しでは、≪命と平和のために、生協はどうあるべきか。協同組合の理念と実践、生協人たちの熱き想い――。丹念な取材でその本質に迫る。「歩く・聴く・書く」ことを最期まで貫いた著者の集大成≫となっています。
 https://www.doujidaisya.co.jp/book/b10078589.html

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 私は編集の意図を「刊行にあたって」として、次のように書いておいた。

 昨年(2023年)の12月6日(木)、西村一郎さん(元生協総合研究所研究員)が急逝された。お亡くなる直前の11月27日(月)~28日(火)にルポ研の上田裕子前代表と編集子に直接、それぞれ電話があり、か細い声で「自分が書いた本三冊とエッセイ(同人誌に書いた)一本」を読み込んで、「なぜ自分がルポを書いてきたか、一冊に編集してほしい」と言われた。
 その三冊のテキストを出版社側から送ってもらい読み込んで編集したのが、本書である。
 著者は、これまで40冊に及ぶ単行本を出版しているが、一貫して貰いていることは食のあり方、平和と協同、そして「日本の生協のアイデンティティ」を確立するための刊行物であった。
 とりわけ本書は、著者の生涯をかけた「生協の道」を探求するメッセージが込められた文章を書き続けられており、あとに続く「生協人への励ましと希望」をこめて未来の探求心の所在を書いている。
 それは「生協とはなにものか」と自己を客体化して、自問自答し、「子どもや孫に同じ職場で働かせたいか?」と問う精神。「五方よしの生協産直とは」を考えるために「生産者への期待」「生協の問題意識はどうか」、など一緒に考えませんかと呼びかけ、「いずみ問題の解明体験」から、「生協と生協人のあり方」を今一度考えるために、「生協における働き方」を問い直し、経営ビヘイビア精神に「ドラツガーとフランクフルの思想も生協に」取り入れる提案もしている。
 実践編では「被爆ハマユウの経験から平和への希求心」と生協の産直ネットワークづくりの一つの経験=恩納村(沖縄)でのモズクとサンゴへの取り組みの先進性を語りながら、生協・生産者・地方自治体の協同から地域づくりへの未来を語っている。
 返す返すも残念なのは、まとまった編集ゲラを著者が最後に目を通すことができなかったことだ。しかし、ご家族の配慮で、ここに出版できることとなった。
 次の世代の方々に、著者への共鳴の輪が広がるように、願うだけ。(飯島信吾)
 ▽同時代社のホープページ
  https://www.doujidaisya.co.jp/book/b10078589.html

2023年6月25日 (日)

「日本労働者協同組合連合会」創立レセプションに参加した(2023年6月24日)

 昨日(2023年6月24日(土))、JR大塚駅近くのホテルで開かれた労働者協同組合法に基づく「日本労働者協同組合連合会」創立レセプションに参加した。現在、53団体が全国で法人化されているという(「東京新聞WEB版、2023年6月24日の記事)。

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/258770?fbclid=IwAR3k8mAKdoODazLKsAIkoCdlkND_j42UwjtKNAPfO3Ti95XYllxXz6svgcU

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 ほぼ十数年、この種の公式な場には顔を出してこなかったが、松澤常夫さん(前「日本労協新聞」編集長)から「参加のよびかけメール」が寄せられたので、友人の一員として、顔を出した。

 私も1980年代から20年ほどかかわってきた社会・事業運動であったが、生きている間に労働者協同組合法が実現し、公認がされるとは思っていなかった。

 日本における労働者協同組合研究の先駆者たち―TOP

  http://e-union.sakura.ne.jp/workes-law/index.html

 

 大昔、学んだマルクスの言:「経済的事実が法的事実になる」という言葉を思い出していた。

 私が仕事をした労協関連の出版物。

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/candc/index.html#workers20170515

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 単行本づくりでは、広告媒体がない本で売り上げは厳しかった。ある時、「読売広告社扱い」でICA日本大会向けに「赤旗」に広告出稿をした『変革期における協同組合の価値』( S.A.ベーク著、協同総合研究所編、菅野正純訳、シーアンドシー出版、1992年10月)は、掲載されなかった。なぜか「赤旗広告」担当に直接聞いたが、「赤旗で報道するか決まっていないので」とそっけなく言われ、掲載はその数日後になったバカみたいな話もあった。

 しかし、『AARPの挑戦 全米退職者協会』(日本労協連編集、シーアンドシー出版、1997年10月)が「天声人語」(朝日新聞)で紹介され、話題なったこともあった(これは編集した人が東大出身者で「天声人語」の執筆記者が、東大の同期生だった人脈の発揮)。

 定期的な仕事として机をもらって編集した『仕事の発見』誌(日本労協連発行、シーアンドシー出版編集)は、以下に目次がある。残念ながら「5000部のベース」を作れなかったので、新しくなったK専務理事が廃刊を決定。

 『仕事の発見』(B4判、隔月発行、総目次、1993年12月号~1999年7月号)

  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/candc/sigoto0-16.htm

 

 会場では自民党の議員が議員代表として、メッセージが発せられるなど、このテーマでなければ、これからも同席することがないのではないか、と自分なりに納得した。

  当日、自由にいただけた『厚生労働』(A4判 発行所:日本医療企画、編集協力:厚生労働省)においても「特集 世界が注目する新しい働き方 「労働者協同組合」の可能性」が企画されている。

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 参加してよかったのは、無茶々園代表の大津さんやワーカーズコープ・ちばの菊池さんなど20年ほど前から会っていなかった方に会えたこと、富澤賢治先生(一橋大学名誉教授)・大高研道先生(明治大学教授)のお顔が見えたこと、現在の協同総合研究所の専務理事や事務局長と名刺交換できたこと(協同総研の出発期の状況を知っている方々が鬼籍に入っていて、その代わりに一度、交流しようという話が出たこと。今年に入って、その原稿を書くように言われたが、現在の協同総研の先生方とは交流がないので、断っていた)、一緒に参加したライターの長岡義幸さんも総会記念集会を取材していて、会場で交流できたようでよかった。

 こちらも岩垂弘さん(平和・協同ジャーナリスト基金代表・元朝日新聞。1980年代前半に開催した「中高年雇用・福祉事業団」創立総会を取材していた方。現役記者時代に一般紙を含めた記者クラブを日本生協連内に作り出した )と久しぶりに面談できたのもよかった。現在、米寿になっているようだが、元気なお顔を見せていただいた。

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 帰りは、前に首都圏青年ユニオンの原田委員長に紹介された「毛沢東礼賛」の絵が描かれていた中華料理屋に行ったが、満員だったので写真を撮って帰ってきた。

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 大塚駅前界隈は、20年前とはだいぶ変わっていて、駅ビルでコーヒーを飲んだが、若い女性が多いのにびっくり。

 

  当時、労協連にお世話になりながらいくつかの仕事(出版物)にかかわった写真が最近出てきたので、UPしたい。
 ▽1枚目の写真(名古屋協同集会を終えて、座談会の模様。カメラは五味さん。)

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    1995年1月号・第7号 仕事拝見――いま「協同」を問う'94全国集会●写真・五味明憲
    特集 いま「人と地域に役立つ、新しい働き方と協同の仕事おこし」を――名古屋協同集会を終えて
    菅野正純/永戸祐三/片山元治/池上惇/中田宗一郎/奥 治/菊池陽子/上掛利博
 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/candc/sigoto0-16.htm#sigoto0-16
  ▽2枚目の写真(この本を新刊を届けるために、池上先生の馴染であった京都・祇園界隈にあった店で)
    ●『仕事おこしのすすめ』(池上惇著、シーアンドシー出版・協同総合研究所、1995年3月 PDF完全復刻版)
 
  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/shi.../140912ikegami_hukkoku.pdf
 

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    机をもらったのは、私だけでなく東京争議団関係のまとめをしていた人もいたが、この仕事がなくなったのは、残念無念だったので、記事を残していた。
 ▽本誌は、日本労働者協同組合連合会発行の機関誌です。
 草創期のワーカーズコープ運動とその共鳴の鐘を鳴らし続けた雑誌でした。 
 誌面の企画は当時の連合会の中田宗一郎専務と協同総合研究所の菅野正純主任研究員の発案ですすめてきました。 
 特集号の企画を見ると各地に生まれていた事業団、高齢者協同組合づくりの息吹き、協同集会でのさまざまな出会い、介護保険実施とヘルパー養成講座のすすめをはじめ諸外国のワーカーズコープの紹介など、運動の鏡とその先一歩をめざして企画されていたことが分かります。 
 しかし運動は時代の大波をくぐり抜けてきた面と成就しなかった姿も今日では、散見されます。21世紀を迎えた現在、協同の時代へ向けて、さまざまな試みがなされ歩み始めています。 
 新しい鏡が生まれることを期待して、目次抄録をUPします。 
         (シーアンドシー出版・飯島信吾)
1993年12月号~1996年5月号の目次一覧
 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/candc/sigoto0-16.htm#sigoto0-16
1996年7月号~2000年3月号の目次一覧
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/candc/sigoto17-34.htm

2023年4月24日 (月)

松澤常夫さんの「第28回平和・協同ジャーナリスト基金賞・奨励賞」受賞をお祝いする会

    昨日(2023年4月23日)は、ルポ研(現代ルポルタージュ研究会)のメンバーが集まって、松澤常夫さん(日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会常勤相談役)の「第28回平和・協同ジャーナリスト基金賞・奨励賞」受賞をお祝いする会が開かれ、参加した。

    230423rupo31

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/matuzawa/index.html

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   長年にわたる「日本労協新聞」の編集への賞だ。

https://www.facebook.com/tetsuya.hikida.1/posts/pfbid0SsHPY3UhH4iPd8ZJ93c8JnrLKZT5qYEaZ1BLkZWtTK9YgEGigyJ8XWv4RgFEZD7dl

 みなさんは45年近いルポ研の参加者で、数年前(2019年4月)に『たたかいのルポルタージュ 16号』を発行している。

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/yanagisawa/yanagisawa-index.htm

  新しい担い手を模索する力を、なかなか見いだせていないのが、残念。

2023年4月21日 (金)

富澤賢治先生の「WEB版著作選集」を以下のように編集している。

「富澤賢治のページ」(一橋大学名誉教授、協同総合研究所顧問)に以下の論文をUPしました。

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/tomizawa/tomizawa-index.htm

 

「1.社会的連帯経済とはなにか  協同組合運動の新理念 富沢 賢治」(
「生協総研レポート」(社会的連帯経済研究会(1)、No.98,2023年3月)

 ▽目次

 はじめに

 Ⅰ 国連社会的連帯経済タスクフォースの見解

 Ⅱ 国際労働機構(ILO)の見解

 Ⅲ 社会的連帯経済のアイデンティティ

 Ⅳ 社会的連帯経済の意義

 2.社会的連帯経済の世界的ネットワークGSEF ‥・丸山 茂樹

 3.バスク協同組合法前文の要点と社会的経済 ‥・石塚 秀雄

   http://e-kyodo.sakura.ne.jp/ishizuka/index.htm

 ▽本稿の内容についてのより詳しい説明は、下記の拙稿を参照していただきたい。
 「労働者協同組合法と非営利・協同」『いのちとくらし研究所報』78号、2022年3月。
 「社会的連帯経済の思想的源流一伝統的共同体の思想、オウエン、ボランニー」『ロバート・オウエン協会年報(46)』2022年3月。
 「世界変革と社会的連帯経済」『協同の発見』334号、2020年9月。
 「連帯経済の基礎的コンセプトとしてのプエン・ビビール」『協同の発見』337号、2020年12月。
 「座談会:持続可能な開発目標(SDGs)をどうとらえるか」『いのちとくらし研究所報』65号、2018年12月。
 「社会的・連帯経済の思想的基盤としてのボランニーとオウエン」『ロバートオウエン協会年報(43)』2019年3月。
 「社会的・連帯経済と非営利・協同運動」『経済科学通信』142号、2017年3月。
 「社会的・連帯経済の担い手としての協同組合」『協同組合研究』35-2,2016年6月。
 「座談会:社会的経済、連帯経済と経済学」『いのちとくらし研究所報』47号、2014年7月。
 『友愛社会とは何か』いのちとくらし研究所・ワーキングペーパー、2号、2010年3月。
 「労働運動とアソシエーションー現代の連帯のあり方」『いのちとくらし研究所報』24号、2008年8月。
 「座談会:『社会的経済』の可能性」『経済志林』75-3、2008年1月。
 「日本における社会的経済の実践と研究の現状」『国際公共経済研究』18号、2007年11月。
 「市場統合と社会統合」『協同の発見』172号、2006年11月。
 「ワーカーズコープと社会的経済」『協同の発見』132号、2003年7月。
 「研究回顧:労働の社会化と社会的経済」『大原社会問題研究所雑誌』534号、2003年5月。
 『社会的経済セクターの分析一民間非営利組織の理論と実践』岩波書店、1999年。   (とみざわ・けんじ)

 ▽富澤賢治先生の「WEB版著作選集」を以下のように編集している。

  http://sengoshi.sakura.ne.jp/tomizawakenji-2.html

  非営利・協同の轍(第3回)「鼎立社会構想の基盤となる非営利・協同運動の連帯――富沢賢治氏へのインタビュー記録、菰田レエ也、久保ゆりえ、竹野ユキコ」(PDF版)、富沢賢治、「特定非営利活動法人 非営利・協同総合研究所」、『いのちとくらし研究所報』62号、

 「インタビュー:他者に認められ、自分にも、満足できるはたらきかた」(PDF版)、富沢賢治(一般社団法人協同総合研究所副理事長)、聞き手:青木美紗(奈良女子大学助教)、『くらしと協同』2015年3月春号・第12号、12-20ページ、くらしと協同研究所・京都。

 「非営利・協同の理念とナショナルセンターづくりの課題」、富沢賢治、「特定非営利活動法人 非営利・協同総合研究所」、『いのちとくらし研究所報』60号、2017年9月。

 「社会的・連帯経済と非営利・協同運動」、富沢賢治、『経済科学通信』、基礎経済科学研究所、2017年3月、No.142。

 「社会的・連帯経済の担い手としての協同組合」、富沢賢治、『協同組合研究』35-2、2016年6月、pp.17-23.

 「ワーカーズコープ、非営利・協同の組織を広げて力をつけ  戦争しない社会をつくる」(WEBページ版)、富沢賢治、『日本労協新聞』(2015年8月15日号、No.1060)。

 「非営利・協同の10年」、富沢賢治、「特定非営利活動法人 非営利・協同総合研究所」、『いのちとくらし研究所報』46号、2014年3月。

 研究回顧  労働の社会化と社会的経済、富沢 賢治、大原社会問題研究所雑誌 (534)、 22―35、 2003―05.

 「レイドロー報告の衝撃」、富沢賢治、協同総合研究所、『協同の發見』、2000年9月、No.100.

 「現代労働運動と人づくり」(PDF版)、富沢賢治、社会政策叢書 / 12 巻 、1988年.

 「労働組合運動の新しい理念――「高賃金」から「人づくり」へ」(PDF版)、富沢賢治、(黒川俊雄編、現代労働の支配と変革、シリーズ現代の労働と生活Ⅰ、労働旬報社、1984年11月。

富澤賢治先生の「WEB版著作選集」を以下のように編集している。

「富澤賢治のページ」(一橋大学名誉教授、協同総合研究所顧問)に以下の論文をUPしました。

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/tomizawa/tomizawa-index.htm

 

「1.社会的連帯経済とはなにか  協同組合運動の新理念 富沢 賢治」(
「生協総研レポート」(社会的連帯経済研究会(1)、No.98,2023年3月)

▽目次

はじめに

Ⅰ 国連社会的連帯経済タスクフォースの見解

Ⅱ 国際労働機構(ILO)の見解

Ⅲ 社会的連帯経済のアイデンティティ

Ⅳ 社会的連帯経済の意義

2.社会的連帯経済の世界的ネットワークGSEF ‥・丸山 茂樹

3.バスク協同組合法前文の要点と社会的経済 ‥・石塚 秀雄

   http://e-kyodo.sakura.ne.jp/ishizuka/index.htm

 

 

富澤賢治先生の「WEB版著作選集」を以下のように編集している。

  http://sengoshi.sakura.ne.jp/tomizawakenji-2.html

 

非営利・協同の轍(第3回)「鼎立社会構想の基盤となる非営利・協同運動の連帯――富沢賢治氏へのインタビュー記録、菰田レエ也、久保ゆりえ、竹野ユキコ」(PDF版)、富沢賢治、「特定非営利活動法人 非営利・協同総合研究所」、『いのちとくらし研究所報』62号、

「インタビュー:他者に認められ、自分にも、満足できるはたらきかた」(PDF版)、富沢賢治(一般社団法人協同総合研究所副理事長)、聞き手:青木美紗(奈良女子大学助教)、『くらしと協同』2015年3月春号・第12号、12-20ページ、くらしと協同研究所・京都。

「非営利・協同の理念とナショナルセンターづくりの課題」、富沢賢治、「特定非営利活動法人 非営利・協同総合研究所」、『いのちとくらし研究所報』60号、2017年9月。

「社会的・連帯経済と非営利・協同運動」、富沢賢治、『経済科学通信』、基礎経済科学研究所、2017年3月、No.142。

「社会的・連帯経済の担い手としての協同組合」、富沢賢治、『協同組合研究』35-2、2016年6月、pp.17-23.

「ワーカーズコープ、非営利・協同の組織を広げて力をつけ  戦争しない社会をつくる」(WEBページ版)、富沢賢治、『日本労協新聞』(2015年8月15日号、No.1060)。

「非営利・協同の10年」、富沢賢治、「特定非営利活動法人 非営利・協同総合研究所」、『いのちとくらし研究所報』46号、2014年3月。

研究回顧  労働の社会化と社会的経済、富沢 賢治、大原社会問題研究所雑誌 (534)、 22―35、 2003―05.

「レイドロー報告の衝撃」、富沢賢治、協同総合研究所、『協同の發見』、2000年9月、No.100.

「現代労働運動と人づくり」(PDF版)、富沢賢治、社会政策叢書 / 12 巻 、1988年.

「労働組合運動の新しい理念――「高賃金」から「人づくり」へ」(PDF版)、富沢賢治、(黒川俊雄編、現代労働の支配と変革、シリーズ現代の労働と生活Ⅰ、労働旬報社、1984年11月。

2023年4月13日 (木)

続:「石塚秀雄のページ」(「非営利・協同総合研究所いのちとくらし」主任研究員)にUP。

 以下、facebookでも紹介しました。
 https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid0LfivT5cvNKFLUSfJyzV1kAqBchiRbH92mcL1qFqTNc6i2MQz5vtRYsPKAUa6vfYUl&id=100013342181734


 「石塚秀雄のページ」(「非営利・協同総合研究所いのちとくらし」主任研究員)にUPしました。
 石塚さんは同時代の研究者ですが、レジュメを読むと、「こんなテーマまで!」も発信している。目が少し不自由になったにもかかわらずだ。
 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/ishizuka/index.htm

 バスク協同組合法前文の要点と社会的経済 ‥・石塚 秀雄
(「生協総研レポート」(社会的連帯経済研究会(1)、No.98、2023年3月)(PDF版)。
 ▽刊行にあたって
 1.社会的連帯経済とはなにか 協同組合運動の新理念  ‥‥富沢賢治
 2.社会的連帯経済の世界的ネットワークGSEF     ‥‥丸山茂樹
 3.バスク協同組合法前文の要点と社会的経済      ‥‥石塚秀雄
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 書評:津田直則著『資本主義を超える経済体制と文明 改革から変革へ』(晃洋書房、2022年)、(『いのちと くらし 研究所報』(PDF版)、「非営利・協同総合研究所いのちとくらし」82号、2023年3月)

  「マルク共同体、ミール共同体と資本主義の超越」 石塚秀雄、――ロバアト・オウエン協会第179回研究集会の論考(2022.June)。(PDF版)。

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 ウクライナ・ロシア戦争 石塚秀雄――(2022.04.26)(PDF版)。

2023年4月 5日 (水)

書評:津田直則著『資本主義を超える経済体制と文明 改革から変革へ』(晃洋書房、2022年)

  「石塚秀雄のページ」(「非営利・協同総合研究所いのちとくらし」主任研究員)に、以下のようにUPしました。

  • 書評:津田直則著『資本主義を超える経済体制と文明 改革から変革へ』(晃洋書房、2022年)、(『いのちと くらし 研究所報』(PDF版)、「非営利・協同総合研究所いのちとくらし」82号、21233月)

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/ishizuka/index.htm

    230405isiduka3

   昨年夏に下記の添え書きをいただいて、本書を寄贈していただいていたので、本格的な書評を紹介できることで、ホットしました。

「各位

 謹 啓

 時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。

 このたび、株式会社晃洋書房より『資本主義を超える経済体制と文明――改革から変革へ』と題する拙著を刊行いただくことになりました。

 本書におきましては、行き詰った資本主義を改革し新たな経済体制と文明を切り開く提案をいたしております。

 誠に至らぬ点も多々ございますが、ここにご高覧賜りたく、一冊お届け申し上げる次第です。何卒よろしくお願い申し上げます。

 今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

                         謹 白

                        2022年8月

                   津田直則

                   桃山学院大学名誉教授」

   

【追記】2019年7月28日 (日):《関西生コン労働組合運動と協同組合運動》の分析

 「資本主義社会を超える経済体制と実現の戦略」―「関生」運動を基礎に―生コン関連業種別ユニオン・連続講座第3回─

 報 告 津田直則(桃山学院大学名誉教授、大阪労働学校アソシエ・社会的連帯経済研究会代表)

 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2019/07/post-6c46c7.html

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