ジャーナリスト・柴野徹夫さん

2013年3月 6日 (水)

柴野徹夫さんがyoutubeで命の呼びかけ5本

 【追記:2012年12月20日】柴野徹夫(ジャーナリスト)さんがお亡くなりになった。合掌。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B4%E9%87%8E%E5%BE%B9%E5%A4%AB?fbclid=IwAR1iXf5NT1Qtx9NeZIMfht-6tnNLTOIYBmbPkyu2lY9IjOEIg5zYQQoDLzs

 

 紫野 あすか:12月18日 22:18
 https://www.facebook.com/asuka.shino.3/posts/3542605325824727

 柴野徹夫が今夜亡くなりました。
 私にとっては父親ですが、
 一緒に暮らした時間は短く
 父には別の家庭があり、思い出もそう多くはありません。
 京都時代から赤旗記者時代、現在に至るまで自由奔放に生き、幸せな人生だったと思います。
 そしてたくさんの方にお世話になったことと思います。
 容態が悪いとは聞いていたのですが
 コロナで面会も出来ないままでした。
 夜7時過ぎまで意識がはっきりしていたのに急変したそうで、最期は誰も間に合わなかったそうです。
 お世話になりました全ての皆様に感謝申し上げます。

 合掌。1990年代の私たちの仕事(市民生協、労働者協同組合など)で、毎月のように取材をしていただき、原稿を書いてもらいました。
 http://e-kyodo.net/

 

 ▽ここから本文

 このブログで、毎日のように「柴野徹夫」という検索で、ROM(読むだけで普段書き込まない)に入ってくる方たちがいる。“知りたい欲求”の持ち主だと思う。

そこでこちらも検索してみたら、なんとyoutubeに下記のように、5本の講演や座談会がある。

ぜひ、観てください。

 柴野徹夫 【命懸けの真実の叫び】 第一部:問題提起公開日: 2012/12/03

 とにかく見て下さい。

 広めて下さい。

 うねりを起こしましょう。

http://www.youtube.com/watch?v=MSBcBHYSkfY

 

 柴野徹夫 【命懸けの真実の叫び】 第二部:核心へ・・・

http://www.youtube.com/watch?v=L4pC5ufQmFs

 柴野徹夫 【命懸けの真実の叫び】 第三部:結び

http://www.youtube.com/watch?v=iz7G1uTARqc

 「沖縄と福島、そして憲法」 この国はどこへ向かうのか。公開日: 2012/11/25

 場所:カフェチェロ

 主催:K9MP 憲法9条メッセージプロジェクト

 ゲスト:金城実

 75歳「これが最後」のしゃべり場

 原発の内実を知るため

 30年前、命がけで関係者を取材

 被曝が日常の原発労働者、

 たび重なる事故隠し

 告発したことが現実になってしまった。

 進行性の難病「多発性筋炎」に邪魔されながら這いつくばって絞り出す

 75歳のおじいの、最後の訴えです。

 最後の覚悟で「しゃべり場」をします。

 

柴野徹夫さんプロフィール)

 新聞記者を経て、フリージャーナリストへ転換。原発労働者として原発内に潜入、内部被­曝の実態を明らかにし、住民としても、原発が故郷を荒廃させる「原発風景」を描き、1­981年度日本ジャーナリスト会議奨励賞受賞。30年後の今、内部被曝の影響の疑いかと­医師が言う胃がん、筋肉の難病に罹りながら、憲法9条メッセージプロジェクト編集統括­。民主主義と平和のために全力疾走。

http://www.youtube.com/watch?v=WCiX-knFPI0

 

 2011_7_18 福島に住むということ。アップロード日: 2011/11/03

718日に行われた柴野徹夫さんの講演会で、福島市内に住むKさんは、毎年農作物を­作るのが楽しみの親に、今年は作るなと言えない、でもそれが収穫されたとき誰が食べる­のだろう、私は親の喜ぶ顔が見たいから食べると思う、と涙で声を詰まらせながら語った­。これが福島に住む人の悩みだ、と柴野さんは言う。柴野さんは新聞記者であり、原発で­自ら働いた経験を持つ。

http://www.youtube.com/watch?v=zNVGA2NJ_RI

 

2012年10月12日 (金)

柴野徹夫さん(ジャーナリスト)が「朝日新聞」(夕刊)に登場

 朝日新聞の夕刊を断っていたので、以下の記事を見逃していた。

 10月10日(水)に先輩たちとの飲み会があり、話題として提供された。そこで「柴野徹夫 朝日新聞」とYahooで検索すると、以下の記事があった。

 全文は、ID登録しないと読めないが、簡単なのでおすすめ。

20129290300分)

 http://www.asahi.com/national/intro/TKY201209280366.html

 

顔写真の下のコピーには、“各地の原発のルポを書いてきた柴野徹夫さんは「(原発が立地する地域には)住民を管理監視するネットワークがありました」と語る”元気な顔が見られる。

 

監視網「TCIA」〈原発とメディア:245

原発問題を追及してきたジャーナリストや原発反対派からは「電力業界に監視されてきた」との声が上がる。ジャーナリスト柴野徹夫(75)は日本共産党の機関紙記者だった1974年から、原発のルポ記事を書いてきた。記事をまとめた「原発のある風景」の増補新版を昨年、出版。その中…

編集委員・小森敦司さんが追っかけている「TCIA」については、以下のように話しを紹介している。

TCIAについて柴野は「その部課のコンピューターには、地域住民の戸別リストが詳細にデータ化され、購読紙、学歴、病歴、犯罪歴、支持政党、思想傾向……克明に記録されている。そんな『社外極秘』コピーの一部を垣間見た」と記した。柴野に当時のことを聞くと「電力会社や警察の車にいつも尾行されていた」。柴野はいま、こう考える。「それらが何がなんでも原発を進めるという『国策』を表していた」

福島や敦賀での市民の「政治地図」づくりにまい進したのは、私が追及している「労務屋グループ」が、1970年代から転進して、各地の原発地帯で活動していたのだ。

当時、労務屋さんとの飲み会で、その証言を得た。

 

2012年1月15日 (日)

柴野徹夫さんの講演行脚レポートが読める

 私は一度も会ったことがないが、「湊愛子 あいちゃんのパフォーマンスはいかが」のサイトで、柴野徹夫さんの福島「原発やめよう」講演などが読める。

 以下のサイトに行き、検索コーナーが右にあるので、「柴野徹夫」と入力すると、文章がセレクトされる。

 http://www.ntl63.ne.jp/aiko/

 「柴野徹夫さんのサポート」――今年(昨年――引用者)の7月福島喜多方で初めてお会いした時、杖は1本でした。 10月は両手で杖をついておられました。 きのうお会いした時は、新しい電動の車いすが、 役に立っていました」

すごいな。

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最近、ルポライターの佐野真一さんの『津波と原発』(講談社、 2011/06、 ¥1,575 〈税込〉)を読んでいたら、「原発取材の先駆者として」、最後の方の人物登場インタビューで紹介されていた。

この本で、原発地帯の開拓にあたった人びとの入植過程(日本海側から福島へ)を初めて知ったが、何代か前の“貧しさを克服するための人間の力”を感じた。

2011年9月 6日 (火)

柴野徹夫さんの本がTV画面にくっきり――鶴瓶の家族に乾杯

  昨日の夜(2011年9月5日)、「鶴瓶の家族に乾杯」を観ていたら、本ブログで紹介した(2011年1月10日)沖縄県・読谷の反戦平和彫刻家が登場した。先週の放送では、「彫刻で有名なおじさん」の話があった。

 

 その時から「金城」という名前が出ていたので期待していたが、放送中に鶴瓶さんのテーブルの前に赤い本が置いてあった。それが柴野徹夫・金城實著の『鬼――沖縄のもの言う 糞から金蠅』だった。

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鶴瓶さんは、巨大な高さ7メートル、長さ6メートルの巨大シーサーを観るために出るときもきちっと本を持っていた。

 

 本放送は、毎週(総合 月曜 午後8時~)に放映されているが、再放送があるので、来週の11日(日曜)午後105分から観られるはず。

 

 

 

 金城さんの彫刻の実像が多数みられるので、ぜひ、おすすめ。

 

 原発をこの地球上からなくそうと、現在、講演をしまくっているジャーナリスト・柴野徹夫さんにとっては。これも朗報だ。

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左が柴野さん、右が金城さん

気になっていた柴野徹夫さん自身のブログ:「編集長のブログ」を紹介するチャンスがなかったので、上をクリックしてほしい。 

 

2011年7月23日 (土)

鬼気迫る柴野徹夫さんの講演行脚

 東日本大震災・福島原発事故以来、大先輩のジャーナリスト。柴野徹夫さんが大奮闘していることが、インターネットからうかがえる。
 安齋育郎先生(安齋科学・平和事務所)と須田稔先生(立命館大学名誉教授)が共同代表を務め、事務局長格の柴野さんがすすめている「憲法9条・メッセージ・プロジェクト(略称「K9MP」)」のブログが7月1日から再開されている。
 それは、柴野さんの2冊の本(大月書店から『まんが 原発列島』、未来社から『明日なき原発 原発のある風景』)が再配本されたからである。
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 また2011年6月26日には、「東京平和映画祭」(国立オリンピック記念青少年総合センター)で講演を行った写真が手元にある。この日、参加した知人から、「柴野さんは元気だった」とのメールが来た。
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 鬼気せまる人生を歩み始めている。
 柴野さんは、自宅から外出するときは、車椅子が必要な身体になっている。
 それでも「K9MP」のブログによると、「得難い学び体験を 柴野さんと同行しませんか」と下記のようによびかけている。

 “『まんが原発列島』『明日啼き原発』の著者・柴野徹夫さんへの講演依頼が相次いでいます。
 今月17日(日)~21日(木)まで福島県の各地を訪問し、お話しをします。予定の講演以外はスケージュールを組まず、行けるところまで足を伸ばして被災地の現状を見聞し、人と出会い、できる限り多くのことを吸収してきたいと考えています。
 柴野さんの車で出かけますので、交通費はいりません。宿泊も場合によっては、車か野宿になることを覚悟で。得難い学びと体験になり、今後の活動にも有効に生かせる機会になると思います。ぜひ、ご同行を。
 柴野さんをよく知らない方でも大丈夫! 遠慮なく、ご一報ください。ご連絡は、090・6123・1097(柴野) または、090・8207・8642(いずぶち)へ” 

 機会をつくって私も参加してみよう、と思っている。

2011年1月10日 (月)

柴野徹夫さんの「本のメッセージ」を紹介

大先輩ジャーナリスト・柴野徹夫さんのパワー全開
――『鬼――沖縄のもの言う 糞から金蠅』(金城実・柴野徹夫共著)

 

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1冊の本が送られてきた。
大先輩のジャーナリスト・柴野徹夫さんが書いた本だ。
作家の森村誠一さんの文章が投げ込まれていて(失礼ですが)、そこには、「重い本である。本も重いが、内容が、さらに重い」と書きとめられている。
たしかに、横・25㎝、縦・22㎝、192ページ、重さは?(家庭用調理のハカリでは量れず)。
「いま貧困と戦争に反対する鬼になろう」「沖縄から世界が変わる」「アジアから“平和の風“をおこそう」「憲法9条は大黒柱」と訴えている。

 

 内容はぜひ手に取ってみてほしいが、彫刻家・金城実さんのすさまじい鬼気せまるとしか表現しようがない沖縄で製作されている彫塑群(すごい!)を基本に、後半はジャーナリスト・柴野さんの「今こそかたっておかねばならない、命ある限り果たさねばならないと常に肝に銘じていることを精魂込めて形にし、したためた」文章を中心に構成されている。

 

 本書から外れてしまうかもしれないが、柴野さんの原初的体験を初めて知った(同書、161ページにつぎのような文章がある)。

 

 “ぼくが、「京都・働く仲間たちの手帳の会」という集まり(サークル)を起ち上げ、同人誌『僕らを見てくれ!』を編集・発行するようになったのは、その頃(一九六〇年)だった。働く若者たちの閉塞、鬱屈した胸のうちを詩、日記、手紙、写真、まんが、スケッチ、楽譜など、それぞれの得意な方法で表現してもらい、編集した。/ガリ版刷り、タイプ印刷に始り、ついには活版印刷にまで成長したこの文芸雑誌は、一九七五年まで続いた。”
 そのころとは、“彼ら(都会に呼び寄せられた、高度成長期の金の卵)の間で静かなブームを呼ぶ二つの雑誌があった。/ひとつは、『人生手帳』。薄っぺらな月刊誌で、その読者たちよって「緑の会」というサークルが各地に展開されていた。/今ひとつは、『週刊わかもの』(のちに月刊『グラフわかもの』に)という雑誌で、各地にその読者会サークが、作られていった。”

 

 私たちの先輩から語り続けられていた話が、文章として久しぶりに出会った。インターネット上には、なかなか出てこない話だ。

 

 時代が回って、本書を発行した「憲法9条・メッセージ・プロジェクト 代表 安斎育郎 編集統括柴野徹夫」に集う面々は、50年後の新規「僕らを見てくれ!」と、今、さまざまな出版活動、「しゃべり場」づくり、「勉強会」づくりに励んでいる。
 本書は、製作支援金2000円。
 申込先は、下記のHPのサイトへ。

 

「憲法9条・メッセージ・プロジェクト 代表 安斎育郎 編集統括柴野徹夫」のHP
 http://www.k3.dion.ne.jp/~k-9mp/index.html

 

プロフィール柴野徹夫(上記、同書より)
 1937年京都市生まれ。59年京都教職員組合専従書記を経て、73年、新聞記者に。89年、50歳でフリージャーナリストに。82年度日本ジャーナリスト会議奨励賞受賞。
 いらい22年間、「山猫軒シンポ」主宰(大津市仰木の里の里山の仕事揚で、隔月のシンポジウムを継続中)。
 04年9月、「憲法9条・メッセージ・プロジェクト」(略称K9MP。代表・安斎育郎・立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長。日本の主権者意識を耕す草の根市民活動のタネをまくのが目的)を起ち上げ、事務局・編集統括。
 一昨年夏いらい毎夏、イラク帰還米兵アッシュ・ウールソン君を招き、世界の平和と憲法を守る「全国縦断講演キャラバン」を精力的に敢行、各地に影響を広げる。
 全国どこの「つどい」「しゃべり揚」へも出かけ、学習・講演活動に邁進。
2009年クリスマスから新年にかけては、若者たちを含めた一行11名でパレスチナのガザへ激励・取材に出かけ、ありのままの世界の姿を自分たちの目で見てくる。
 ◇K9MPが編集・発行する評判の「魔法のブックレット」は、16点を数え、全国各地の草の根市民運動を励ましている。ほかに注目の単行本『現代の万葉集 巻の1』、『異議あり!』(アン・ライト著の日本語版)刊行・普及などでも注目される。
▼主な著書
「日本の貧困」(新日本出版社)、「原発のある風景」上・下巻(未来社)、「京の花いちもんめ」、「ぼくらは戦争が好きだった」(朝日文庫。森村誠一・本島等共著)、「まんが原発列島」、「ルポルタージュは世界を揺るがす」(大月書店)、「ぼくが医者をやめない理由」(ろうじゅん)、「そこに原発があるけれど」(あゆみ書房)、「まんが原発列島」(大月書店)ほか。

 

 

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