労働問題・労働組合

2023年12月 4日 (月)

要 宏輝さんの(元連合大阪副会長、「連合のトピックス」)を紹介したい。

 新ページを作りたい(要 宏輝(元連合大阪副会長、「連合のトピックス」)と立候補したのですが、自らの手でオープンされました。
  http://kaname.news.coocan.jp/?fbclid=IwAR3yYaTL7wHi1zQ_UG-wRAaUZ2OFPA6NAFUEGbdDnx8XmeRMiLJh5Y6xc0E

 私の「現代労働組合研究会のページ」の出発期から、以下にリンクしています。
 ●2012年04月18日:「Windows95」以前の労働組合史《その3》

 7 私たちの労働組合運動史論・あれこれ  
 連合よ、正しく強かれ――「連合」労働運動の過去・現在・未来  要 宏輝(元連合大阪副会長)
     http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/120225roudoukumiaiundousi.htm

  私は、これまで以下のページを制作しています。

 「要宏輝の関生型運動論」のページ2018.10.25

   http://e-union.sakura.ne.jp/kaname/index.html

2023年11月16日 (木)

最近の「早川征一郎のページ」(法政大学名誉教授、法政大学大原社会問題研究所名誉研究員)の主な更新。

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2023.11.16:最新の更新
「非正規地方公務員=会計年度任用職員制度の抜本的改善を!」(早川征一郎稿、『日本労働研究雑誌』、202310月号、独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT))

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2021.07.07更新
『回想 戦後大原社会問題研究所雑誌の歩み』(ワーキング・ペーパー、法政大学大原社会問題研究所、20213月、早川征一郎著)

2021.06.27更新
[読書ノート]非正規地方公務員=会計年度任用職員制度はなぜ問題か?―上林陽治著『非正規公務員のリアル―欺瞞の会計年度任用職員制度』(日本評論社、2021/2/24)を読んで=早川征一郎(『労働法律旬報』No.198620210625日号)

2020.11.02更新
「『日本労働年鑑』(第1集~第90集)の時期区分について、『年鑑』第90集,創刊100年を記念して」、早川 征一郎、(【特集】第90集刊行記念『日本労働年鑑』の歩み『大原社会問題研究所雑誌』、 202011月、745号)

「地域手当(国公地場賃金化)と地方公務員賃金、地域経済」、 早川征一郎(法政大学名誉教授)、自治労連・地方自治問題研究機機構『季刊自治と分権』、特集 地域経済と自治体の役割、第66号(20171月刊)

2020.06.22更新
社会問題の「解決」と大原社会問題研究所の調査・研究」について、 早川 征一郎(法政大学名誉教授)――研究所創立100周年に寄せて、<巻頭言>『社会政策』(社会政策学会誌、201911月、通巻第33号、ミネルヴァ書房)

2020.06.20更新
「佐方さんにお世話になって」、 (『ひたすら生きて――佐方信一 ある日ある時』早川征一郎、法政大学名誉教授・大原社会問題研究所名誉研究員、佐方三千枝編、旬報社、2020315日)

2023年9月 6日 (水)

初めて「ポッドキャスト―今夜、BluePostで」(毎日新聞社)を聞きました。

 ポッドキャスト―今夜、BluePostで。

  「今夜、BluePostで」 着替え時間の賃金未払い 労働者の権利:東京:関東

 毎日新聞 2023/9/6 17:30(最終更新 9/6 17:30) 635文字

https://mainichi.jp/articles/20230906/k00/00m/040/082000c?fbclid=IwAR3pefU4MhgtK92y0-5vz6a47zeV4HZ-aoMjGNhRCK2tmL_m6Z5EaQTXzW4

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 共鳴したい:「労働者が二人いれば、労働組合が作れる」「一人でも入れる合同労組や全国一般などもある」とコメントする東海林智記者。

 若い世代に「労働組合への参加」のすすめだった。

  「賃金はタイムカードの超過・1分単位で請求できる」とも。

 聞き手の若い記者・菅野蘭記者の応答も、今に行きる人の感じ。

 三菱造船長崎の「第3組合」がたたかい、最高裁判決で(2000年3月)勝ち取った話もあり、若い世代にもっと伝えたい。

 大昔(1960年代に売れた)の『職場の労働法』(青木宗也著・法政大学法学部教授、のちに法政大学総長、労働旬報社刊、1963年)の現代版が求められているようだ。

2023年9月 4日 (月)

《大企業職場に「あたり前の労働組合を」のページ》をUP。

 先日、桜井善行さんから「労働者・労働組合組織論研究会」の研究会会報(基礎研の現代資本主義研究会などが中心)をいただいたことを報告したが、そのなかに「ユニオン・ショップと少数派組合――ある大企業での企業内反対派の事例について」(2012年12月2日)があった。
 この報告文は、平成21(2009)年3月に出版された「トヨタ自動車労働組合と全トヨタ労働組合――「経営主導」型労使関係と企業内少数派の活動」(『トヨタの労使関係』猿田正機編著、桜井義幸稿、税務経理協会)と関連するものなので、同氏の協力・了承を得たので、≪大企業職場に「あたり前の労働組合を」のページ≫(現代労働組合研究会名義)を編集してみた。
 同ページには、以下の文献の一部を入れた。
 トヨタのインフォーマルグループとは――「3章 待遇・人事残酷物語」、『トヨタ残酷物語――現場労働者による内部告発、超合理的生産システムの裏に地獄を見た』、赤松徳司(トヨタ自工労働者、エール出版社 、1982年03月)。
 
 まだ全文を検討していないので、別のページも作成してみたい。
 
 本ページの入り口は先年お亡くなりになった◇寺間誠治さん(2019年2月2日にご逝去。享年70歳)が書いた≪労働運動における「戦略的陥没地帯」をどうするのか≫(「ある編集者のブログ」2022年05月5日(火))を導入部に入れてみた。
 寺間誠治さんとは「業種別職種別ユニオン運動」研究会で同席したので、「労働組合運動への期待」について、多くの組合運動家にもこのようなテーマをどうしていくのか、考えていただきたく再UPした。
 
 
 ▽追記:2023.09.04

 私が出会った「食品労連・ネッスル日本労働組合」の格闘について、ブログでは書いていたので、このページ(≪大企業職場に「あたり前の労働組合を」≫)に転載します。 
 私は他分野の編集者になったが、なんと31年にわたる「労働組合転覆との闘い」を余儀なくされた民間大企業のケースです。
 この多国籍企業における闘いは、歴史に残る闘いだと思います。
 私自身は、最初の時期に「労働組合を残したい」という当事者の思いに共鳴したわけですが、本当に苛烈な経験を皆さん余儀なくされたと思います。
 解決を主導した支援共闘のメンバーや全労連の共闘によって実現した事実は書き残しておきたい。
 解決集会での古川弁護士の、「怒りの声」の主は、こちらが紹介した人かもしれないと、歴史の複雑さを感じている。

 「1983年春、Sさんの来社。ネッスル日本労働組合の格闘!――インフォーマル組織物語」。ネッスル日本労組の争議和解へ(声明)(2013年10月01日)。

2023年8月18日 (金)

「労働者・労働組合組織論研究会」の研究会会報(基礎研の現代資本主義研究会などが中心)をいただいた。

   昨日(2023年8月17日(木))、名古屋から上京するという連絡があった旧知の友人・桜井善行さん(労働問題研究者)と都内で再会した。
 今日から教研集会(全教など)で報告する、という。台風の影響で新幹線の運休などが続いている中で、心配したら「青春18キップ」をつかい6時間半かかってきたらしい。最近、FBでも同じように、「青春18キップ」を使い夏休みをエンジョイしている同世代の人の話を読んだばっかりなので、こちらも試してみたいと思っていた時だった。
 「京都などの研究会にも行くときに使っているけれど、2時間半ですよ」とケロッと言う。
 会った用件は、桜井さんたちが、2011年4月27日から15回つづけた、「労働者・労働組合組織論研究会」(基礎研の現代資本主義研究会(2010年7月31日)がきっかけ)の研究会会報の膨大なコピー(1回6Pとして×15回で、900ページ以上のモノ)だったが、その場で目を通すと研究会報告と報告者の明記など、几帳面なまとめがしてあった。
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 その成果の一端が『労働運動の新たな地平一労働者・労働組合の組織化』(中村浩爾・寺間誠治編、かもがわ出版、2015年10月、定価2000円+税)という単行本になったようだ。 
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 私もブログにレポートしたことが書かれた本。
 【出所】2016年7月10日 (日):『あたりまえの労働組合へ』・全造船石川島――議論は続く。
   http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-7f4c.html
  
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 さて預かったはいいが、発表するときは「注意して」と桜井さんから言われたが、どうしたらよいか、研究したい。 

2023年8月13日 (日)

『競争か連帯か――協同組合と労働組合の歴史と可能性』(高橋均著、旬報社)の紹介。

 別件でfacebookを検索したら、以下の本が出てきた。

 「連合」の関係で現社長の木内さんが編集したのでしょうが、労働旬報社の昔から「協同組合」関係の本は少なかった。

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 2021年10月20日更新:「富澤賢治のページ」にUP。

 『競争か連帯か――協同組合と労働組合の歴史と可能性』(高橋均著、旬報社、2020年6月29日)

       http://e-kyodo.sakura.ne.jp/tomizawa/211020tomizawa-takahasi-zenbun.pdf

 『いのちとくらし 研究所報』(特定非営利活動法人 非営利・協同総合研究所 いのちとくらし、No.76、2021年9月30日)

 当時(1980年代)の社長のYさんは「女性の自立」(全日制市民)の面から市民生協を評価していたが、「定時制市民」(「企業社会に包摂された労働者」の運動)への嫌悪があったのか。

2023年7月16日 (日)

私見・異見としての「総評・全国金属」の労働組合運動。

戦後日本において、民間企業において「組合活動家」」といわれた方たちの数は、最大だったのではないか。1970年代半ばの「国民春闘高揚」を中小企業労働組合運動の側から率先してすすめ、ストライキ闘争をもって産業別・地域統一闘争を牽引した。

以下の文献をお読みください。
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/sorezorenoroudou-4.htm

 ・全国金属における闘いの歴史

総評・全国金属はなぜ変わっていったのか――青木慧著『ニッポン偽装労連』(1989年、青木書店)(PDF版)

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/sorezorenoroudou-4.htm#180530zenkokukinzoku

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/180530zenkin3.pdf

 

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「職場レベルの諸問題の処理方式(承前)――全国金属における関連政策の分析」(嶺 学 『社会労働研究』、法政大学社会学部、22(3・4), p63-125, 1976年03月)

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/190805minegaku-zenkinron.pdf

 

少数派組合の団結根拠 : 全国金属大興電機矢板支部の事例、嶺 学、『社会労働研究』、法政大学社会学部学会、1981年03月20日

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/19810.20mine-2.pdf

 

書評:柳田勘次著『闘えなくなった企業別組合』(早川征一郎、『大原社会問題研究所雑誌』2009年1月号、No.603)

https://oisr-org.ws.hosei.ac.jp/images/oz/contents/603-07.pdf

 

労働争議と単産の役割――清水明、第38回東京労働争議研究会

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/140707simizuakira_38sougiken.pdf

 金属機械反合闘争の到達点と発展方向、石川武男、全日本金属情報機器労働組合(IMJU)副委員長、労働法律旬報、NO.1289、1992年6月10日

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/140707kinzokuhangou_isikawa.pdf

 

産業別個人加盟労組運動の経験――全金品川支部地域支部の事例、長谷川義和、大原社会問題研究所雑誌 / 法政大学大原社会問題研究所 編、NO.348、1987年11月

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/14070kojinkamei_hasegawa.pdf

 『追悼・岡安政和』(PDF版 「追悼・岡安政和」編集委員会、1982年6月) (一部訂正:2014.07.02)

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/130203okayasu.pdf

 

金属労働戦線におけるインフォーマル組織――[原題:「ねらわれた組合」からの脱出――インフォーマル組織とたたかう、大木兼次郎・金属機械反合インフォーマル対策委員会、賃金と社会保障 879号 1983-12-10   (PDF)

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/131117informal_kinzoku.pdf

  

全国金属―JMIUの産業別統一闘争 ―「日本型産業別組合の可能性」について―、小林宏康[1]  (PDF版)

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/140706zenkin.pdf

非正規・未組織労働者の組織化と産業別組合の強化――すべての労働者のための労働組合へ―、労働総研クォータリーNo.76・77、小林 宏康[2 ](PDF版)

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/140706misosiki.pdf

 :労働組合運動の再生・強化と日本型産業別組合の可能性 小林宏康[3]、特集●労働運動の再生と産業別組織の課題、「労働総研クォータリー」、2015年夏号(2015年7月発行)

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/160730nihongata.pdf

『全国金属三十年史』(全国金属史編纂員会編、労働旬報社、早川征一郎、小越洋之助、山田敬男、相田利雄、高橋祐吉、古関彰一、川島美穂、佐竹五三九他、1977年10月1日)
『企業の塀をこえて 港合同の地域闘争』(大和田幸治・港合同田中機械支部長執行委員長、アール企画、2001年12月20日)
      230717zenki1
   平沢栄一さんの自伝『争議屋』(1982年、論創社),全金の総同盟時代に参加し、高野実派(総評事務局長)に加わり、その後各地の争議対策を指導した、平沢栄一さんの自伝『争議屋』(1982年、論創社)を読んだ(平沢栄一『争議屋:戦後労働運動の原点』2009年、論創社が新刊のようだ)。
 「使用者概念拡大闘争」「法人格否認の法理」など思いだすことが多いたたかいだった。その法理を推進しし現場でたたかっていた弁護士の先達(亡き東条守一弁護士、山本博弁護士など)の名前に憶えがある。私が出版社時代の大先輩の「K代表」の友人たちである。すごいメンバーが横にいたことが分かる。
 この法理は、4割になろうとしている「非正規労働者」の権利擁護に生かされているのだと思う。
http://www.jca.apc.org/labornow/labornowtv/monogatari/hirasawa.html
  『社会のしくみと労働組合(増補改訂版)』――金属労働者の教科書、 全国金属労働組合、1971 年9 月25 日第1 刷発行、1976 年2 月10 日増補改訂版第1 刷発行
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/140707zenkin_kyoukasyo.pdf

 

 『中小企業労働運動に生きて――個人加盟労組と協同と』を思い出して

    http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/sorezorenoroudou-4.htm#210415nagase

 「加入に際しての決意と問題意識」(永瀬博忠、『協同の発見』、1993年9月、No.18、東埼中小労組書記長、城北地域労協事務局長)

      http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/199303nagase-1.pdf

 「地域労組運動の理論と実践の人・永瀬さんの死を悼む――地域労組からの労働者協同組合の探求」(木下武男、『協同の発見』、1995年10月、No.43)

    http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/190105nagase-2-1-1.pdf

 「城北地域労組協の運動と永瀬博忠さん」(外谷富二男、1995年10月、No.43)

    http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/190105nagase-2-1-2.pdf

 永瀬 博忠「二つの山を越えて 大腸・肝臓ガン克服記」(東埼中小労組、城北地域労組「豊島25・板橋30周年合同記念式典報告」(1991年11月)

 「個人加盟産業別地域労組運動の意義」(永瀬 博忠、『賃金と社会保障』、1982-10-25、852号)

 「中小企業の"谷間"からの提案――84年春闘読本 ; 現場から立て直しを考える」(永瀬 博忠『賃金と社会保障』、1983-12-10、879号)

んの死を悼む――地域労組からの労働者協同組合の探求」(木下武男、『協同の発見』、1995年10月、No.43)
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/190105nagase-2-1-1.pdf
 「城北地域労組協の運動と永瀬博忠さん」(外谷富二男、1995年10月、No.43)
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/190105nagase-2-1-2.pdf
 永瀬 博忠「二つの山を越えて 大腸・肝臓ガン克服記」(東埼中小労組、城北地域労組「豊島25・板橋30周年合同記念式典報告」(1991年11月)
 「個人加盟産業別地域労組運動の意義」(永瀬 博忠、『賃金と社会保障』、1982-10-25、852号)
 「中小企業の"谷間"からの提案――84年春闘読本 ; 現場から立て直しを考える」(永瀬 博忠『賃金と社会保障』、1983-12-10、879号)
https://kotobank.jp/word/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E9%87%91%E5%B1%9E%E5%8A%B4%E5%83%8D%E7%B5%84%E5%90%88-847294
 略称は全国金属または全金。機械金属関係の産業別単一組合。1950年総同盟傘下の全国金属産業労働組合同盟(全金同盟,1946年結成)の左派が分裂して結成。1955年最初の産業別統一闘争に参加。1958年産別会議系の全日本金属労働組合を吸収した。1989年全国機械金属労働組合と組織統一をし,全国金属機械労働組合(金属機械)を結成。さらに1999年金属機械はゼンキン連合と組織統一してJAM(2005年組合員40万人,IMF-JCに加盟)となった。連合に加盟。
 
https://enpedia.rxy.jp/wiki/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E9%87%91%E5%B1%9E%E5%8A%B4%E5%83%8D%E7%B5%84%E5%90%88

 

▼大企業・総評型労働組合はどうなったのか 現代労働組合研究会 飯島信吾編

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/170816daikigyou-zenbun.pdf

2011年12月24日 (土)
 〈連合運動は「社会のバリケード」になれるか〉――現代労働組合研究会(Part Ⅱ)
2012年4月17日 (火)
 「総評系の元労働オルグ」が書いた本を紹介―現代労働組合研究会HPの更新
▽12/04/17 
地域共闘・中小運動・コミュニティユニオンのページの御案内
▽12/04/17 
私たちの労働組合運動史論・あれこれ
2012年5月 9日 (水)
「国鉄労働者1047人の解雇反対闘争」―「芹澤寿良のページ」更新
2012年5月22日 (火)
「国鉄労働者1047人の解雇反対闘争」における学者・文化人支援のインターネット・時系列的紹介
2012年8月14日 (火)
建交労雑誌に転載・国鉄労働者解雇撤回闘争――芹澤寿良のページ更新
2013年1月11日 (金)
芹澤寿良のページをリニューアル――現代労働組合研究会
2012年11月 9日 (金)
困ったもんだナショナルセンター「連合」――芹澤寿良のページ更新
▽13/05/30
ある国鉄労働者のメッセージ 
ユニオンみえは労働運動の次のステージに向け前進しよう
国鉄労働組合 四日市分会分会長 市川 智
▽13/05/04
国鉄闘争と労働界再編で学ぶこと
――原題と同じ、元長崎国鉄共闘会議議長・中島義雄(郵政ユニオン長崎)月刊「科学的社会主義」(2012年4月号)
▽13/03/29
元総評系労働組合リーダーが呼びかける運動継承の文書
 
2013年8月 7日 (水)
「内山光雄さんを偲ぶ」を寄贈されて
2014年1月 8日 (水)
連合大会(2013年)でどんな議論をしているのか――芹澤寿良のページ更新
2014年7月13日 (日)
産業別単一組織とは(JMIUの経験)
2014年7月13日 (日)
それぞれの労働組合運動史・論Part4 
 
非正規・未組織労働者の組織化と産業別組合の強化―すべての労働者のための労働組合へ―、労働総研クォータリ-No.76・77、小林 宏康  (PDF版)
全国金属―JMIUの産業別統一闘争―「日本型産業別組合の可能性」について―、小林宏康 (PDF版)
〔第2部 日本の産業別組合組織――事例研究、労働運動総合研究所 全文〕 (PDF版)
2015年7月20日 (月)
路面電車を守った労働組合―総評の伝統は消えていない
 
2015年9月13日 (日)
ユニオン・ショップ、労働組合の選択の自由、連合内「閉じこもり論」、連合内「階級的民主的強化の担い手論」をめぐって
2015年10月 9日 (金)
長崎造船社研・左翼少数派労働運動の軌跡
▽12/12/22 new
少数派労働運動の歴史の御紹介――『少数派労働運動の軌跡――労働の現場に生き続ける人びと』(「少数派労働運動の軌跡」編集委員会編、金羊社、四六判、2007年9月、1990円)
2016年2月 4日 (木)
化学産業における労働組合の旗を守った人たち
2016年2月17日 (水)
図説で見る:GDPも実質賃金も下げるアベノミクス
2016年5月31日 (火)
『あたりまえの労働組合へ』(全造船石川島分会・佐藤芳夫著)が書いていたこと
2016年7月10日 (日)
『あたりまえの労働組合へ』・全造船石川島――議論はつづく
(追記)造船産業における少数派運動、造船問題研究家・小川善作、『労働法律旬報』(1186号)、1988―2―25
 
  ▽追記(2016.12.01)三菱長崎造船第一組合を描いたドキュメントがある。
   『三菱帝国の神話――巨大企業の現場・労働者群』(今崎暁巳著、労働旬報社、1977年2月刊)           (PDF復刻版)
    http://e-kyodo.sakura.ne.jp/imazaki/index.htm
 
 序 章 三菱は国家なり――神話を支える巨大企業の実相と体質 
  第1章 人間・職場の破壊――分裂が職場と労働者にもたらしたもの 
  第2章 三菱帝国の支配のアミ――ピラミッド支配を支える考え方・組織とその実践 
  第3章 人間の働く職場をめざして――不況・合理化下で変わりはじめる職場
  
2016年12月16日 (金)
『旬刊社会通信』の存在を知ってよかった
 
  180530zenkinsouhyou

2023年7月15日 (土)

『もえひろがる葛西の火』(総評・全国金属労働組合 全金日本ロール支部編)をUPしました。

  古いHDDを整理していたら、「全国金属」というフォルダがありその中に「『もえひろがる葛西の火』(総評・全国金属労働組合 全金日本ロール支部編)があった。表紙のデータは171118doreiというファイル名になっていた。
 当時、「現代労働組合研究会」というサイトを立ち上げて、さまざまに発信していた時期だ。
 
 先日も、1960年代からの労働争議を注目して読み始めた青年がいるので、UPしておく。
  171118dorei
  171118dorei1
  171118dorei2
 この本は、映画「ドレイ工場」の原作の一つで、なぜ労働旬報社から出版しなかったのか、不明。
 同時期に『どぶ川学級』(須長茂夫著・日本ロール労組教宣部長、1969年1月1日)が発行されていた時期で、同労組や全国金属とは友好関係にあったはずだ。
 アルバイト中なので、その関係はわからなかった。
 個人的には、お兄さんが日本ロール組合員だったTさんがいて、同世代だったので、彼が退職して印刷屋になっても、長く飲み友達だった(残念ながらコロナ前に鬼籍へ)。

2023年6月 5日 (月)

「芹澤寿良―WEB版著作選集」のページをUP(再掲)

「芹澤寿良のページ」(高知短期大学名誉教授)を紹介しておきたい。
 《日本鉄鋼産業労働組合連合会本部書記》――芹澤壽良オーラル・ヒストリー(平成26年度 日本学術振興会科学研究費補助金[基盤研究(B)]、研究成果報告書【課題番号:23330115】、聞き手:青木宏之(高知短期大学准教授)など。
 
「芹澤寿良先生と私」(「ある編集者のブログ」に掲載)。
  「芹澤寿良―WEB版著作選集」のページをUPしたが、ここ何年間、芹澤先生のPCの相談役(インストラクター)を、仰せつかってきた。
  230605serizawawebtop
 ▽経歴
 1931年生まれ
 1950年 早稲田大学第一法学部入学
 1954年 早稲田大学第一法学部卒業
      日本鉄鋼労連本部へ(1976年7月まで)
 1976年 労働者教育協会常任理事
 1979年 高知短期大学教授(1997年3月まで)
      高知短期大学学長代理(1984年10月~1993年3月) 
 現在   高知短期大学名誉教授
 
 下記のような文章(本ブログに掲載)は、芹澤先生のお宅にお伺いして解決したり、朝一番の電話で「ノートパソコンのキーボードが変」「インターネットがつながらない」などの、困りごと解決した時のメモだ。
 おかげで、本ブログの「PC・DTPあれこれ」のテーマが豊かになり、「Yahoo検索」で多数の人たちが読みに来ている。
 論文を書く仕事の人は、「行間がそろわない」とページの形式が整わないので、ご本人にとっては「致命的」なので、自分で文章を追加しながら、行間をそろえる仕組みを学んだ。
 「Wordで論文に脚注を付ける方法」などは、各大学が学生向けに書かれたページを参照したが、UPしたら各大学から「検索」で入ってきたのが面白かった。
 2015年02月23日  Outlook2013なども高齢者にもやさしく設計を
 2014年06月24日 古いPCから新しいPCへデータを移動した
 2014年04月25日 「ローマ字入力ができない」という声
 2012年12月20日 自炊用スキャナを寄贈されて
 2012年02月29日 ノートパソコンのキーボードが変
 2011年12月11日 Word2007・Word2013で行間を揃えるやり方
 2011年11月06日 Wordで論文に脚注を付ける方法
 この関係は、手島繁一さんが北海道に帰っていったあと、お鉢が回ってきたのだが、行くたんびに戦後の労働組合の実情、鉄鋼労連の話、某政党の話、国労闘争と文化人・学者の話、高知のことなど、貴重な話が聞けて楽しみだった。
 1990年直前の時期、「市民生協の生活文化情報誌・PROSUME」発行のため、江戸川橋の仕事場(マンション)を借りて始めたとき(席は前の出版社のまま)、企画プランナー・兼執筆者のお一人であった「芹沢茂登子さん」(今は故人)と一緒に来て、「君はなぜ労働組合運動の出版物の仕事をしないのか」と言われて、「いろいろありまして」と心もとないことを言ったことを覚えている。
 いまでも、「なんとも情けない答え」をしてしまった、と感じ入っている。
 別掲にも書いたが2011年ごろから「現代労働組合研究会のページ」をつくり出したのは、芹澤先生の《「連合運動は「社会のバリケード」になれるか――基本姿勢の転換と大企業労組の組織運動の改革を」、『政経研究』、政治経済研究所、2011年、96号。》をWEBページに載せましょうということからだ。
「鉄鋼の労働運動および連合の歴史的分析――芹澤先生の論攷を紹介」(「ある編集者のブログ」に掲載)。
 
 出版物にできないので、私が編集した「芹澤寿良WEB版著作集」。
▼芹澤壽良オーラル・ヒストリー――《日本鉄鋼産業労働組合連合会本部書記》――平成26年度 日本学術振興会科学研究費補助金[基盤研究(B)]、研究成果報告書【課題番号:23330115】、聞き手:青木宏之(高知短期大学准教授)。
《第一部》◇戦後労働運動史における鉄鋼労働運動の視点
「鉄鋼労働運動の戦後の労働時間短縮闘争――1970年代の「4組3直制」をめぐる対抗と「時短」問題のその後の協調的推移」、『金属労働研究』、金属労働研究所、第134号、2015年4月
「労働組合運動に関わった私の歩みと労働・雇用法制改悪反対闘争の動向」、2014年12月、高知短期大学、『社会科学論集』第105号抜刷。
「1960年代の「八幡製鉄所のインフォーマルグループ」の育成文書」、高知短期大学『社会科学論集』99号、2011年11月。
読書案内:『もう一つの鉄鋼労働運動史――人間らしい働き方を求めた闘いの記録』、鉄鋼労働者協会、芹澤寿良、『金属労働研究』、金属労働研究、2008年7月、第94号.
日本鋼管京浜製鉄所における労働組合運動、平野浩一(ペンネーム)、『現代の労働組合運動 7』、大月書店、1976年11月29日。
「日本鋼管京浜製鉄所労働組合の組織と活動 」、樋口次郎(ペンネーム)、『現代の労働組合運動 3』、大月書店、1972年12月15日。
『社会科学論集』(高知短期大学)に執筆した「Ⅰ 日本における鉄鋼労働組合運動――その状況・分析・調査と提言」一覧。
《第二部》◇日本の労働組合運動再生の視点
「地方・地域の「協同組合」運動との協力・共同で労働組合運動の基盤拡大と強化を」、金属労働研究所、『金属労働研究』、2013年8月号、No.124。
最近の「連合」運動をめぐって―他組織との共同行動の決断、実践を―芹澤寿良、2016年3月、高知短期大学『社会科学論集』、第108号抜刷。
「国鉄労働者1047 名解雇撤回闘争における学者・文化人の支援運動―複数主体の「大同団結」をめざす活動を中心に」、高知短期大学名誉教授 芹澤 寿良、『建交労理論集』、№54号(2012年9月30日発行)。
「連合運動は「社会のバリケード」になれるか――基本姿勢の転換と大企業労組の組織、運動の改革を」、『政経研究』、政治経済研究所、2011年、96号。
首都東京における地域労働組合運動 : 新宿区労連と全労連・新宿一般労組の組織、運動、法政大学大原社会問題研究所 [編](ワーキングペーパーNo.36)、2010年2月刊 。
労働組合運動の地域政策発展をめざして、はじめに 地域政策研究プロジェクトの研究活動経過の概要、 労働運動総合研究所「地域政策研究プロジェクト」2002年7月。
地方・地域における社会保障運動発展の経験~埼労連と県社保協の「対話と共同」路線による介護保険制度改善の取り組み、労働運動総合研究所「地域政策研究プロジェクト」2002年7月。
集団的労使関係を基礎とする産別機能の形成―1―活力ある労働組合運動を創造する運輪一般、賃金と社会保障(860)、p40―66、1983年2月25 日号。
集団的労使関係を基礎とする産別機能の形成―2―地域的な集団的労使関係確立をめざす運輸一般兵庫地方本部の組織と機能 、賃金と社会保障 (862)、p40―60、1983年2月25 日号。
《補論》 『イギリス通信――経済危機と労働運動』を中心にして、芹沢寿良、昭和57年(1982)3月31日発行、高知短期大学『社会科学論集』第43号抜刷

2022年4月 6日 (水)

「労働運動再生への挑戦、いま全国一般全国協の局面を語る――遠藤一郎さん(元全国一般全国協議会書記長)」の訃報。

 東海林 智(毎日新聞記者)さんがfacebookで以下のように、「遠藤一郎さん」(元全国一般全国協議会書記長) の訃報を書いている。たしか、この方を紹介した文があるなと思い出し探したので紹介しておきたい。

 ▽2013年01月22日: イギリスTGWUを学ぶ全国一般全国協
 「労働運動再生への挑戦、いま全国一般全国協の局面を語る――遠藤一郎さん(当時、全国一般全国協議会書記長)に聞く」(労働運動活動家全国ネットワーク「LANN」2008年冬号掲載、2009年1月PDF発行)
 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/zenroukyou.htm#igirisu-gwu


 2022年4月5日発信:【派遣村を担った仲間】
 https://www.facebook.com/satoshi.tokairin/posts/4829321647167030

 派遣村をになった仲間の遠藤一郎さんが亡くなられた。本日、葬儀だったそうだ。知らずにお別れできず、残念でした。
 遠藤さんはいつも温和な笑顔を絶やさず、そうでありながら、労働組合の原則に本当に正直に取り組まれた方で、尊敬するオルガナイザーでした。同じ東北出身ということもあり、いつもかわいがっていただきました。一番思い出に残っているのは、やはり、1週間、共に泊まり込んで派遣村に取り組んだことです。当時、60代後半だったのに、40代の僕でもきつかった極寒の現場で指揮を執っていました。華々しく表に出ることはしない方でしたが、いてくれることがとても大きな安心感がありました。村を閉じる時も一番大変だと思っていた、後始末を清掃労組の仲間とともに指揮してくれました。いかに過酷だったかは、村を閉めた後、体調を崩し入院したほどでした。仲間のため労働者のため、命がけで頑張ってくれました。思い返すと涙が出ます。
 年をとるとはこういうことかも知れませんが、派遣村に中心的に取り組んだメンバーが亡くなるのは3人目かと思います。劣化する一方の雇用の現場に身が小さくなる思いです。
 遠藤さんのお仲間の方、お別れ会などやられる時は、ぜひ、一声かけてください。
 遠藤さんありがとう。さよなら。

 長くなるが、いまでも大事だと思うので、ここに転載したい。
 ▽13/01/22 new
 「イギリスTGWUを学ぶ全国一般全国協」
 
  労働運動再生への挑戦  いま全国一般全国協の局面を語る〟
 遠藤一郎さん(全国一般全国協議会書記長)に聞く(労働運動活動家全国ネットワーク「LANN」2008年冬号掲載、2009年1月PDF発行)
 http://nugw.kir.jp/opinion/endolann.pdf

 
   総評全国一般が連合の誕生の中で、3分解したことは周知のことだが、全労協系の全国一般全国協はどのような運動をつくっているのか勉強してみた。  

 2012年度の役員表によると、複数の役員を全労協に選出している。

 このインタビューで全国協の発足の経緯、5グループの結集、量的にも3000名の組合員から1万名を超える組合員を組織していること、今後の組織・政治も含めた闘争の展望も語られている。

 編集子としては、イギリスの港湾・運輸一般労働組合(TGWU)の歴史、組織形態を真摯に学ぶ気風を持った労働組合・ユニオンのリーダーがいることに感心した。
 個人加盟のユニオンを目指す青年が増えて心強いが、それにプラスして、遠藤さんはゼネラルユニオンの階級性を以下のように語っている。  

 「むしろホントに個人加盟の一般労組で、その中に産別的機能を持ち、そして職能的な業種別の共通の全国的な政策機関だとか、制度要求とかっていう機能を持ち、同時に、企業も超え、産業も越えた地域の労働者の利害を代表して、ホントにキチッと要求できるような、そういう二重性のある性格を持った組織じゃないと、ダメなんだよ。他方で、産業別組織がホントに、地域組織・地域的な労働運動の共闘組織、その地域における労働者のヘゲモニーをキチッと発揮できるような組織になっているのか。そもそも産業別の地威のなんとか協議会とか連絡会議みたいなものではダメなわけだよね。ダメと言うのは、その地域の組織そのものの中に、一定の機能とヘゲモニーを持たないと、階級の全体性が見えない。例えば、リバプールの労働者はリパプールの労働者として、マンチェスターの労働者はマンチェスターの労働者として、企業や産別を超えて、どういう風に生きていくのか、そこには運輸も製造も公務も参加して決める、そういう組織のあり方をめざされた。ここが、すごく大事なところだな~と」

 私が教わった故中林賢二郎さんのいくつかの論文(『現代労働組合組織論』、1979年6月など)の真髄を、遠藤さんは語っている。  
 そして、これからの運動の方向として、全港湾、関西生コン、全国協の三単組連携を語っている。  

 

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