労働問題・労働組合

2021年7月 9日 (金)

『水俣に生きた労働者 チッソと新日窒労組の59年』を寄贈されたので。

 旧知の知人・石井まこと(大分大学教授)さんから『水俣に生きた労働者 チッソと新日窒労組の59年』(2021年4月10日、 富田義典、花田昌宣編、チッソ労働運動史研究会編著、明石書店)を寄贈していただいた。
 WEBで調べてみると、「水俣学研究センター」で研究が蓄積されていることがわかったので、facebookで、「どなたか書評を読んだ方がいれば、ご紹介ください」と呼びかけた。
 書評はまだないようだが、多くの方が「いいね」と送ってくれた。

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 続けて、以下のようなメッセージを発信した。

【勉強中】このチッソ労働運動史研究会は、調べてみると「大原社会問題研究所」も含めて研究が進んでいることが分かったし、労働旬報社も『安定賃金 日経連新政策とのたたかい』(日本労働組合総評議会、1963年7月、労働旬報社)を出版していて(この時代の編集者は木檜哲夫代表か)、同書を読んだ記憶があるのですが、1960~70年代にける地域社会との連携、春闘・公害闘争、合化労連内の位置、企業別組合(少数派になっても)としての奮闘などなど、正確に学んだことがなかったので、以下の論文を読んでみた。

【参照 1】映像で見る新日本窒素労働組合の歴史.
水俣学データベース
 https://www3.kumagaku.ac.jp/minamata/database/

  

【参照 2】善寛さんに恥宣言のことを聴く、公開済み: 2017年6月30日作成者
 https://gaiaminamata.net/taimen-series-1

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対面シリーズ……この特集は、僕たちの人生を僕たちの足で踏みしめて歩んでいくための基礎体力を得るべく、方々への対面を勝手に企画しているものです。

 今回の語り手:山下善寛(やました・よしひろ)さん
……1940年9月18日生まれ。1956年から2000年までチッソに社員として在籍し、現在は企業組合エコネットみなまたの代表理事を務める。IWD東亜による水俣への産業廃棄物処理場建設予定が立ち上がった際に結成された市民団体「水俣の暮らしを守る・みんなの会」の代表としても活躍している。山下さんとは田んぼでの作業を介して知り合い、田や取水パイプの管理を通して、今も色々なことを教えていただいている。
※企業組合エコネットみなまた  http://www.econet-minamata.com/

聞き手:高倉鼓子、高倉草児……ガイアみなまた職員


【参照 3】水俣病問題に向き合う労働組合の成立と労使関係史上の意義――漁民紛争・安賃闘争から恥宣言に至る「空白の8年」をふまえて、【特集】新日本窒素の労使関係・労働運動の諸相(2)
石井 まこと、大原社会問題研究所雑誌 №676/2015.2
 https://oisr-org.ws.hosei.ac.jp/images/oz/contents/676-02.pdf


【参照 4】「戦後日本の社会運動におけるチッソ労働運動の位置づけ――もう一つの「水俣」」(大石 裕、【特集】水俣病事件と新日本窒素労働組合)、大原社会問題研究所雑誌 №630/2011.4
 https://oisr-org.ws.hosei.ac.jp/images/oz/contents/630-02.pdf


 チッソの労働組合の変遷を略述したのが以下の年表である(熊本学園大学水俣学研究センター,2009;「関連年表」,および橋本編,2000:220-221を参照)。

1908年 日本窒素肥料株式会社,水俣で操業開始。
1946年 (1月26日)日本窒素肥料株式会社水俣工場労働組合(日窒水俣労組)結成(3,214名)。同時期に結成された東京,大阪の組合とともに日本窒素肥料株式会社労働組合連合会(日本窒素労連)を結成。
1950年 (1月)日本窒素肥料株式会社,企業再建整備法により解散。新日本窒素肥料株式会社
(新日窒)を設立。
(10月25日)GHQ指令に基づき人員整理(レッドパージ)を通告。
(12月7日)レッドパージ反対闘争の方針不一致により,新日窒労組連解散。新日窒水俣労組も分裂し,レッドパージ反対闘争の批判派が革新労働組合を結成。
1951年 (2月27日)革新労組(2,600名)が少数派になった新日窒水俣労組(500名)を吸収合併(名称は,新日本窒素水俣工場労働組合に)。
(5月1日)県総評結成後のメーデーに初参加。
(7月)水俣・東京・大阪3組合で新日本窒素労働組合協議会(日窒労組協)を結成。新日窒水俣労組,合化労連に加盟(4,400名)。
1953年(10月1日)新日窒水俣労組,身分撤廃闘争スト(従業員呼称(社員・工員)の一元化,日給制を月給制に,定年55歳一本化など)。組合の要求の大半受入れ。
1959年 (8月19日)新日窒労組,水俣病をめぐる漁民の闘いの支持を代議員会で決定。
(9月18日)「安保条約改定を阻止するための実力をもって闘う」スト権確立。
(11月4日)11月2日に生じた漁民暴動事件を受けて,新日窒労組は,緊急代議員会を開き,原因の早期究明,患者対策,漁業対策を推進しなければならないが,このような不祥事を惹起したことは遺憾に堪えないと表明。
(11月6日)新日窒労組,工場の操業停止絶対反対を決議し,チッソ社長,県漁連会長に提出。
1960年 (1月14日)安保条約改定阻止統一行動,「提灯」デモ行進。1962年 (3月28日)新日窒労組の賃上要求に会社側ゼロ回答。全製造部門24時間スト決行。
(4月27日)チッソ「安定賃金制度」を提案。労組は硬化し,闘争体制へ。
(5月3日)新日窒労組中労委に斡旋を申請するためスト中止(斡旋は6月6日に中止)。
(5月9日)合化労連中央闘争委員会,「安定賃金は合化労連への挑戦」とし,新日窒労組への全面支援決定。
(5月12日)熊本県評,総評が労組支持を決定。「新日窒支援共闘会議(総評,県評,合化労連など)」結成。
(5月21日)争議早期解決を願い「農民会」立ち上げ。
(6月)東京組合(8日),大阪組合(12日)は安定賃金をベースとする条件闘争に方針転換。
(7月23日)チッソ全面ロックアウトに突入。「新日窒水俣工場労働組合(新労組:第2組合)」結成。
(8月18日)チッソ,新労組支持の商店主,「水俣市繁栄促進同盟」を結成。
(9月21日)チッソと新労組,東京労組,大阪労組,安定賃金にそった賃金協定に調印。
1963年 (1月5日)地労委,安定賃金を基礎とし,争議指導者2名の退職を含む斡旋案を提示。斡旋案を合化労連,新日窒労組,チッソが順次受け入れ,スト解除。
(5月13日)第1次~第3次,希望退職者を募集,新日窒労組と対立。1968年(8月30日)新日窒労組定期大会で「恥宣言」を大会決議として採択。

(12月15日)「水俣をよくする会」発足,①水俣病患者及び家族を支援,②公害をなくする運動と被害者対策を進める,③市の発展ため水俣工場の人員削減に反対。
1969年 (8月8日)チッソ,水俣工場縮小計画で688名削減を発表。
(11月16日)新日窒労組員に自宅待機命令,24時間ストで抗議。
1970年 (5月27日)新日窒労組,8時間の「公害スト」決行。
(7月23日)チッソ,水俣工場存続のため従業員1,580名を930名に削減を発表。多くの従業員に転勤命令。
(12月)新日窒労組,水俣工場縮小・首切り反対のスト権確立。
1972年 (3月16日)1次訴訟で,チッソ労組員5名が原告保証人として証言。(4月13日)新日窒労組,チッソに要求書(①チッソの非人間的な体質を改める,②首切りをしない,③水俣病の責任をとり,患者家族に十分な補償をする)を提出。

 


『安定賃金』 労働旬報社
『安定賃金 日経連新政策とのたたかい』、日本労働組合総評議会、1963年7月、労働旬報社;

日本大百科全書(ニッポニカ)「安定賃金」の解説
安定賃金(あんていちんぎん)

向こう数年間の賃上げ内容をまえもって決定することを条件に、その期間労働組合は賃上げ要求や争議をしないという労使間の長期賃金協定のこと。企業が長期経営計画のなかで賃金の総合管理(狭義の賃金のみならず、一時金、退職金、福利厚生費などを含む労務費の安定化)を計画的に行おうとするものである。賃上げ決定の基準として一般に用いられているのは、同業他社の賃上げ内容にリンクする方式(ぶら下がり方式)であり、このほかに当該企業の付加価値生産性上昇率や国民経済成長率を基準とする方式もある。安定賃金制度は、1950年代末から1960年代にかけて春闘の高揚に対抗して経営者側によって提起された。これに対して労働組合は労働者の賃上げ要求の権利を実質的に制限し、労働組合の弱体化につながると批判した。
[伍賀一道]

『日本経営者団体連盟編『安定賃金――賃金観念の新しい転換』(1959・日本経営者団体連盟弘報部)』▽『日本労働組合総評議会編『安定賃金――日経連新政策とのたたかい』(1963・労働旬報社)』

[参照項目] | 賃金
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア「安定賃金」の解説
安定賃金【あんていちんぎん】
比較的長期の賃金協定を締結し,その間の賃上げは,労資の団体交渉によらず,同業他社の賃上げ額,その企業の付加価値生産性,あるいは所定の額などを基準として行うもの。日本では1959年労組が主張する春闘賃上げ方式に対抗して日経連が打ち出し,その後,経営者の賃金政策の基本路線の一つとなっている。
→関連項目スライド制
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

2021年6月17日 (木)

現代「労働問題・労働組合運動」に関する4冊の本。

 4冊の現代「労働問題・労働組合運動」に関する出版物の書評がある。この10年ほどの研究の一部だが、労働組合運動の報告について「百家争鳴」の事態が生じており、「結論が出ない」、いい方向だと思っている。
ぜひ、URLをクリックして、一読ください。
 
 ▽書評:桜井善行『労働組合をどうする――その強化への挑戦』
   http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/111224book-ronten.htm#sakurai210613
  基礎経済科学研究所東京支部編、本の泉社、四六判、定価 1,500円+税、2020年3月26日)――『経済科学通信』(PDF版、2020年12月、No.152)。

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 ▽書評:梁 英聖『闘わなければ社会は壊れる』
  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/111224book-ronten.htm#ryan210616-1
 ◆待望の新刊、藤田孝典・今野晴貴編著『闘わなければ社会は壊れる―〈対決と創造〉の労働・福祉運動論』(岩波書店、2019/6/26)について(1)――今野晴貴、藤田孝典、渡辺寛人、宮田惟史、後藤道夫、木下武男、佐々木隆治。

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 「梁 英聖さんのnoteのページ」(2019/06/23 19:40)
はじめに(PDF版、『闘わなければ社会は壊れる―〈対決と創造〉の労働・福祉運動論』)
 ▽書評:『時代へのカウンターと陽気な夢 労働運動の昨日、今日、明日』(小野寺忠昭・小畑精武・平山昇共同編集 社会評論社 2019年5月、2500円+税)
「次世代へ 一時代を切り拓いた運動証言」(元東京都労働委員会労働者委員 水谷 研次、「現代の理論」20号)
  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/111224book-ronten.htm#hirayama200723

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 ▽2011年3月 5日 (土):『現代労働問題分析』(石井まこと他編著)を寄贈されて――「ある編集者のブログ」にUP。
  http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-da45.html
 『現代労働問題分析』(石井まこと・兵頭淳史・鬼丸朋子編著、2010年3月)
  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/111224book-ronten.htm#ishii
書評:1 石川源嗣(NPO法人労働相談センター/全国一般東京東部労働組合/全国一般労働組合全国協議会/ジャパンユニオン)/2 山垣真浩(大阪経済法科大学准教授)/3 井上 久(全労連事務局次長)/4 石井まこと(大分大学経済学部教授)

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2021年6月10日 (木)

浅見和彦著:『労使関係論とはなにか イギリスにおける諸潮流と論争』(旬報社、2021年06月15日)を紹介。

 「浅見和彦のページ」(専修大学教授)を更新――インターネット事業団の仕事。
  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/asamikazuhiko/index.htm
 
 ▼最新刊 浅見和彦著:『労使関係論とはなにか イギリスにおける諸潮流と論争』[旬報社、2021年06月15日、46判、定価2200円(税込み)]
 ▼主な目次と「あとがき」をUPしておきたい。コラムも面白い話集。
  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/asamikazuhiko/index.htm#rousikankei210608

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 浅見さんは、中林賢二郎さん(法政大学)の大学院社会科学研究科の最後のお弟子さんだった。
 没後編集された『追悼 中林賢二郎』(田沼肇ほか編・中林倭子発行、制作協力・労働旬報社、1987年2月)では、先生の著作目録を担当している。
 

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 さて、このサイトは、3本の柱立てになっている。
 【1】「新しい時代の活動家像を考える」や「戦後日本の労働組合の組織化戦略と活動――その経過と論点」、「◇戦後日本の労働者と労働組合運動――その現段階と課題」など、今話題の木下武男さんとは違った視点で書かれた論文があります。
 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/asamikazuhiko/atarashii-union.htm
 【2】イギリスの運輸・一般労組(TGWU)の研究
 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/asamikazuhiko/unyuippan.htm
 【3】建設産業における労働組合運動
 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/asamikazuhiko/index.htm#kenseturoudou


 ▼profile――1952年、埼玉県秩父市生まれ。早稲田大学法学部卒業。全国自動車運輸労働組合、全日本運翰一般労働組合の専従書記を経て、法政大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得退学、法政大学大原社会問題研究所兼任研究員。
現在、専修大学経済学部教授、特定非営利活動法人建設政策研究所理事長。
共著に、『社会運動研究入門』(文化書房博文社、2004年)、『労働組合の組織拡大戦略』(御茶の水書房、2006年)、『社会運動・組織・思想』(日本経済評論社、2010年)、『新自由主義と労働』(御茶の水書房、2010年)、『成長国家から成熟社会へ』(花伝社、2014年)、『労働組合をどうする』(本の泉社、2020年)など。
 
 ◆『労使関係論とはなにか イギリスにおける諸潮流と論争』
 イギリスにおける「労使関係論の起源」である「労働組合論」を出発点として、
「労使関係論とはなにか」をあらためて問う。
新自由主義的な労働政策や使用者の人事労務管理の個別化の進展により労働組合の組織率が低下しているなか、今後の労使のあり方に示唆を与える。

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【主な目次】

 はじめに

 第1章 労使関係論の起源
     ――労働組合論としての出発(一九世紀末~一九五〇年代)

 第2章 労使関係論の形成
     ――プルーラリズムの黄金期(一九六〇年代)

 第3章 労使関係論の欠陥
     ――法的規制論と人的資源管理論の台頭(一九八〇年代)

 第4章 労使関係論の刷新 Ⅰ
     ――マルクス主義派の挑戦と分岐(一九七〇年代と九〇年代)

 第5章 労使関係論の刷新 Ⅱ
     ――ネオ・プルーラリズムとマテリアリズム(二〇〇〇年代以降)

 終 章 要約と含意

 あとがき

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2021年4月14日 (水)

『中小企業労働運動に生きて――個人加盟労組と協同と』(永瀬博忠著)を思い出して

 私としては、編集者として忘れられぬ人がいる。その人は「全国金属労働組合の個人加盟・地域型労働組合活動家でリーダーだった」。その記録(一部だが)を再現したい。名前は「永瀬博忠さん(1941年生まれ)」。二つの論文を書いていただき、1冊の単行本[『中小企業労働運動に生きて――個人加盟労組と協同と』(シーアンドシー出版、 1996年)]を編集している。

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/sorezorenoroudou-4.htm#210415nagase

 永瀬さんは1960年半ばに「全国金属板橋地域支部」に加盟し、育て上げ、一時期には750人余までの組合になったこと。
 【個人加盟労働組合運動の事実は、『たたかう個人加盟労働組合 : ルポルタージュ』(山岸一章著、太郎書店、1967年)で描かれている】
  http://e-union.sakura.ne.jp/tokyo-sougidan/index.html#tatakaukojinkamei191130

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 その後、《「反独占中小企業擁護論」を主張した後(全国金属板橋地域支部と豊島地域支部が合併し城北地域労組協をつくり)》、労働者協同組合運動に「傾斜していく」(浅見和彦さんによる)ことになった、稀有な体験をした労働組合運動家だ。
 以下の文章は、その研究所:「協同総合研究所」の『協同の発見』誌と組合系パンフレットで書かれたもの。この当時は、高田馬場駅近くにあった研究所事務所では、私も毎週のように立ち寄り、情報交換とそのあとの交流会を楽しんでいた時期だ。
 
 最近、古いHDD(PCの)を整理している中で発見し、3つの文章が今でも読めるのでUPした。

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/sorezorenoroudou-4.htm#210415nagase


 「加入に際しての決意と問題意識」(永瀬博忠、『協同の発見』、1993年9月、No.18、東埼中小労組書記長、城北地域労協事務局長) 

   「地域労組運動の理論と実践の人・永瀬さんの死を悼む――地域労組からの労働者協同組合の探求」(木下武男、『協同の発見』、1995年10月、No.43)
 「城北地域労組協の運動と永瀬博忠さん」(外谷富二男、1995年10月、No.43)
 永瀬 博忠「二つの山を越えて 大腸・肝臓ガン克服記」(東埼中小労組、城北地域労組「豊島25・板橋30周年合同記念式典報告」(1991年11月)

 研究所以前に私にとっては既知の人物で、2回ほどの原稿を書いていただいている。
 テーマは「個人加盟労働組合の実情はどうなっているのか」「これからどうなるのか」だったが。
 下山房雄さん(九州大学名誉教授)との論争もあったが(中身は忘れましたが)、手元のHDDには残っていないので、国会図書館に行って、フォーローしていきたい。
 「個人加盟産業別地域労組運動の意義」(永瀬 博忠、『賃金と社会保障』、1982-10-25、852号)
 「中小企業の"谷間"からの提案――84年春闘読本 ; 現場から立て直しを考える」(永瀬 博忠『賃金と社会保障』、1983-12-10、879号)

 浅見和彦さん(専修大学教授)の以下の論文でも、以下のようにコメントが付されている。

 「戦後日本の労働組合の組織化戦略と活動――その経過と論点」(浅見和彦、専修経済学論集、42―3、2008年 03月、A5判35p)
   http://e-kyodo.sakura.ne.jp/asamikazuhiko/index.htm#sengonihonososhikika

 《しかしながら、 1968年には、この組織化運動に対して、 「個人加盟および産業別結集」を「機械的に絶対化する画一主義」になる傾向や、 「企業別組合の弱点だけを強調」する「セクト的傾向」があるとする共産党指導部の批判(注29ーー編集子) がおこなわれた。このため、左派潮流の活動家たちに戸惑いを生み出した。例えば、全国金属東京地本板橋地域支部の永瀬博忠は、 「この運動の推進力の1つである、この党が60年代前半の評価を微妙にながら変化させていることがうかがわれ」(注30ーー編集子)ると指摘した。 「階級的民主的強化」論にもとづいた企業別組合の評価の揺り戻しが生じたと見ることができる。
永瀬博忠「個人加盟産業別地域労組運動の意義」 『貸金と社会保障』第852号、 1982年10月下旬号。同『中小企業労働運動に生きて一個人加盟労組と協同と』シーアンドシー出版、 1996年に所収。

《永瀬博忠は、 「反独占中小企業擁護論」を主張した後、労働者協同組合運動-傾斜していく。同「加入に際しての決意と問題意識」 『協同の発見』第18号、 1993年9月号。前掲『中小企業労働運動に生きて』に所収。》

 また友人の長崎紘明論文では「石川啄木試論―郷里の意義と影響」(「山梨医科大学紀要」1995年、第12巻、1-9)
 https://yamanashi.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=776&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1

 本稿を畏友永瀬博忠氏に捧げる。永瀬は病室で今年の秋韷(しゅうらく――編集子)を聞いただろうか? 学問を愛し、明治の思想家を尊び、貧しく辛い人達の絶対的な理解者であった。永瀬は人生のモラル、経済のモラルを体現している学者であった。偉大なかくも偉大な現代の思想家を失った事が、日本の貧しく辛い人達の健全な労働意欲を落胆させ荒廃させることにならぬよう祈るぽかりである。頑強な岩盤のような理解者として、崩れゆくモラルを支えていた永瀬の姿は、啄木の姿と同じように極貧に耐えながら時代の要請にこたえている懸命な姿であった。落涙を禁じえない。

2021年3月10日 (水)

『輝いて、しなやかに――物語 男女差別裁判の40年』の著作権者を教えて。

 今、手元に1冊の「1960年代からの女性労働者の闘い」を描いた本がある。なんとかHPにUPしたいと思って、著作権者を探している。

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 本のタイトルは、『輝いて、しなやかに――物語 男女差別裁判の40年』だ。
 著者は「中西 英治(なかにし えいじ)」さん。
 
 本の奥付では、以下の通り。
 1941年広島市生まれ 3歳のとき原子爆弾被爆
 1964年明治大学文学部(ドイツ文学専攻)卒、全商工労組書記
 1973年 赤旗編集局
 2002年よりフリージャーナリスト
 版元は新日本出版社で、「2002年4月20日 初版」の本だ。

 出版社の宣伝文では、「差別なく働きたい!」 人間の平等を求めて、裁判に立ち上がった女性たちの闘いは、連なり広がってゆく。孤独から連帯へ、女性史に新しい光をあてた感動のドラマ。『しんぶん赤旗』連載に加筆したもの、と書かれている。

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 編集子は10年ほど前から「現代労働組合研究会のページ」を立ち上げ、あたりまえの労働組合・労働者の闘い・運動の歴史、労働問題・労働法・社会政策・協同組合学会などで活躍した個人の業績、労働問題・労働組合運動のBOOK紹介などをWEBとして発表してきた。
 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/union-top.html

 その中で「女性労働の闘いの歴史」をUPしたいと思っていた。

 個人としては1970年代中葉の婦人労働問題研究会の編集に参加し、1980年代に東京労働争議研究会の中での「日産・中本さん」「東洋鋼鈑・立中さん」の闘いについて取材してきた。しかしその後は、他の分野の編集をしてきて、縁が薄かった。
 そこで古い友人の上田裕子さん(現代ルポルタージュ研究会)にまとまった本がないか相談したら、本書を推薦してもらった。
 その後、共産党の本部、新日本出版社に連絡したら「教えられない」といわれ、そのまま中断したままだ。
 ご連絡先をご存じの方がいれば、メールください。
 sin_ryo11731アットyahoo.co.jp(アットを@)

2021年1月 9日 (土)

「労働者運動資料室」のページに登場。

 【訂正:追加(2021.01.29】以下の文章が発表されていますので、紹介して訂正します。

 ▽2021年1月28日木曜日

 労働者運動資料室HPの紹介


  一月のHP更新で現代労働組合研究会をリンク集に加えたところ、管理者の方のブログ「ある編集者のブログ」で紹介されました。少し前に気がつきました。
  http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2021/01/post-3cbd0c.html

 労働者運動資料室のような地味なHPが注目されるのは嬉しいことです。ありがとうございます。 ただブログに、このページを長らく編集していたのは「山崎耕一郎さん」だったはず。 とあるのは違います。山崎耕一郎さんは労働者運動資料室の創設者で中心メンバーでしたが、率直に言ってメカ、情報関係には明るい人ではありませんでした。労働者運動資料室HPは、開始から今日まで、基本的に管理人の私一人で管理運営しています。

  http://roudousyaundou.blogspot.com/

  ◆「ある編集者のブログ」を書いているものですが、この文章を全文以下のブログに貼り込まさせていただきました。
 よろしくお願いいたします。
 △上の文章を、「労働者運動資料室管理人です。 管理人宛メール:ir8h-st●asahi-net.or.jp (●を@にかえてください)」に送付できなかった。

 【ここから本文】

 知る人ぞ知る「労働運動」のサイトに、私が編集している「現代労働組合研究会のページ」がUPされ、検索できるようになりました。
  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/union-top.html

 「特定非営利活動法人労働者運動資料室」のページに。
   http://roudousyaundou.que.jp/roudousya_003.htm


 このページを長らく編集していたのは「山崎耕一郎さん」だったはず。存命中には会っていませんが。
 http://roudousyaundou.que.jp/index.html

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 堺利彦(1870~1933)山川均(1880~1958)向坂逸郎(1897~1985)
 2003年06月07日  公開
 2018年02月08日  移転
 2019年03月24日  再移転
 2021年01月05日  更新

更新内容
●文献・資料に、社青同第二回大会アッピール、社青同第三回大会宣言、社青同第五回大会宣言を掲載
●研究・論評に、座談会「ソ連東欧社会主義崩壊をめぐって」を掲載
●リンク集に、政権政策研究会、現代労働組合研究会を追加
■会報
資料室の会報
■山川菊栄賞
資料室が運営支援する女性学の賞
■集会案内
資料室などが開催する集会案内
■研究・論評
労働者運動に関する最近の研究論文などの転載
■労農派の歴史研究会
資料室主催の継続研究会
■刊行物
資料室刊行物および関係者編著書の案内
■文献・資料
労働者運動の重要文献・資料の転載
■堺・山川・向坂文庫
堺利彦・山川均・向坂逸郎の重要文献
■リンク集
労働者運動関係サイトへのリンク集
■管理人より(更新随時)
サイト管理人からのお知らせやメール転載など
『社会主義』目次も毎月1日前後に掲載
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2020年5月19日 (火)

櫻井善行さんの『企業福祉と日本的システム――トヨタと地域社会への21世紀的まなざし』を紹介。

 櫻井善行さん(名古屋市立大学大学院経済学研究科研究員、愛知働くもののいのちと健康をまもるセンター理事・事務局次長)から2冊の本が送られてきたので紹介したい。
 1冊目は『企業福祉と日本的システム――トヨタと地域社会への21世紀的まなざし』(ロゴス刊、2019年11月)
 http://logos-ui.org/book/book-35.html

   200519sakurai31 
 2冊目は『トヨタの労使関係』(猿田正機編、税務経理協会、平成21年3月)

https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032223389&Action_id=121&Sza_id=F2

 前々から「ある編集者のブログ」(nifty)で追究してきた「大企業・総評型労働組合はどうなったのか」で、櫻井善行さんの論文を紹介してきた。

▽2016年7月10日 (日):『あたりまえの労働組合へ』・全造船石川島――議論はつづく
 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-7f4c.html


 《全造船石川島の事例から「大企業における一企業一組合」を論じている本を紹介した。
 その本は中村浩爾・寺間誠治編『労働運動の新たな地平』(かもがわ出版、2015年8月13日)で、その《第Ⅱ部 各論――労働現場の諸相 日本的労使関係と大企業の労働組合――「ユニオンショップ」制と少数派組合の事例から 桜井善行 》だ。

 ご本人とお会いしたのは、2017年9月、東京都内であったある研究会の場であった。
 WEB上ではかなり知ったつもりであった(故・芝田進午さんに触れていたり)が、facebookでの発信を読んでいると、「定時制高校の卒業場面」が紹介されていたので、その傍ら「研究活動も労働組合支援」をなさっている人だとわかった。

 その櫻井さんが「博士号取得と出版(『企業福祉と日本的システム』)」を果たした記録が、同封されて送っていただいた。同時代に生きてきた者として、素晴らしい業績を獲得したものだと、びっくりした。その指導教授が十名(とな)直喜氏(名古屋学院大学経済学部政策学科 教授)と紹介されていたので、二重だった。
 十名さんは私が昔、かなり愛読した『経済科学通信』(基礎経済科学研究所)でたびたび読んでいた著者で、その人と一緒に学んでいたということ。
 さて、本については、目次を書いておく。
 まえがき
 序 章 企業福祉の鳥轍
 第1章 企業福祉をめぐる先行研究
 第2章 企業福祉の歴史的変遷
 第3章 企業福祉と格差社会
 第4章 企業の社会的責任と企業福祉
 第5章 企業福祉と労使関係
 第6章 企業福祉と企業内教育
 第7章 企業福祉と企業城下町
 終 章 企業と地域社会の創造的共生に向けて

  200519sakurai21

 大学院へ行き、本書を出版した思いについては、櫻井さんがお書きになった「社会人研究者としての歩みとこれからの課題 博士論文完成の経緯」(名古屋市立大学大学院経済学研究科研究員、PDF版)をお読みください。
 「インターネット事業団のページ」(2020年5月)
  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/#200501-rogo

 2冊目の『トヨタの労使関係』は、「企業内少数派として形成した全トヨタ労組」の選択と葛藤について論じている。これについては、後述したい。

  200519sakurai51

2019年11月 7日 (木)

現代労働組合研究会の各ページを読んでいただいた方へ

 昨日(2019.11.06)、「現代労働組合研究会関連のサイト」で大賑わいの様相が表示された。

  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/union-top.html

 

 2年前の5月連休における「ジャパンビバレッジの東京駅構内ストライキ」をUPしたときは、1日にユニーク・アクセス(単独)が500を超えたことがあるが、以下のようなアクセスがあったのは、初めてだ。

 

 ありがとうございます (FC2の無料検索システムで表示される。地域または著名企業・大学など。個人情報は一切、表示されない。もちろん全部が一人ではない )

 

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2018年5月21日 (月)

「インターネット事業団が更新しているページ」のご案内

201851日以降

 インターネット事業団のページ

 ◆2018.05.01:「ジャパンビバレッジのページ」発信――★サントリーグループの「ジャパンビバレッジ」の組合つぶしと闘う「ブラック企業ユニオン」(総合サポートユニオンブラック企業支部)!

  http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/180430japan-Beverage.html

 ◆2018.05.01:「キッチンとまとのページ」――20185月のメニュー

  http://www.kitchentomato-workers.com/index.html

 ◆2018.05.05:「佐々木洋のページ」

 20180505日 『朝日新聞』(201855日朝刊、読書欄「情報ホルダー」)で、『生物学と個人崇拝』(ジョレス・メドヴェージェフ ロイ・メドヴェージェフ選集第3巻)が紹介されました。

  http://sengoshi.sakura.ne.jp/sasaki/index.html#asahisinbun180505

 20180505日 NPO法人ロシア極東研4月究会報告要旨 (研究会の質疑をふまえ一部改訂)、   2018.04.27.pm18:30-20:15
:北大学術交流会館、報告 佐々木洋(本会会員)

ソ連の’1945千島占領 はソ米共同 ㊙Project Hula Project Hula =装備 (艦船等)・訓練・引渡し計画に拠るものだった―根室振興局企画展の『運命の9日間』(Aug.28Sept.5)によせて―ソ連の南千島・歯舞諸島占領に関する試作年表(4月研究会後改訂)201855日現在。

  http://sengoshi.sakura.ne.jp/sasaki/index.html#sorenno180505

 ◆2018.05.08:「ジャパンビバレッジのページ」

 56日(日)の「ジャパンビバレッジ闘争についての緊急集会」の模様をUP。

  http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/180430japan-Beverage.html

 ◆2018.05.12:「水辺の市のページ」

 20180512日(土):写真で見る20180508日(火)の風景をUPしました。

  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/mizubenoiti/180508mizubenoiti.html

 ◆2018.05.12:「越谷発:農家のページ」――「キッチンとまとのページ」

 田村實さん(越谷市神明):身土不二を自らが担う

  http://www.kitchentomato-workers.com/171207kosigayahatu-nouka.html

 ◆2018.05.12:「業種別職種別ユニオン運動」研究会のページ

 20180513 2017114日に開催された「第2回例会」の報告が、『労働法律旬報』(20181月下旬号、1903+4号、発行日 2018125日、20182月上旬号、1905号、発行日 2018210日、旬報社、本体2,000円+税、旬報社、本体2,000円+税)に掲載され、その全文が本サイトで読めるようになりました。

  http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/

 ◆2018.05.13:「世一緒のページ」

  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/syokubasanka/yoisyo.html

 20180510日  2018年度定期総会記念シンポジウム:障害のある人も生きづらさを抱える人も―いま地域で問われる「働き方改革」とは、ご案内。

 20180509日 障害者就労移行支援サービスって! ――ワークオフィス「世一緒」のご案内。

 20180509日  2018509日(水)のすいごごCafe――第2期、最初の土田良幸さんの「働く私からの平成史」をUP。

  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/syokubasanka/suigogo-1.html#tutida180509

 2018509日 ▽2018221日(水)、埼玉トヨペット(株)を退職された渡辺新一さんがゲスト。

 20180509日 「職場参加ニュース」(58号、20184月号)、▽SSTL職場参加ニュースNO.58を発行しました。A4版フルカラー・10ページで内容は次の通りです。就労移行支援サービス事業所「世一緒」、プレオープン経て4月から開所――どんな障害があっても街の中で一緒に働きたい―その思いを応援します/こんな仕事をやってくれる人がいたら―人手不足の職場・地域のお手伝いをいたします。

 ▶CONTENTS◀いっしょにはたらいて まちにそよかぜ―就労移行支援「世一緒」オープン 1 /就労移行支援「世一緒」とは 2 /職場・地域ひろがりつうしん 4 /共同連マラソントーク 6 /共に働く街べんきょう会「福祉ドレイ工場の闘い」7 /世一緒NOWミニ版 8 /カレンダー 9 /スタッフ日記 10

 ◆2018.05.16:「仕事おこしのページ」――仕事おこし懇談会こしがやプラスα

  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/shigotookoshi/index.html

 ◆2018.05.17:「五十嵐仁のページ」

  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/igarashi/igarashi-index.htm

 ◇最新刊! 『打倒 安倍政権―9条改憲阻止のために』(学習の友社)をご案内。

 ▽新着情報  2018.05.17  (別のページへ)

 「日刊ゲンダイなどへのコメント集」[「五十嵐仁の転生仁語」、221日(水)~514日(月)]

 今こそ「水に落ちた安倍は打て」―安倍政権打倒に向けての追撃戦が再開された、日本科学者会議『東京支部つうしん』No.6062018年4月10日付

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/igarashi/ronkou.htm

 ◆2018.05.18:“すいごごCafe” (20185月)のページ

 ▽ 「東大『闘争」の前と後」――[2018516日(水)の模様]。●水谷 淳子さん (耳鼻咽喉科開業医)

  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/syokubasanka/suigogo-1.html#mizutani180516

 ▽2018.05.20

 「業種別職種別ユニオン運動」研究会のページ

 第4回例会が開かれました。講師は浅見和彦(専修大学教授)さん。テーマ「▽イギリス一般労働組合の歴史から学ぶ」でした(2018519日(土)午後13時~17時)。

  http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/

 

201804月~

 ◆2018041日:「キッチンとまとのページ」――20184月のメニュー

 ◆20180415日:世一緒のページ

    東武線せんげん台駅西口に開設した障害者就労移行支援事業所 せんげん台世一緒(よいしょ)の募集案内。

 ◆20180415 +23日 世一緒-大久保製壜のたたかいページ

    開催します。「共に働く街を拓くべんきょう会」――420日(2018年)、大久保製壜闘争DVDの上映・講演会 。開催しました。

 ◆20180416日:「水辺の市」のページ

     写真で見る20180410日(火)の風景をUPしました。

 ◆20180418日:「業種別職種別ユニオン運動」研究会のページ

  ◆第4回例会―事例研究のための素材 その3――【新しい労働組合運動の構図、浅見和彦のページ】

  ◇戦後日本の労働者と労働組合運動――その現段階と課題、浅見和彦、『唯物論』、東京唯物論研究会、201511月、No.89」。◇新しい時代の活動家像を考える――「人権2―調査と研究」[PDF]  、岡山 : おかやま人権研究センター、220号、201210月。◇「日本の労働組合運動の新しい構図」――『経済科学通信』(2012年8月号、No.129)。◇戦後日本の組合組織化運動とその論点――ローカルユニオンの歴史的な文脈、浅見和彦、月刊全労連、200710月号。◇戦後日本の労働組合の組織化戦略と活動――その経過と論点、浅見和彦、専修経済学論集、4232008 03月、A5判35p。 20180417

  ◆第4回例会―事例研究のための素材 その2――▽イギリスTGWUを学ぶ全国一般全国協、労働運動再生への挑戦、いま全国一般全国協の局面を語る――遠藤一郎さん(全国一般全国協議会書記長)に聞く(労働運動活動家全国ネットワーク「LANN2008年冬号掲載、20091月PDF発行)

  ▽中林賢二郎の『現代労働組合組織論』(19796月刊)で明らかにしたこと

  1970年代におけるイギリス運輸一般労働組合運動から学ぶ、原題:補論 イギリス運輸一般労働組合の教訓と一般労働組合の課題

 ▽企業別組合と現代労働組合運動の組織論的課題、中林賢二郎、大月書店、『日本の労働組合運動 519856

 イギリスのショップ・スチュワード――イギリス労働組合運動における職場組織と職場委員、掲載誌:研究資料月報 / 法政大学社会労働問題研究センター、法政大学大原社会問題研究所 、(通号 278) 1981.08(PDF版)

 『イギリス通信――経済危機と労働運動』(中林賢二郎著、学習の友社、新書版、1981925日)

 《書評》イギリス労働運動の現状をどうとらえているか

 日本の社会科学者が現地にみた現代イギリス労働運動の最近の動向――中林賢二郎著『イギリス通信――経済危機と労働運動』を中心にして、芹沢寿良、昭和57年(1982331日発行、高知短期大学『社会科学論集』第43号抜刷

  ◆20180418日:「ユニオン・労働組合に入ろう」のページ

 『私が歩んだ労働組合運動――品川・目黒の活動家の聞き取り報告 第三集』(同編集委員会刊行、目黒労協内[目黒区鷹番311 石田ビル302]、2017111日発行。

 『季刊 セオリスト』(2018年春号、010号、編集・発行 東京公務公共一般労働組合、201841日、〒1700005、東京都豊島区南大塚23310500円)の紹介。

 ▽追記:公務公共一般労組づくりと職種別労働組合運動の構築へ――「ある編集者のブログ」紹介[201857 () ]。

 ◆20180425日:「NPO本をたのしもう会」のページ

 20186月開催の講演会:丹羽宇一郎さん

 「いまこの国のかたちを考える」(元伊藤忠商事会長、元中国駐在大使)

 ◆20180330日: 石塚秀雄のページ

 座談会 フランスの地域医療介護の動向と在宅入院制度、松田 亮三 、 小磯 明 、 吉中
丈志 、 石塚 秀、いのちとくらし研究所報 (61)、 3053 20171231

  モンドラゴンの現在と研究の到達点 (特集 モンドラゴン : 労働者協同組合の現在)、 石塚 秀雄、大原社会問題研究所雑誌 = The
journal of Ohara Institute for Social Research
710)、 217 201712

 フランスの医療事故補償制度の現状、石塚 秀雄、いのちとくらし研究所報 (59)、 3945 20170630

 ◆「研究所ニュース」 (非営利・協同総合研究所いのちとくらし)No.452014.02.28)からNo.612018.2.28

海外医療体験】スペイン透析体験記(その1)●研究所ニュース No.61 2018.2.28

外国語勉強法(1)――石塚秀雄氏の場合(その1)●研究所ニュース No.60 2017.11.30

三木清の協同主義●研究所ニュース No.58 2017.5.31

マルクス『ゴータ綱領批判』と保険共済●研究所ニュース No.57 2017.2.28

『資本主義を超えるマルクス理論入門』を読む――渡辺憲正・平子友長・後藤道夫・箕輪明子・竹内章郎・小西一雄、大月書店、2400 円●研究所ニュース No.56 2016.12.10

差別社会の克服と社会的経済●研究所ニュース No.55 2016.8.31

年金積立金の市場化はいかがなものか●研究所ニュース No.54 2016.6.30

「空想から科学へ」●研究所ニュース No.53 2016.2.29

 EUにおける社会的経済の動向●研究所ニュース No.52 2015.11.30

ベニスの商人、ヘイトスピーチと保険●研究所ニュース No.51 2015.8.31

シカゴの若者雇用創出運動●研究所ニュース No.50 2015.5.31

ピケティ『21 世紀の資本』の前後読み●研究所ニュース No.49 2015.2.28

  EUの派遣労働と非営利・協同組織●研究所ニュース No.48 2014.12.15

EUの最低賃金について●研究所ニュース No.47 2014.09.01

国分寺市役所における公務労働と業務委託●研究所ニュース No.46 2014.05.31

フランスの社会的経済・連帯経済の規模●研究所ニュース No.45 2014.02.28

 

2018年3月21日 (水)

少数派労働運動の歴史の御紹介

 ▽(追記:2018.03.21)
  たびたび以下のページに検索で入ってきている方がいるので、本ブログに再掲。

    http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/120225roudoukumiaiundousi.htm#syousuuha

 

▼12/12/22 new
 少数派労働運動の歴史の御紹介

 少数派労働運動に関する文章を紹介したい。

 下田平裕身さん(信州大学)の自分史・労働運動に関する大論文(自分史か)を読んだ。                           

   《下田平裕身「<書き散らかされたもの>が描く軌跡 : <個>と<社会>をつなぐ不確かな環を求めて : <調査>という営みにこだわって 」 「氏原教室」あるいは「東大社研グループ」からのはぐれもの下田平裕身氏の回顧録。いろいろな意味で大変に貴重な証言である。》
                  信州大学 学術情報オンラインシステム SOAR」より

   少数派労働運動(2006-02-28発表、PDFで読めます)

 

 1970年代初頭の少数派労働運動については、その後、あったという歴史しか知らなかった。
   下田平さんによると「1960年代後半から70年代前半の時期は、戦後日本労働運動にとっての大きな転換期であった。いや、むしろ、70年代後半以降の労働連動がどのように推移したかを考えれば、労働組合運動そのものが<解体>へと向かう転換期であったというべきだろう。この時期に先行する1950年代後半から60年代は、労働組合運動の拡大期であった(少なくとも、そのように見えた)」としている。  

   そして「1970~72年には、私が個人的に関わりあうことになる分裂少数派組合のほとんどが形成されている。70年には、ゼネラル石油、長崎造船第三組合、全造船・石川島、特殊製紙労組・岐阜、71年には、日本カーバイト、全金・本山、72年には、船舶通信士組合、全造船・浦賀、同玉島、東京都学校事務労働組合などである。これらの分裂少数派組合は、組合運動のなかで大きな流れを形成するほど、数多く生まれたわけではない。労働組合違動のく正史〉では完全に無視されている」として「少数派労働組合運動」へのオマージュを述べている。
   戦後直後をのぞき高度成長期における「労資対決」の姿を学ぶためにも、有意義な労働運動史の一端だと思う。 (この部分のみ以下に掲載)
  少数派労働運動(2006-02-28発表、PDFで読めます)

   ここで書かれている「本山闘争」についての本『労働組合の死と再生――全金本山闘争の記録』(拓殖書房、1974年)は、下田平裕身さんが実質的に執筆したと書かれている。
                  

https://tsugeshobo.com/modules/archives/index.php?lid=74

 

 本山闘争は、つい最近、解決していることが報告されている。

 「激闘34年に勝利! バルブメーカー本山製作所による一人の首切りから始まった工場移転・首切り合理化に向けた組合つぶし攻撃…組合分裂攻撃…暴力ガードマン導入…ロックアウト・別棟就労攻撃…、そして、警察権力の介入弾圧に屈せず闘いぬいて、私達は、解雇撤回・原職奪還を果たしました。争議開始から33年10ヶ月になります」
 

  【2021.08.25追記】▽「日刊動労千葉」(2005年3月17日、No.6041)に書かれている。
  全金本山労組、34年の闘い貫き見事な勝利
  不屈の団結で勝ちとった勝利!この道を進もう!               

  https://doro-chiba.org/nikkan_dc/n2005_01_06/n6041.htm

 

 一方で、下田平さんが紹介している『あたりまえの労働組合へ』(佐藤芳雄著、亜紀書房、1973年)や『労働問題研究』(藤田若雄さんほか東大系の執筆者が多い。亜紀書房、1970年代初頭)は神田・神保町のウニタ書房で購入して読んだ記憶がある。ただ私の周りには、これらの本を論評する人はいなかったが。                   

《追記》▽13/04/15
 下田平さんの上記のエッセイ・論文をTOPにした単行本が出ている。
   『少数派労働運動の軌跡――労働の現場に生き続ける人びと』(「少数派労働運動の軌跡」編集委員会編、金羊社、四六判、2007年9月、1990円)


                             

 

 

 

▽(追記:2018.03.21)

編集子は日本の労働問題・労働運動史は「潮流別にある」という前提で見てはならないという立場にあるので、以下のような事実も紹介してきた。

 「企業別組合は日本の『トロイの木馬』」(宮前忠夫著)をめぐって[20171118 ()

http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2017/11/post-e777.html

 

 大企業・総評型労働組合はどうなったのか[20178 7 ()

http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/post-5d5d.html

 

 『旬刊社会通信』の存在を知ってよかった[20161216 ()

http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/post-cb95.html

 

 『あたりまえの労働組合へ』・全造船石川島――議論は続く。2016710 ()

  http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-7f4c.html

 

 『あたりまえの労働組合へ』(全造船石川島分会・佐藤芳夫著)が書いていたこと2016531 ()

  http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-bc6f.html

 化学産業における労働組合の旗を守った人たち[20162 4 ()

 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/post-834d.html

 

長崎造船社研・左翼少数派労働運動の軌跡 [201510 9 () 

http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2015/10/post-3925.html 

 

 大企業組合としてフォーマル化したインフォーマル組織20131023 ()] 

 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-d631.html

 

 どこに消えた『サスコミ』グループ――インフォーマル組織物語Ⅸ20121017 ()] 

 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-d4b4.html

 

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