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2024年12月12日 (木)

『沼田稲次郎著作集』刊行の大事な仕事を担った大先輩の川﨑忠文さん(1934年~2009年逝去)を紹介したい、

 「沼田稲次郎のページ」を編集していた時、国会図書館に通って、コピーをとってきたが、発行年月日が分からないままだったが、先日、WEB検索ですぐにわかったので、「沼田稲次郎のページ」にUP。

 沼田稲次郎先生が岩井章(総評事務局長・当時)さんと対談――大衆を信頼して闘い抜け、「連合の時代」を考える(「月刊総評」、 日本労働組合総評議会 編 (243), p20-30, 1978-03)

 ▽ナショナルセンターが闘わない「連合」しか知らないで育ってきた多くの労働者に読んでほしい。

http://www.e-kyodo.sakura.ne.jp/numata/index.html

 

 ❖ページの元になった『沼田稲次郎著作集』刊行の大事な仕事を担った川﨑忠文さん(1934年~2009年)をまとめて、紹介してみたい。

http://www.e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/111126kawasaki.pdf

 

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 ▽「沼田稲次郎著作集」(全10巻、1976年)を編集した大先輩の川﨑忠文さん(後ろで立っている人)と石井次雄編集部長(当時、後に旬報社社長)。沼田文子さん(沼田夫人)と一緒に。

 http://www.e-kyodo.sakura.ne.jp/numata/index.html

 ▽沼田稲次郎先生の略歴

 『越中人譚』(発行:チューリップテレビ 文:仁ヶ竹亮介[高岡市立博物館学芸員]、2003年7月10日 )に発表された評伝も、著者の仁ヶ竹亮介さんの了承を得て、「沼田稲次郎先生の略歴および主要著作」に掲載している。

http://www.e-kyodo.sakura.ne.jp/numata/240115toyama-all.pdf   

 ▽私が書いてきたブログ

2014年4月15日 (火):沼田稲次郎著作目録――人と学問の歩み

http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-8199.html

2014年5月26日 (月):沼田稲次郎――生誕100年への追憶

http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/100-c3f8.html

 

 ❖『沼田稲次郎著作集』刊行の大事な仕事を担った人を、紹介しておかなくてはならない。

 その人は、川﨑忠文さん(1934年~2009年)。

 経歴は、広島で生まれ、中央大学を卒業し、早稲田大学大学院で「野村平爾教授や沼田先生を基軸に労働法」を学び、1960年安保闘争のまっただ中で文京区労協の専従を経て、労働旬報社編集部に就く。

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 編集者としては「労旬新書」の中心的編集を担う。のちに社を離れ、『国鉄労働組合40年史』ほか多数を執筆し、中央大学講師や「大原社会問題研究所雑誌の編集」に参加していた。

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 1960年代後半に、私の「労働問題研究の視点とアメリカ労働組合運動の歴史」を教えてもらった人。

 その後、書いてきたことを、時間があれな読んでほしい。

『回想の川﨑忠文』(PDF版)

http://www.e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/111126kawasaki.pdf

2011年11月14日 (月):『回想の川﨑(川崎)忠文』を出版する。

http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-b250.html

2011年11月26日 (土):『回想の川﨑(川崎)忠文』を出版する――PARTⅡ

http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-26a3.html

2014年4月27日 (日):雪山慶正さんと川﨑忠文さんのこと

http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-151a.html

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2018年4月26日 (木):レオ・ヒューバーマンなどの著作を指導された――川﨑教授の教養ゼミ一期生

http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2018/04/post-ac07.html

 

❖『回想の川﨑忠文』(「回想の川﨑忠文」刊行委員会、DTP:インターネット事業団、2011年11月14日)

目  次

 刊行にあたって 

 第一部 川﨑忠文遺稿と講義録

 論文・「時間労働」の希釈化とその問題点――翻訳・M・A・ビーンフェルト著「英国産業における労働時間」 

 中央大学における担当科目講義

 社会運動史講義要項(中央大学法学部二〇〇四年度) 

 社会運動史講義(第一回 二〇〇四年四月)

 労使関係論講義要項(中央大学法学部二〇〇四年度)  

 労使関係論講義(第一回 二〇〇四年四月) 

 エッセイと若き日の哲学論考

  ある私的感懐 

  大講堂の屋根裏教室  

  わが家の家財道具 

  カントに於ける認識の内容 

 第二部 回想の川﨑忠文

  Ⅰ人間・川﨑忠文

   家族のような存在              沼田 文子 

   無私・誠実な友を失った悲しみ        中山 和久 

   川﨑君との交友関係のありよう        籾井 常喜 

   川﨑忠文さんのこと             二村 一夫 

   厳しさを感じさせないロマンチストの風貌   角田 邦重 

  Ⅱ 幼年・青年時代

   学童疎開の頃                川﨑タケ子 

   試験の出題箇所を当てた忠文さん       木村あや子

   神戸と忠文さん               木村 和代 

   忠文叔父との東京での共同生活        福山 久代

  Ⅲ 中大・哲研時代

   川﨑君、楽しかったよ有難う         江川  潤 

   畏友 川﨑忠文学兄の追憶          水野  勝

   武蔵の国「青梅」を愛した忠文        春摘  智 

   悼す――川﨑兄に              井沢 彌男 

  Ⅳ 早大・大学院時代

     川﨑君を偲んで                佐々木秀典 

     彼の思い出                  鍛治 利秀

     可愛い研究者――川﨑忠文君          村山 昂右 

     川﨑忠文さんの急逝を悼む           木村 愛子

     無欲の人                   大石  進 

     権利を守ることへ限りない情熱を燃やして    古屋 孝夫

  Ⅴ 編集者時代

    「人間の尊厳」の実現に人生をかけた川﨑君への讃歌 柳澤明朗 

     川﨑忠文君と私                川辺平八郎 

     カワちゃんのひとこと             後藤  實 

     洋三先生・沼田先生の大ファンだった川﨑さん  石井 次雄 

     川﨑教授の教養ゼミ一期生           飯島 信吾 

  Ⅵ 執筆・研究者時代

     組合運動史執筆者の誕生            佐方 信一 

     労働運動史執筆のベテラン、川﨑忠文さんを悼む 宮里 邦雄 

     日本酒と豆腐                 徳住 堅治 

     追悼:川﨑忠文さん――組合史編纂や大原社研でのお仕事  早川征一郎 

     川﨑さんの思い出               五十嵐 仁 

     酒ありて                   立花 雄一 

  Ⅶ 友として

     高齢期に入って一〇年間の交友から       芹澤 寿良

     虚飾のない男                 西田  明 

     さりげないお心づかい、ありがとう       松風いさ子 

  川﨑忠文経歴 

  川﨑忠文の主な仕事

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