『未明の砦』(太田愛(おおた あい)、KADOKAWA、2023年7月31日、46判、p614)・「◇主な参考文献一覧」の凄さ。
7月19日(金)に、「松元ヒロ」(テレビでは会えない芸人)さんのソロライブを蕨会場(蕨市民ホールくるる)で、本書を紹介しながら一人芝居で演じたのを観た驚きが強く印象に残っている。
文芸書として女性作家が「自動車産業における非正規労働者の生きざま」を、リアルに描いている。
しかしここで取り上げる意図は、本のあとがき風の「◇主な参考文献一覧」には驚愕した。「労働問題、社会政策、労働経済」を専攻している研究者でも読み切れない参考文献群があることだ(「現代労働組合研究会・BOOKの紹介ページ」)。
http://www.e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/111224book-ronten.htm#mimeinotoride241127
闘う労働者の皆さんにも、目を通してほしい。
◇巨大自動車企業に対抗して立ち上がった「共に闘う人間の砦 労働組合」=「ともとり労組」
▽ある読者の紹介文
派遣や期間工など労働問題。悪しき政治。日本の戦後からの歴史。民主主義。公安。警察。週刊誌。冤罪。4人の無知だった若者が知識を得ることで巨悪に立ち向かっていく。ぜひ映像化してほしい。 ウチの会社の労働組合も御用組合で失われた30年の先頭にいる我々はこの世の中を諦めている。でもこれではダメだ、変えなくてはと感じることができた。素晴らしい本。
https://bookmeter.com/books/21380623
「いい労働者になろう」と立ち上がった4人は何をしたのか。
【参考:2024.12.15】「大企業職場にあたり前の労働組合を 現代労働組合研究会のページ」。
http://www.e-union.sakura.ne.jp/union/union-atarimae-2.html#231105zousen-toyota
日本的労使関係と大企業の労働組合――1 戦後日本の労働組合運動と組織の概観
2 ある大企業での実践 石川島播磨とトヨタ自動車(関連企業)にの事例(桜井善行稿)
『労働運動の新たな地平 労働者・労働組合の組織化』(中村浩爾・寺間誠治編、かもがわ出版 2015年08月)
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