谷村新司さんが亡くなった。合掌
まったく残念。私はシーアンドシー出版として、市民生協の雑誌を編集する(1989年から)前には、同世代なのになじみがなかった。
1960年代後半から出会った編集者・著者は、大正半ば~末年、昭和8~9年世代、そして昭和13年から18年世代(西暦で書かなくて申し訳ない)。
これら先輩と同じ時代に生きていたので、先輩世代の歌(演歌、石原裕次郎、軍歌など)を覚えるのに一生懸命だった。
こちらが40代のときに、30代の編集者・ライターの男・女のメンバーから、アリスなどをカラオケで教わった側だ。大阪での編集会議の折に、たまに新幹線の安売りグリーンチケットを買って、座席のイヤホーン出力口にイヤホーン・プラグを差し込み、「新幹線アワー」みたいな番組で「アリス・ショー」を1時間聞くのが楽しみだった。
その後、北海道に戻った友人のTさんから、「それぞれの秋」を知っているかいうメールが来て、学生運動を担った人は「幸せだな」と思ったことがる。
https://www.youtube.com/watch?v=KAedVP6UrXY
それぞれの秋 歌詞
歌:アリス
作詞:谷村新司
作曲:谷村新司
発売:2005-10-11 19:12:14
陽溜まりの坂道に立ちどまり
通りすぎる学生を見ていた
俺もあの頃はあんなふうに
きらきらと輝いて見えたろう
授業にも出ずに お茶を飲みながら
くだらない夢を話した
突然おこった不精ひげのおまえも
噂では苦労していると
今も忘れられないのはあの時の言葉
幸せになろうなんて思っちゃいけない
愛した女ひとりと 苦労を共に出来たなら
そんなささやかな人生も きっと悪くはない
夢 散りじり夏はすぎ去り それぞれの秋
たしか去年の初夏の頃 届いた一通の手紙には
旅好きなあいつのおふくろから
痛々しいほどの細い文字
ある雨の朝 見知らぬ町で
自ら命を終えたと
母に残した一行の言葉
悲しみだけが人生
今も忘れられないのは あいつの口ぐせ
人は自分の死に場所を捜すために生きる
ささやかに生きている友達の人生とは一体何んだろう
あざやかに死んだ友達の人生とは一体何んだろう
夢 散りじり夏はすぎ去り それぞれの秋
今では二人の思い出も 忘れかけるほどの毎日
ふと立ちどまる道端に 悲しいほど赤い落日
夢 散りじり夏はすぎ去り それぞれの秋
夢 散りじり夏はすぎ去り それぞれの秋
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