《大企業職場に「あたり前の労働組合を」のページ》をUP。
先日、桜井善行さんから「労働者・労働組合組織論研究会」の研究会会報(基礎研の現代資本主義研究会などが中心)をいただいたことを報告したが、そのなかに「ユニオン・ショップと少数派組合――ある大企業での企業内反対派の事例について」(2012年12月2日)があった。
この報告文は、平成21(2009)年3月に出版された「トヨタ自動車労働組合と全トヨタ労働組合――「経営主導」型労使関係と企業内少数派の活動」(『トヨタの労使関係』猿田正機編著、桜井義幸稿、税務経理協会)と関連するものなので、同氏の協力・了承を得たので、≪大企業職場に「あたり前の労働組合を」のページ≫(現代労働組合研究会名義)を編集してみた。
同ページには、以下の文献の一部を入れた。
トヨタのインフォーマルグループとは――「3章 待遇・人事残酷物語」、『トヨタ残酷物語――現場労働者による内部告発、超合理的生産システムの裏に地獄を見た』、赤松徳司(トヨタ自工労働者、エール出版社 、1982年03月)。
まだ全文を検討していないので、別のページも作成してみたい。
本ページの入り口は先年お亡くなりになった◇寺間誠治さん(2019年2月2日にご逝去。享年70歳)が書いた≪労働運動における「戦略的陥没地帯」をどうするのか≫(「ある編集者のブログ」2022年05月5日(火))を導入部に入れてみた。
寺間誠治さんとは「業種別職種別ユニオン運動」研究会で同席したので、「労働組合運動への期待」について、多くの組合運動家にもこのようなテーマをどうしていくのか、考えていただきたく再UPした。
▽追記:2023.09.04
私が出会った「食品労連・ネッスル日本労働組合」の格闘について、ブログでは書いていたので、このページ(≪大企業職場に「あたり前の労働組合を」≫)に転載します。
私は他分野の編集者になったが、なんと31年にわたる「労働組合転覆との闘い」を余儀なくされた民間大企業のケースです。
この多国籍企業における闘いは、歴史に残る闘いだと思います。
私自身は、最初の時期に「労働組合を残したい」という当事者の思いに共鳴したわけですが、本当に苛烈な経験を皆さん余儀なくされたと思います。
解決を主導した支援共闘のメンバーや全労連の共闘によって実現した事実は書き残しておきたい。
解決集会での古川弁護士の、「怒りの声」の主は、こちらが紹介した人かもしれないと、歴史の複雑さを感じている。
「1983年春、Sさんの来社。ネッスル日本労働組合の格闘!――インフォーマル組織物語」。ネッスル日本労組の争議和解へ(声明)(2013年10月01日)。
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