連合内「階級的民主的強化の担い手論」を変革し、衰退から再生へ
◆「現代労働組合研究会のページ」に書いてきたことがある。
ユニオン・ショップ、労働組合の選択の自由、連合内「閉じこもり論」、連合内「階級的民主的強化の担い手論」をめぐって
⇔大企業の共産党活動家への文書――経営支部の一部同志たちによる「連合」組合からの脱退と別組合結成の問題について(2000年11月7日、神奈川委員会)
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/120112yunionsyopu.htm#communist
残念ながら、2020年代の今、この方針は貫かれ衰退していっている。
いま新たに、「ユニオンの旗を大企業の現場に」という闘いは始まっている。その一つの実践が、吉村さんたちの闘い――「印刷ユニオン 大日本印刷分会」だ。
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2020/07/post-8aa9e3.html
すごいな「あかつき印刷労働組合」「千代田区労協」の間に「大日本印刷分会」の幟がある。私が取材して議論した東電や石川島、東芝、松下電器、日本鋼管などの1980年代の組合活動家が、生きていたら「ビックリ!」だろうな。
http://e-union.sakura.ne.jp/union/union-atarimae.html#221202dainihon-1
▽吉村さんからのレポート。
昨日、今日(6月3日~4日)と全労連主催の非正規労働者全国交流会/横浜に参加、コロナで3年間、開催無しで今年再開催。
2日目分科会、「要求と仲間を増やす交流会」に参加。
全国の特徴的取り組みの報告として、
1. 北海道・道東勤医労
2. 神奈川県労連・かがみ田苑労組
3. 印刷ユニオン・大日本印刷分会
で報告しました。
団交だけで獲得できた大きな成果を共有でき、参加者に共感を呼んでいました。
民間大企業に全労連系の労働組合は皆無で、しかも非正規労働者だけの分会。大きな成果をあげていることになぜうまく組織化できているのか、に質問集中でした。
2000年代から「労働運動の戦略的陥没地帯の克服を」と訴えた人がいる。先に亡くなった寺間誠治(全労連企画部長他、(2019年2月2日にご逝去。享年70歳))さんだ。
2020年5月 5日 (火):寺間誠治さんが書いた労働運動における「戦略的陥没地帯」をどうするのか。
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-a5a324.html
彼は、亡くなる直前の「ある労働組合研究会」で、「全労連活動で荒堀広さん(当時、労働局長か)から注文を付けられたことはなかった。コミュニスト一人ひとりが考えて、自己決定するテーマだった」と話してくれたことがある。
しかしこの勢力は、あいかわらず「連合内の階級的民主的強化」を持ち続けているようだが、さまざまな課題がある「市民社会との連帯をつくりだす」人たちがもっと出てくることを願っている。
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