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2023年6月 5日 (月)

3人目の読者(「現代労働組合研究会のページ」)との出会い

 昨晩の話のつづき。

 懇親会の場にもう一人、青年Aさんがいた。以前、研究会の場で会っていたようだが、こちらは初対面。

 お歳を聞くと「30代後半の非常勤講師」(POSSEに参加)と語ってくれた。なにしろ仕事の場を離れてから、付き合いが狭くなり、「高齢者」中心の生活だから、この世代の問題関心を聞くことがほとんどない。

 

 彼は何と研究テーマに「合理化」というキーワードですでに論文を書いていて、WEB上で私が2010年ごろから編集してきた「現代労働組合研究会のページ」の愛読者だった。

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/union-top.html

 

 特に読んでいたのは、主に以下のようなページだ。

 「東京争議団物語」、そしてその後‼―TOP

 http://e-union.sakura.ne.jp/tokyo-sougidan/index.html

 沖電気争議の記録―TOP

 http://e-union.sakura.ne.jp/okidenkisougi/index.html

 業種別・職種別ユニオン運動研究会のページ

 http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/

 

 このサイトは、大先輩の芹澤寿良さん(鉄鋼労連出身、高知短期大学名誉教授)との出会いがあり、「連合運動は≪社会のバリケード≫になれるか――基本姿勢の転換と大企業労組の組織、運動の改革を」、(『政経研究』、政治経済研究所、2011年、96号)をいただいたとき、「今若い人に読んでもらおうと思っているなら、インターネット上にUPした方がいいですね」と話したことから、私がその編集をし始めたものだ。

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/serizawa/index.htm

 http://sengoshi.sakura.ne.jp/serizawa-2.html

 とにかく「次の世代へのメッセージ」として伝えたい、「Windows95以前の労働組合運動情報がほとんどUPされていない」状況に対して、私がお世話になったことだけでも、UPしておきたいと思ったからだ。

  若い世代の人と付き合いがなくなっているが、「労働組合運動の再生は彼らにかかっている」。

 

  最後に、このサイトを読んだ人が、目の前に来たのは3人目なのだ。

 一番目の人は、埼玉県内の私学の労働組合運動を、非正規の状態から籍を勝ち取って、がんばっているBさん。この人が書いた論文が、まったく貴重な発信になっているが、まだWEB上には発表できないのが残念。

 ◇2017年9月21日 (木):ある青年からの激励のメール――ありがとうございます

 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/post-04f6.html

 

 二人目は、統一教会を追及しているルポライターの青年。こちらがまとめて編集しているページの愛読者だ。

 http://e-union.sakura.ne.jp/union/informal.html

 

 それは「日本中の労働組合を破壊したインフォーマル組織とは何か」で書いたように、≪1960年代以降の高度成長期から企業・労働幹部が一体になったインフォーマル組織。そのメンバーは、現在では一部は経営陣に、残りは「連合」の企業連幹部についていることはわかっていた。前者は明治乳業やオリンパスの社長たちだ。後者は、「連合」の担い手として、企業連を握り、『サスコミ』グループはフォーマル化して、表(おもて)の富士政治大学で次の世代の育成に当たっている。当時からこの両者はダブっていた(東京都電力総連、凸版印刷労働組合、新日本製鐵住金八幡労働組合、日本電子連合労働組合など)。

 大企業労働者(多くの非正規労働者を含めて)を統合し、「物言わぬ民」として「ナショナルセンター・連合」を国民の願いから乖離させ、反原発を抑圧するなど反民主主義を推進する部隊。そして青年層を富士政治大学でみずからの後継者づくりに乗り出している。≫

 その彼が持ってきたコピー(「インフォーマル組織 その過去・現在・未来」)は、若かりし頃、私がペンネームで書いたものだった。

 http://e-union.sakura.ne.jp/union/170805informal-tanso_1980nenda-teisei.pdf

 

 今、以上のような読者と出会っていることが喜びだ。

 新しい読者がまだまだでてくることを、老年となった今日でも、期待している。

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