回転寿司ユニオンが「スシロー」にスト通告へ
私宛に、当該の回転寿司ユニオンから、案内がきています。
回転寿司ユニオンも「スシロー」にスト通告記者会見!
*「物価高騰に応じた賃上げを!
*『スシロー』に非正規労働者がストライキ通告記者会見」
http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/221225insyokuten-union.html#susiro-230315
差出人 :飲食店ユニオン<restaurant.workers.union@gmail.com>
seinen.union@gmail.com
報道関係者のみなさま
いつもお世話になっております。
首都圏青年ユニオン事務局長の尾林と申します。
当組合内で回転寿司で働く労働者によって結成した回転寿司ユニオンが、「スシロー」に対して時給の引き上げ
を求めてストライキを行います。それに伴って、記者会見を行いますので、ご連絡します。
*「物価高騰に応じた賃上げを!
*『スシロー』に非正規労働者がストライキ通告記者会見」
・日時:2023年3月16日 14時30分~
・場所:厚生労働記者会
・登壇者:「スシロー」で働く組合員3名(1名はオンライン)
・ユニオンスタッフ尾林
担当者連絡先:080-7406-9171(尾林ケータイ)
●スシローと交渉中
回転寿司ユニオンは、昨年8月31日に団体交渉の申し入れをして以降、(株)あきんどスシローと労使交渉を続けてきました。申し入れ時にも記者会見を開きましたが、闘う学生バイトの姿に共感して、新たに女性パート労働者の首都圏外から組合加入があり、現在は計4名で団体交渉を行っております。
これまで3回の団交や、それに伴う文書やり取り、組合の宣伝行動を行っておりますが、賃上げに関しては会社の硬直的な回答が続いている状況です。
●物価高騰の影響
他方で、物価高騰により食費等が上がり、また電気・ガスといった定期料金も引き上げられ、非正規労働者の生活はますます圧迫されています。政府や大企業も賃上げの必要性を認識しておりますが、非正規労働者の賃上げは埒外におかれてしまっております。
こうした状況下で、非正規労働者の賃上げ運動を活性化させるため、首都圏青年ユニオンや総合サポートユニオンといった個人加盟ユニオンを中心に「非正規春闘」を立ち上げました。回転寿司ユニオンも、スシローに対して春闘要求を出しておりますが、依然として前進回答がありません。ユニオンの組合員のなかには、家族の医療費負担が大きく、賃上げが欠かせない状況の女性パート労働者もいます。
●3月17日~19日にストライキ予定!
そこで、春闘要求に伴う行動として、3月8日にストライキ通告を行いました。実施するのは東京、埼玉、宮城の店舗で、17日から19日にかけて行います。それに伴い、ストライキ行動も各店舗前で行います。3月17日には宮城県の店舗前で、3月19日には東京駅周辺で行います。要求事項は、「*全店舗における10%以上の時給の引き上げ*」です。
以上、是非取材していただければと思います。よろしくお願いいたします。
プレスリリース 「スシロー」にスト通告記者会見
差出人 :
飲食店ユニオン<restaurant.workers.union@gmail.com>
担当者連絡先:080-7406-9171(尾林ケータイ)
首都圏青年ユニオンも「非正規春闘」に立ち上がっています。
http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/221225insyokuten-union.html#230315hiseiki-2
【追記:23.03.18】
▼青木耕太郎(元の発信――大事なので)
44分 ·
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid02byobiiqW3vEkeQTeRmFaN2QGJeTVB75P77KZCV6i1eVw6fp6nJjBisU5kyFYur4fl&id=100012943835499
「非正規春闘」を闘う「回転寿司ユニオン」(首都圏青年ユニオンの支部)が大手回転ずしチェーン「スシロー」に対して全国3ヶ所(東京・埼玉・宮城)で同時ストライキを行っているが、その闘い方に大きな可能性を感じる。
首都圏青年ユニオンはその名の通り、首都圏を中心に活動するユニオンだが、相手方企業は全国チェーンの「スシロー」。ゆえに、本件争議の組織対象となる労働者(スシローの従業員)は全国各地にいる。
今回のストライキの当該となった宮城県在住・在勤の組合員は、首都圏青年ユニオンの組合員として活動し、普段はオンラインで会議などに参加しているが、ストライキ行動の現場(宮城県仙台市)を宮城県のコミュニティユニオン(仙台けやきユニオン)が支援した。仙台の「スシロー」店舗前での街宣行動を行うために、地元のコミュニティユニオンの仲間が駆けつけたのだ。
そして、それを宮城県の地元紙である河北新報が報道。地方紙は、全国紙より圧倒的に記事掲載のハードルが低いが、地元への影響力という点でみれば地方紙の方が効果的でもある。そして、地元紙の記者とのコネクションがあるのも、また地元のコミュニティユニオン。
まとめると、全国チェーンの大企業との争議で、母体となる労組がオンラインツールを駆使して全国的に組織化しつつ、争議行動やローカルメディア対策で、各地(地元)のコミュニティユニオンが支援するという形として、普遍化できる。
今回の発端(争議主体)は東京だったが、「地方のコミュニティユニオンが全国チェーンの地元店舗の従業員を組織化→全国各地の店舗の従業員をオンラインツールを通じて組織化→全国各地での同時行動を企画&各地のコミュニティユニオンが街宣行動を支援」という道筋も十分ありえるだろう。
▼「河北新報」online
「スシローは賃金をアゲロー」回転ずし店パート従業員が初のスト 仙台
2023年3月18日 6:00
https://kahoku.news/articles/20230317khn000048.html?fbclid=IwAR3g_jENNn0XbdnSdeoddlkvBJBzr_cDWZb2UwZZ1TwcRNMy32T6ypNjcDs
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