月刊『ファミリーコンピュータMagazine』(略称は「ファミマガ」)を創刊した友人の紹介。
すでに紹介した話のつづき。
最近、地元(越谷市)の市民サークルで「◆編集者の仕事とは:児童書の編集はできません――ある市民生協のママさん理事の声」と題して話した。少人数の参加者だったが、まとめる準備が面白かった。
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/#220901-rogo
・2022年9月17日(土)午前10時~12時、ミニ講演会で話します。
・場所:越谷市市民活動支援センター5階会議室
・主催:ロービジョン友の会
「Ⅳ 素晴らしき編集者の実像」の一人は、私の友人。こここで再紹介したい。
その人は[村田 憲生さん]で『ファミリーコンピュータMagazine』(ファミリーコンピュータマガジン)を創刊した主たるメンバー。
彼は学年は1年上で、立命館大学を卒業して労働旬報社関西支社に入社し、1971年の「和議騒動」で支社廃止になり上京して労働教育センター(代表は私鉄総連・内山光雄さんの妹さん)の編集部で仕事をやっていたが、1980年代にはいると、新宿のゴールデン街で飲もうとたびたび電話が入り、いま何をやっているのかと聞くと、わら半紙を出して説明をしてくれた、
それはその時はやりだした、「ファミコン・ゲーム」のスピード競争のやり方(ウル技:ウルテク、ウルトラテクニック)、バグの発見などを紐解いたメモ(図式化した)帳だった。
それを仲間と「徳間書店」に持ち込み、なんと月刊『ファミリーコンピュータMagazine』(略称は「ファミマガ」)として世に出したのだ。50万部以上いったのではないか
新橋にあった仕事場に行くと、6時過ぎに50人以上の若者が朝礼をして、そこには生き盛んな編集現場があった。この仕事を10年近くしていた。
私の子どもも「ファミコン世代」の一人だが、副編集長の名前を指して「友人だ」というと、目を輝かしていた(その前もその後も、そのようなまなざしで見られたことがない)。
編集者はすごいなー、という体験をそばで見ていた話。
今もマンガ関係の編集プロの現役!
そのときに紹介した編集者像は、以下の通り。
Ⅳ 素晴らしき編集者の実像
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/#220901-rogo
1 偉人伝としての編集者→吉野 源三郎(よしの げんざぶろう、1899年(明治32年)4月9日 - 1981年(昭和56年)5月23日)。
『君たちはどう生きるか』の著者として、また雑誌『世界』初代編集長。
2 岩崎勝海:編集者。(1925年-2000年8月18日)
長崎市生まれ。1949年早稲田大学卒、岩波書店に入る。50年『文学』編集部、55年岩波新書編集部、71年編集長、75年岩波文庫編集長を兼ね、78年岩波ジュニア新書を創刊して編集長。80年編集部副部長。 編集長二十年
3 知りえた編集者
イ 角川春樹(『最後j角川春樹』、角川書店→カドカワハルキジムショ)
ロ 芝田暁(『共犯者 編集者のたくらみ』、駒草出版刊2018年11月、大月書店→徳間書店→幻冬舎)
ハ 『はだしのゲン』(汐文社)を見出した編集者
https://www.choubunsha.com/special/hadashinogen/
ニ 村田 憲信さん(徳間書店→『ファミリーコンピュータMagazine』(ファミリーコンピュータマガジン)は、徳間書店インターメディアが発行していた日本のファミリーコンピュータ(以下ファミコン)専門ゲーム情報誌。略称は「ファミマガ」。1985年7月、世界初のファミコン専門誌として創刊[1]。ゲーム雑誌としては『Beep』に次ぐ最古の部類に入る。創刊当初は月刊誌として刊行されていたがその後月2回刊、さらに隔週刊となる。
ホ 柳澤明朗(労働旬報社→『教育は死なず』篠ノ井旭高校校長/若林繁太著、3部作、1981年。100万部を超えた⇔『父母の誤算』の原作。1981年(昭和56年)5月8日から同年7月31日まで放送されていたテレビドラマ。全13話。⇔都内、文京区で新社屋建設。
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