映画『峠 最後のサムライ』を観てきた。
先日、西新井(足立区)のアリオ内のTOHOシネマで観てきた。
この本(『峠』は20代のときに読んだはずで、河井継之助の生き方に寄り添った社内(出版社)の先輩方が神保町界隈での飲み会で話題にしていた。
この映画が読売新聞のWEBで紹介されている。
https://www.yomiuri.co.jp/column/japanesehistory/20220620-OYT8T50067/
《コロナ禍の影響などで公開が3度も延期された映画『峠 最後のサムライ』が公開された。原作は司馬遼太郎(1923~96)の同名小説で、主人公は役所広司さんが演じる越後(新潟県)長岡藩の家老、河井継之助(1827~68)。 戊辰ぼしん 戦争のなかでも最大の激戦とされる北越戦争で、数に勝る新政府軍をさんざん苦しめた幕末の風雲児だ。
筋を通した結果、長岡は焦土に…今なお分かれる評価》
「スイスの中立」「リバティー」「ライト」などの言葉が、活字で読んだ時の驚き(司馬遼太郎の他の幕末モノにはなかった、と記憶)があったが、画面ではなにか別のものという印象を得た。
やはり「活字の行間を読んで、自らの思考を深める」という、出版物の大事さを教えてくれた、先輩たちの言葉の方が勝ったような気がする。
「へ―」と感じたのは、「舞台回しの場面」として、方角に凝った演技が二つ描かれていたことだ。
一つは映画の導入部(そしてラスト)で「太陽に向かって飛ぶ鳥」が描かれていたが、途中で「カラスは太陽に向かって飛ぶ、朝は東に、夕は西に」と河井継之助に語らせ、また戦闘で負傷した時に「刀が北を向いている」と一回転して運ばせる、シーンがあった。
なぜ重要な場面として、入っているのか。こちらにはわからなかった。
サブタイトルの「最後のサムライ」に関しては、「読売新聞」の映画評がある。個人としては、本映画の描きたいテーマの焦点(武士道など)の強調が、「自分にとっては違和感」が残ったような気もする。
https://www.yomiuri.co.jp/column/japanesehistory/20220620-OYT8T50067/
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