『みんなで歩んだよい仕事・協同労働への道、そしてその先へ ワーカーズコープ三五年の軌跡』を紹介。
松澤常夫さん(前「日本労協新聞」編集長)から再度送ってもらって、『みんなで歩んだよい仕事・協同労働への道、そしてその先へ ワーカーズコープ三五年の軌跡』(日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会、2017年6月15日 A4判 286p)を下記のページにUPして紹介した。
「日本における労働者協同組合研究の先駆者たち」のページ。
http://e-union.sakura.ne.jp/workes-law/index.html#210818workers-nagato
労働者協同組合法の実現も成就したので、そろそろ全文をPDFで掲載したいと思って、松澤さんにメールをしたところ「出版社との話し合いがスムーズにいかなくて、企画がストップした」とのこと。
「いや失敗したなー」と思ったのだが、出版社側としたら「印刷所が作ったものを新刊書として自社から出すはずはなく、企画の柱建てを作り直す作業(またはイメージを変えて)が進んでいるとばっかり思っていた」のだった。
本書の内容については、永戸氏節で松澤さんが書かれていて面白いのだが、中の人ではなかったこちらにとっては「なるほど、あの時はそうだったのか」と節々で驚いたり、興味を注がれる内容になっているが、市販の出版物としては「なぜそうなったのか」という編集者の視点が入っていないので、出版物になっていかないのではないか。
しかし大事な貴重な作品なのだから、再度、話し合いをしてほしい、と願うばかりだ。
【追記:2021.08.19】
▽以下のPDF復刻(◆マーク)は、「日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会」の了承をいただき、急遽、UPさせていただきます。是非お読みください。
http://e-union.sakura.ne.jp/workes-law/index.html#210819hukkoku
『みんなで歩んだよい仕事・協同労働への道、そしてその先へ ワーカーズコープ三五年の軌跡』(日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会、2017年6月15日 A4判 286p)
目 次
◆グラビア版 「写真と労協新聞で綴る ワーカーズコープ三五年の軌跡」
◆発刊にあたって
日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会 理事長 永戸 祐三
◆発刊によせて――メッセージ
国際協同組合同盟 (ICA)会長 モニク・ルルー
産業労働者・熟練工業者・サービス生産者協同組合国際機構(CICOPA) 事務局長 ブルーノ・ローラン
国際労働機関(ILO)駐日事務所 代表 田口晶子
日本協同組合連絡協議会 (JJC) 委員長 奥野長衛
◆第一章 ワーカーズコープの体験的歴史と思想 永戸祐三(編集・松沢常夫)
第一節 事業団時代
第二節 労働者協同組合時代
第三節 協同労働の協同組合時代
◆第二章 運動の歴史――分野・課題別
第一節 全国よい仕事研究交流集会の歴史
第二節 全国ケアワーカー集会と地域福祉事業所の発展
第三節 全国協同集会の歴史と可能性
第四節 「協同労働の協同組合」法制化運動の歴史
第五節 国際活動の歴史
第六節 「協同労働の協同組合」原則の確立と原則改定の歴史
第七節 高齢者協同組合運動の歴史
第八節 協同総合研究所の歴史
第九節 日本社会連帯機構の歴史
第一〇節 労働者協同組合の経営・財務からみた歴史
第三章 加盟組織(略)
◆第四章 私と事業団・労働者協同組合運動
浦沢 栄「反骨精神で生きてきたが、いろいろな人にお世話になった」
小津 房生「私の人生『波乱万丈』」
岡元かつ子「協同労働と仕事おこし」
古谷 直道「私のワーカーズコープへの思い入れ」
松沢 常夫「仲間の奮闘、誇りに突き動かされて-新聞三〇年」
第五章 資料編(略)
◆編集後記 奥付
« メールの添付が開かない、という相談があった。 | トップページ | 「伊藤律・白鳥事件」の出版物を読み続けた。 »
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