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2021年8月10日 (火)

石塚秀雄さんが英文論文:「モンドラゴン、ファゴール家電の失敗と協同組合の未来」を発表。

   スペインのモンドラゴン研究を一貫して追求してきた石塚秀雄さん(非営利・協同総合研究所いのちとくらし主任研究員)が、英文で「モンドラゴン、ファゴール家電の失敗と協同組合の未来」を発表したので、下記のページにUPした。

 英文論文:「モンドラゴン、ファゴール家電の失敗と協同組合の未来」を発表。
Mondragon, Failure of Fagor Electronics, and the Future of a Cooperative By Hideo ISHIZUKA Institute of Nonprofit Health Care Cooperation, INHCC,Japan 2021.8.6.
 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/ishizuka/index.htm

 日本における「労働者協同組合法」の実現において、バスク(スペイン)における「モンドラゴン協同事業体」の事業の成果が大きかったと思う。しかし、2013年において事業がうまくいかなくなって、「失敗」だったというメッセージが発せられたこともあるので、現状とその課題を学ぶことは大切だ。

 論文の巻頭の[Abstract](論文の要旨)下の方にをGoogle翻訳を使って日本語にしてみた。編集子は、「英文読解は、自慢にできない」ので、以上のほかにコメントできない。


 【Google翻訳】スペインのモンドラゴン協同組合グループの旗艦産業協同組合であるAbstract Fagor Electronicsは、2013年に崩壊しました。協同組合会社の利点を信じる人々は、世界市場での協同組合の可能性に驚き、疑問を抱きました。 これはモンドラゴン協同組合グループの神話の終わりだと言う人もいます。 この論文は、Fagor Electronicsの失敗は協同組合の死を意味するものではないことを強調しているが、協同組合の持続可能な開発の探求の方法を明らかにしなければならない。 この論文は、モンドラゴングループがこの困難な状況にどのように対処するかについて、協力的な原則を維持していることに注目しています。 レッスンは協力的であり、適切な製造部門を選択する必要があります。 重要なことは、市場に適さない協同組合を継続するのではなく、雇用とディーセントワークを創出し維持することです。 協同組合は人間オリエンテーリング企業です。

 この10年ほど、「石塚秀雄のページ」(HP)を編集する過程で、以下のようにブログやWEBサイトで「モンドラゴン」について、紹介してきた、興味のある方はどうぞ。

 モンドラゴンの現在と研究の到達点 (特集 モンドラゴン : 労働者協同組合の現在)、 石塚 秀雄、大原社会問題研究所雑誌 = The journal of Ohara Institute for Social Research (710)、 2―17、 2017―12
 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/ishizuka/index.htm

 2014年7月28日 (月):「モンドラゴンの光と影」を一挙にUP
 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/post-d1ab.html

 2013年12月16日 (月):モンドラゴン、ファゴール家電グループの閉鎖について
 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-7d92.html

 2013年6月30日 (日):アリスメンディアリエタ(モンドラゴン)を知っていますか――石塚秀雄のページ更新
 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-aed5.html

 2013年6月7日 (金):「石塚秀雄のページ」をオープン
 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-a7b7.html
 モンドラゴンMCCのページ(「石塚秀雄のページ」)
 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/ishizuka/mondoragon.htm
 1 「ヨーロッパの労働者協同組合を紹介したビデオ」(2013年05月17日(月))にも登場するスペインモンドラゴン協同組合を日本に紹介した第一人者である。
 http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-cbee.html
 ぜひ、『アリスメンディアリエタの協同組合哲学』(ホセ・アルスメンディ著、石塚秀雄訳〔佐藤誠/中川雄一郎 序〕、みんけん出版、1990年5月)を読んでほしい。

 1305211arizmendiarrieta

 

 2 世界中のワーカーズコープの紹介をわが国で最初に行った翻訳家・研究者だが、彼がなぜ「社会的経済」を日本の現代と未来のために論文を書き、実情を紹介しようと思ったか、今日的視点から書かれた論文がある。たいへん刺激的だ

 「新しい協同組合運動は生み出されたか」(特集 国際協同組合年なう。 : 「協同組合の10年」を見据えて)――(国際協同組合年の意義と成果)、石塚秀雄、『くらしと協同』、45―48、 2012
 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/ishizuka/ronkou.htm

 3 非営利・協同論、アソシエーションの理解、結社の今日的意義を問う論文と短いエッセイに、哲学者・石塚秀雄さんのイデーが浮かび上がっている。
「非営利・協同セクターとはなにか――期待される共同の社会システム」(特集 非営利・協同)、石塚 秀雄、『人権21』 (204)、 11―16、 2010―02
「アソシエーション社会の危機」、石塚秀雄、『葦牙 』(35)、 190―194、 2009―07
「結社の自由と社会的市民性」、石塚秀雄、『葦牙』 (34)、 191―196、 2008―07
 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/ishizuka/ronkou.htm

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