「子産みの歴史」を収録した1冊の自分史をいただいた。
【追記】2023.10.10
「あたり前の労働組合を―婦人労働から女性労働へ」のページで、全文が読めます。
http://e-union.sakura.ne.jp/union/union-jyosei.html#231015gendairupoken
古い知人の上田裕子さんから1冊の本を送っていただいた。すべて読んでいたわけではないが、「子産みの歴史」は記憶がある。
とにかく1970年代中葉に中央労働学院で出会った学生が中心となった「現代ルポルタージュ研究会」の歴史をベースとした本づくり。それも娘さんたちが企画・制作したようだ。喜寿のプレゼントとしては、「自分史ブーム」の中でも、最先端の企画だと思う。よかったですね。
2021年2月4日
現代ルポ研のみなさま
コロナ感染症の拡大で、ご不自由な毎日をお過ごしのことと存じます。
二人の娘が、私の喜寿を祝して私が「たたかいのポルタージュ」に掲載し
た過去の作品を1冊にまとめてくれましたので、送らせていただきます。
1979年(36歳)から2011年(68歳)までの間に書いた15本の作品ですが、働いていた総合商社での小さな、ある意味でほ、大きなたたかいの記録です。とくに「子産みの歴史」は私自身も子育てをし、保育運動にも参加しながら書いた作品ですので、拙いながらも愛着のあるものです。
また「ソーゴーショウシヤ」と「高度経済成長を駆け抜けて、いま」は、それまでは女性労働者に目を向けていましたが、過労死をする同期の人がでたりするなかで、男性労働者にも目を向けたものです。
私は1943年3月28日生まれですから、昨年の3月に喜寿を迎えたのですが、共働きの二人の娘は多忙を極めており、完成が年を越してしまいました。2020年という私の喜寿の年は悲しいことが続いて、いったい、喜寿とは何なのかと思っていましたが、最後に嬉しい贈り物が届きました。それが、この本です。
すでに一度はお読み戴いたものをまとめただけですが、眠る前の睡眠薬代わりにお読みいただければ嬉しいです。
コロナに負けず、お元気な日々でありますよう、祈念しております。
上田裕子
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