私が出会って良かったこと。――労働者が出資、運営「ワーカーズコープ」法が成立へ 協同労働を実現
(2020年10月11日 05時50分))をめぐって、要さんとのやり取り。
▽要 宏輝さん発
私も連合時代、関西大を会場に開かれた「労協センター事業団」の全国集会に招かれたことがある。菅野さんという方が理事長をされていた時だ。私の古い友人津田直則(元桃山学院大学)は労働者生産協同組合の法制定に関わってき、最近、「連帯と共生 新たな文明への挑戦」(ミネルヴァ書房)を刊行されている。この運動は全日自労の中西五洲さんの時代から延々と引き継がれてきたものだ。私の「倒産➡自主管理」運動と重なり合うものがあったし、法制度化がもっと早くされていたならば、私たちの運動も違った展開になっていただろう。
「菅野正純のページ」(元協同総合研究所主任研究員、元日本労協連理事長)を制作してきました。
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/kanno/index.htm
「津田直則さんの報告のページ」:ご参考に。
▽「関西生コン労働組合運動と協同組合運動」
資本主義社会を超える経済体制と実現の戦略―「関生」運動を基礎に―生コン関連業種別ユニオン・連続講座第3回─
報 告 津田直則(桃山学院大学名誉教授、大阪労働学校アソシエ・社会的連帯経済研究会代表)
http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/181027cooph...
「関生型運動」考察と「労働運動要論」のページも――《連帯・関西生コン支部。その機関紙「くさり」に連載の要宏輝のコラム》より。
https://www.kannama.com/kusari/index-2.html
▽要 宏輝さん発
集会で、京大の池上淳先生の特別講演を聞いた記憶があります。私には、新鮮ないい話しでした。
池上惇先生を担ぎ出したのは、永戸さんですね。私が編集した先生の『仕事おこしのすすめ』、(池上惇著、協同総合研究所・シーアンドシー出版、1995年3月)も彼が企画者です。
私自身は、労働旬報社編集部にいて「労働組合担当」(千代田総行動などを形成した東京争議団統一行動派を支援する)みたいなかたちで1990年初頭まで仕事をしていました。
当時、中西五洲さんの『労働組合のロマン』を編集していて、松澤常夫さん(「日本労協新聞」編集長)と一緒にいくつかの本(『じかたびの詩』、全日自労建設一般労働組合・早船 ちよ編、労働旬報社、1980年8月』)を出していたのです。
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/matuzawa/index.html
そして彼が事業団に移る前に、紹介され出会ったのが、永戸祐三さんと菅野正純さんでした。
「事業団から労働者協同組合へ、そしてワーカーズコープへ」へと発想を持つ人間が、現代日本の労働組合運動にいるのかという思いでした。その彼らが構想した道筋が実現するということは、大変なものだと思っています。
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