いま話題の「SDGs」とはなにかを紹介!
「富澤賢治のページ」と「中川 雄一郎のページ」に以下の座談会をUPした、
「座談会:持続可能な開発目標(SDGs)をどうとらえるか」、【特集:持続可能な開発目標SDGs と非営利・協同セクター】、中川 雄一郎(司会)、野田 浩夫、富沢 賢治、岩本 鉄矢(『いのちとくらし 研究所報』、「非営利・協同総合研究所いのちとくらし」、第65号 2018年12月)
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/tomizawa/tomizawa-index.htm
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/nakagawa/index.html
同誌には柳沢先生の文章が一緒に掲載されており、わかりやすく担い手と背景を理解することができるのではないかと思い、先生のご了承を得て以下のサイトに並行して紹介させてもらいました(2020.07.12日付)。
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/index-6#200701-rogo
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/200712yanagisawa-sdgs1.pdf
参考:「SDGs の担い手に関する考察」――柳沢 敏勝(明治大学商学部教授)
◇はじめに
SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて、社会的責任(CSR)として取り組み始めている企業が多いことは大いに歓迎すべきところであるが、協同組合陣営が比較的静かなのはおかしいのではないかという疑問が本稿のテーマである。
◇SSE:社会的連帯経済(Social and Solidarity Economy)とは何か。
◇SDGs ①貧困の撲滅、②食料の安全保障と持続可能な農業、③健康的な生活の保障、④教育の保障、⑤ジェンダー平等と女性の能力強化、⑥水と衛生の持続可能性、⑦持続可能な近代的エネルギー、⑧持続可能な経済成長と人間らしい労働、⑨包摂的で持続可能な産業化、⑩不平等の是正、⑪持続可能な都市生活、⑫持続可能な生産消費、⑬気候変動対策、⑭海洋ならびに海洋資源の持続可能性、⑮陸域生態系と生物多様性の持続可能性、⑯平和で包摂的な社会の促進、⑰グローバル・パートナーシップの活性化、である。これらが、いわゆるSDGs である。
◇人間らしい労働、環境問題、地域開発、都市と人間生活、女性、食料安全保障、健康、金融である。SDGs はこれら8 つの領域において設定された目標であることは明らかである。したがって21世紀初頭においてSDGs を実現するうえでSSEは不可欠の存在となるのである。
◇SDGs の主たる担い手がSSE であり、その典型が「多様な形態の協同組合」である。
◇SDGs の議論をみても決して営利企業が排除されているわけではない。他方、GSEFの議論は公的セクターとSSE との連携・パートナーシップの形成である。であるとするならば、市場セクターと公的セクターのみを前提とする従来の二元論的発想から脱して、ここにSSEを加え、3 セクター間の最良の連携、ベスト・ミックスを創り出すことがSDGs 実現の鍵となる。
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