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2019年8月

2019年8月31日 (土)

「NPO本をたのしもう会の講演会」のご案内(2019 年10 月13 日)

  第9 回<著書を語る、著者と語る>「石牟礼道子の世界事実・表現・想像力」(講師米本浩二さん )

  http://www.npo-honwotanoshimoukai.com/index.html

 ・と き:2019 10 13 日(日)午後2-4

 ・ところ:武蔵野プレイス4 階 フォーラムAB(定員100 名、先着順)/

      東京都武蔵野市境南町2-3-18 ☎0422-30-1903

      JR 中央線「武蔵境」駅南口から徒歩1

 ・参加費:1,000

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 ◇『評伝 石牟礼道子-渚に立つひと-

 石牟礼道子九〇歳、かくも激しい憩い初の本格評伝。

 新潮社 (2017330)

 「戦後文学最大の傑作」(池澤夏樹)と激賞された『苦海浄土』。その作家の全容。『苦海浄土 わが水俣病』の発表以来、文学界でも反対闘争の場においても類なき存在でありつづける詩人にして作家・石牟礼道子。恵み豊かな海に育まれた幼年時代から、文学的彷徨、盟友・渡辺京二との出会い、闘争の日々、知識人と交流のたえない現在まで。知られざる創造の源泉と90年の豊饒を描き切る、初の本格評伝。

http://www.npo-honwotanoshimoukai.com/index.html

2019年8月19日 (月)

映画「ピータールー マンチェスターの非劇」を観てきた。

   三木 陵一さんの以下の「映画評」(映画「ピータールー マンチェスターの非劇」)を読んで、お盆中日の814日(水)に「TOHOシネマズ シャンテ」で観てきた。

https://www.facebook.com/ryouiti.miki/posts/3050046398403218

   お盆なので、お客が少ないのかと思いながら日比谷(都内)映画街に行ったが、始まる40分前に着いたのに、すでに客席は少数しか空きがなかった。

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  内容は、「one man one vote」と呼びかけたイギリス・マンチェスターにおける市民・労働者階級の運動と決起、そして資本家グループに呼応した正規軍+義勇軍の集会破壊、市民虐殺シーンを描いた映画だ。

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   この映画「ピータールー マンチェスターの非劇」は、1819年にイギリス・マンチェスターで起きた、社会・労働運動史でも有名なイギリス史上最も残忍かつ悪名高い事件として語り継がれるピータールーの虐殺を描いた作品(「ウィキペディア」より)。

 

 ストーリー上の映画カットを少し紹介すると、貧しい労働者家族の実情、市に立つ小売り販売業者、パブの原型のような場で市民・労働者の話し合う姿、紡績工場の労働シーンとストライキ(これは団結禁止法の下での集団的職場放棄か)、町々から音楽隊などを先頭に集会参加をする人々。

 この動きに、当時の政府(王室・法務大臣など)・資本家グループは何をしたのか――、郵便逓送会社での郵便物抜き取り、集会を監視するスパイ活動、運動リーダー層の拘束(公安の弾圧――この時代からいた)、義勇軍の育成、裁判制度の利用(判事などの取り込み)、そして弾圧を決める場での個々のビヘイビア。

 

 1830~40年代の労働者階級による選挙権要求の運動であった「チャーティスト運動」は有名だが、イギリスでは1824年には、団結禁止法がなくなったことも書いておきたい。

 しかし若き日に中林賢二郎先生から学んだ『イギリスにおける労働者階級の状態』が描いた状況(貧困・競争・抵抗など)は、その後の1840年代の姿だ。まだまだ闘いの歴史はつづいた。

▽イギリスの普通選挙権の実施は、以下のページ参照。

 https://www.y-history.net/appendix/wh1201-070.html

 

 イギリスの映画は、4年前に映画「パレードへようこそ」を観てきた(2015411 ())が、このような映画をつくり出したイギリス映画界の底力が続いていることを見せられた思いだ。

http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-d3b7.html

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