「たたかいのルポルタージュ 第16号」(追悼 柳澤明朗)を発行。
▽追記:(2020.07.05)
『たたかいのルポルタージュ』16号は、「柳澤明朗のページ」においてPDFで読めます。
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/yanagisawa/yanagisawa-index.htm
▽ 申し込みは下記へ
頒 価 600円(税込み)(郵送費別)
〒302ー0011
茨城県取手市井野4417ー1 西村 方
Eメール::info@nishimuraichirou.com
▽編集後記
1978年に発足した現代ルポルタージュ研究会は、同人誌として『たたかいのルポルタージュ』を発行してきた。しかし、2011年に15号を出してから、何回か次号をとの声の上がったときもあったが、メンバーの高齢化もあって原稿が集まらずしばらく休んでいた。
それでも今回は、永年にわたり当研究会の顧問をしていただいた柳澤明朗さんの死去にともない、1周忌の頃となる5月に「柳澤明朗さんと共に歩む会」を主催しようとなり、それにあわせて16号を出すことになった。
そのため4月には完成させることにし、そこから逆算して2018年10月、12月、2019年2月の3回合評会を開き、それぞれの作品を持ち寄って活発に意見交換させてもらった。
こうして完成させたいくつもの作品を、飯島信吾さんの協力で《1部》「編集者として、家族として ・追悼 柳澤明朗さん」《2部》「いま・ここに――『ルポの力』」に編集してやっと形になった。
柳澤明朗さんの教えの1つは、ルポルタージュの書き手として、社会の動きに正面から向きあい、そこにある事実を書き続けることである。当ルポ研は沖電気争議団と一緒に歩んできたこともあり、「安心して人間らしく働ける職場を目指して」は、沖争議の貴重な闘いが今も継続していることを明らかにしている。
一人でも多くの方に16号を読んでいただき、柳澤明朗さんと同行二人する方が増え、ルポルタージュの世界がさらに広がることにつながれば幸いである。(西村一郎)
▽目次
《1部》 編集者として、家族として・追悼 柳澤明朗さん
同行二人~これからも柳澤明朗さんと共に~ 西村一郎
自らの「生」を生ききった父と母 柳澤史樹
◇柳澤明朗さんのアルバム
柳澤明朗さん ありがとうございました 藤村記一郎
われらの先輩・柳さんを偲んで 石井次雄
孫からのお礼 柳澤清香
子どもたちに「平和を!」の人生 横田 静
灯のこころを大切に 平野好英
柳澤さんの想い出 加茂和子
柳澤さん、ありがとうございます 上田裕子
柳さんが書き残したメッセージ 飯島信吾
◇柳澤明朗さんの主な編集・企画した出版物
《2部》 いま・ここに――「ルポの力」
だれもが人として尊重され、人として生き、
人として働きたい=非正規社員との歩み= 相原幸雄
被災地・南相馬で共に生きる 西村一郎
「住み慣れた地域で最期まで自分らしく」の試み 小川 緑
書き残すことの大切さ 私とベトナム物語 小松みゆき
「お墓にひなんします」~続く原発関連自殺~ 西村一郎
「反骨の島」と風力発電 西 正和
◆5月18日(土)に「柳澤明朗さんと共に歩む会」を開催。
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/yanagisawa/yanagisawa-index.htm
・日時 2019年5月18日(土)14時から16時頃
・会場 池袋 日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会会議室:下の地図参照
〒170-0013東京都豊島区東池袋1丁目44-3池袋ISPタマビル8階
・会費 1人1,000円(柳澤明朗さん特集のある現代ルポルタージュ研究会編集『たたかいのルポルタージュ16号』込み)――会場でいただきます。
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