《ジャパンビバレッジの闘い》が示していること
▽追記(22.10.11)
会社名が変わっても、闘いは継続中!
★自販機オペレーター大手ジャパンビバレッジは同業であるサントリービバレッジと合併統合し、サントリービバレッジソリューションという会社になりました。その組合つぶしと闘う「自販機ユニオン」(総合サポートユニオンブラック企業支部)!
http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/180430japan-Beverage.html
▽追記(18.07.11)
http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/180430japan-Beverage.html
ジャパンビバレッジの件、リーダーのAさんの懲戒解雇、回避できました。
POSSEの青木さんより。
三日間の出社停止となりましたが、勝利と言ってよいと思います。
皆さまのご支援・共闘のおかげです。本当にありがとうございます。
以下、当該のAさんからメッセージを転送します。
いつもお世話になっております。
本日、懲戒処分の内容が決定しました。
7月11日より3日間の出勤停止
皆さまのお陰で懲戒解雇を回避することが出来ました。
ありがとうございます。
会社がいくら不当な事をやって来ても
戦えば勝てるという事を社会に発信していきたいです。
まだまだ戦いは続きますが、今後とも宜しくお願いします。
仮名:A

△サラリーマンに安全な食を、たのみます。友人になりたいと願っています。
働く人に公正な労働条件を。 (編集子)
▽ここから本文。
5月のメーデー以降に立ち上げた《ジャパンビバレッジの闘いは今――サントリーグループの「ジャパンビバレッジ」の組合つぶしと闘う「ブラック企業ユニオン」(総合サポートユニオンブラック企業支部)![業種別職種別ユニオン運動]研究会]のページ》は、たちまちのうちに350人以上の単独アクセスと、1000ほどのビューアがある。
http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/180430japan-Beverage.html
この総合サポートユニオンは、木下武男さん他が提案している[業種別職種別ユニオン運動]研究会]に参加しているメンバーで、エステ業界の女性ワーカーズの声にこたえて「ホワイト労働協約」を制定する活動に成功している新種のユニオン。
http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/170902dai1kaireikai.html
なぜ新種かというと、企業の枠の中の労使関係づくりではなく、企業の外側に陣地を作り、その業界の賃金・労働時間・労働諸条件を規制する運動を広めて、まず個人であってもユニオンに参加を呼びかけ、少なからずの青年・女性たちの共感を得ていること。
http://bkunion.blog.fc2.com/blog-entry-35.html
《「ブラック企業ユニオン説明会ウィーク ~ゼロから始める労働組合~」を開催します!》
またこれまでのような「党派」には関係なく(これは編集子の見方)、自主的に労働組合運動をおこし始めた青年たちだ。もしかしたら木下先生が好きな「ユニオニスト」が誕生しているのかもしれない。
http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/
文春オンライン・ブログで今野晴貴さん(NPO法人「POSSE」代表理事)が書いているが、ジャパンビバレッジの闘いを書いたSNSは、「800万ほどのアクセスがあった」と書かれており、1975年に行ったスト権スト(国労などが中心になった)以来の「スト迷惑論」をのりこえ、市民・利用者の共感を得たと報じている。
青年ワーカーズのストなど、この生きづらい世の中でなかなか起こらない事態と思っていた状況が広がっている中で、起こったわけだ。
《東京駅の自販機ストライキは、なぜ「共感」を得たのか》、2018年05月20日 07時00分 文春オンライン、今野晴貴(POSSE代表)。
https://news.nifty.com/article/economy/economyall/12113-030698/
▽今野さんは書く――たたかった側について。
働く若者たちにとって、もはや特定の会社に期待するのではなく、どこの会社で働いていようとも、労働組合で闘うことによって、法律を守らせ、賃金を上げ、残業時間を短くして、普通に生きられることを求める労働者の姿が、共感を得る理由だったのではないだろうか。
(中略)
「ストライキは、労働者の『伝家の宝刀』と言われているらしいじゃないですか。強い思いを持った仲間が集まれば、会社や社会を変えることができるんだと実感しています」(Aさん)
以上の指摘は、正規だろうと非正規であろうと、一人ひとりの青年・女性への貴重なメッセージではないか。
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