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2017年11月11日 (土)

木下武男さんの「労働組合「自己改革」期論」について

2017114日(土)に開催された第2回「業種別職種別ユニオン運動」研究会で提出された木下武男さんのコメント(「労働組合「自己改革」期における出版労連の先駆性」)を読みながら、私が「現代労働組合研究会のページ」で編集してきた人たちが、「4.労働運動「自己改革」の運動家」として紹介されているのには、びっくりした。

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/111210roudou-index.htm

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/union-top.html

 

 

先生とは、分野が違う編集者として飯を食った時期が多く、いくつかの飲み会で会うぐらいだった。それにしても注目していた人は同じだった。

 

「木下武男のページ」より。

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/kinoshita/index.html

http://www.gyousyubetu-syokusyubetu-union.com/171104dai2kaireikai.html#kinoshita171110

 

 そのお名前と注釈は、以下の通り。URLをクリックしてもらうと、当該のページにリンクしている。

 

1)改革の運動家(そして改革の研究者)

  ◇小川善作(元全造船機械調査部長)→「第一組合主義者」

      「いずれ職場の多数派になるといっても、それは百年河清をまつに等しい」

     「造船産業における少数派運動」、造船問題研究家・小川善作、『労働法律旬報』(1186)、1988225

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/140215sosikiron.pdf

      (1970年石川島播磨 7500 vs 2900 → 30

 

 ◇石垣辰男(元電機労連調査部長)→「産業別活動家集団論」

      「栴檀は双葉より香し」

     「わが国労働組合の組織問題」、『現代の労働と生活Ⅲ 労働組合の民主的変革』、深井龍雄(黒川俊雄編、19853月、労働旬報社)

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/sorezorenoroudou-3.htm#ishigaki

 

  ◇佐藤一晴[「佐藤一晴遺稿集」のページ ](元日本音楽家ユニオン事務局長)→「職能ユニオン論」

  「法律と役人と警察がいて労働者の利益が守れるならば、この世に労働組合は要らない。」

  「職能ユニオンの可能性――開かれた労働市場と「企業社会」の乗り超え」、佐藤一晴、初出:「賃金と社会保障」(労働旬報社、199611月上旬号)。

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/sorezorenoroudou-3.htm#satou2017-11

  「音楽家ユニオンの供給事業」『労働法律旬報』19852月下旬号

  

 2)改革の波の退潮(1990年代-2000年代)

      ◇関西生コン支部の分裂・脱退(1983年)

      ◇ナショナル・センターの発足(1989年)

 

 

 

 ▽以下は「当日のレジュメ」より

Ⅰ.労働運動「自己改革」の議論

 

   ◇出版労連の組織改革は、労働運動「自己改革」の時期になされた。

   ◇「業種別職種別ユニオン運動」研究会は「自己革新」の波の退潮のなかで再登場した。

  1.『講座 労働組合運動の理論』(全7巻)……分岐 (大月書店刊、1969年)

  (1)批判→労働組合組織論の提起

   ◇資本蓄積→労働組合の発展の条件:①社会的貧困、②労働者の数の増大

        ―→ 「労働者をいかに思想的に強化するか」

   ◇「労働者の組織化の形態の問題」や「企業別組織の問題について、十分に考慮しない傾向」

      ―→中林賢二郎『現代労働組合組織論』(労働旬報社、1979年)

  (2)企業別組合で「あるべき論」と反論

   ◇宮本顕治「労働組合」は「私どもはある職場、ここでは一組合であるべきである」(1980年)

   ◇戸木田嘉久「企業別組合」、「それは組織形態上は資本と賃労働に対峠する直接的な場を基礎にした、『一企業・一組合』の組織原則にかなった組織」

    「日本における『企業別組合』の評価と展望」、『巨大企業における労働組合』、大月書店、(1976年)

   ◇中林賢二郎「工場のなかに一つの企業別組合をつくるという意味ではなく、一工場の労働者を一つの産業別組合の地域組織に結集する意味であった」(1979年)

   ★一組合で「あるべき論」 →企業別組合擁護 →個人加盟組織の否定論

  

  *労働組合組織論のスケッチと提言――運輸・建設部門労組の組織合同を機に、浅見和彦、賃金と社会保障、1183号、19968月上旬号

  2.『日本の労働組合運動』(全7巻) (大月書店、1985年)

   第5巻の課題と構成(中林賢二郎)

    「企業別組合」と現代労働組合運動の組織的課題 (中林賢二郎)

   ◇「一般労働組合」方式の提起と実践

    ・1973年「建設一般」、1978年「運輸一般」、1978年「化学一般」

        運輸一般一関西生コン支部

    ・イギリス運輸一般の紹介文献

   ◇業種別職種別ユニオンの提唱

    「企業横断的組合運動の発展と業種別、職種別団結の今日的意義」(加藤佑治)

   (「未組織労働者の組織化は戦略的課題」木下武男/三瀬勝司)

     第5巻「労働組合組織論」

  3.『労働問題実践シリーズ 1から8巻』(大月書店、1990年)「自己改革」の事例研究:頂点

  (1)民間大企業における少数派運動

   『労働問題実践シリーズ6 組合運動の新展開』(大月書店、1990年)

   ◇「4組合分裂・組織破壊とインフォーマル組織」

     〔事例1〕インフォーマル組織の攻撃

          雪印食品のばあい(「インフォーマル組織の過去・未来」、現代労働組合研究会のページ)

     ◇「5 民間大企業における労働者支配への挑戦」

       〔事例1〕日本鋼管鶴見造船「希望の会」/〔事例2〕地銀連と全銀連絡会/〔事例 3〕全造船機械・三菱重工支部

  (2)職能ユニオンの運動

    『労働問題実践シリーズ1 就職・転職・失職』(大月書店、1990年)

     ◇「10 専門的技能労働者の雇用」

        〔事例1〕出版産業での取り組み

       〔事例2〕業界にも影響を与える観光労連の取り組み

    『労働問題実践シリーズ5 労働組合を創る』(大月書店、1990年)

     ◇「3 産業別・職能別組織化のめざましい発展」

      〔事例1〕プロ野球労組 /〔事例2〕音楽家ユニオン /〔事例3〕東京土建

      〔事例1〕出版労連 / 〔事例2〕電算機関連労働組合協議会(電算労)

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