越谷は「シニアにやさしい街」、何位か? 日本経済新聞調べ
twitterを読んでいたら(2016年8月10日)、日本経済新聞電子版で「シニアにやさしい街 総合ランキング」を発表した、と告知されていた。
その中身は《高齢化が進み、医療や介護の需要が増す中、自治体はどのような手を打っているのか。全国調査をもとに「シニアにやさしい街」をランキングした(2016.8.9公開)》と書かれていた。
https://vdata.nikkei.com/datamap/senior/
早速入って行き、越谷市の数値を見てみた。総合偏差値は「100位」だが、認知症対策偏差値は「444位」、医療介護偏差値は「326位」だ。
最下位の番号が「767位」なので、中間らしい。
順位より、何がポイントなのか項目が出ているので見てもらいたい。
【医療・介護(計12項目)】では「③ 高齢者1000人あたりの特別養護老人ホームの定員数」「⑦
市区域で働いている、高齢者1000人あたりの介護職員数」があり、その不足数を表示してもらったほうがいいのではないかと思った次第。
市議会議員の人たちには、市民に以下のような項目の情報を提供する、市政づくりに「民主主義の風」を吹かせてほしい。
以下のそのポイントを表示しておく。
【調査の集計・評価方法】
【医療・介護(計12項目)】
① 医療・介護連携の取り組み
② 「地域ケア会議」開催の状況
③ 高齢者1000人あたりの特別養護老人ホームの定員数
④ 高齢者1000人あたりの介護老人保健施設の定員数
⑤ 「定期巡回・臨時対応型訪問介護看護サービス」の指定事業所の有無
⑥ 高齢者1000人あたりの地域包括支援センターの職員数
⑦ 市区域で働いている、高齢者1000人あたりの介護職員数
⑧ 市区域で働いている、高齢者1000人あたりの介護支援専門員(ケアマネジャー)の人数
⑨ 高齢者数の増減率と比較した要介護・要支援認定者数の増減率(11年3月と14年3月を比較)
⑩ 高齢者1000人あたりの健康診査(特定健診)受診者数
⑪ 高齢者1000人あたりのがん検診(少なくとも1種類)受診者数
⑫ 高齢者1000人あたりのインフルエンザ予防接種者数
【生活支援・予防(計8項目)】
① 「介護予防・日常生活支援総合事業」(新総合事業)の開始時期
② 介護の二次予防事業への参加者の割合
③ 在宅の要介護・要支援世帯向けのサービス(助成含む)
④ 生活支援コーディネーター配置の有無
⑤ (1)市民が成年後見人を務める制度の有無
(2)成年後見制度について、申し立ての費用補助、後見人の報酬への補助など利用の支援制度の有無
⑥ 民生委員や自治会、社会福祉協議会、NPOなどと連携しながら高齢者を見守るネットワーク活動のカバー率
⑦ 低所得の高齢者が優先して入居できる市区営住宅や、高齢者が賃貸住宅を借りる際、入居を拒まない住宅の紹介や保証金を助成するなど支援制度の有無
⑧ 日常的に買い物に出向くのが難しいいわゆる「買い物弱者」対策の有無
【社会参加(計5項目)】
① 生涯学習の「大学」や講座などの学習活動に参加している高齢者の割合
② ポイント制度や地域通貨制度などを活用し、高齢者に参加を促す介護支援ボランティアの仕組みの有無
③ 高齢者1000人あたりのシルバー人材センターの契約実績額
④ 高齢者全体のうち、ボランティア活動に参加している人の割合
⑤ 高齢者の就労率
【認知症対策(計3項目)】
① 認知症地域支援推進員(認知症コーディネーター)の配置の有無
② 認知症初期集中支援チームの設置の有無
③ (1)認知症の人とその家族を支える「認知症カフェ」の有無
(2)自治体として「認知症カフェ」を運営しているか
【その他(計10項目)】
① (1)地域福祉計画など高齢者福祉に関連する計画策定の議論について、一般住民が参加できる仕組みの有無
(2)議論に参加している住民に、高齢者介護にかかわった経験のある住民が含まれているか
② (1)介護保険料や介護保険サービスの内容を決める議論について、一般住民が参加できる仕組みの有無
(2)議論に参加している住民に、高齢者介護にかかわった経験のある住民は含まれているか
③ 特別養護老人ホームや認知症グループホーム、小規模多機能型居宅介護施設といった介護・福祉関連の施設について、津波被害が想定される地区や土砂災害危険箇所といった防災上リスクのある地区への設置を制限したり、制限を検討したりしているか
④ 災害時の要援護者名簿の整備状況
⑤ バリアフリー法(旧ハートビル法)の建築物移動等円滑化基準に適合する公共施設の割合
⑥ 市区域を運行するバス(民間を含む)の低床化車両の割合
⑦ 独自に「健康寿命」を算出しているか
⑧ 高齢者1人あたりの国民健康保険の増減率(09年度と12年度で比較)
⑨ 高齢者1人あたりの国保の医療費の増減率(09年度と12年度を比較)
⑩ 男女別の平均寿命の増減(05年と10年を比較)
【制作】
川上寿敏、板津直快、鎌田健一郎、佐藤健
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