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2016年6月18日 (土)

ワタミの労組、ちょっとおかしいのではないか

  報道によると(産経系「SankeiBiz 618()815分配信 )、居酒屋チェーン大手のワタミに「UAゼンセン」の支援を受け、労組ができたという。

ユニオンショップで「従業員大半1.3万人加入」と書かれている。

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160617-00000010-fsi-bus_all

 

しかし以下の文章は、初歩的な誤りをもっていることを、今の「新聞ジャーナリスト」は自覚できないのであろうか。

 

 同社では、2008年に元社員が過労が原因で自殺して、当時の社長や同社などが訴えられる(昨年12月に和解)など、企業体質や労務管理に批判が集中した。これまでは、社員アンケートなどで労務状況を把握してきたが、「ブラック企業」批判に対処するため、組合の結成が必要と判断した。

 

 これでは「会社が労働組合をつくった」となる。

 労組法上では「支配介入は不当労働行為」だ。

 

 そして、「2008年に元社員が過労が原因で自殺して、当時の社長や同社などが訴えられる(昨年12月に和解)」行動を起こしたのは、全国一般東京東部一般労組である。


 編集子は自民党本部前での抗議行動を見ているし、解決集会の報道も見ている

 この組合が、組織化活動をしているはずだ。

 労働組合運動史の視角から見れば、第二組合づくりを「UAゼンセン」が行ったということだ。

 

 社会的にみると「旧同盟系労組」と連携した「民社党」が歴史的に消滅しているのに、連合内で「旧同盟系労組」が組織拡大できるのは、企業圧力があるからだろう。



 旧総評系の系譜を持つ労組は、「平和運動センター」や「労福協」活動に加えて、組織拡大運動をやる時期に来ているのではないか。

  

▽追記:朝日新聞デジタル(20166161740分)でも以下のような、記事が出ている。

 

http://www.huffingtonpost.jp/2016/06/16/watami-labor-union_n_10517504.html

 

 

 ワタミでは2008年に新入社員が過労自殺し、当時の代表取締役や同社が訴えられ(昨年12月和解)、企業体質への批判が集まった。客離れで業績も悪化する中、「批判にきちんとした対応が必要になり、色々な取り組みをするなかで、(社内に労組をつくる雰囲気も)醸成されてきたと思う」(塚田武・執行役員)という。

 

 

  「(社内に労組をつくる雰囲気も)醸成されてきた」と会社側がコメントしているが、労働組合のコメントではない。

 

 

 記者さん、おかしいと自覚できないのですか。

  ▼二つの新聞記事(PDF

 

 

  ▽参照:ユニオン・ショップ、労働組合の選択の自由、連合内「閉じこもり論」、連合内「階級的民主的強化の担い手論」をめぐって

 

  http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2015/09/post-b4ec.html

 

 

 

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