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2016年2月27日 (土)

吉原公一郎原作の映画「日本列島」を観てきた

 先日(2016225日)、神保町シアターで映画「日本列島」(劇場公開日 1965526日)を観てきた。

 以前から観たかった映画だが、「恋する女優 芦川いずみアンコール」と銘うったシリーズの中の1本だった。

 映画は、戦後の下山事件・松川事件の背景にアメリカの特務機関が工作を行ったのではないかという社会情勢を基底に、次々に起こる殺人事件(アメリカ軍人、女性CA、元中野学校出身者、最後は追いかけていた主人公も)を「宇野重吉、鈴木瑞穂、二谷英明」など昭和を代表する俳優が渋く演じている。

 

 このような骨太の映画を作った熊井啓監督をはじめ、日本映画人の先達に「えらいもんだ」と表しておきたい。

 映画の内容は、以下のサイトに書かれている。

 http://odakyuensen.blog.fc2.com/blog-entry-865.html

 

原作者の吉原公一郎さんとは、若いとき面識があって、何回か原稿を自宅にいただきに行った記憶がある。調べてみたら1982年の時だった(『今日の子どもと教育のゆくえ 現代非行と教科書問題』(丸木政臣共著 労働旬報社 1982.4)。


  作家という人の姿は、このような風貌をして仕事をしているのかと思った。

それは、『赤坂桧町三番地』(三一新書 1964)なども読んでいて、「日本社会の支配の深部」を追いかけていた作家だったからだ。

 

戦争法案を通し、緊急事態条項を通すという安倍内閣と財界、エリート官僚の望む姿の深部を描く作家が出て来てこないものか、期待したい。

 

話が変わるが、原作は「三一新書」で、ここの版元は今でも事業を継続している「三一書房」だ。

 

本当に大昔、なにをやっていいのかわからず、誰にも相談できないで、古本屋を歩き、読み続けていたのが、戦後、出版された「三一新書」だ。同世代としてはマイナーな、愛読者であったことも告知しておきたい。


 編集者として、この会社の編集に共鳴して、「文学、経済、思想、労働、社会」など出版・編集をやってみたいと願ったことも書いておきたい。

 

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