映画「ベトナムの風に吹かれて」を観てきた
昨日(2015.10.22)、有楽町スバル座で、映画「ベトナムの風に吹かれて」を観てきた。
映画紹介の一部。
[映画.com ニュース] 2015年10月17日 13:45
http://eiga.com/news/20151017/8/
女優・松坂慶子主演の日本・ベトナム合作映画「ベトナムの風に吹かれて」が10月17日、東京・有楽町スバル座で封切られた。松坂は共演の草村礼子、奥田瑛二、「NMB48」の藤江れいならとともに初日舞台挨拶を行った。
初回上映から立ち見も出る好スタートとなり、ベトナム・ハノイでの上映に合わせ現地入りし前日に帰国したばかりの松坂は感無量の面持ち。「今日で私たちの手から離れると思うとメランコリックな気持ちになったけれど、皆さんの温かい拍手に迎えられ気持ちがオレンジ色になりました」と満面の笑みを浮かべた。
主演女優の感激ぶりに、共演者も賛辞を惜しまない。認知症の母親を演じた草村は、「松坂さんの温かさとおおらかさに寄り掛かろうと決めて演じました。最後のシーンではメークまでしてもらって、本当に甘えちゃいました」と感謝。1980年の映画「五番町夕霧楼」では松坂とラブシーンを演じ、2004年の監督作「るにん」では主演に起用するなど親交の深い奥田も、「まさに映画女優そのもの。多分、今の時点では松坂さんのことは生き字引のように知っている。僕の宝物です」と称えた。
藤江も、「松坂さんの娘さんが私と同い年なので、お母さんのような温かい空気感でリラックスして演じられました」と笑顔。原作のエッセーを執筆した小松みゆきさんも駆け付け、「本当に光栄。私とのギャップも含め、いろいろな意味で楽しんでください」と話し、満場の笑いを誘った。
褒め言葉のオンパレードに、松坂は照れることしきりで「胸がいっぱいです。日本とベトナムのスタッフ、キャストが力を合わせて家族的な温かい雰囲気で撮影できました。私も20代のつもりで演じました。皆さんも若返って元気な気持ちになってくれたらうれしい」としみじみ。主題歌「たまには仲間で」も担当しており、大森監督が「主演俳優が主題歌を歌うのが日本映画の伝統。クレジットが始まっても席を立たないで、最後まで聴きほれて」とアピールしていた。
観客は7割ぐらい、やっぱり女性中心だったが、映画が終わった時に、拍手が起こっていた。感動の拍手なのであろう。これには、ちょっとびっくりした。
青年劇場周辺のベトナム人の生き様や、二人の高齢ベトナム女優の演技なども初めて見たが、ベトナムを表現した映像は、良かった。
「守衛のおかまさん」は、演技がうまいし、息抜きとして、良く演じていた。
但しバイク社会の映像が、ややおとなしすぎたのではないか。
映画の描き方では、「白黒シーン」の3カ所が「母娘の葛藤」(のちにベトナムで暮らす)を下敷きにした本映画のテーマを表現していたのかと、感心した。
おばあちゃんの「 便所、行きてえ」という介護の場面がラストに迫力を持って映像化されているが、これをどう解決したのか、不明。
もったいない。
しかし、「松坂慶子」さんは、きれいすぎ。
これから日本全国でも上映されるので、地元の上映情報をつかんで、映画館へ一歩踏み出してほしい。
まあ、小松みゆきさんの在ハノイ25年間の成果とはいえ、「えらいものができた」と思った次第。
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