全国一般東部労組大久保製壜支部のたたかいの意味―「8時間労働制の実現」をめざしたのが、メーデーの起源だ
2015年5月12日 (火)に「非正規労働者の12時間労働反対のストライキ――全国一般東部労組大久保製壜支部」を紹介した。
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2015/05/12-c03a.html
その後、以下のような別の動画があることが分かった。スローガンは、――“日比谷メーデー 東部労組デモ「大久保製壜所に行くぞ! 8時間労働制を守れ!」”
2015/05/20 に公開
2015年5月1日 日比谷メーデー
東部労組組合員は、日比谷メーデーの日比谷野音での本集会とデモを終えたのち、全員で大久保製壜支部のストライキ支援に駆け付けた。
大久保製壜所は8時間労働制を守れ!
https://www.youtube.com/watch?t=43&v=pCI7R1Dtb6M
「8時間労働制の実現をめざしたのが、メーデーの起源」であり、以下のような柱立てで『メーデーの話』(絲屋寿雄著 発行:1969年4月5日、労働旬報社)を編集した人物こそ、別の紹介ブログで書いた川崎忠文さんだ。
《この本を私にぜひ書くようにとすすめてくれたのは労働旬報社の川崎忠文君である。
「いつもメーデーの一ヶ月くらい前になると、あらゆる労働組合の人たちから『メーデーについて書かれたよい本はないか』とたずねられる。そのたびに、『誰かそういう本を書いてくれないものかなあ』とおもいながら又一年を経過してしまう」と彼は言うのである。
そこで川崎君と相談して、(1)国際的なメーデーのはじまり (2)日本のメーデーのはじまり(3)戦前のメーデー (4)戦後のメーデーというような順序で、メーデーの歴史をいろんなエピソードをいれながらおもしろく書くこと、とくに労働者がメーデー行進の際にうたう労働歌、闘争歌などにまつわる物語をおりこむこと、「メーデーの物語」であると同時に簡単な「日本労働運動史」として学習の教材にも使えるものであること-というようなプランで早速執筆し、来年のメーデーまでに間に合うよう書き上げようということになった。(後略)》
http://www15.ocn.ne.jp/~pro_song/maydaynohanasi_book.html
2011年11月26日 (土)
『回想の川﨑(川崎)忠文』を出版する――PARTⅡ
2011年11月14日 (月)
『回想の川﨑(川崎)忠文』を出版する。
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/cat22989866/index.html
本追悼文集の中に、ご本人が書いた―「時間労働」の希釈化とその問題点―があるので、一読を。
『メーデーの話』
国際的メーデーのはじまり
1.第一インター大会と八時間労働制
2.国際的メーデーのはじまり
3.酒井雄三郎のメーデー通信
戦前のメーデー
1.日本における労働組合の芽生え
2.平民社のメーデー茶話会
3.「富の鎖」と「革命の歌」
4.大逆事件と「冬の時代」
5.ロシア革命を激励したメーデー集会
6.日本の第一回メーデー
7.女工哀史と添田唖蝉坊
8.第二回メーデー
9.「赤旗の歌」伝来記
11.「インターナショナル」の歌
12.コミンテルンの成立と世界の革命運動
13.日本共産党の歴史
14.第四回メーデー
15.第五回・第六回メーデー
16.「同志よ固く結べ」
17.「労働農民党讃歌」など
18.第七回・第八回メーデー
19.第九回・第十回メーデー
20.第十一回メーデー
21.P・Mの発足と第一回音楽会
22.第十二回メーデー
23.満州事変と天皇制軍部独裁
24.第十五回メーデーとメーデー撲滅運動
25.二・二六事件とメーデーの禁止
戦後のメーデー
1.戦争直後における国際統一戦線のたかまり
2.敗戦と日本人民の解放闘争
3.メーデーの復活、第十七回メーデー
4.産別十月闘争から、二・一ストへ
5.二・一ストにたいする禁止命令
6.第十八回メーデー
7.片山内閣と三月攻勢
8.第十九回メーデー
9.政令二〇一号反対闘争
10.第二十回メーデー
11.第二十一回メーデーと朝鮮戦争
12.総評の結成とその性格
13.朝鮮戦争と世界平和運動のたかまり
14.うばわれた人民広場-第二十二回メーデー
15.講和条約・安保条約の締結
16.血のメーデー、第二十三回メーデー
17.サンフランシスコ条約の発効
18.破防法反対闘争
19.第二十四回メーデー
20.基地反対闘争の高揚
21.原水爆禁止の叫びと第二十五回メーデー
22.「うたごえ運動」の発展
23.第二十六~二十九回メーデー
24.勤評反対闘争と警職法闘争
25.安保改定反対闘争と三池闘争
26.労働者作曲家「荒木栄」
27.今日のあらたなたたかいへ
連合や全労連、全労協の組合員はもちろん、それにかかわらない多数のワーカーズ、青年・女性労働者のみなさんに一度、読んでほしい本だ。
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