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2015年5月

2015年5月21日 (木)

咲き誇るバラを見てきた――伊奈町制施行記念公園

 518()、越谷から東武スカイツリー線・春日部経由→大宮→内宿(埼玉新都市交通「ニューシャトル」)へ(1時間15分ほど)。その駅から徒歩10分と書かれていた。

 駅に降りると何も表示されていなかったが、駅員さんから道順のメモをいただいた。

 

 町のホームページには「赤や黄色、白やピンクのバラの花が辺り一面に咲き誇り、まるで絵画の世界へ迷い込んだかのようです」とうたっていたが、まさにそのとおりだった。

 

 同じく、「このバラ園は、約1.2ヘクタールの敷地に、木バラ、つるバラなど、3004500株を超えるバラが植えられています。バラを観賞しながら散歩できる通路やバラのアーチもあり、訪れたみなさんが、間近でバラを楽しめるようになっています。(中略)5月中旬から6月上旬」が一番良い時期とも書かれていた。

とにもかくにも、写真を見てほしい。埼玉県内1位という報道もあったが、これほどのバラを観たのは初めてだった。

 

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アベノミクスは国民をどこにもっていくのか――その5・里山資本主義の提案

20089月のリ―マンショック後、アメリカ経済がダウンし、「日経平均株価も大暴落を起こし、912日(金)の終値は12214円だったが、1028日には一時は6000円台まで下落」(ウィキペディア)したのはつい最近だ。

 『里山資本主義――日本経済は「安心の原理」で動く』(藻谷浩介他著、角川書店 、20137月)を書いたNHK広島のプロデュ―サ―の井上恭介さんは、その「マネ―資本主義」の取材から「経済100年の常識」破りから始まり、里山に行きついたとしている。

 

 同行者は、『デフレの正体』(発売日:20100609日、角川書店)を書いた藻谷浩介さん。

藻谷さんは『デフレの正体』で「現役世代人口の減少、日本の問題はここにある!」として、反アベノミクス系研究者として著名。

WEB上で「日本紙幣をジャブジャブ刷り、国債を買い、株式市場に流し込む」野蛮な「リフレ派」の人たち(『アベノミクスとTPPが創る日本』、浜田 宏一著、講談社、201311月ほか)から攻撃されている。

 

 

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『里山資本主義』の導入部は、「岡山県真庭市」、標高1000メ―トルの中国山地、人口は5万人。製材業を営む従業員200人ほどの企業が大転換をすすめていた、というレポ―トから始まっている。

 それは「木質バイオマス発電」「石油に代わる燃料・ペレット」「1960年代まではエネルギ―はみんな山から来ていた」ことを再認識した。

つぎは「21世紀の新経済アイテム・エコスト―ブ」の紹介し、「過疎を逆手に取る」農業・人のつながりの発見者がいる。

 

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 続きは本書で。

 

藻谷さんは、「不安・不満・不信に決別を、日本の本当の危機・少子化への解決策」を展開して、市民への安心づくりを呼び掛けている。

 

最終総括

「里山資本主義」で不安・不満・不信に訣別を 日本の本当の危機・少子化への解決策

 

繁栄するほど「日本経済衰退」への不安が心の奥底に溜まる/マッチョな解決に走れば副作用が出る/「日本経済衰退説」への冷静な疑念/そう簡単には日本の経済的繁栄は終わらない/ゼロ成長と衰退との混同―「日本経済ダメダメ論」の誤り①/絶対数を見ていない「国際競争力低下」論者――「日本経済ダメダメ論」の誤り②/「近経のマル経化」を象徴する「デフレ脱却」論――「日本経済ダメダメ論」の誤り③/真の構造改革は「賃上げできるビジネスモデルを確立する」こと/不安・不満・不信を乗り越え未来を生む「里山資本主義」/天災は「マネ―資本主義」を機能停止させる/インフレになれば政府はさらなる借金の雪だるま状態となる/「マネ―資本主義」が生んだ「剃那的行動」蔓延の病理/里山資本主義は保険。安心を買う別原理である/剃那的な繁栄の希求と心の奥底の不安が生んだ著しい少子化/「里山資本主義こそ、少子化を食い止める解決策」「社会が高齢化するから日本は衰える」は誤っている/里山資本主義は「健康寿命」を延ばし、明るい高齢化社会を生み出す/里山資本主義は「金銭換算できない価値」を生み、明るい高齢化社会を生み出す

 

 

地域・地方・人づくりを大事にする「資本主義のすすめ」は、民主的改革の運動の一環だ。

編集子も、1980年代から1990年代に「地産地消」「生産者と消費者をむすぶ農業・畜産業」「田舎暮らしから都市の暮らしを見直す」というコンセプトで、ある市民生協の生活文化情報誌づくりや本づくりを体験したので、里山を基軸とする農業は人間回復のキーになる事業だと確信している。



 またバイオマス発電、小規模水流発電(マイクロ水力発電)、太陽光発電などは、若者が地域で働くことのできる大事なエネルギー産業。



 青年の働く場を国内でどのようにつくっていくのか、「株高・飽食のアベノミクス」に対抗する大事なテーマだ。

 

2015年5月12日 (火)

非正規労働者の12時間労働反対のストライキ――全国一般東部労組大久保製壜支部

 ▽追記(170620若者の心揺さぶる「大久保製壜(せいびん)闘争」~明治学院大学「映画・講演会」に大反響 

 東部労組の長崎 広です。

 『人間を取り戻せ! 大久保製壜闘争の記録』上映・講演会が、617日(2017年)午後3時から明治学院大学(学内社会学会主催)で開催されましたので、アンケート回答内容も併せ報告します。

  http://www.labornetjp.org/news/2017/0617tobu

 

  (以下が本文)

twitterで5/1大久保製壜支部24時間ストライキ。職場への12時間シフト導入をやめろ! 」という記事が流れている。

非連帯・自己中心主義の企業内組合の蔓延の中で、「企業内非正規労働者の8時間労働制を破り、12時間労働制を強いている企業への反対」ストライキを行っている。

その闘いの模様がyoutubeで見られる、ぜひ見てほしい。

日本中で珍しい情報だ。

 

この東部労組大久保製壜支部のたたかいは歴史がある。

http://nugw.kir.jp/opinion/isikawalann.pdf#search='%E6%9D%B1%E9%83%A8%E5%8A%B4%E7%B5%84%E5%A4%A7%E4%B9%85%E4%BF%9D'

 

1.  yamada shingoさんがリツイート

 togatogaunion ‏@togatogaunion 5月10

 5/1メーデーは大久保製壜所のストライキに参加。飲み物のビンをつくる工場。下請の非正規労働者のみに12時間シフト制が導入されたことに抗議して正社員の組合がストライキを打った。感動的だった。こんな組合が増えれば生きやすい世の中になる。https://m.youtube.com/watch?v=hnac0pywaGg

 

 

 

2015/05/01 に公開

https://www.youtube.com/watch?v=hnac0pywaGg&app=desktop

 

201551日メーデー、東部労組大久保製壜支部は、18年ぶりのストライキに立­ち上がりました。ご存じの通り、219ヵ月間の大久保製壜闘争のきっかけの一つに、­多くの障害者を差別虐待し、12時間、13時間の長時間などの過酷労働による酷使があ­りました。闘いの中で43交替などの労働条件の改善も実現し、会社もようやく反省し­て全面和解協定が結ばれましたが、ここにきて、検査課職場に導入した請負会社を通して­12時間シフト制の2組交替制を導入してきたのです。

大久保製壜支部は、この一年間、­職場の非正規の仲間たちと団結しながら、東部労組本部菅野委員長も参加した団体交渉や­労使協議会の場で「8時間労働制を守れ」「12時間シフト制導入反対」「219ヵ月­の大争議を再開するつもりか」と必死に訴えてきましたが、会社は居直るばかりで支部の­声には一向に耳を傾けません。   

ついに東部労組大久保製壜支部と東部労組本部は、本日5­月1日、18年ぶりの24時間ストライキを決行しました。日比谷メーデーに続き、13­時30分頃から大久保製壜所前には東部労組各支部をはじめ地域の多くのの仲間たちがぞ­くぞくと集まり、支部のストライキを全力で応援し、「8時間労働制を守れ」「非正規労­働者への12時間シフト制反対」と力強くシュプレヒコールを繰り返しました。

 

▽追記(2015.06.03

 

全国一般東部労組大久保製壜支部のたたかいの意味―「8時間労働制の実現」をめざしたのが、メーデーの起源だ

 

http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-575b.html

 

▽追記(2015.07.09

 

「労働者を112時間以上働かせてはいけない」労働弁護団が「過労死防止」試案発表

 

http://www.bengo4.com/roudou/1098/1224/n_2355/

 

 

 

 

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