非正規労働者の12時間労働反対のストライキ――全国一般東部労組大久保製壜支部
▽追記(170620)若者の心揺さぶる「大久保製壜(せいびん)闘争」~明治学院大学「映画・講演会」に大反響
東部労組の長崎 広です。
『人間を取り戻せ! 大久保製壜闘争の記録』上映・講演会が、6月17日(2017年)午後3時から明治学院大学(学内社会学会主催)で開催されましたので、アンケート回答内容も併せ報告します。
http://www.labornetjp.org/news/2017/0617tobu
(以下が本文)
twitterで5/1大久保製壜支部24時間ストライキ。職場への12時間シフト導入をやめろ! 」という記事が流れている。
非連帯・自己中心主義の企業内組合の蔓延の中で、「企業内非正規労働者の8時間労働制を破り、12時間労働制を強いている企業への反対」ストライキを行っている。
その闘いの模様がyoutubeで見られる、ぜひ見てほしい。
日本中で珍しい情報だ。
この東部労組大久保製壜支部のたたかいは歴史がある。
1. yamada shingoさんがリツイート
togatogaunion @togatogaunion
5月10日
5/1メーデーは大久保製壜所のストライキに参加。飲み物のビンをつくる工場。下請の非正規労働者のみに12時間シフト制が導入されたことに抗議して正社員の組合がストライキを打った。感動的だった。こんな組合が増えれば生きやすい世の中になる。https://m.youtube.com/watch?v=hnac0pywaGg …
2015/05/01
に公開
https://www.youtube.com/watch?v=hnac0pywaGg&app=desktop
2015年5月1日メーデー、東部労組大久保製壜支部は、18年ぶりのストライキに立ち上がりました。ご存じの通り、21年9ヵ月間の大久保製壜闘争のきっかけの一つに、多くの障害者を差別虐待し、12時間、13時間の長時間などの過酷労働による酷使がありました。闘いの中で4直3交替などの労働条件の改善も実現し、会社もようやく反省して全面和解協定が結ばれましたが、ここにきて、検査課職場に導入した請負会社を通して12時間シフト制の2組交替制を導入してきたのです。
大久保製壜支部は、この一年間、職場の非正規の仲間たちと団結しながら、東部労組本部菅野委員長も参加した団体交渉や労使協議会の場で「8時間労働制を守れ」「12時間シフト制導入反対」「21年9ヵ月の大争議を再開するつもりか」と必死に訴えてきましたが、会社は居直るばかりで支部の声には一向に耳を傾けません。
ついに東部労組大久保製壜支部と東部労組本部は、本日5月1日、18年ぶりの24時間ストライキを決行しました。日比谷メーデーに続き、13時30分頃から大久保製壜所前には東部労組各支部をはじめ地域の多くのの仲間たちがぞくぞくと集まり、支部のストライキを全力で応援し、「8時間労働制を守れ」「非正規労働者への12時間シフト制反対」と力強くシュプレヒコールを繰り返しました。
▽追記(2015.06.03)
全国一般東部労組大久保製壜支部のたたかいの意味―「8時間労働制の実現」をめざしたのが、メーデーの起源だ
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-575b.html
▽追記(2015.07.09)
「労働者を1日12時間以上働かせてはいけない」労働弁護団が「過労死防止」試案発表
http://www.bengo4.com/roudou/1098/1224/n_2355/
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