「アベノミクス」は国民をどこにもっていくのか――その3・市民社会フォーラム
関西を中心に交流している名物メーリング=「市民社会フォーラム・〈出発のとき〉(civilsociety-forum)」(岡林信一さんが運営責任者、1971年生まれ)を読んでいる。
その中で、日本経済・グローバル経済の現状をめぐる論点・解決方向をめぐって議論がつづいている。
「アベノミクス」も含めて議論しているメーリングだ。
議論をダウンロードしてまとめて読んだら、A4判100ページほどになった。
◇市民社会フォーラム
2015/02/21付けで「MLでの議論の中で、本の紹介をしていましたものを整理して、市民社会フォーラムのブログに掲載しました」と主催者の岡林さんの案内が以下のようにある。
すべてを読んでいないが、「アベノミクス」をとらえる異論・異見を知るうえで、大変参考になる。
http://www.freeml.com/civilsociety-forum/6268
友寄英隆『アベノミクスと日本資本主義 差し迫る「日本経済」の壁』
http://civilesociety.jugem.jp/?eid=29110
碓井敏正・大西広編『成長国家から成熟社会へ―福祉国家論を越えて―』
http://civilesociety.jugem.jp/?eid=29112
松尾匡『ケインズの逆襲、ハイエクの慧眼』
http://civilesociety.jugem.jp/?eid=29113
トマ・ピケティ『21世紀の資本』
http://civilesociety.jugem.jp/?eid=29111
「しかしまあ、マルクス派の中ですら見解が著しく異なっているのに、実りある理論論争なんてほとんど見ないですね。
それだけ左派の理論というものが相手にされなくなったってことでしょうかねえ。
だから、そんなに目新しくものないピケティなんかが「輸入学問」として着目されているんでしょうか?」と岡林さんは書いている。
反論ある方も読んでみたらどうか。
関東でこのような議論をしている「場」があるのだろうか。
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