大衆運動における法則性――中西五洲さんの思い出・その3
編集者の一人として、2回にわたって書いてきた元全日自労委員長の「中西五洲さんの思い出」(正、続)の中で、「全国的観点」、「大衆運動の法則性」、「自立と愛と協同」という言葉のメッセージと「5つの危機論」――核戦争の危機、環境破壊の危機、人間性の危機、経済の危機、資源問題の危機――を紹介してきた。
ユニオン運動・労働組合運動、協同の運動をになう後輩たちに、中西五洲さんが最も大事にしたテーマ――「大衆運動における法則性」を読んでほしくUPした。
大衆運動における法則性――中西五洲さんの思い出・その3
「大衆運動における法則性」については、1978年12月に書いた青木書店の『現代と思想』(34号)で最初にまとまって発表されている。
そして『日本の労働組合運動をどう建てなおすか : 労働戦線統一/春闘再構築/大衆運動の法則性』(合同出版、1981年11月)、『労働組合のロマン :
苦悩する労働組合運動からのレポート』(1986年2月、労働旬報社)という単行本の中でも追求されている。
その後、1992年8月から1993年3月号まで月刊雑誌『部落』(部落問題研究所出版部)に書かれた「ある活動家の追想と提言(ひとりごと)」の中に、まとまって展開されている。
その全文を、上記のページ(それぞれの労働組合運動史―その4)に紹介した。
その他の諸論文、インタビューは、『労働組合のロマン』(1986年)を編集したときに集めておいたものと、その後、『部落』に書いたものなどをPDFでUPしておく(一部未掲載)。単行本はPDF化できていない。
失対事業打切りに反対する―全日自労のたたかい、『部落』、部落問題研究所出版部、1962年9月、152号
大衆運動における法則性、『現代と思想』、青木書店、1978年12月、34号
総評改革と労働運動再建のために、労戦再編と統一労組懇<特集>、月刊労働問題、1980年5月、274号
要求穫得に執念をもって進もう、81年春闘読本―職場労働者編、賃金と社会保障、1980年12月10日、807号
『日本の労働組合運動をどう建てなおすか : 労働戦線統一/春闘再構築/大衆運動の法則性』、中西五洲著、合同出版、1981年11月
運動の立て直しをあくまで追求、労働運動の現在と未来<特集>、月刊総評 / 日本労働組合総評議会、1982年1月、289号
『労働組合のロマン : 苦悩する労働組合運動からのレポート』、中西五洲著、労働旬報社、 1986年2月
「労働組合のロマン」と事業団運動、労働者協同組合と現代<特集> ; 労働者協同組合と日本、賃金と社会保障、1986年3月25日、934号
ある活動家の追想と提言(ひとりごと)『部落』、部落問題研究所出版部
⑴ 私の運動の原点――はじめにかえて 1992年8月
⑵ 自分の頭でものを考える 1992年9月
⑶ 大衆運動の法則性 1992年10月
⑷ 人類の危機 1992年11月
⑸ 協同の原理 1992年12月
⑹ 労働者協同組合 1993年1月
⑺ 徹底民主主義 1993年2月
⑻ 自立と協同と愛 1993年3月
高齢者生協の創設をめぐって、特集 環境と地域社会への配慮、協同組合経営研究月報、協同組合経営研究所、1996年7月、514号
全日自労三重県本部の歴史をまとめるにあたって、手島繁一、協同の発見、1995年10月、43号
『皆でたたかった50年―全日自労三重県本部の歴史』の刊行に当たって、手島繁一、協同の発見、1996年6月、51号
◇これまで書いてきたものやUPしたものを一挙PDF化した。ご一読を。 (2015.02.23)
中西五洲さんの思い出――主な論文・エッセイ抄(PDF、A4判、95頁)
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