盲導犬を傷つけないで―ロービジョン友の会アリスなどが呼びかけ
今日の朝(9月17日)、「ロービジョン友の会アリス」(越谷市を中心とする視角障がい者当事者と家族、ボランティアが参加)を中心として、8団体の「盲導犬をきずつけないためのよびかけ」チラシまきが東京新聞などで報道されている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014091702000168.html
「盲導犬傷つけないで」 8団体、越谷でチラシ配布
埼玉県内で七月、盲導犬のラブラドルレトリバー「オスカー」が刺されてけがをした事件を受け、視覚障害者を支援している同県東部の八団体が十六日、越谷市のJR南越谷駅前で、再発防止を呼び掛けるチラシを配布した。
越谷を拠点に活動する「ロービジョン友の会アリス」の呼び掛けで実施。視覚障害者や支援者ら約三十人が「盲導犬は単なる犬ではありません」などと呼び掛け、「盲導犬を傷つけないで」と書かれたビラ約千枚を通行人らに配った。
友の会アリス代表の阿保(あぼ)裕子さん(56)は「盲導犬を傷つけるのは人を傷つけるのと同じことで、やりきれない。チラシを通じて盲導犬ユーザーへの理解が深まり、犯人逮捕への一助になれば」と話していた。
盲導犬傷つけないで 視覚障害者8団体、南越谷駅で呼び掛け
埼玉新聞WEB
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/09/17/09.html
市民団体が盲導犬や視覚障害者への理解を呼び掛けるチラシを配布した=16日午後、JR武蔵野線南越谷駅前
盲導犬を傷つけないで―。視覚障害者の市民団体「ロービジョン友の会アリス」(越谷市)など県内の8団体が16日、JR武蔵野線南越谷駅の広場でチラシを配布した。
県内で7月、盲導犬「オスカー」が傷つけられた事件を受け、盲導犬や視覚障害者への理解を深めてもらおうと行われ、約30人が「盲導犬は視覚障害者にとって大切なパートナーです」と呼び掛けた。
盲導犬は視覚障害者を誘導するため、繁華街や公共交通機関などで、適切な行動が取れるように訓練を受けている。それでも突然声を掛けられたり、触られたりすると、注意がそがれ、予測不能な動きが起こりかねないという。
同会の阿保裕子代表(56)は、盲導犬や視覚障害者に対する社会の理解が十分でない現状を危惧している。
阿保代表は「目が不自由になると、引きこもりになってしまう人が多い。やっと外に出られるようになっても、心ない人によるいたずらが恐怖心を与えてしまう。盲導犬は目の不自由な人の体の一部。安心して日常生活が送れるよう、多くの人に理解してほしい」と話す。
自身も視覚障害者の「虹の会」(草加市)の宮田新一代表(68)は、これまで白いつえを3回折られたり、点字ブロック上の自転車に衝突したことが度々あるという。
盲導犬オスカーが刺された事件については「痛いのは犬も一緒。それでもほえないのはユーザーとの信頼関係が成り立っているから」と指摘。その上で、「私たちは外に一歩踏み出せるようになるまで約1年かかる。真っ暗の中を歩くことがどれほど不自由で怖いか、少しだけ考える瞬間を持ってほしい」と話していた。
▽参加8団体
視覚障がい者・虹の会(草加)、ロービジョン友の会 アリス(越谷市を中心として)、あいフレンズ(春日部)、アイこばと(杉戸)、サロンレインボー(幸手)、愛eye会(八潮)、アイム(三郷)、あおぞらの会(川口)
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