沼田稲次郎――生誕100年への追憶
2014年5月25日は、くしくも沼田稲次郎先生(元東京都立大学総長、1914年[大正3年]5月25日生まれ)の生誕100年の日であった。
労働法学と「人間の尊厳」の実現ををめざす若い読者のために、石井次雄さん(元旬報社社長)に以下の論攷・座談会・鼎談を第一弾として選んでもらい、PDF版で「沼田稲次郎著作目録――人と学問の歩み」にUPしたので、読んでほしい。
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/numata/index.html
また『越中人譚』(発行:チューリップテレビ 文:仁ヶ竹亮介[高岡市立博物館学芸員]、2003年7月10日 )に発表された評伝も、著者の仁ヶ竹亮介さんの了承を得て、「沼田稲次郎先生の略歴および主要著作」に掲載している。
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/numata/profile.html
法学者ではないが、注視する視点と沼田先生の人生を的確に描く筆力に敬服する。
「著作目録のページ」へ(自著・共編著・論文等)
1950年 論文「ピケット権の法理(1)」(『労働法律旬報』第29号)
1973年 講演「社会保障研究会と社会保障の思想」(『賃金と社会保障』第625号)
1985年 論文「人間と国家――モスクワからアテネへの旅のノート」(『労働法律旬報』第1115号)
(座談会・鼎談・対談等)
1957年 座談会「労働運動の回顧と展望――1956年~57年」(藤田若雄・太田薫・野々山一三『労働法律旬報』第259号)
1976年 座談会「戦後権利闘争と労働法学の課題――労働法学はいかにあるべきか」(片岡曻・横井芳弘・本多淳亮・中山和久・籾井常喜『労働法律旬報』第900号)
1984年 対談「地域に根づく医療を求めて」(若月俊一『賃金と社会保障』第899号)
1989年 鼎談「いま改めて人間の尊厳を」(藤田勇・渡辺治『労働法律旬報』第1207号)
▽追記
ホームページ:「沼田稲次郎著作目録――人と学問の歩み」のページ
▽2014.07.24 「沼田稲次郎のページ」を更新
生存権の性格について――社会保障闘争によせて、沼田稲次郎、労働法律旬報、第499号、1963年9月5日
四・一七ストと統制問題――労働組合と組織統制・統一と団結と組合民主主義・政党と労働組合、(座談会))野村平爾、沼田稲次郎、矢加部勝美、横井芳弘、東城守一、青木宗也、労働法律旬報、通号 530号、1964年07月15日
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