小林雅之著:東京公務公共一般の組織化とその実践を描いた本紹介
小林さんとは、何回かお顔を拝見したことがあるが、じっくり話を聞く場面はこれまでない。
しかし今崎暁巳さんの追悼文集(『今崎暁巳さんと私』)では「いつも現場で語りあえた人」を書かれており、編集した側の私は、読んだだけで同時代を一緒に生きてきた感じがする。
本ブログの「佐藤一晴さんのホームページがオープンされています」もご参照を。
その小林さんが書かれた『上を向いて歩こう』(本の泉社、2008年7月)を「東京争議団運動のDNAたっぷりの労働組合組織づくりを描く―東京公務公共一般労組」と伝えたい視点をこめて書いた。
同時に以下の報告もUPした。
個人別組合と企業別組合――企業社会を乗り越える労働運動の創設を
(PDF版)、 第52回東京労働争議研究会:報告〔『労働法律旬報』、No.1541、2002年12月10日〕
掲載したサイトは下記のところ。
そしてWEB上では多くはUPされていない「東京労働争議研究会」のことも少し書いた。
代表委員の清水明さんと2000年代初頭にメーデー会場でばったり出会ったとき(出版労連出版ネッツで参加した)、「いまなにをしているんだ」と言われたこと記憶する。
鬼籍に入った大先輩へのメッセージとして、「生きて労働問題・労働組合運動の歴史をUPしています」と今になってここに書かせていただく。
さらに 1980年代から90年代の争議解決の教訓をまとめた出版物――『労働争議――たたかって、生きる』(鴨川幸司、佐藤一晴、戸塚章介、松井繁明著、大月書店、1998年)もご案内した。
▽参考
以下の3冊も、同時代にたたかわれた東京争議団運動の歴史だ。
「沖電気、日本航空、日立における人間の尊厳のたたかい」(それぞれの労働組合運動史3)
連絡先は公務公共一般労働組合 豊島区南大塚2-23-10 東京労働会館
03-5395-5255
▽追記(2018.05.10)
公務公共一般労組づくりと職種別労働組合運動の構築へ
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-a956.html
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