« 2014年1月 | トップページ | 2014年3月 »

2014年2月

2014年2月27日 (木)

小林雅之著:東京公務公共一般の組織化とその実践を描いた本紹介

 

  小林さんとは、何回かお顔を拝見したことがあるが、じっくり話を聞く場面はこれまでない。

しかし今崎暁巳さんの追悼文集(『今崎暁巳さんと私』)では「いつも現場で語りあえた人」を書かれており、編集した側の私は、読んだだけで同時代を一緒に生きてきた感じがする。

 本ブログの「佐藤一晴さんのホームページがオープンされています」もご参照を。

 

 その小林さんが書かれた『上を向いて歩こう』(本の泉社、20087月)を「東京争議団運動のDNAたっぷりの労働組合組織づくりを描く―東京公務公共一般労組」と伝えたい視点をこめて書いた。

   14026kobayasi

 

   

  同時に以下の報告もUPした。

 

  個人別組合と企業別組合――企業社会を乗り越える労働運動の創設を (PDF版)

  第52回東京労働争議研究会:報告〔『労働法律旬報』、No.154120021210日〕

 

 
 掲載したサイトは下記のところ。

 



 それぞれの労働組合運動史・3



 そしてWEB上では多くはUPされていない「東京労働争議研究会」のことも少し書いた。

 代表委員の清水明さんと2000年代初頭にメーデー会場でばったり出会ったとき(出版労連出版ネッツで参加した)、「いまなにをしているんだ」と言われたこと記憶する。

 

 鬼籍に入った大先輩へのメッセージとして、「生きて労働問題・労働組合運動の歴史をUPしています」と今になってここに書かせていただく。

 

 さらに 1980年代から90年代の争議解決の教訓をまとめた出版物――『労働争議――たたかって、生きる』(鴨川幸司、佐藤一晴、戸塚章介、松井繁明著、大月書店、1998年)もご案内した。

 

  ▽参考

  以下の3冊も、同時代にたたかわれた東京争議団運動の歴史だ。

  「沖電気、日本航空、日立における人間の尊厳のたたかい」(それぞれの労働組合運動史3) 

 

   連絡先は公務公共一般労働組合 豊島区南大塚2-23-10 東京労働会館

   03-5395-5255 

 

 

 

 

  ▽追記(2018.05.10

 

  公務公共一般労組づくりと職種別労働組合運動の構築へ

   http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-a956.html

 

2014年2月11日 (火)

InDesign・DTP早わかり

この数年、「InDesignDTP」の教科書ではわからない点のいくつかを書いてきた。まだまだ検索で入ってくる編集者・デザイナー・研究者が多い。

 

そこで一挙にわかるように、下記のページ(現代労働組合研究会のHP)にPDFで読めるようにUPしておいた。

 

とくに、「クエスチョンマーク(?)とビックリマーク(!)の合体記号(!?)の読み方――DTP・InDesignCS5において―5」については、月間500アクセスに迫る。

職場に熟練の先輩がいない状況が、垣間見える。

 

話は飛ぶが、出版ネッツ関西のページを読むと、技術交流と仕事の協同受注がすすんでいるようだ。東京で「出版ネッツ」の組合員だったころに、このようなページを作っておけば、何らかの足しになったはずだ。

 

 現代労働組合研究会のページ

 

 


  InDesign・DTP初心者のために――DTP・InDesign5において―0 
 脚注(数字)の付け方の発見――DTP・InDesign5において―1

 「句読点の半角モノ」・禁則処理――DTP・InDesign5において―2

 くの字点(くの2字分)の発見――DTP・InDesign5において―3

 背幅と表紙づくりの寸法のとり方――DTP・InDesign5において―4

 クエスチョンマーク(?)とビックリマーク(!)の合体記号(!?)の読み方――DTP・InDesignCS5において―5

 ○(まる)の中に文字をどう入れたらいいのか――DTP・InDesignCS5において―6

 脚注・ルビ(数字)をショートカットで――DTP・InDesign5において―7

2014年2月10日 (月)

越谷発:ワーカーズ・コレクティブの就業説明会

 1昨年(2012年)の10月、越谷エリアでいくつかのNPO(障害者の職場参加をすすめる会ファミリーリンク越谷)、さいたまNPOセンター越谷事務所、ワーカーズ・コレクティブキッチンとまと埼玉葬送サポートセンターなど〕、わらじの会、ワーカーズコープ 〔センター事業団北関東本部〕生協・さいたま高齢協があつまって、「協同まつりinこしがや」が蒲生東町の「日の出商店街」および蒲生東町自治会館をベースに開かれた。

 それ以降、20144月に第2回目の「協同まつり」をひらこうと、何回かの実行委員会が開かれている。


 その実行委員会に参加している「越谷を中心とするワーカーズ・コレクティブ」の人たちが、「ワーカーズ就業説明会@越谷」を、以下のように開催する。

「組合員とその家族」となっているが、組合員になってほしい(私のおすすめは、平田牧場の豚肉―埼玉県内では生協で食せるのは生活クラブ生協だけのはずだ。大昔、タブロイドカラー写真のガイドリーフレットを制作したことがある)。

 

 



生活クラブ組合員とワーカーズの出会いの場開催!

ワーカーズで一緒に働きませんか! やる気ある方大募集!

ワーカーズの働き方を学習し、すでに地域で実践している事業所を紹介する企画です。

自分にあったお仕事がみつかるチャンス! また、起業を考えている方にもオススメです。

 

32日(日)10301230

会場:生活クラブ越谷生活館大ホール

 

「ワーカーズ」って…?

ワーカーズ・コレクティブは「働く人たちの協同組合」です。

暮らしの中のニーズに応え、さまざまな業種に広がっています。

一人ひとりが主体的に出資し運営し働きます。

その仕事をすることで、地域が豊かになることを願いながら事業をしています。

そして働く人自身の幸せも求めています。

 

 

140210wakore

  140210wakore2

 チラシをクリックしてください。大きくできます。

 

 この縁で、「地域活動支援センターひかりの森」に参加するロービジョンの女性が、キッチンとまとで就労体験をすすめている。

 身近な生活圏の中で、就労場所を発見し、交流し、新しい社会参加の場をつくる意味でも、女性たちが中心になって仕事おこし・新しい働き方をつくりだしている事実は大事だ。

 
     ▽追記 埼玉ワーカーズコレクティブ連合会の機関紙に紹介されています。

  140606saiatama_workers
   クリックしてください。大きくできます。

  

2014年2月 3日 (月)

竹中平蔵という男・近代経済学者

 テレビのニュースで、安倍首相の発言する場面。そのそばに竹中平蔵(1951年生まれ)がいた。国家戦略特別区域をつくるために提案した場面だ。

 私が参加しているメーリングで国家戦略特別区域について「その主要なターゲットは東京都を“世界で一番ビジネスのしやすい”地域にする、つまり都民の暮らしや雇用を守るのではなく、グローバル多国籍企業がより活動しやすくなるように、東京や日本の各地域を変えて行こうとするものである」と警告を発している。

  “国家戦略特別区域とは、第2次安倍内閣が成長戦略の柱の一つと掲げる経済特区及びその構想。外国企業の誘致のため、「解雇ルール」、「労働時間法制」、「有期雇用制度」の3点を見直し対象とする特区を設けるというもの。

 

 その中心人物が竹中平蔵だ。彼は、小泉構造改革政策のブレーンで、国民に格差社会をもたらした人物で、青年層・女性たちの非正規労働者化を推進し、地方経済・自治体財政を衰退化させたアメリカ仕込みの「近代経済学者」(いまは新自由主義経済が主流だが)だ。

 

 そこでインターネット検索でヒットした『市場と権力――「権力」に憑かれた経済学者の肖像』(佐々木 実 、講談社 、201359)を読んでみた。たいへんおもしろかった。

  140203takenakabook_2

 下記は、出版社側が書いた宣伝文だ。

 

 済学者、国会議員、企業経営者の顔を使い分け、外圧を利用して郵政民営化など「改革」路線を推し進めた竹中平蔵がつぎに狙うものは!?

 8年におよぶ丹念な取材があぶり出す渾身の社会派ノンフィクション。

12回新潮ドキュメント賞受賞作品――「構造改革」「規制改革」という錦の御旗のもと、いったい何が繰り広げられてきたのか? その中心にはいつも、竹中平蔵というひとりの「経済学者」の存在があった。
外圧を使ってこの国を歪めるのは誰か? 郵政民営化など構造改革路線を推し進めた政治家・官僚・学者たちは、日本をどのような国に変えてしまったのか?
 8年におよぶ丹念な取材からあぶり出された事実から描ききった、渾身のノンフィクション。

 

本書に書かれていることだが――、彼はインテレクチュアル・アントレプレナーシップだそうだ。

 

世の中を動かしていくのは、アントレプレナーシップ(起業家精神)です。そして私たちにいま求められているのは、インテレクチュアル・アントレプレナーシップ、すなわち知的起業家精神です。それにはいろいろな局面がある。

たとえば、東ヨーロッパが社会主義から解放されたときに何が起こったか。アメリカの国際経営コンサルタントと言われる人たちが大量に押しかけて、アメリカ的なビジネスをつくった。これはひとつの知的起業家精神ですよ。ソ連がロシアになったときにも、たとえばワシントンのアーバンインスティチュートという研究所がロシアに進出し、ロシアの都市計画をほとんど手がけた。あるいは、中国で会計基準をつくるときには、アメリカの国際公認会計士が大挙して手伝った。

そして、いまの日本では、政策に関する知的起業家精神が改めて求められている。

 

自ら解説しているように、小泉政権における竹中のポジションは、東欧の旧社会主義国にビジネスチャンスを求めて押しかけたアメリカの経営コンサルタントとどこか似ていた。抜け目ない知的起業家は「市場化」の伝道師でもある。

 

『市場と権力』の紹介文が、現代ビジネスにある。まずそれを読んでほしいが、アメリカ取材など丹念に行われた本だが、まだ読んでわからなかったことがいっぱいある。

 

1 彼はなぜ、慶応大学教授でありながら半年もアメリカの生活ができたのか。

2 他の研究者と共同研究した論文が、彼の名前で単行本となっている事実。なぜ問題にならないのか。

3 リーマンショックで大打撃を受けた世界経済、金融マジック経済の仕掛けをした人物ネットワークと懇意になっていたのに、なぜ彼は批判をまぬがれたのか。

4 なぜ佃島に3カ所の「億ション」を持てたのか。国会でも追及されたようだが、その後は。

5 小泉「郵政改革」の仕掛けを何のためにやったのか。

6 金融改革で問題を起こした人がいるが、なぜ彼は塀の上からなかに落ちなかったのか。

7 いままた安倍内閣の司令塔に座っているのは、マスコミが悪いのか、アメリカが悪いのか、国民が無知なのか。

2014年2月 2日 (日)

越谷発―介護保険料滞納者2200人

 「NHK クローズアップ現代」が放映した女性たちの貧困化〔1020代女性に広がる貧困・「あしたが見えない~深刻化する“若年女性”の貧困~(127日放送) ――働く世代の単身女性の3分の1が、年収114万円未満。中でも深刻化しているといわれるのが、10代、20代の貧困です。〕の姿は、誰の目から見ても、放置してもいいといえない問題だ。

 

1980年代からの「豊かな社会」を経験したシニア(高齢層)の子どもたち、孫たちの姿なんだ。

 自らは公務員、大企業社員、ブルーカラーで「昇進昇格的人生」としての「自己実現社会の主人公」をおくったとしても3分の1以上の状況になっている日本におけるワーカーズ(労働者)の格差社会・非正規労働者問題から起因している。

 

 しかし、“豊かな高齢層”がいる一方で、わが足元の越谷市における「介護保険料滞納者2200人」を知らせる「こしがや市議会だより」(平成2621日、No.180)が届いた。

 

記事によると「平成24年度の第一号被保険者は71207人で、そのうち2200人ほどの方が滞納している状況であった」と記している。

 「支払い能力があるにも関わらず支払いいただけない方に対しては、給付制限などを行うこともある」と書いているが、なんという“上から目線”なのか。書き手の神経を疑う。

 140202017_2

 

140202018_3

 

 無年金者や「制度の隙間で障害年金を受けられない問題」などが、社会問題になっている今、「無介護保険者の発生」が、現実には起こっているのではないか(生活保護システムがまだあると期待しているが)。

 

 第一号被保険者とは、65歳以上の人だ。

 

 

 働いているときは給料天引きで、年金者には昨年から介護保険料の徴収システムが変わり、年金からの徴収と、とりやすいシステムづくりは進むが、支払えない人への対応は、地域社会の課題だ。   

 

 ▽追記 年金が年額18万円以上の人は、年金から引き落としされ。 (2014.02.08)   

 

 65歳以上の人(第1号被保険者)の介護保険料については,介護保険法第135条および介護保険法施行令第41条により,年額18万円以上の公的年金を受給している場合は,特別徴収(年金からの天引き)の方法によって保険料額を徴収するものとする,と定められています。

 

 

 お泊りデイの問題がマスコミで取り上げられ、本ブログにも多数のROM者――(インターネットの電子掲示板や メーリングリストにおいて、自らは投稿せずに、他の参加者のコメントやメッセージを読む 。◇このような参加者[利用者])のこと――が来ているが、それ以前の問題だ。

 

 越谷にも貧困化の波が押し寄せている事実はまちがいない。  

   

 ▽参考(以下のような調査も発表されている)

  介護保険料滞納者にみる高齢者の経済格差と健康格差に関する研究(平成22年度)

 http://www.pfizer-zaidan.jp/fo/business/pdf/forum19/fo19_5_05.pdf

 

  ▽越谷市のホームページより  (2014.05.10)

  http://www.city.koshigaya.saitama.jp/kurashi/koureisha/kaigohokenryou/tainousyobunn.html

介護保険料の滞納者に滞納処分を行います

更新日:2014年4月17日

 介護保険は、高齢者の介護を社会全体で支える仕組みです。介護保険料は介護保険を運営するための貴重な財源です。
 市へ納付する65才以上の方の介護保険料については、可能な限り自主納付を基本として収納対策に取り組んでいます。しかし、再三にわたる督促や催告にもかかわらず積極的な納付が確認できない場合は、負担の公平・公正性を確保するため、財産(預貯金、給与、生命保険、不動産等)の差押処分を行います。
 平成25年度中には、25件の差押処分を行いました。平成25年度介護保険料の納期限はすべて過ぎています。未納の場合は速やかに金融機関などで納付してください。なお、納付相談は随時受け付けています。

 

« 2014年1月 | トップページ | 2014年3月 »

無料ブログはココログ