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2013年9月

2013年9月26日 (木)

『現代労働組合組織論』(中林賢二郎著、1979年刊)の今日的意味

 1980年代に向けて中林賢二郎先生が分析した『現代労働組合組織論』(19796月刊)について、労働組合の組織率が低下してきている現在、若い世代に読み直してほしいと願って、本書の半分ほどをPDFでUPした。

 

 中林賢二郎のページ  (PDFで読めます)

 

 そして大月書店版の『労働組合組織論』(日本の労働組合運動 519856月刊)の「企業別組合と現代労働組合運動の組織論的課題」については、出版社が別なので今の段階ではUPできないが(追加訂正、PDFで読めるようにしてあります。18.05.01)目次を掲げた。

 

 同論文で中林先生は、1980年代の労働組合運動で解決が求められていた「6 企業別組合克服の組織論的課題」の柱として、「総評組織綱領草案と春闘、新しい客観的・主体的条件、組織論的課題」を書き、その実現に向けた提言をしていた。

 

 3番目の「組織論的課題」こそが、「労働組合選択の自由」を説いたもので、「現代労働組合研究会のHP」をつくりだした大事な課題意識だ。

 その部分だけは、以下、UPしておく。

 

中林賢二郎のページ  (PDFで読めます)

 

 

目次(全ページ)

 

1970年代の労働組合運動の到達点をどうみるか

原題:第1章 現代労働組合運動の現状と課題

 

第一章 労働組合運動の現状と課題

 一 わが国労働運動の現状

 二 構造不況下における運動の高揚と停滞

  1 組合員数の増減

  2 ヨーロッパにおける闘争の前進.

三 わが国における闘争発展の阻害要因は何か

  1 考えられるいくつかの要因

2 わが国労働組合運動のもつ闘争エネルギー

四 ヨーロッパ諸国とわが国の組合の組織形態と運営方法のちがい

 1 組織形態と運営のちがい

 2 新しい情勢への組織形態の適応と組合民主主義の強化

五 わが国労働組合運動おける組合民主主義と地域共闘の強化の課題

 

現代労働組合組織論の提起

原題:第六章 わが国労働組合運動の組織論的課題

 ――未組織の組織化と地域共闘

 一 現代労働組合運動の一般的諸課題

 二 同盟と総評の組織方針

 三 組織論的視点の再検討

 四 未組織の組織化と一般労働組合

  l イギリス運輸一般労組の影響

  2 未組織の組織化の必要性

  3 組織化の条件の成熟

 五 産業別組織内における地域的団結の強化の課題

 六 地域共闘の強化と統一戦線

  むすび

 

1970年代におけるイギリス運輸一般労働組合から学ぶ

原題:補論 イギリス運輸一般労働組合の教訓と一般労働組合の課題

 

一 はじめに

 1 当面する組織化運動の問題点

 2 建設労働や清掃労働に起こった変化

二 イギリス運輸一般の組織化運動と教訓

 1 運輸一般労働組合の発足

 2 今日の運輸一般労働組合

 3 建設労働者の組織化過程

 4 運輸一般労働組合の組織化運動の教訓

  (1) 職業別労働組合の成立と限界

  (2) 半熟練・不熟練労働者の組織化の条件の拡大

  (3) 建設産業と半熟練・不熟練労働者の組織化

 5 運輸一般労働組合の階級的強化

 6 一般労働組合の組織形態

 (付) 主要労働運動関連統計指標

 

『日本の労働組合運動』の刊行にあたって

第二巻の課題と構成

 

一  企業別組合と現代労働組合運動の組織論的課題 中林賢二郎

 

 はじめに

1 労働組合組織の現状

   大企業の組合員数の減少/中小零細企業労働者の組織化の進展

2 企業別組合運動後退の諸要因

3 企業別覿織形態の特異性

   職業別組合/一般労働組合/産業別労働組合/企業別組合/企業別組合の会社組合化

4 歴史にみる資本と企業別組合

   日経連の企業別組合礼讃/戦前のエ場委員会と労働組合しめだし/自主的工場委員会か会社組合か

5 企業別労働組合の成立と企業別組合諭

  日本人論/年功的雇用関係との関連/階級闘争的視点/戦後企業別組合の成立/労働者階級のなかの特殊な層と企業別範合/下請支配の構造

6 企業別組合克服の組織論的課題

   総評組織綱領草案と春樹/新しい客観的・主体的条件の成熟/組織論的課題

 

    ◇追記 以下を参考にしてください。

    日本における産業別一般労働組合の再検討のために 

 

     「労働組合選択の自由」を論ずる 明日へのうた――労働運動は社会の米・野菜・肉だ(戸塚章介のブログ

 

 

2013年9月21日 (土)

『東ベルリンから来た女』を観てきた――名画座訪問

 ある人のツイッターを読んでいて、最近、都内の名画座訪問をしている。

 そのうちの1軒、池袋にある「新・文芸坐」にかかっていた『東ベルリンから来た女』(Barbara)を観てきた。

 

2012年のドイツの映画で、公式サイトのコピーは次のように記す。

 http://www.barbara.jp/

1980年。ベルリンの壁崩壊まであと9年。秘密警察の監視の下、美しい女医が東ドイツの小さな町に赴任して来た。自由で豊かな西側への“脱出”の日が近づくなか、東に生きる誠実な医者の男に出会う。医師として、女として、彼女が下した魂の決断とは―」

 

映画の内容はどこかで観てほしいが、1980年代中葉、『わたしの選択 あなたの未来――プロレタリアートへのメッセージ184』(19866月刊、編集委員会:戸木田嘉久、本多淳良、寿岳章子、木津川計、村上恭介、小林康二)の編集・制作に参加した時、スポンサーの全大阪金属という個人加盟労働組合のリーダーを含めて、大阪の労働組合関係者が、東ドイツへ調査・訪問したことがあった。

 

こちらは、東ドイツへ留学したある国立大学教授から、何回となくその実情を聞いていたので、飲み会で「社会主義国」について話したことがあった。

「戦前の日本がいまの東ドイツ」「地下出版で出ているのは、アダルト本」「工場見学をすれば分かるが、設備自体はアナログ」「政党幹部が主人公の国」「国民はシュタージ(ドイツ語: Stasi)に監視されその一員にされている」

 

当時はまだ「ソ連崩壊」は見えてなく、「党官僚(テクノクラート)支配の実態」「社会主義国への幻滅」などは、総評や左派系労働組合の人たちにはタブーであった。

帰国した当人たちは、その大元を認識して帰ってきた。

 

しかし、『東ベルリンから来た女』を観て、当時の社会主義国の姿を根本的に批判しきれていないことが、左翼政党を標榜する政党が国民に支持されていない現状にあると思ったしだい。

 

◇映画に関して御参考まで。

 

観てきました映画『シチリア! シチリア!』

http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-9c1c.html

2013年9月19日 (木)

http://npo-hikarinomori.com/越谷から弱視の方、ロービジョンの方へ

 東武スカイツリー線・越谷駅近く(東口下車5分)に所在し、弱視・ロービジョンの人たちの生活自立支援や歩行訓練、音声パソコンなどの訓練を行っている、「地域活動支援センター・ひかりの森」を運営しているNPO視覚障がい者支援協会・ひかりの森から「ひかりの森レター」が発行された。

編集子は、同レターに以下のような小文を書いた。

 

私はいま、個人的な「ある編集者のブログ」で、NPOひかりの森をご案内しています。

 毎日、何人もの市民がインターネットのYAHOO、GOOGLEの検索キーワードで読みにきてくれています。

たとえば、“「越谷市 弱視」(検索キーワード。以下同)→「目が見えない 見えにくい 弱視の方への 相談支援」のポスター・NPOひかりの森(越谷市)、「越谷 川島健司」→ひかりの森(越谷市)の活動を紹介するDVD完成、「越谷 ボランティア」→ひかりの森(越谷市)・音声パソコンのボランティアに参加しませんか、「糖尿病 眼の病気」→NPOひかりの森が「市民向け・眼に関する講演会」を開催 、「光の森 独協」→NPOひかりの森支援コンサート開かれる。そしてホームページを開設”というように読んでいってくれています。

これからも当事者・家族の方たちへの支援を、WEB上で発信していきたいと考えています。

 

「ひかりの森レター」は、「ひかりの森のHP」にUPされているので、読んでほしい。

 

http://npo-hikarinomori.com/

 

 

日本全国、各地にこのような施設づくりが広がることを期待して。

 

2013年9月14日 (土)

越谷から明治大学、イギリスへ

 もうすでに半年がたっているが、地元・越谷市にある「NPO障害者の職場参加を考える会」の「ニュース(NO.32 201302月号 )――越谷・草加・春日部市長に提言を行い懇談しました」に以下のような小文を寄稿した。

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“社会的企業の中身につながること

 

《共に働く街を創るつどい2012「ピアサポートによる障害者就労支援―その可能性と環境」》に初めて参加して、「ピア」という言葉の意味をじっくり聞けた。 

これまで活動内容はくわしく分からなかったが、障害者の「働く」ことへの熱き思いとその思いに同伴する人間の存在は、街の中に新鮮な風が吹いている感じがした。 

たまたま今、明治大学の中川雄一郎先生・柳沢敏勝先生たちが始めた「日英社会的企業比較研究センター」の広報(WEBなど)の仕事をしている。 

このセンターはさまざまな「社会的排除」をなくすための日本とイギリスの調査・研究を行い、「社会的企業」(ワーカーズ・コレクティブ、ワーカーズ・コープ=労働者協同組合、共同連、女性たちの仕事おこしなど)を国内外にアピールしようとするものだ。 

その中身の一歩が、この越谷の地に生まれていることに気づかされた。“

 

 その「日英社会的企業比較研究センター」がいくつかの修正・更新を終えて、先日UPされた。

この明治大学の「明治大学特定課題研究ユニット」のコンセプトは、「若者・障害者・女性・高齢者の社会的排除への日本とイギリスにおける社会的企業の取り組みの調査・研究」だ。


 「NPO障害者の職場参加を考える会」は、この夏には「市民と自治体 みんなで見直そう働き方 ヒントはいっぱいだ 共に働く街シンポ――障害のある人も 困窮者も 主婦も 高齢者も 若者も  誰もが共に働く街づくりと 市民・自治体・地域社会の協働」シンポジウムを開き、ワーカーコープ、ワーカーズコレクティブ、地元のNPO、越谷市職労などとのつながりを深めている。

 

 http://yellow-room.at.webry.info/201306/article_5.html

 http://yellow-room.at.webry.info/201306/article_6.html

 http://yellow-room.at.webry.info/201306/article_10.html

 

 

 明治大学の皆さんが、わが地元のNPOの取り組みを調査対象に選んでいただけないかと、思ったしだい。

 そして越谷からイングランドにつながる人間的連帯の流れができれば、いいなと願っている。

 

 

 

2013年9月 2日 (月)

横手山(志賀高原)の夏風景

 先月(8月末)、長野の志賀高原・熊の湯(1500m)、そして白根山、万座・日進館温泉(1800m)の高地温泉に行ってきた。そのときの写真をUPする。

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 前山サマーリフトを上がったところから見る横手山(標高2307m、左側、雲がかかっている。志賀高原で最も標高が高く眺望のよい横手山頂をスカイレーター〔動く歩道〕がある)。

 

 

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 横手山から見た、前山サマーリフト(上の写真を撮ったところ)の風景。

 

  追記 万座温泉・日進館の紹介は下記へ。

  日進館(万座温泉)のすすめ――コンセプトの中軸に「高齢者多数社会」を置く温泉宿

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