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2013年4月

2013年4月29日 (月)

社会・労働問題とTwitter、ブログ――現代労働組合研究会のページ・ⅩⅦ

 マスコミが報じない、非正規労働者のこと、「ブラック企業」のこと、各地の労働組合の取り組みの一端を知るツールがある。

 それが「ツイッター(Twitter)」やブログ、HPである。

 編集子としては「政治潮流の違い」を超えて、いま「社会・労働問題」はどんなテーマが生起しているのか、インターネット上、読み込んでいるので、ここに紹介したい。

 

 まずは「ツイッター(Twitter)」で「フォロー中の人たち」。この人たちの相互媒介ツイートがあるので、1日で100通を超える情報が届く。

 有田さん、辻さん以外は、会ったこともないがそれぞれ貴重な情報発信を行っている。

 「ツイッター(Twitter)」には、まだ知らない方々が多数おられるはずだ。仮に50人ほどフォローすると、1日に500通近い相互媒介情報交換が行われていくはずだ。そこまでは、しないが。

 

 

NPO法人POSSE雑誌編集部・坂倉昇平‏@magazine_posse

若者の労働問題・貧困問題に取り組むNPO法人POSSEが出版する雑誌『POSSE』編集長です。そのうち本も出すよ。E-Maileditor@npoposse.jp

 

今野晴貴‏@konno_haruki

 1983年生まれ。仙台市出身。NPO法人POSSE代表。一橋大学大学院博士課程。年間600件を超える労働相談に関わり、仙台市と共同で被災者支援事業を行なっています。過労死防止基本法制定を支持します。著書:『ブラック企業』(文春新書)、『日本の「労働」はなぜ違法がまかり通るのか?』(星海社)。雑誌『POSSE』を発行。

 

石川 源嗣‏@ishikawagenji

NPO法人労働相談センター/全国一般東京東部労働組合/全国一般労働組合全国協議会/ジャパンユニオンに所属。著作『ひとのために生きよう!団結への道-労働相談と組合づくりマニュアル』(同時代社)。アイコンの「ばいきんまん」は不潔を好む、「天才科学者」を自称するが簡単な足し算ができない、ときどき悪だくみをするが必ず失敗する。

 

LaborNet Japan@lnjnow

レイバーネット日本

 

河添 誠‏@kawazoemakoto

首都圏青年ユニオン青年非正規労働センター事務局長/特定非営利法人非営利・協同総合研究所いのちとくらし研究員・事務局長/都留文科大学非常勤講師。非正規労働者・低い労働条件の正社員と失業者の生活支援・権利拡充のために活動中。反貧困たすけあいネットワーク、反貧困ネットワーク、レイバーネット日本の活動なども。

 

有田芳生‏認証済みアカウント@aritayoshifu

参議院議員・ジャーナリスト。アイコンはナンシー関さん、佐藤秀峰さん、弘兼憲史さん、安西水丸さんと適宜変わります。いまはナンシー関さんの消しゴム版画。「つぶやき」は森羅万象。政治的主張の空間とは考えていません。何でも書きます。他者罵倒の礼儀知らずやあてこすり匿名常習者には読んでいただく必要ありません。ブロックが基本原則。

 

辻こうじ‏@koji2454

越谷市民ネットワーク・越谷市議会議員の辻こうじです。現在2期目。環境、ごみ、放射性物質、障害者福祉、貧困、協同労働、平和、議会改革などを主要なテーマに活動しています。

 

 

つぎに「労働組合関係のブログ」

 [1]「レイバーネット日本 」

 2001年2月10日の「レイバーネット日本」設立総会に以下の文章が載っている。すでに12年の年月を経ている老舗中の老舗。

 

 このほど日本においても労働運動活動家、市民メディア関係者、労働運動研究者が集ま り、海外の「レイバーネット」にも促され、ウェブ・サイトをはじめとする労働運動の情 報ネットワークである「レイバーネット日本」を設立することにしました。

 「レイバーネット日本」は、日本において労働者のたたかいを重視しながら、労働運動 にかかわる情報ネットワークをつくります。海外にも日本の労働運動を紹介するとともに、 海外の労働者のたたかいを日本に紹介します。インターネットを活用した労働運動の前進 に貢献します。「レイバーネット日本」は、労働運動の発展を願うすべての人に開かれたネ ットワークであり、個人の自律性・自主性によって運営される参加型の組織です。

 「レイバーネット日本」は、グローバル時代において、労働者の権利を確立し、連帯を 強化することに役立ちたいと願うものです。

 

[2]首都圏青年ユニオン(ウィキペディアより)

 東京公務公共一般労働組合青年一般支部(とうきょうこうむこうきょういっぱんろうどうくみあいせいねんいっぱんしぶ)、通称首都圏青年ユニオン(しゅとけんせいねんユニオン)は、日本の東京周辺の労働者青年で構成する労働組合である。パートタイマー・アルバイト・フリーター・派遣社員・正社員など労働条件を問わず入ることが出来る。

 

[3]奈労連・一般労組支援

 ブログのTOPコピーは以下の通りで、「組織の違いを越えて、労働運動の統一を!」がGood

 

「なくそう格差と貧困、人間らしく生き、働ける社会と職場、労働相談は奈労連まで、一般労組は個人加盟も可能です。とにかく相談を、今こそ労働組合加入を!。

 組織の違いを越えて、労働運動の統一を!

 

内容は、訴えのように連合、全労連、全労協などのナショナルセンターの枠を越え、日本全国の労働者・労働組合を分け隔てなく、情報発信している。

 

 

[4]西播地域ユニオン ブログ

「西播地域ユニオンに関係した記事と全国で発生した労働に関する記事を引用しブログに綴り現在の労働を考える」と訴えて、ここまで各紙の記事をフォローしている情報源はない。

 

2013年4月28日の引用記事は3件です。

◎不況や就職難 奨学金の返済困難 弁護士ら支援組織設立 東京

◎失業率 27.2% 最悪更新 若年層は57.2% スペイン

◎アルバイト連帯 経済人総連で 「最低賃金1万ウォン」要求し 警察が連行 韓国

 

2013年4月28日の反原発記事引用は2件です。

◎「反原発西武線100☆駅アクション」 「原発いらない」訴える

◎脱原発首長会議 「新規増設認めない」 首相へ要請決議 茨城県東海村

 

2013年4月27日の引用記事は5件です。

◎「非正規全国会議in横浜」 非正規待遇改善を 横浜で会議イベント 神奈川

◎労災死者増加 田辺労基署管内 和歌山

◎日立 元社員発明対価 最高裁が上告棄却 減額判決確定

◎反貧困ネットワークぐんま あす設立 高崎でシンポ 群馬

◎労働力年齢比率 5人に1人60歳以上 最多1192万人に 総務省調査

 

[5]NPO法人労働相談センター

 この労働相談は、「今までで年間相談件数の最高は2011年の7624件でしたが、昨2012年はそれを上回る7775件(月平均648件)になりました。 これはセンター創設以来の最高件数です。これまで累計7万件ちかくのご相談を受け、お答えしてきたことになります。」と運動の成果を語っている。

 このNPO法人は東京都葛飾区に所在しているが、知らなかったの余計に紹介したい。

 

「ツイッター(Twitter)」以外の[1]から[5]「現代労働組合研究会のページ」にリンクをつけたので参照を。

  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/111210roudou-index.htm

 

 

 

2013年4月24日 (水)

レイドロー報告とシチズンシップ、協同組合運動の哲学――中川 雄一郎のページ更新

 昨年(2012年)は、「国連の国際協同組合年」だったが、どうも新たな進展はなかったようだ。

その昔、「国連の国際高齢者年」(1999年)の時には、現場にいたので「アメリカ退職者協会」(AARP)の紹介した本を出版し(『AARPの挑戦』)、東大人脈のつながりで「天声人語」にも取り上げられ、話題になったことや「高齢者協同組合づくり」に向けての雑誌編集にもタッチしていたので実感があったが、いま現場にいるひとたちはどうなのだろう。

 

 そこで中川雄一郎教授(明治大学)の論文を読みたくて、国会図書館に行ってきたが、キーワードとして、「レイドロー報告」「シチズンシップ」「協同組合運動の哲学」について、理解を深めた。

 とくに「シチズンシップ」について、中川教授が〔グローバリゼーション、ヒューマン・ガバナンス、それにシチズンシップという「三つの構成概念」を基底とした「シチズンシップ・アプローチ」〕⇔「レイドロー報告」・「国際協同組合運動の哲学」について展開しているので、読み解いてほしい。

 この問題意識を深め実践したとき、「協同組合」「非営利・協同事業組織」「社会的企業」とその担い手たちは、コミュニティのなかで「互恵的な理念」と「自治、権利、責任そして参加」をになうことができる、と大きく問題を提起している。

 

 越谷(埼玉県)から協同組合をみるとき、県レベルの市民生協がなくなり「○○」という名前になり、昔の共同購入車(いまは個配車か)の名前も変わってしまっている。

 わが家はクラブ生協(平田牧場の肉も求めて)だが、この小さな生協の方が「シチズン生協」ではないかと今は思っている。

 

 ひるがえって、日本の労働組合の混迷は、あらゆる運動潮流の違いを超えて、このようなキーワードが発見されていないことから、次の世代にとって、学ぶ欲求がうまれていないのではないか。

 

 労働運動・社会運動版の「レイドロー報告」を求めたい。

 

 「中川雄一郎のページ」のご案内

 

高年齢者の雇用・就労と社会的企業 (特集 高齢者雇用の課題を解く)、中川 雄一郎、季刊労働法―(236)、125136201201

国際協同組合運動の哲学――グローバリゼーションとシチズンシップ(特集 新協同組合ビジョン研究・緊急特別座談会「東日本大震災とTPP」)―― (協同組合運動の哲学)、中川 雄一郎、協同組合経営研究誌季刊にじ(635)、12292011

協同組合運動の哲学――シチズンシップと協同組合(特集新協同組合ビジョン研究)、中川 雄一郎、協同組合経営研究誌季刊にじ (633)、6262011

レイドロー報告の想像力――協同組合運動の持続可能性を求めて (特集 「レイドロー報告」から30年――国際的協同組合運動の課題と展望)、中川雄一郎、協同組合経営研究誌季刊にじ(629)、24422010

『非営利・協同Q&A』誌上コメント(その4 ・最終回)富沢賢治、中川雄一郎、坂根利幸 [] いのちとくらし研究所報第36号、 2047 20110920

日本協同組合学会第30回大会とレイドロー報告、中川雄一郎、非営利・協同総合研究所いのちとくらし所報、No.32 2010.10.31

シチズンシップと非営利・協同 (特集現代社会の転換と福祉・労働・経済)、中川 雄一郎、いのちとくらし研究所報 (28)、21220090915

 

2013年4月19日 (金)

地元の図書館で県立図書館所蔵の専門書を借りた――埼玉県内公共図書館等横断検索システム

 最近、毎週のように国会図書館に通って、労働関係・協同組合関係の専門誌・大学の紀要などの複写サービスを受けている。

 カード1枚で、「デジタル複写サービス」や実際の雑誌・紀要を借り受け、複写サービスが受けられる。

 現場にいる図書・雑誌の出庫・複写サービスをになっているのは「20代から30代の女性・青年たち」だ。どこの企業が「特定指定管理業務」を請け負っているのか明示されていないが、黙々と作業をこなしている。

 代議制の国会のすぐばに、膨大な「非正規労働者の群れ」が登場しているのが、今を象徴している。

 

 話は飛ぶが、私がさいたまの越谷市に引っ越してきたのは、別の理由だったが、歩いて5分ほどのところに市立図書館があり、大変お世話になっている。

 たとえば、下記の「落語家の本」などはもっぱらその図書館だった。

 

▽落語家の「生証言の本」を読みつづけました。

http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-7e0f.html

 

 

 最近、大崎善生著『赦す人』を読了。赦す人とは作家、団鬼六のことだ。欲望に忠実に生きた団 鬼六の人生を辿るノンフィクション。団鬼六伝。

 新潮社の帯のコピーは「“鬼”と名乗った男は、何があっても、無限のやさしさで全てを受け入れた。夜逃げ、倒産、栄華と浪費、また夜逃げ。団鬼六の波乱万丈の生涯は、しかし常に純粋さと赦しに貫かれていた。伝説の真剣師と交わり、商品相場を追い、金を持ち逃げされ、妻の不倫に苦しみ、その全てから小説を産んだ。出生から最期の日々まで、「異端の文豪」の唯一無二の人物像を描ききった感涙の長編ノンフィクション」

 

「あの日活ロマンポルノ時代の作家」の人生に興味を覚えて、越谷図書館に所蔵してある「団鬼六」さんの書いた本をほとんど読んでしまった(10冊ほど)。

残念ながら代表作の『花と蛇』などは、所蔵されていないようだ。

 

 さて表題のサービスは、こういうこと。

 市立図書館の本の選定はだれがやっているのか知らないが、業界でいわれている「人文書」、そのなかの「社会科学関係」の本は、ほとんどない(私がかかわった分野だと労働関係の専門書)。マル経の本もほとんどない。「ニーズがない」からだろうが、しかしなぜか「長谷川慶太郎」などは、昔からの本がずらっとそろっている。

 

 それらの専門分野の本が借りられるシステムがあるのを発見し、申請書式をもらって申し込んでみたら1週間ほどで、市立図書館に到着したとのメールが来ていたので、すぐにとりに行った。

 これならやっぱり「本を買わない生活」はかなり可能な時代だ。

 今回借りた本は『白鳥事件 偽りの冤罪』(渡部富哉著、同時代社、201212月刊)。

 私の知人(手島繁一さん、けい子さんご夫婦)が、現地でこの「歴史的解明」に尽力している。

  「白鳥事件を考える集い」

  http://peacecafe.greenwebs.net/?p=828

 

 

▽埼玉県内公共図書館等横断検索システム

埼玉県内の市町村立図書館等の蔵書を一度に検索することができます。

 資料のご利用にあたりましては、資料の所蔵館ではなく、ふだん利用されている最寄りの図書館にご相談ください。

http://cross.lib.pref.saitama.jp/mutualpub/mutual.html

 

 

2013年4月15日 (月)

ショップ・スチュワード、サンジカなどヨーロッパの労働組合を紹介――中林賢二郎さんのページ更新

  ▽追記(2016.05.18

 

  ショップ・スチュワードに注目していた出版物――中林賢二郎さんのページ更新

 

  http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-35a6.html

 

 わが国でも1980年代までは、イギリスやフランス、イタリアなどのヨーロッパの労働組合の活動がたえまなく紹介されていた。

まだ「労働」に関心を寄せる人たちが多く、これらを紹介する本・労働雑誌などの読者は、総評系の労働組合活動家が多かったのではないか。この当時は、まだ「幹部闘争から職場闘争へ」「統一と団結」など、職場に根を張った労働組合づくりがテーマだったからだ。

 その時代に中林賢二郎さん(当時・法政大学社会学部教授)は、イギリスの「ショップ・スチュワード」やフランスの「サンジカ」の紹介を論文として発表している。

 

 いまではインターネット上に2つのキーワードが紹介されている論文・エッセイは数少ない。

 

 前者は、日本大百科全書(小学館)で「職場委員(しょくばいいん)―― 職場ごとに選出された組合員の代表者。労働組合の組合民主主義の徹底を図る一環として欧米の労働組合においてとくに発達した制度で、ショップ・スチュワードshop stewardともいう。職場委員の任務は、組合中央機関の指令・決定を末端の職場において周知徹底を図る一方、労働協約が規定どおり守られているかを監視したり、職場における組合員の苦情・要求を処理し、または職場の組合員の声を組合中央に連絡・報告することにある。この意味で職場委員は、職場の組合員と組合中央機関をつなぐパイプの役割を担っている。職場委員の多くは信頼の厚い組合員であり、その活動はほとんど無報酬である。[ 執筆者:吉田健二 ]」と紹介されている。

 

 後者のサンジカを紹介している「フランスの労働組合・労働運動――長い後退期を経て活性化のきざし、独立行政法人 労働政策研究・研修機構」では、「労組の基本単位は、サンジカと呼ばれ、一定の地域の産業または職種別に置かれる。そのサンジカの下部組織として地区の支部、さらに支部の下に企業別、事業所別の分会を置くのが一般的。そのため、中小を含む多くの企業、事業所内に、小規模の組合が複数存在することになる。これら労組は、組合費の徴収、企業内での団体交渉などを主な活動とし、ライバルでもある他労組と日常的に顔をつき合わせて勢力争いをしている」と書いている。 

http://www.jil.go.jp/foreign/labor_system/2004_12/france_01.htm

 

 1989年にイタリアのトリノのCGILに調査・取材に行ったとき、先に来ていたのは「韓国の青年労働者たち」だった。

 国労の方の「複数ある職種別組合の企業内統一がなぜテーマにならないのか」という質問に対して、トリノの地域組合リーダーは「韓国の労働者は、産業別地域組織が職場にどのように力を入れていくのかという話が中心だった」と、言っていたのを記憶する。

 

 何か違っていたのではないか。

 

さて、いまさらでは遅いかもしれないが、その違いを考えるためにも。以下に「中林賢二郎のページ――労働組合運動への提言」を新規に起こし、UPした。

 コミュニティ・ユニオンや地域ユニオンに参加している青年・女性たちが、「職場」「地域」「職種別」「産業別組織」をつなげ運動を展開し、未来を語る上で参考になる情報ではないかと確信している。 

  

   
中林賢二郎のページ

  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/nakabayasi/nakabayasi-index.html

 中林賢二郎のページ――労働組合運動への提言(新規ページ)

  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/nakabayasi/nakabayasi-ronkou.htm

 

13/04/15

イギリスのショップ・スチュワード――イギリス労働組合運動における職場組織と職場委員

掲載誌:研究資料月報 / 法政大学社会労働問題研究センター、法政大学大原社会問題研究所 、(通号 278) 1981.08(PDF版)

フランス労働組合の組織形態と企業内における組合活動の権利

初出掲載:『ドゴール体制下の労働運動と五月ゼネスト――国家独占資本主義下の政治闘争と経済闘争、フランス総同盟、19685月ゼネストの闘争記録』(中林賢二郎・井出洋・小森良夫・坂本満枝 編訳、労働旬報社、A5判、19693月)  (PDF版)

企業別組合の歴史的形成と弱点の克服

掲載誌:日本の労働組合組織の問題点をえぐる――企業別組織の歴史的形成と弱点の克服、今日の組織問題(創刊6周年記念総特集)中林賢二郎・切山登。労働・農民運動、74号、19725月号(PDF版)

  

追記――「芹澤寿良のページ」でくわしい書評があるので、いっしょに紹介しておきたい。

《書評》イギリス労働運動の現状をどうとらえているか

日本の社会科学者が現地にみた現代イギリス労働運動の最近の動向――中林賢二郎著『イギリス通信――経済危機と労働運動』を中心にして、芹沢寿良、昭和57年(1982331日発行、高知短期大学『社会科学論集』第43号抜刷

 

はじめに

一 現代イギリス労働組合運動の基礎知識

  (イ)イギりス労働組合運動の組織的特徴

  (ロ)職揚委貝(ショップ・スチュワード)

 ニ イギりス労働運動の今日の発展の背景と指標

 三 イギりス労働党の左旋回―その状況

 四 イギりスにおける労働運動の現状(一九七九年)の評価をめぐる論争

 五 イギりスの労働者の「連帯」・ストライキと市民・生活水準

  (イ)イギりスの労働者の「連帯」―労働組合の力の源泉

  (ロ)ストライキと市民の反応

  (ハ)生活水準

 六 イギりス労働運動と市民社会の展望についての感想

 

▽現代労働組合研究会のHP

 

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/111210roudou-index.htm

 

2013年4月 9日 (火)

アメリカ合州国にならなかった可否――「五十嵐仁のページ」を更新

  いま、アベノミクスが世間で喧伝され、まずは世の中に供給される日本紙幣(円)がジャブジャブと発行され、円安・株高で「資産バブル」が起こるといわれている(昔はマネーサプライというキーワードで語られていたが、最近はマネーストックいわれているらしい。しかしその変化からアベノミクスを書いているマスコミはない。どうなのか経済学者は書くべきだ)。

 

1980年後半に加藤哲郎・伊藤正直・高橋祐吉・田端博邦・寺西俊一さんたちの 『これからの日本を読む――現代社会入門』(労働旬報社、1987年)を出版したことがある。この本では日本経済を危機でとらえるのではなく、「構造的危機に陥っている日本社会論」からの離脱のすすめだったが、「バブルに向かった日本社会の入り口」を切り取った本だ。

「危機、キキ、キキ」といい続けていた人たちにとっては、異端の書のようだった。

 

サプライサイダー【supply-sider】(経済活動において需要面よりも供給面を重視する考え方を信奉する人々)という言葉があるようだが、アベノミクスのマネー・サプライを増やし需要がついてくるとする期待感にたいして、こちらは世代を超えて「非正規労働者1700万人」減少のための労働組合運動を期待したい。

需要がないのではなく、車も買えず、海外旅行にも行けなくて恋もできない3分の1に及ぶ青年・女性たちのあきらめの声が聞こえてくるのだ。

 

話は飛ぶが、五十嵐仁さんの「日本市場をこじ開けようとし続けてきたアメリカの執念」を読んで、「アメリカ合州国」(本多勝一さんの言葉)の一員にしていたら、こんな苦労をしなくてもいいはずだが、これも「歴史の妙」なのだろう。

 

《追記》

しかし「五十嵐仁の転成仁語」(4月10日(水) 裁判官の独立などは「絵に描いた餅」だった)では、田中長官が「砂川判決」を撤回するように最高裁を導くという「アメリカ追随」を批判している。

以下、「五十嵐仁のページ」を更新したので読んでほしい。

 

日本市場をこじ開けようとし続けてきたアメリカの執念、 八王子革新懇機関紙『革新懇話会』第57号(2013325日)

書評:渡辺治著『渡辺治の政治学入門』、雑誌『経済』2013 年4月号

労働規制緩和の攻勢をかける経営者団体――日本経団連『経営労働政策委員会報告』批判、『自然と人間』2013 3月号

インターネットによるレイバーネットTVの放送(2013214日)のためのメモ【イガジン、安倍“危機発生内閣”を斬る!】に出演[2013215日(金)]

[付]FMラジオJ-WAVEで「JAM THE WORLD」の放送に出演(2013211日)、それに向けてのメモ[2013212日(火)]

参院選後も政権安定は無理、『連合通信・隔日版』№ 86912013 1 31日付

総選挙の結果をどうみるか――小選挙区制によってアシストされた虚構の自民圧勝、『学習の友』No.7142013年2月号

自衛隊の国防軍化――変える必要性があるのか、「金曜討論」『産経新聞』1月25日付

 


 「現代労働組合研究会のページ」では以下のように、各ページの更新もすすめてある。興味のある方はどうぞ。



13/03/29 それぞれの労働組合運動史・論 その3

レポート 労働運動研究(準備1号)――2013.1.25 発行/労働運動研究フォーラム

 1 「労働運動再生のための討論会」の開催に向けた懇談会

      経過報告と問題提起     共同代表 伊藤 彰信

  2 労働運動の現状と課題      共同代表 中岡 基明

  3 地域労働運動の再生と課題    市原地区労顧問 鳰川 静 

13/03/29 new  「浅見和彦のページ」 を更新

 建設労働者・就業者の組織的結集過程と労働組合機能の発展――戦後の諸段階と展望、全建総連、20101111  (PDF版)

2013.03.25 「全労協をになう人たち」を更新

 全統一の30年の経験から――アメーバー型労働組合運動へ

――鳥井一平「ある個人加盟労組の三〇年:全統一労組の経験」(PDF版)

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