1970年代の労働組合をになった人たち――現代労働組合研究会ⅩⅤ
1970年代、まだ総評があって、国労や全逓などの公共企業体労組が主流だったが、高度成長社会をになった民間企業の労働組合に元気な労働組合運動があった。
東京でいえば、南部の金属労組=全国金属労組や都心でがんばったマスコミ関連労組の新聞労連、出版労連、民放労連などのマスコミ関連の労組・中小企業労組を中心とする千代田区労協・中央区労協があった。
まとめ役のひとつの東京地評などは、労働組合オルグをつくって着々と陣地を広げていた。
この時代の代表例のひとつとして、1970年代から1980年代に出された報知新聞系3労組のたたかいの記録と全金北辰電機労組の委員長の追悼文集を下記のようにUPした。
『良心の歴史をつくりたい』
――(1970年6月、報知新聞労働組合・報知印刷労働組合・報知印刷大阪労働組合編、労働旬報社)
階級的・民主的労働運動をになった人たち――その1
――金属労働者の文集『追悼・岡安政和』(「追悼・岡安政和」編集委員会)
連合が成立して、「労働組合の信頼度」が低下したが、歴史に埋もれさせるわけにはいかない。
非正規労働者の若い世代は「労働組合を既得権益集団視」しているようだが、君らの親父さんや母たちは、「反権威」と貧乏をなくすためのたたかいをしていたことを伝えたい。
追記
「少数派労働運動」というキーワードで、1970年代にたたかわれた記録をある研究者の文書から部分的にフォローしてみた。“たたかう労働者群”の事実を学ぶためにUPしておく。
「少数派労働運動」[下田平裕身さん(信州大学)の自分史・労働運動に関する論文]より。
▽現代労働組合研究会のHP http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/111210roudou-index.htm
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