モップとダイヤルの叛乱――自治体職場の非正規労働者とともにたたかった記録
越谷のブログ:共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す
昨年、「協同まつりinこしがや」の実行委員会の同行者・「「NPO法人 障害者の職場参加をすすめる会」の山下さんのブログ「共に学び・働く―「障害」というしがらみを編み直す」を読んでいるうちに、ある本に出会った。
<< 作成日時 : 2012/11/23 01:02 >>
http://yellow-room.at.webry.info/201211/article_8.html
その本は『モップとダイヤルの叛乱』(制作:竹の子ニュース編集部、協力・越谷委託労働者組合・自治労・越谷市職員組合・埼玉学校委託労働者組合、JCA出版 発売時定価1,500円 1982年5月20日1刷)
越谷市立病院委託紛争記――出版社が書く「帯」には、次のように打ち出されている。
「埼玉県のベットタウン越谷の市立病院で働く、おそうじおばさんと電話交換手が、労働組合を作った。逃げ出した会社、導入策すハイエナ企業、右翼も団交に! ついに市長は自主管理を潰そうと、警察に出動を要請した…が。」
この本が、インターネット上にあるので読んでみた。
http://www2.plala.or.jp/kokyomnkn/mop/honbun.htm#プロ-1
とにかく30年ほど前に、市立病院の現業下請け労働者を正規雇用公務員労働者の面々と非正規ユニオンのメンバーが、正面から受け止め、その組織化と待遇改善のたたかいを組織したドキュメントだ。
自治体職場に蔓延する「非正規労働者」と今後、どのように協同していくか、自治体労働組合には大きな課題だ。その魂の一端を考えさせてくれる本だ。
《それぞれの労働組合運動史》(2012.11.01)
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/120225roudoukumiaiundousi.htm
企業別組合をどうとらえるか――古くて新しい問題(深井龍雄、わが国労働組合の組織問題、『現代の労働と生活Ⅲ 労働組合の民主的変革』、深井龍雄(黒川俊雄編、1985年3月、労働旬報社))
少数派労働運動の歴史の御紹介(下田平裕身・信州大学、2006年)
地域共闘・中小運動・コミュニティユニオンのページの御案内(、『地域ユニオン・コラボレーション論 オルグから見た地域共闘とは』、小野寺忠昭著、発行・インパクト出版会、2003年)
「管理職ユニオン」の結成から10年=『転形期の日本労働運動――ネオ階級社会と勤勉革命』(東京管理職ユニオン、緑風出版、2003年12月)
松井 保彦著『合同労組運動の検証──その歴史と論理』の書評と紹介
連合よ、正しく強かれ――「連合」労働運動の過去・現在・未来 要 宏輝(元連合大阪副会長)
対抗戦略としての社会的労働運動 ――脇田憲一(労働運動史研究者)
高野実思想の継承と発展を――戦後労働運動二回の大高揚とその反動 樋口篤三(元「労働情報」編集長)
平沢栄一さんの自伝『争議屋』(1982年、論創社)
芹澤寿良:◇1960年代の「八幡製鉄所のインフォーマルグループ」の育成文書
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