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2012年12月 5日 (水)

写真ルポ・明浜:「南予、祭り音の里」――五味明憲のページ更新2

 私が愛媛県のみかん生産者団体の里・「無茶々園」をたずねたのは、『仕事の発見』誌(日本労協連発行)の取材と代表の片山元治さんの話を聞きに行った1990年代の中ごろ。一緒に行ったのは、故菅野正純さん(当時・協同総合研究所主任研究員)と松沢常夫さん(現日本労協新聞編集長)。

 調べてみたら、「マグネット21プラン・無茶々の里の現場から片山元治(『仕事の発見』1995年3月号) 」という記事があった。はるか遠い宇宙を見据えたような文書だった。こんなことを考えて「産直」をやっている生産者のリーダーがいるのには、心強い感じがしていた。

 http://e-kyodo.sakura.ne.jp/candc/sigoto0-16.htm

 

 

 現地を訪れたときは、村里に入るところに大きな1本の桜の木があったことを記憶している。そこからはまっさかりに海に飛び込んでいくような地形だったと思う。

片山さんは同世代の人で、高校へは海岸の崖伝いに船で行ったというお人だった。しかし、みかんだけではなくヤギを飼い、ジャコで酒を飲み、何でこんなに多くの中年が町に残っているのか不思議だった。

 

 片山さんたちは、自分が作った低農薬のみかんをトラックで東京まで運んで販売し、10年以上かかって首都圏コープ(当時、現パルコープ)という生活協同組合の優良生産地になり、それをささえる「明浜・無茶々園」のメンバー(生産者)だから当然だった。

 その生産者グループが、日本労働者協同組合連合会に参加してきたのも、びっくりした。

 



 この話を、私は酒を飲んで五味明憲カメラマンに報告したのだと思う。

彼は、毎年のように現地に赴き、飛び込んでいきながら、明浜の撮影を重ねている。

よっぽど相性が合ったようだ。

その撮影地と人間(個人と集団)と出会った事実の一端が、以下のページである。


 写真ルポとして、エッセイも書き始め、新たなジャーナリストとして登場している。

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/gomi/akehama.htm

 

 現地でニコニコ顔の五味さん。   http://blog.goo.ne.jp/hamamikan/e/e3f0a72c5a5a44d1c02a49a2af1f2719

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