慶應義塾大学最終講義をホームページにUP――黒川俊雄のページ更新
黒川俊雄先生の「慶應義塾大学最終講義録」が『賃金と社会保障』(1989年9月下旬号)に掲載されている。当時、世の中は「バブル全盛」期で、東京都内で夜、飲み始めるとタクシーの奪い合いが、日夜、起こっていた。
その時代は、だれもが日本社会の転換を肌で感じていたが、黒川先生は自らの社会政策学からみた「産業構造転換に対応する現代社会政策の課題」を説いていた。誌面にその告示が、「三田第一校舎一三一番教室」と書かれ掲載されている。最終講義を聴いた人も思い出すだろう。
当時の編集長は永山誠さん(現昭和女子大学教授)のはずだ。
黒川先生が代表理事を勤めていた「労働運動総合研究所」の事務局から、小越洋之助先生を通じて、何本かの寄稿文をいただいた。
そのなかの「地域政策と労働運動」の冒頭で「痛烈な自己批判」という文章がある。この誠実な決断をぜひ読んでほしい。
▽2012.09.23更新
慶應義塾大学最終講義「社会政策のこれからの課題」、黒川俊雄、『賃金と社会保障』(1989年9月下旬号)
◇労働総研への主な寄稿
『労働総研ニュース』100号を記念して、黒川俊雄、労働運動総合研究所、労働総研ニュースNO.100、1998年7月1日
地域政策と労働運動、黒川俊雄、労働運動総合研究所、労働総研ニュース2000年3月1日
労働総研設立――10年をふりかえって、黒川俊雄、労働運動総合研究所、労働総研クォータリー2000年秋号
解雇規制立法化と破産法制の抜本改正について、労働運動総合研究所、労働総研ニュース2002年3月1日
世界各国で高次元の国民的共同行動を、黒川俊雄、労働運動総合研究所、労働総研ニュース2009年12月(本ページ下段参照)
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