早川征一郎さんのホームページをオープン――現代労働組合研究会Ⅹ
昨年の年末、12月11日(日)、東京の奥多摩、多摩川の源流の沢の井酒造という蔵元にある豆腐料理で有名な「ままごと屋」でささやかな会食の会があり、この会で、早川征一郎先生(法政大学名誉教授、法政大学大原社会問題研究所名誉研究員)と30年ぶりの再会を果たした。
会は、大先輩の川﨑忠文さんを偲ぶ、『回想の川﨑忠文』という追悼集の刊行を祝す会だった。
長年、青梅に住み、奥多摩の山々を愛した故人を偲ぶ、ということで場所が設定された。
早川先生には、春闘関係、人事院勧告や公務員賃金のテーマで、労働関係編集者としてお世話になった。先生の著作目録を読むと、1970年代の後半期には毎月のように、「春闘総括座談会のコーディネーター」や「国鉄や全金、電機労連など単産研究」で企画・編集の誌面づくりでひっぱっていただいた記憶がある。
その後、早川先生は、大原社研の「大原社会問題研究所雑誌」の編集長をやり、その間、大原社研編の『日本労働年鑑』や『社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1986~87年、編集・分担執筆等)、『新版 社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年、編集・分担執筆等)、『日本の労働組合100年』(労働旬報社、1999年、編集・分担執筆等)、『日本労働運動資料集成』(旬報社、2005~07年、編集責任者・分担作成等)など大部の刊行物の責任者として、尽力した。
前者の雑誌を編集に参加していたのが川﨑さんで、後者の刊行物に校正者として参加していたのが、これまた私の大先輩の佐方信一さんだ。
長年、このようなネットワークの中心にいた早川さんのホームページをつくろうと思ったのは、やはり「労働組合運動の分岐点」にさしかかっている今、「Windows95」以前の歴史をWEB上で発信し、次の世代につないでいきたいと思った次第。
早川征一郎のページ
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/hayakawa/index.htm
しかし、仕事をしていなかった時代の「労働問題・労働組合」というテーマを、ホームページというツール(情報戦の場)づくりをしながら、“私の学ぶ場”になっているのは、望外の喜びだ。
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