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2012年6月

2012年6月18日 (月)

早川征一郎さんのホームページをオープン――現代労働組合研究会Ⅹ

昨年の年末、1211日(日)、東京の奥多摩、多摩川の源流の沢の井酒造という蔵元にある豆腐料理で有名な「ままごと屋」でささやかな会食の会があり、この会で、早川征一郎先生(法政大学名誉教授、法政大学大原社会問題研究所名誉研究員)と30年ぶりの再会を果たした。

会は、大先輩の川﨑忠文さんを偲ぶ、『回想の川﨑忠文』という追悼集の刊行を祝す会だった。

長年、青梅に住み、奥多摩の山々を愛した故人を偲ぶ、ということで場所が設定された。

 

早川先生には、春闘関係、人事院勧告や公務員賃金のテーマで、労働関係編集者としてお世話になった。先生の著作目録を読むと、1970年代の後半期には毎月のように、「春闘総括座談会のコーディネーター」や「国鉄や全金、電機労連など単産研究」で企画・編集の誌面づくりでひっぱっていただいた記憶がある。

 

その後、早川先生は、大原社研の「大原社会問題研究所雑誌」の編集長をやり、その間、大原社研編の『日本労働年鑑』や『社会・労働運動大年表』(労働旬報社、198687年、編集・分担執筆等)、『新版 社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年、編集・分担執筆等)、『日本の労働組合100年』(労働旬報社、1999年、編集・分担執筆等)、『日本労働運動資料集成』(旬報社、200507年、編集責任者・分担作成等)など大部の刊行物の責任者として、尽力した。

前者の雑誌を編集に参加していたのが川﨑さんで、後者の刊行物に校正者として参加していたのが、これまた私の大先輩の佐方信一さんだ。

 

長年、このようなネットワークの中心にいた早川さんのホームページをつくろうと思ったのは、やはり「労働組合運動の分岐点」にさしかかっている今、「Windows95」以前の歴史をWEB上で発信し、次の世代につないでいきたいと思った次第。

早川征一郎のページ

http://e-kyodo.sakura.ne.jp/hayakawa/index.htm

 

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しかし、仕事をしていなかった時代の「労働問題・労働組合」というテーマを、ホームページというツール(情報戦の場)づくりをしながら、“私の学ぶ場”になっているのは、望外の喜びだ。

 

2012年6月13日 (水)

櫻田亨さん、李英香さんとクワイアのみなさんが奮闘――第3回ひかりの森音楽会2012

 2012年6月10日(日)、サンシティ小ホールに、200名を超える聴衆者の参加で、「INORI ♪メロディーの光あふれるコンサート♪」(主催NPO法人 視覚障がい者支援協会・ひかりの森。越谷市)が開かれた。


 当日は、はじめに「地域活動支援センター・ひかりの森」の利用者、2人の女性が歩行訓練の模様を披露。

 第1部は越谷市在住・櫻田亨さんのリュートで演奏した「グリーンスリーブス」をはじめ7曲が奏でられた。

 第2部は一転して20名を超えるクワイア(聖歌隊)と李英香さんのゴスペル。

 もう昔、アメリカ映画の「天使にラブ・ソングを… Sister Act (1992) 」を観た記憶がある。

 聞き憶えがある「Oh Happy Day」などもいいが、盲目のバイオリニスト穴澤雄介さんの演奏が加わり「浜辺の歌」などが(東日本大震災を記憶に残すために)歌われた。


 ゴスペルと日本の叙情歌のとり合わせもよかった。

 都内かから駆けつけてくれたクワイアのみなさんと初対面で楽器を合わせた音楽家のプロに感謝。

 

 音楽会終了後、多くの聴衆者が「賛助会員」になっていただいた、これも感謝!

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   音楽会終了後に記念撮影(クリックしてください。大きくなります)

 

埼玉県越谷市弥生町1丁目9番地 山﨑ビル2F

TEL 0489629888

※月曜~金曜 午前10:00~午後17:00

特定非営利活動法人視覚障がい者支援協会・ひかりの森

ホームページアドレス http://npo-hikarinomori.com/

メールアドレス   hikarinomori@cameo.plala.or.jp

理事長 松田和子

2012年6月 6日 (水)

お泊まりデイと宅老所――ふくし生協(福岡高齢協)

 62日(土)に「ふくし生協(福岡高齢協)」の認知症対応デイサービスを見学に行ってきた。場所は博多の繁華街・天神から車で30分ほどの住宅地。

「宅老所 たのしか荘 (通所介護)〒814-0171 福岡市城南区梅林5-52-10


 10年前に地域住民11人の人が発起人となり、ふくし生協(福岡)に申し入れがあり、協同してつくった宅老所。

 敷地500坪もあり、庭には桜の大きな木があり、春の花見は出かけないでも済む。

 

旧料亭の平屋建てを改修して、玄関から座敷に上がる元土間がバリアフリーに改修されで、車椅子も楽々、通れるほどの廊下になっている。部屋は舞台つきの12畳プラス10畳(増築で現在はその倍)、広い食堂、風呂場は2カ所だった。

 

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現在は「12人対応が増築して、24人対応」になっている。スタッフは11人。宅老所なので「お泊まり」もやっている。毎月、数日を除いて家族の希望で5人ほど泊まるという。

泊まるところは玄関近くに部屋があり、ベッドの部屋と畳の部屋があった。

全体として、バリアフリーの廊下と畳、そしてソファーと、小ざっぱりとした上に掃除の行き届いた暮らしを提供していた。

 

ご案内をしていただいた管理者・介護福祉士の梅野信子さんは、「4月にご利用者様が施設に入ったり、お亡くなりなった人もいて経営が大変」とこぼしながら、「通常のデイから移ってきたご利用者さんが、“食事をよくしていますね”、とケアマネさんから言われたり、暴言をはいた人がやさしくなったり、変わっていくのを目の当たりにして、良かったね、とみんなで言えるのがいいんです」と話す。

 

「自慢ではないのですが職員の仲間も止める人がいないんです。食事づくりをしている仲間は、開設当時からなんです」とにっこり語る。

梅野さんの関わり方もユニーク。

「この職場に私は7年もいるんです。夫の定年で数ヵ月旅行などもしていたんですが、このままでは嫌だと、ここに送迎と事務に入ったんですが、責任者が移動することになり、ヘルパー2級、そして介護福祉士の資格をとり、いまでは責任者なんです。帰りも定時のはずが、遅くまで残っていて、家族の希望に反しているんです」と。 

 夢は「小さな施設をつくってすべてを看るところをつくりたいんです」と、地域の組合員さんや家族とも話し合いをしているとのこと。

 


 翌日、創設以来21年で、全国的に有名な「宅老所よりあいの下村恵美子さん」の話を聞いた。

 このブログに関わるので一言書いておく。

  
 

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 「私たちのところは、簡単に泊ってもらわない宅老所なんです。泊まるときは家族との十分なコミュニケーションをとった上で、お互いの覚悟を決めて、泊まってもらう。それも食事付き5000円です」

 「看とりが終わって、家族から“よりあいのみなさんが家族・娘です”、と言わせてはいけないんです。必ず家族に体を触ってもらう、その介護を行ってもらうために自宅に帰すのです」と。

 「福岡でも泊まり800円という青年ビジネスマンの泊まり付きデイサービスがいっぱいできてきました。ホームページを見ると、当事者が庭の花植えをして、スタッフの青年がニコっとしている。それと私たちの宅老所はどうちがうのか。事実で納得してもらわないといけないでしょう」と。

 

 「宅老所 たのしか荘」のふくし生協(福岡高齢協)は「宅老所ケア」を打ち出し、下記のようなシンポジウムを63日(日)に「9電協創館」で開いた。その問題提起を書いておく。

 

 高齢者フェスタふくおか(基調提案)

 福祉の定義は「しあわせ」や「ゆたかさ」といわれます。私たち(福岡県高齢者ふくし生協)は、その福祉への願いや想いをスローガン…『好きなまちでいきいきと暮らし、住み慣れたまちで安心して老いたい』 …に込め、私たちが生活する地域をよりよくするために『宅老所ケア』と位置付けて実践活動を展開してきました。

 『宅老所ケア』は、地域運動として全国に広がった宅老所(私たちの福祉拠点や同様の願いや想いで立ち上がった事業拠点を含む)を、協同組合という枠組みで「働くもの」・「地域で生活するもの」・「介護サービス等を利用するもの」、そして「地域」にとって欠かせない社会資源として永続発展させよう(させたい)という「方針の総称」です。各地に誕生した宅老所が、世代を超えて地域に根付くために、私たちは協同組合という枠組みでその願いや想いをつないでいく構えです。

 具体的には、『宅老所ケア』は「24時間365日の支え合い」を基本方針とし、3つの実践方針…

 ①福祉拠点の「ケアの質」向上や相談窓口としての役割などの充実

 ②看取りまでを視野にいれた医療などとの連携

 ③介護だけではない日常生活の困りごとを支えあう取り組み

 …を掲げ、宅老所運動の実践者や在宅医療の専門家を招くなど、私たちの『宅老所ケア』の方向性を確認しあいながら、「学習や交流の機会」と「実践経験」を積み重ねてきました。

 今回、「福祉の生協」を母体とする全国の仲間を迎えるにあたり、「24時間365日の支え合い」をテーマに、「3つの実践方針」に沿った分科会(パネルディスカッション)を企画しました。

 

 ふくし生協(福岡高齢協)の問題提起と「3031日のお泊まりつきデイ」を売り込む青年ビジネスマンたちの商法(介護を品質という目で見る時代錯誤のリーダー)は、かならず違うものだという「青年たち、ケアマネさん、家族」が現れてくると確信する。

  ▽参考になりましたか。一度、TOPページもご覧ください。


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