「国鉄労働者1047人の解雇反対闘争」における学者・文化人支援のインターネット・時系列的紹介
芹澤さんの論文を紹介したが、その反響が本ブログのアクセスで伝わってきている。
「国鉄労働者1047人の解雇反対闘争」―「芹澤寿良のページ」更新
http://okina1.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/1047-4e26.html
時代の検証をすすめ、「次代をになうワーカーズ」のために、その経緯を本ブログで残しておきたいと思って、学者・文化人の「国鉄労働者1047人の解雇反対闘争」支援の動きなどを時系列に調べたら、下記のようにいろんなメディアで発信されていた。
“●「国鉄労働者1047人の解雇反対闘争」(2012/05/08)――「芹澤寿良のページ」更新”への「追記箇所」
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/candc/120225essay1-7.htm
芹澤寿良のページ
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/serizawa/index.htm
2006年4月4日 に開催した「国鉄労働者1047名の総団結で不当解雇撤回‼ JR採用差別事件の勝利解決をめざす4・4全国集会」(4600人)などの支援アピールメンバーは、下記のように広範な研究者・文化人が賛同している。
民主主義人の協同・連帯が時代を切り拓く一例だ。
「4.4全国集会」呼びかけ人からのメッセージ
http://www.geocities.jp/v1047renrakukai/messeiji.html
【呼びかけ人 36名】(50音順)
伊藤 誠 (経済学者) /小島 恒久(九州大学名誉教授) /中野 隆宣(ジャーナリスト))
大内 裕和(松山大学助教授)/小林 武 (愛知大学教授) /中山 和久(早稲田大学名誉教授)
大久保史郎(立命館大学教授) /小森 陽一(東京大学教授) /橋本 剛
大谷禎之介(法政大学名誉教授) /斉藤 貴男(ジャーナリスト)/(北海道学園大学名誉教授)
香川 正俊(熊本学園大学教授)/桜井 徹 (日本大学教授) /早川 征一郎 (法政大学大原社会問題研究所教授)
片岡 曻 (京都大学名誉教授) /佐高 信 (評論家) /角瀬 保雄(法政大学名誉教授)/下山 房雄(九州大学名誉教授)/平野 毅 (静岡大学名誉教授)
鎌倉 孝夫(埼玉大学名誉教授)/辛 淑玉(人材育成コンサルタント/松井 安信(北海道大学名誉教授)
金子 勝 (立正大学教授) /芹澤 寿良(高知短期大学名誉教授)/宮田 和保(北海道教育大学教授)
鎌田 慧 (ルポライター) /立山 学 (ジャーナリスト) /村上 寛治(ジャーナリスト)
唐渡 興宜(北海道大学教授) /塚本 健 (東京大学名誉教授)/師岡 武男(評論家)
喜安 朗 (日本女子大学名誉教授)/暉峻 淑子(埼玉大学名誉教授)/山口 孝 (明治大学名誉教授)
熊沢 誠 (甲南大学教授) /戸塚 秀夫(東京大学名誉教授)
【現代労働組合研究会のHP】で紹介している先生方のメッセージを抜き書きしておきたい。
○下山房雄 「1047連絡会」の団結を基盤に勝利を!
鉄建公団訴訟闘争が切り開いた道に、潮流を越えて結集した「1047連絡会」の団結万歳! 当該三組合を始め、労働団体、民主団体が挙って支援の力を一層強め、国民各層において労組団結権蹂躙の現代社会の危うさが切実かつ広汎に自覚されるならば、JR採用差別1047名権利回復闘争に勝利できます!! 頑張りましょう!!!
○芹澤寿良
私は、想いおこして見ると、国鉄労働組合運動とのいろいろの形の関わりを持ってから半世紀以上経ちますが、苦節20年に及ぶ分割・民営化による1047名解雇反対闘争において、国労組合員の戦闘的な権利意識を自覚した297名の鉄建公団訴訟の提訴、果敢な裁判闘争による一定の価値ある判決の獲得、それを契機とする国労内部の路線の転換による不団結の克服、被解雇者の大同団結―「1047連絡会」の結成、そして、本日の画期的な全国集会が解雇当事者と家族、当該労働組合、関係支援共闘の各組織、個人の参加で開催されたことをほんとうに心から嬉しく思っています。
この「大同団結」の体制を最後まで大切にして、その力を発揮し、国鉄闘争の勝利的解決をめざしましょう。
旧国鉄労働者1047名の解雇撤回を要求するこの闘争の成否に、日本の国家・社会の未来がかかっている。憲法28条が完全に空文化し、ILO諸条約がふみにじられるような、野蛮な国家、社会の再来を許していいのか。
国鉄闘争は国民一人一人にこの問いをつきつけているのだと思う。昨年の7・15集会当時と較べれば、運動主体の側には明らかな前進がみられる。
何よりもまず、さまざまな障害をのりこえて辿りついた1047名の団結。それを宝のように大事にしながら、関連労働組合、社会運動諸団体、そして心ある市民の方々の支援の輪がひろがっていくことを心から期待する。
残念ながら、高齢化して病弱になった私にできることは僅かであるが、国鉄闘争の意義を内外の人々に伝えて、世論の力で頑迷な政府・鉄道運輸機構を包囲していくための捨て石になることはなお可能である。そのために微力をつくすことを誓ってメッセージとする。
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