下山房雄さんのページをオープン――現代労働組合研究会Ⅶ
▽追記(2015.09.30)スマホ向けHPの入り口
私が若い時代に編集に参加した本(『現代日本労働問題分析』、1983年)の著者・下山房雄さんのHPを開設した。
大きな目標は、「次世代のための労働運動ルネッサンスのページ」としている。
下山房雄のページ(現代労働組合研究会編)
下山さんは、私が担当した「賃金と社会保障」の常連執筆者だった。私個人としては、当時の「賃金論」を学んだ大先輩・執筆者だった。
『やさしい賃金教室』(1965
年,日本評論社)、『日本賃金学説史』(1966 年,日本評論社)の2冊を本屋さんで探して線を引きひき、学んだ。労働法系が主であった出版社だったので、私の周りにはこのような問題で論議するメンバーがいなく、表題どおりではなく、“むずかしかった”。
「下山さんの履歴者」(PDF)をみると、九州大学へ赴任する以前、10年間にわたり、関東(特に東京の落合?)にお住まいになっていた時期に、たびたび自宅までお伺いして、原稿(短いものでも)をいただき、「さまざまな労働組合・争議団の状況」を報告していたことを思い出す。
下山さんは、その後、九州大学を退官後、下関市立大学の学長職に就き、活躍された。
30年ぶりの再会を実現するきっかけは、石井まこと(大分大学)さんから『現代労働問題分析』(石井まこと・兵頭淳史・鬼丸朋子編著、法律文化社、2010年)を寄贈され、私のブログで紹介したことからだ。
このようなページづくりで果たすことができたのも、出版物を通じてであり、一編集者としてありがたいことだ。
《追加しました》 20140101
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