総評系(東京地評)の労働オルグを体験したおふた方が関係している本の紹介をしたい。
本によると、労働オルグは最盛期300人ほど存在したという。大不況時代なので、もう一度ナショナルセンターがこのようなオルグを雇用して、「非」正規労働者などの組織化をやったらどうか。
1冊目は『地域ユニオン・コラボレーション論 オルグから見た地域共闘とは』(小野寺忠昭著、発行・インパクト出版会、2003年)。
小野寺さんの本に関しては、インターネット上に下記の文章がある。読めるようにファイルした。
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/120225roudoukumiaiundousi.htm#organizer
1 職人気質や仁義で綴る労組論―地域・中小労組運動だからこそ・・・の目線と語り
インターナショナル第134号:2003年4月号掲載
2 労働運動再生への問題提起――「地域ユニオン・コラボレーション論」
アサート No.311(2003年10月25日) 「アサート」は、改革と民主主義をめざす「主張・参加・交流」のための情報誌です。
3 「山本崇記」制作:小野寺忠昭 『地域ユニオン・コラボレーション論』 インパクト出版会
2冊目は「管理職ユニオン」の結成から10年を経て、その運動をまとめた本=『転形期の日本労働運動――ネオ階級社会と勤勉革命』(東京管理職ユニオン、緑風出版、2003年12月)。
つづけて、「連合を担う人たちの意識と行動」の第3弾・「◆連合がわかるリスト――《3》」を以下のように掲載した。
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/120316rengounohitotati.htm
非正規労働センターについて――ふぇあわーく・つながるネット
〈非正規〉問題と社会変革――19世紀的状況における労働組合の役割(龍井 葉二) (大原社会問題研究所雑誌 No.599・600/2008.10・11より)
連合非正規労働センター総合局長。1949年東京生まれ。日本労働組合総評議会(総評)本部勤務を経て1989年から日本労働組合総連合会(連合)事務局へ。総合労働局長,総合政策局長,総合男女平等局長などを経て2007年10月から現職。著書に『「解雇・退職」対策ガイド』『働く女性のお助け本』(緑風出版・いずれも共著)。
非正規雇用問題の現状と労働組合の取り組み(龍井葉二・連合非正規労働センター総合局長、社団法人 教育文化協会)――一橋大学「連合寄付講座」(2008年度“現代労働組合論II”講義録)
総評解散で「苦労した人」が多いのかと思ったが、連合にスライドして役割を担った人も多くいたのには、少々驚いた。
いずれも「現代労働組合研究会HP」それぞれの労働組合運動史・論 に掲載した。
http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/120225roudoukumiaiundousi.htm
▽追記 2012/04/18 関連した「合同労組運動」の【書評と紹介】2本を追加しておく。
松井保彦著『合同労組運動の検証──その歴史と論理』の書評と紹介
1 高須裕彦 大原社会問題研究所雑誌 No.627/2011.1
2 呉学殊 日本労働研究雑誌、82 No. 609/April 2011
▼2012.06.29更新
3 早川征一郎 ((財)日本ILO協会編『世界の労働』2010年8月号、第60巻8号)