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2012年3月17日 (土)

「連合」の人たちの意識と行動――現代労働組合研究会Ⅵ

 やっとナショナルセンター・連合の分析の一端にたどりついた。

連合は20年前に誕生し、1000万人をめざしたが、発足時760万人から今は680万人に減らしている。

 多国籍企業化した大手企業の海外進出による海外労働者の雇用増(タイの洪水報道に見る状況ではこれほどまで影響が出るのか初めて知ったが)や正規雇用者減(日経連「新時代の『日本的経営』-挑戦すべき方向とその具体策」1995年5月)の進展による就業構造の変化が大きいともいえるが、非正規労働者の組合員化は進んでいない。

 

 連合を担った人たちの“自己実現的人生”は、2大政党によって、民主党政権をつくりだし「政労使統合社会」の実現をめざし、自らのエスタブリッシュメント的人生を完成する、そういうイメージが強い。

 

 連合のリーダーの一人の人は、下記のように語っている。

“連合は「政策制度の実現」が大きな結集軸になった。具体的な成果は省略するが、着目してほしいのは、連合は、労働分野における公労使三者構成の一角を占めるなかにあって、政府の審議会等の政策策定機関へ延べで二百数十名もの委員等を送り出すなど大きな発言力を発揮できる態勢が出来ていること。また、政策実現力との観点では、政治への関わりが極めて重要な中で、政治路線の違いを乗り越える努力を続け、二大政党的体制をめざしてきたが、今回の第45回衆議院選挙では、まさに二大政党による政権選択選挙に、全ての構成組織が一体となって取り組み、結成以来の悲願である政権交代を実現させることができた。連合の運動は着実に進んでいる”(「連合結成20周年、最大の課題は組織拡大にあり! ―山根木晴久」(連合企画局長、「労働調査 」2009年9月号)

 

 野田総理大臣は松下政経塾、古賀連合会長(松下電機労組委員長)や元官房長官・平野博文(松下電器産業従業員)と同一系列で構成している。すでに過日の「敵」はいないし、「満足化社会」の「自己実現のステージ」に立ってしまったのではないか。

 

    現代労働組合研究会HPの更新

 ◆連合がわかるリスト――《1》2012/03/16 new

  http://e-kyodo.sakura.ne.jp/roudou/120316rengounohitotati.htm

 

 「社会的セーフティネットの機能強化と労働組合の役割」(小島(おじま)茂、日本労働組合総連合会・総合政策局総合局長、『月刊労働調査』2010年05月号)

「連合結成20周年、最大の課題は組織拡大にあり!」( 山根木晴久連合企画局長、『月刊労働調査』2009・9月号)

「地域に根ざした労働運動」(大塚敏夫、連合総合組織局・総合局長、『月刊労働調査』2008年10月号)

「連合『第10次・雇用実態調査結果』から見た労働者派遣・請負に関する現状と今後の課題」(長谷川裕子、連合・総合労働局長、『月刊労働調査』2007年06月号)

 シジフォス(連合東京の人)

21世紀の日本の労働組合活動に関する調査研究Ⅰ――『非正規労働者の組織化』調査報告書」(財団法人連合総合生活開発研究所、2009年1月19日)

21世紀の日本の労働組合活動に関する調査研究Ⅱ――『地域協議会の組織と活動の現状』調査報告書」(2010年4月、財団法人 連合総合生活開発研究所)

 

  ◆連合がわかるリスト――《2》2012/03/17 new

 連合 労働運動の存在感賭け、第2期古賀丸が船出(飯田康夫)

“集団の復権”はなるか――連合の変革の可能性を探る(水谷研次)

提 言 戦後労働運動の第3の高揚期を生み出す新たな条件が生まれている(五十嵐仁)

連合運動は「社会のバリケード」になれるか―基本姿勢の転換と大企業労組の組織、運動の改革を―(芹澤寿良)

笹森清「連合運動の20年(上)」20091210日)

森清「連合運動の20年(下)」200912月25日)

連合評価委員会中間報告(2003626日)

連合結成20 周年にあたっての提言(連合第11 回定期大会、2009 10 89 日)

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