『回想の川﨑(川崎)忠文』を出版する。
私が学生時代からお世話になった川﨑忠文さんが亡くなったのは、2009年12月。諸先輩の尽力で遺稿・追悼集を編集・制作に参加した。
川﨑さんは、中央大学を卒業後、早稲田大学大学院労働法で野村平爾先生、沼田稲次郎先生などから学んだ人。
その後、東京大学職員組合書記局専従書記や文京区労働組合協議会書記局専従書記などを経験して、労働旬報社の編集部で編集者生活を経て、以下の通りの社会生活を送っている。
『回想の川﨑忠文』は、第一部が「川﨑忠文遺稿・講義録」、第二部が「川﨑忠文さんへの追悼文集」で、体裁は四六版・並製で口絵別240ページの単行本になっている。
11月末には出版されるので、出来上がり次第、PDFで読めるようにしたい。
東洋大学や中央大学で講師活動をしていたので、若い世代の教師でも会った。インターネット上の再会を望む。
川﨑忠文経歴
1934年7月21日 広島県に生まれる
1950年4月 崇徳高等学校(広島県)入学
1952年4月 兵庫県立長田高等学校に転校
1953年3月 同校卒業
1953年4月 中央大学法学部入学
1957年3月 中央大学法学部法律学科卒業
1957年4月 早稲田大学大学院法学研究科修士課程入学(労働法専修)
1959年5月 東京大学職員組合書記局専従書記(1960年12月まで)
1960年3月早稲田大学大学院法学研究科修士課程修了(労働法専修、修士論文は「職場占拠の正当性――争議権を保障するということについて」)
1961年1月 文京区労働組合協議会書記局専従書記(1962年12月まで)
1963年1月 ㈱労働旬報社社員(1972年3月まで)
1972年4月以降 フリーランサーとして書籍編集、労働組合史の編纂執筆等に従事(2007年10月まで)
1980年4月 東洋大学法学部非常勤講師(82年3月まで)、東洋大学社会学部非常勤講師(83年3月まで)
1998年4月 中央大学法学部政治学科兼任講師(2005年3月まで)
2000年4月 法政大学大原社会問題研究所嘱託研究員
2009年12月14日 東京都青梅市の自宅で死去
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