「句読点の半角モノ」・禁則処理――DTP・InDesign5において-2
大先輩の編集・校正者と組んで、四六判で240ページほどの本のDTPをすすめている。ご本人の仕事歴は、50年近い。なおかつ活版時代からの専門家。
今回の指示は、組版で本文中にたまにある「半角の句読点を全角モノにすること」、という注文。
20年ほど前から若い世代のデザイナーたちと仕事をやってきたが、月刊誌を作っている時、全ページの句読点を半角ものでゲラを出してきたことがあり、直してもらったことがある。
彼らはMACのAdobe IllustratorやQuarkで「コンピュータ関係のムック本」や「自動車関係」の若者向けの仕事を中心にやっていた。
こちらの指摘について、最初は「ポカ―ンと、全角モノになおすんですか」と顔をしていた。とにかく「ツメ打ち」がはやっていた時代だから。「おじさんに従うか」という感じだった。
今回は、「禁則処理」がされているんだということがすぐに分かったが、どうしたらいいのか模索した。
解説テキストの『演習デザインInDesignCS4』(技術評論社、2010年1月)の索引の「禁則処理」を見つけた。しかし読んでも、こちらのクエスチョンの解は書いていない。
「ニーズに応じて書いてほしいな」と不満が出てきたが、「段落」から入ることが分かった。
これがわかったので、以下のように「本文中の句読点の半角モノを全角モノ」へ変更できた。
本文中に句読点が半角になった場合→「半角前後を黒に反転して」→「書式」をクリック→「段落」をチェック→下段の方に「禁則処理」があり→「マドの“強い禁則処理”」をクリックすると「禁則を使用しない」をクリック→本文中は全角になる。
追記
ページ内で処理する方法がある。
本文中に二分になった句読点(。・、)の1行を反転して、ページTOPにある、上の縦「T」の100パーセントを拡大して、追い出す。
1行ですまない場合があるから複数行、100パーセントを拡大する。
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